「守備を免除されたスター」の時代は終わるのか 戸田和幸が語るW杯2026の新しいスター像
新R25チャンネルW杯2026直前、岸谷蘭丸さんは元日本代表の戸田和幸さんに「スター選手は何がすごいのか」「最近スターが少なくなったと言われるのはなぜか」を尋ねた。戸田さんは、メッシやマラドーナ級の選手が少ないこと自体は認める。そのうえで、スターの条件そのものが変わってきていると答えた。攻撃に専念して守備を免除される天才ではなく、チームの仕事をすべてこなし、その上で特別なものを見せる選手が新しいスターになる、というのが戸田さんの見立てである。
メッシ級の選手がいないのは今に始まった話ではない
「最近スターが少なくなった」という声について、戸田さんはまず、今のメッシと同じくらいのインパクトを残している選手はいないだろうと認める。ただし、歴史を振り返ってもそういう選手はほとんどいないとも言う。マラドーナがいて、その前にもクライフのような存在がいた。世界のフットボールは、そうした並外れた人物によって進化し、人を魅了してきたというのが戸田さんの理解である。メッシとロナウドの次はエムバペなのかもしれないとしつつ、戸田さんが強調したのは、クラブレベルでフットボールそのものが変わってきているという点だった。
役割が変わった理由:GKの攻撃参加と「マイナス1」
戸田さんは自身の現役時代を約20年前と振り返り、当時との違いの例としてゴールキーパーを挙げた。今のGKは当たり前に攻撃に参加し、近くにも遠くにもパスを出せる。そうなると、相手からボールを奪おうとするとき、仮にストライカーが守備をしなくてよいことになっていれば、GKが攻撃に加わった時点で数的にマイナス1になり、ボールは取れない。こうして一人ひとりがやらなければいけないことが変わってきた、と戸田さんは説明する。
一昔前までは、守備はしなくていい、たくさん走らなくていい、その代わりボールを渡したら仕事をしてくれ、と明確に免除される選手がいた。それで時代を作った選手もいるし、メッシは今でもそれができるのだろうと戸田さんは言う。一方でクラブレベルでは、たとえばパリ・サンジェルマンのようなチームでは全員が当たり前に走り、自陣で守備をし、そのままボールを運んで攻撃する。
デンベレのバロンドールが示すもの
戸田さんが新しいスター像の象徴として挙げたのが、昨シーズンのバロンドールを受賞したパリ・サンジェルマンのデンベレだ。デンベレはもともと驚くほどの才能があると言われながら、ポケモンGOに夢中になるような面も話題になり、走らない選手というイメージがあった(ここで出演者たちは笑っている)。そのデンベレが、誰よりも献身的にプレッシャーをかけ、戻り、動き、ボールを持てばパスをして走る。それを続けてヨーロッパの頂点に立ち、バロンドールも取った。戸田さんは、こういう選手がこれからのスーパースターの一つの新しい形ではないかと考えた。
戸田さんは、これは才能があるからこそ意味のある話だと付け加える。才能のない選手は、戸田さん自身もそうだったように、足がつるまで走るのが当たり前だった。しかし、あれだけ才能のある選手が誰よりも献身的に足を使うというのは、これまでなかなかなかったことだという。
同じことはセンターバックにも当てはまると戸田さんは話す。攻撃に参加しながらハイラインで背後のスペースもケアしなければならず、仕事量は大きく増えている。それをこなせる選手が時代とともに新しく生まれてきており、10年前の試合とは明確に違う、と戸田さんは言う。
時間と空間が狭くなるなかで求められる能力
変化の背景として、戸田さんは選手の身体能力の向上を挙げる。みんなが体を鍛え、速く走れ、高く跳べ、長く動けるようになると、ピッチ上の空間は狭くなり、プレーのための時間は短くなる。一昔前に比べて、1回のプレーで得られる時間と場所が小さくなっているため、違う能力が必要になる。わずかな時間と空間ですごいことができる選手がこれからもっと出てくるだろうし、すでにいるとも戸田さんは述べた。
デンベレの前年にロドリがバロンドールを受賞したことにも触れ、このポジションの選手が取るのは非常にまれだと指摘する。フットボールにおいて「へそ」のポジションがいかに大事かを、ロドリがスペイン代表とマンチェスター・シティで証明したからだろうと戸田さんは見ており、それも自分にとっては十分スーパースターらしいと言う。
戸田さんは今後の方向性をバスケットボールにたとえた。免除されるものがどんどん少なくなり、全員がオールラウンドにこなすのが当たり前になる。すべての水準が高いうえで、さらにどこにスペシャルなものがあるのかが求められていく。漫画に出てくるような「10番の天才」「スターは汗をかかない」という像は、今の時代にはもう当てはまらない、というのが戸田さんの立場である。
ヤマルよりオリーセ、そして「守備をしない2人」の問題
番組が用意した注目選手の資料を見ながら、戸田さんはヤマルを「めちゃめちゃすごい」と認めつつ、自分ならオリーセを挙げると言った。当たり前にやるべきことをやった上でアタックもスーパーになるので、チームの穴にならない。相手から見て「ここを突けば守備が弱い」という場所がなくなる、というのが理由だ。
エムバペについても戸田さんはすごい選手だと評価する。ただ、レアル・マドリードが不安定なときは、エムバペとヴィニシウスが2人とも出ているときが一番難しくなっているのではないかと見る。岸谷さんが「守備をしない2人ですか」と確認すると、戸田さんはそうだと答えた。
そこから戸田さんは、ストライカーに求められることも変わってきている可能性があると話す。点を取るのは特別な能力なので、それを備えた選手はいた方がいい。だからハーランドのような選手はスーパーだとなる。一方、先に話題にした選手は、点を取る能力だけで比べればやや劣るかもしれないが、トータルで見るとチームのためにさまざまなことをしており、それも新しい時代のストライカーの一つの形かもしれないという。サッカーは全員で行うスポーツなので、誰かが何かをしない場合は他の選手がカバーしなければならない。そのカバーが効くチームであれば問題ない、と戸田さんは留保も付けている。
各国の見どころ:メッシとロナウドのいる代表
優勝候補のフランスについて、戸田さんはエムバペがいるときにデンベレがどう使われるかなど、パリでの役割とは変わる部分があり、どこまで行くかは分からないと述べた。
前回王者アルゼンチンについては、メッシがさらに4歳年を重ね、できることは少なくなっているだろうと戸田さんは見る。ただ、アルゼンチンはメッシのためにチームが尽くす度合いが並外れており、試合を見ると全員がものすごく戦っている。岸谷さんが「宗教ですよね」と言うと、戸田さんも同意し、メッシだけが違うところにいると表現した。メッシが明確に失ってきているものもあるなかで、このバランスでどこまで行けるかがポイントだという。
ポルトガルのロナウドも同様で、ゴール前の駆け引きとフィニッシュは今でもすごいが、全体の運動量や連続性は落ちていると戸田さんは話す。そうした要素をトータルで見て、どのチームが強いのかがW杯の見どころになるという。
2006年ブラジルの教訓と日本のチャンス
監督がスターをどう使うかという話題では、戸田さんは2006年のブラジルを例に挙げた。カカやロナウジーニョなどバロンドール受賞者が何人もいながらバランスが取れず、うまくいかなかった。スターがいれば見る側はワクワクするし華やかだが、チームとしてきちんとプレーするにはバランスが問われる、もしくは全員でそれができるかが問われる、と戸田さんは言う。
その文脈で戸田さんは日本代表に触れ、能力の高くなった選手たちが全員でそれをできるので、日本にとってのチャンスは大きくなっていると述べた。
注目選手:ヴィティーニャ、ヌーノ・メンデス、ヴィルツ
資料にある他の選手についても話が広がった。ブラジルの選手については、特にカウンター局面での突破を評価し、チーム構成次第で来るかもしれないと戸田さんは話す。ブルーノ・フェルナンデスについては、岸谷さんが「守備もして走って汗をかいて、なおかつファンタジスタでもある現代型のスター」と表現し、戸田さんも素晴らしい選手だと応じた。リヴァプールで挑戦を続けるヴィルツがどこまで行くかも、戸田さんは個人的に楽しみにしているという。
戸田さんがさらに挙げたのがポルトガルのヴィティーニャとヌーノ・メンデスだ。ヌーノ・メンデスについて戸田さんは、サイドバックであれほど当たり前に1対1が強く、うまく、速く、インサイドも取れて点も取れる選手はいないと評価する。岸谷さんは「うますぎて萎える」「こいつがいたら勝つじゃん」と笑い、戸田さんもポルトガルにはタレントが多いと述べた。
スペインについては、戸田さんは本当にバランスがよく、隙がない、穴がないチームだと評価する。
W杯という舞台がスターを作る
戸田さんは、W杯が4年に1度しかないからこそ、そこでのパフォーマンスのインパクトは大きいと話す。クラブでの活躍に加えて、そこでもう一つすごいことを見せられるかどうか。1986年のマラドーナの5人抜きが40年経っても語られるように、伝説が残る大会だという。岸谷さんが「メッシもW杯を取って神になった」と言うと、戸田さんも同意した。新しい選手が出てくるかもしれないし、今すごい選手がもう一段上に行く可能性もある。ただし、当たり前のことを当たり前にやるという水準自体が上がっており、その上にスーパーなものがあるかが問われる時代になっている気がする、と戸田さんはまとめた。
岸谷さんはこれを受けて、今回の大会はメッシやロナウドといった「旧時代の最後の走らないスター」と、走れるようになった新しいスターたちがぶつかる大会だと整理した。戸田さんは改めてデンベレの名前を挙げ、ああいう選手が出てきて本当に良かったと話す。これだけの天才がここまでやってくれれば、世の中の監督は「デンベレが走っているんだからお前もやれ」と言えるようになる。それだけのインパクトがあると戸田さんは考えている。
「エムバペキッズ」の岸谷さんとフランスの編成
岸谷さんは自身を、2018年W杯からサッカーを見始めた「エムバペキッズ」だと話す。戸田さんはその大会でフランスがアルゼンチンを破った試合を現地で見ていたという。当時のフランスはジルーとグリーズマンが中央で、点を取る以外の仕事をほぼすべて引き受け、全員が「エムバペ行け」という形で戦っていた。戸田さんはそういうチーム編成もありだと言う。
ただ、今のフランスにはデンベレもオリーセもいて、そうはならないだろうと戸田さんは見る。そのとき最前線に誰が最適なのか。意外にテュラムが良いかもしれないとしつつ、エムバペは必ず出る。それが本当に高いレベルで融合するかが注目点で、結果として「やはりフランスは強い」となるかもしれないし、「すごい選手を並べればうまくいくわけではない」となるかもしれない。そういう見方をしても面白いと戸田さんは勧めた。
優勝予想:戸田さんはイングランドに含み、岸谷さんはスペイン
優勝予想を問われた戸田さんは、少し前まではイングランドもあるかと見ていたと答えた。ただ監督のトゥヘルがいろいろ試そうとする可能性もあると懸念を示す。代表チームはクラブのように作り込めないのが難しさで、W杯は本当に異常な舞台なので、理屈よりも情熱やモチベーション、出し切る気持ちが土台になりそうだという。それがはまればイングランドにもチャンスはあり、もちろんフランスもある。アルゼンチンはメッシのパフォーマンスが非常に重要になりそうで、ブラジルについてはどうかと思っていると述べた。スペインにもポテンシャルはあるが、センターバックがどうかという懸念がある。ユーロを制した経験値と成功体験はあるものの、W杯はまた違うとも話した。
岸谷さんは個人的な予想としてスペインを挙げ、「ペドリが全部やり、ヤマルが本物になる」という見立てを語った。一方で、アルゼンチンにも頑張ってほしいと付け加えている。
戸田さんの「現代型」ベストイレブン
最後に戸田さんは自作のベストイレブンを披露した。センターバックはアーセナルで本当にすごいという2人を選んだ。GKもアーセナルとセットにすることを考えたが、ラヤはスペイン代表ではサブなので、ピックフォードにしたという。ピックフォードについては岸谷さんも好きだと言い、2人とも、いつも余裕があり雰囲気に飲まれず楽しんでいる感じがする、メンタルが強そうだと話した。
サイドバックにはヌーノ・メンデスを入れた。戸田さんはすでにサイドバックの枠を超えた存在と言い、まずそのポジションとしてしっかり守備をしたうえで、そこからいろいろなことができて点を取るところまで行ってしまう、規格外の選手だと評価した。
中盤の中央はゲーム理解、戦術理解、ゲームコントロールを重視し、ロドリとヴィティーニャを選んだ。ヴィティーニャはサイズはないが、ドリブルもして点も取れる、これからの新しい中盤の中央の形だと戸田さんは言う。これからW杯を見る人にはポルトガルのヴィティーニャを見てほしいと勧め、ヴィティーニャが目立つチームになればポルトガルは上に行くが、中心がロナウドになったら行かないかもしれないと話した。ロナウドは最後に決める場面で仕事ができればよく、中心はヴィティーニャにしなければならないという見方だ。
ウイングにはルイス・ディアスとデンベレを選んだ。アタックの能力はもちろん、今のフットボールに即した戸田さんの定義として、戦えて走れて、前からプレスもかけて戻り、その上でチャンスを作り点も取る、という「全部当たり前にやる」選手を基準にしたという。味方に与えられるものの多さで考えたと戸田さんは説明し、「僕のスーパースターはデンベレなんで」と語った。岸谷さんが「戸田さんのスーパースターがデンベレなのはいい」と反応すると、戸田さんは「自分が監督だったら言うことを聞いてくれないと思う」と笑いを誘った。
センターフォワードはケインも考えたが、ハーランドは外せないと判断した。注目度の面でも、スピードで仕掛けてアクションを起こすときが一番すごく、クロスに合わせるのも上手になってきているので、W杯で爆発する可能性があると戸田さんは見ている。岸谷さんが、ノルウェーが守ってハーランドに蹴れば点が取れてしまうような試合もありうると言うと、戸田さんもその可能性を認め、それなりにボールも持てるチームだと付け加えた。
戸田さんはセカンドチームも用意しており、ノイアー、マルキーニョス、リース・ジェームズ、ペドリ、バルベルデ、ヤマル、アルバレスらの名前が挙がった。アルバレスが入っていることを岸谷さんは喜んでいた。
番組は、W杯を楽しもうという言葉で締めくくられた。新旧のスターがぶつかる大会で、すごい選手を並べたチームが勝つのか、それとも全員が当たり前のことをこなした上で特別なものを持つチームが勝つのか。戸田さんが示した問いの答えは、大会の結果に委ねられている。
何がすごいの?スターたちの“ツウ”な話。現代においてスター選手とは?
確かにヤマルとかめちゃめちゃすごいと思うんですけど、でも僕だったらオリーセあげます。
スターは汗かかないみたいなことよく言いますけども、今の時代はそうではないと。こういう選手が僕はこれからスーパースターの新しい形なんじゃないかなと思ったから。
なるほど。新旧の時代のスターがこうぶつかるような大会になる。どこが優勝すると思いますか?優勝。
4つ目に行かせてください。ワールドカップ直前ということで、今回からは絶対に見ておきたい、何がすごいの?スターたちの“ツウ”な話。ということでワールドカップといえば、全体だったらメッシ、エンバペといった、こういう人だよねっていうスター選手が躍動する大会かなと思うんですけど、そもそもスター選手は何がすごいのかをあんまり分かってない。
確かに。なんであんなすごいんだとか、何がスターなんだ。そう、何を持ってスターなんだっていうことをお聞きしたいなと思ってまして。まず戸田さんにとって、この現代においてスター選手とはというところ。最近スターが少なくなってるみたいな話もよくするじゃないですか。よく聞きます。ここについての戸田さんの考えもぜひ。
最近スターが少なくなったっていうのは、いわゆるメッシとか、クリスティアーノ・ロナウドとか、ロナウジーニョとか、マラドーナ、ああいうスター選手が減ってるんじゃないかみたいな。確かに今メッシと同じぐらいのインパクトを残している選手がいるかって言うと、いないでしょうね。でも俺は歴史を振り返ってもほぼいないと思います。人類史上でもいないぐらいの。
僕にとってはいつまでもマラドーナっていう人間なんですけど。あ、そうなんだ。マラドーナ。その前にもクライフもいるし、そうやって世界のフットボールってとてつもない人によって進化を遂げたり、人を魅了してきたと思うんですけど、確かにメッシ、ロナウドの次って言うと、エンバペなのかもしれませんけど、クラブレベルで見ていくとフットボールが多分また変わってきてると思うので。
何が変わってんのかって言うと、僕が現役の時なんてもう20年ぐらい前だから、今と比べたら、じゃあゴールキーパーどうですかって言ったら、もう今のゴールキーパーは当たり前に攻撃参加するじゃないですか。近くも出せる、遠くも出せる。じゃあこのボール取ろうってなったら、もしですよ、ストライカーのポジションは守備しなくていいってなったら、キーパーが入ってる時点でもうマイナス1ですから。確かに。取れるわけはねえってなるわけですよ。やることがもうすでに変わるじゃないですか。やんなきゃいけないことが変わってくるので。
そういうことか。そうするとやっぱり一昔前までだと、明確に免除されてるような、守備はしなくていいとか、たくさん走んなくていいけど、もうボール渡したら仕事してくれ、それで仕事して時代を作った人もいるし、メッシなんかは未だにそれができるんでしょうけど。
クラブレベルだと、例えばパリ・サンジェルマンみたいなとこがあったとしたら、みんな当たり前に走る、自陣で守備もする、で、そのままボール持ってってやるじゃないですか。で、バロンドールってあるじゃないですか。昨シーズン取ったのはパリのデンベレですよ。この選手も元々はとてつもない天賦の才があってって言われてて、本当に驚くぐらい才能があった。そうですよね。けど、って言われてたじゃないですか。試合にかけて、ポケモンGOやっちゃう。そう、で走んないし。
で、それがどうなったかっていうと、誰よりも献身して、プレッシャーかけて、戻って、動いて、ボール持ってパスして走ってってずっとやってて、それで頂点まで行って、ヨーロッパ取って、デンベレもバロンドール取ったんですけど、こういう選手が僕はこれからのスーパースターの1つの新しい形なんじゃないかなと思ったから。なるほど。
でもこれは天賦の才があるからこそなんですよ。天賦の才がない人は、自分もそうですけど、当たり前にそれ働かなきゃいけないから。もう本当に足が攣るまで走れっていうのは当たり前なことなんですけど、あれだけの才能ある選手が誰よりも献身して足を使うっていうのはなかなかなかったことだから。
それはセンターバックも一緒で、これだけ攻撃も参加しながらハイラインで後ろの連携しなきゃいけなくて、やることがすっごい増えてんのに、それでもフィットできる選手っていうのはやっぱ時代によってどんどん新しく作られてきていて、これはやっぱ10年前とは違うんですよ。明確に。10年前の試合見ると違うんですよ。それぐらいものすごい早いスピードで変化して。
それを変化、もしくは進化っていう向きもあるんですけど、そういう意見もありますけど、でもこれだけ体もみんな一生懸命鍛えていると、速く走れる、高く飛べる、長く動ける。こうなるとやっぱり空間が狭くなって、プレーするための時間が短くなっていくじゃないですか。そうするとやっぱり一昔前ほど1回のプレーするために得られる時間とか場所がちっちゃくなってるんで。なるほど。
なかなかやっぱり違うものが必要になってくるでしょうし、わずかな時間と空間ですごいことできる選手が、これからもっと出てくると思いますし、すでにいると思うんで。で、デンベレの前はロドリがバロンドール取ってて、このポジションが取るのもすごい稀なんですよ。いかにフットボールでへそのポジションが大事かを、ロドリがスペインとシティで証明したからだと思うんですけど。なるほど。それも僕にとっては十分スーパースターらしい。
やっぱり免除されるもの自体がどんどんなくなっていく、もしくはいろんなことをした上でスペシャルなものがどこにあるのかっていうのが多分これからどんどんもっと求められていくので、結構バスケットに似てる感じもしますし、みんなオールラウンドに当たり前にできるようになって、その全部のレベルが高いけど、さらにすごいのがあるみたいな。なるほど。
だからもう守備しないスターみたいな、スターは汗かかないみたいなことよく言いますけども、漫画とかでどうしてもありますけど、その10番の天才みたいな、もう今の時代はそうではないと。どのポジションであっても当たり前にしなきゃいけない、チームとしての仕事があって。で、ここに今回資料があって、いろんな選手が出てて、確かにヤマルとかめちゃめちゃすごいと思うんですけど、でも僕だったらオリーセあげます。オリーセ。
当たり前にやってることがあった上でアタックもスーパーになってくるから、そうすると穴じゃなくなるわけですよね。とりあえずここをついていくと相手の守備ちょっと弱いぞっていう場所はなくなってくるので。なるほど。
エンバペもすごいと思いますよ。でもやっぱりレアル・マドリードが不安定な時って、もちろんヴィニシウスも2人で出てる時が一番多分難しくなってるんですけど。守備しないやつが2人。そうです。だからこれは、ストライカーのポジションで求められることもひょっとしたら変わってきてる可能性もあるし、もちろん点を取るっていうのは特別な能力なんで、その能力が備わってる人がいる方がいいですから。
だから例えばアーリング・ハーランドみたいな選手がやっぱりスーパーだってなるんですけど、でもさっき言った選手なんかは多分点を取る能力だけで比べたらちょっと落ちると思います。でも他の部分もトータルで見ると、すっごいチームのためにいろんなことしているので、これも1つ新しい時代のストライカーの形かもしれないですし、みんなでするスポーツなんで、誰かが何かをしない場合に他でカバーをしなきゃいけないので、そのカバーが効くチームであれば良いと思いますけど。
例えばフランスはおそらく優勝候補ですけど、エンバペがいた時にデンベレの使われ方がどうかとかってなると、パリとは全然今のところ変わってたりするんで、どこまで来るか分かりませんし、前回チャンピオンのアルゼンチンが、メッシはまたさらに4歳年を取って、メッシができること自体は少なくはなってると思いますから。
アルゼンチンに関してはメッシのための献身がとてつもないんで、試合見ると半端じゃねえぐらいみんなめちゃくちゃファイトしてるんですけど。宗教ですよね。本当そうです。メッシだけ違うとこにいますから。でもメッシにできることがこのバランスでどこまで行けるかだと思うんですよ。メッシが失ってきてるものも明確にあるから。これはポルトガルも一緒かもしれません。
ロナウドも。でもゴール前の動きとフィニッシュは今でもすごいと思います。全体の量とか連続性は落ちてるから、そうやってトータルで見ていくとどこが強えのっていうのがおそらくワールドカップの見るポイントになりますし。監督たちもスターをどこで使うかみたいなのは結構。
そうっすね。だって06年のブラジルみたいに、バロンドーラーが何人もいて、カカもいてロナウジーニョもいてロビーニョもいてって、やっぱりなかなかバランスが取れなくて、うまくいかなかった例もあるし、やっぱりチームで行うものなので、スターがいた方が見る側からするとワクワクするし華やかなんですけど、でも意外にあれ、ブラジルなんか思ったようにプレーできてねえなっていうのはその大会だったりすると、やっぱりサッカーのチームを構成してきちっとプレーするために必要なものっていうのはやっぱりバランスも問われるし、もしくはみんなでそれができるかどうか。日本はみんなでできるから。能力が高くなった選手がみんなでできるから、日本にはやっぱチャンスは大きくなってるし。
ここに他にもいますよね。もすごいと思いますよ。特にカウンターの局面での突破は。だからブラジルからすると、チーム構成によっては来るかもしれないし。ブルーノ・フェルナンデスとかもね。もちろんブルーノも素晴らしいですよ。こんなのまさに現代型のスターというか、守備もして走って汗かいて、なおかつファンタジスタでもあるみたいな。
点も取れて。そこに行くかどうかが、多分ヴィルツとかが今リバプールで一生懸命チャレンジしてますけど、この選手がどこまで行くかも僕個人とするとすごく楽しみに見てるとこですかね。あと僕はヴィティーニャとかですね。ヴィティーニャ、スーパースター。ヌーノ・メンデスとか。ヌーノ・メンデス。サイドバックであんだけ当たり前に1対1めちゃくちゃ強い、うまい、速い、インサイド取れる、点取れる、こんな選手いないですから。
確かに。ヌーノ・メンデスなんか萎えちゃうんですよね、すごすぎて。ずるじゃんと思って。こいついたら勝つじゃんと思って。ずるいっすよね。ポルトガルは結構タレントがいますよ。そう、ヴィティーニャいて、ブルーノ・フェルナンデスもいて、ロナウドがいて。
でもスペインは本当にバランスいいと思いますよ。サッカーにそんなに詳しくない人もスペインは強いみたいなイメージもありそうですし。いいチームですよ。隙がない。穴がないというか。あとはこういう選手が、今ちょっと怪我してるかもしれないですけど、どのレベルでプレーするかですよね。
確かにワールドカップってやっぱ4年に1回しかないんで、そこのパフォーマンスってインパクトが大きいから、クラブレベルの活躍はあったとして、やっぱそこでもう1個すごいことが見せられると。だからマラドーナの5人抜きってずっと言われるじゃないですか。確かに。86年ですからね、あれ。あ、そっか。40年前から。そういう大会ですから。伝説が残る。
新しい人が出てくるかもしれないし、今すごい人がもう1段上に行く可能性もあるので。だってメッシはワールドカップ取って神になったわけですから。神になりました。ワールドカップ取って神になった。この中にそうなる人がいるかもしれないし、でも今やっぱり当たり前のことを当たり前にやった上でっていうレベルもどんどん上がってるし、その上にスーパーなものがあるかが問われる時代になってきてる気がします。
ああ、今回のワールドカップは、ロナウド、メッシっていう生ける伝説がいて、いわゆる旧時代の最後の走らないスターたちが、一方で走れるようになってるスターたちってのはいっぱいいると。デンベレです。デンベレ。デンベレがいて、バロンドーラーですからね。大好き。一番の。本当にああいう選手が出てきてなんか良かったなと思います。
こんな天才がこんだけやってくれたら、世の中の監督みんなデンベレを例に出していくな。あいつが走ってんならお前やれよって言えますもんね。確かに、そう言われたら走っちゃうもん。デンベレがやってんだからできるぞって言えちゃいますから。それだけのインパクトがありそうな気がしてて。
じゃあ新旧の時代のスターたちがこうぶつかるような大会になる。いや、面白いすね。おもろいな。いや、でも俺は実はエンバペキッズなんで。フランス。そっか。18年のワールドカップから見始めたんですか?エンバペ中心に。あ、僕現地で見てましたよ。え、本当ですか?フランスがアルゼンチンを粉砕した試合。
でも結局あの時のフランスはジルーとグリーズマンがど真ん中にいて、ほぼほぼ点を取る仕事じゃないことを全部していて、みんなが要はそこに献身して、エンバペ行けっていう感じでやってたんですよ。お前がやれと。そういうチーム編成はありです。そっか。
ただ今のフランスはデンベレもいる。オリーセもいる。色々いるから、そうはならないと思う。そうなった時に一番前って誰がいいのとか。なるほど。意外にテュラムの息子が良かったりするかもしれないし。でもエンバペは絶対出るんですよ。出るけど、それが本当に高いレベルで融合するかどうかを注目してもらえれば。なるほど。それでもフランス行っちゃうじゃんになるかもしれないし、やっぱりサッカーって結局すごい選手並べればうまくいくわけじゃないんだなってなるかもしれないです。そういう風に見てもらっても面白いです。
エンバペキッズの蘭丸がエンバペをどう見れるのか。めちゃめちゃすごいと思ってますよ。楽しみ。本当に楽しみ。いや、本当にね。だいぶこの動画を見てくれた人は楽しみ度が上がったんじゃないでしょうか。そうですね。
戸田さんはちなみにどこが優勝すると思いますか?ちょっと前まではイングランドあるかなとは思って見てるんですけど、監督のトゥヘルが色々やろうとする可能性もあるので。代表の難しさはクラブみたいに作り込めないから。ワールドカップって本当に異常なんですよ。だからどっちかと言うとやっぱモチベーションがベースになって、理屈より情熱と、もう出し切るっていう部分が必要になりそうな気がするんで、そこがカチッとはまったらどこかな。やっぱりイングランドもチャンスはあるし、もちろんフランスもあるし、アルゼンチンはメッシのパフォーマンスがすごく重要になりそうな気がしますけど、ブラジルはどうかなって思ってます。
まあ、確かに。あとスペインもポテンシャルあります。ただセンターバックはどうかって感じです。ただユーロは取ってるから、その経験値と成功体験があるんですけど、ワールドカップはまたちょっと違うと思うんで。
僕、ちなみに個人的な優勝予想はスペインで行かせていただきます。スペインか。ペドリが全部やるかな?ペドリか。ペドリが全部やる、ヤマルが本物になるっていう予想で行かせていただきます。本当はアルゼンチンに頑張ってほしい。楽しみな大会になると思っております。
あ、俺ベストイレブン作ってきたんすよ。あ、本当すか?じゃあ僕のと並べますか。異論は大歓迎。戸田さんイレブンになります。すいません、下はカタカナで上は英語なんですけど。もう2センターバックはすいません、アーセナルで本当にすごいから。まあすごいっすよね。いや、本当にすごいっす。キーパーもじゃあセットにしようかと思いましたけど、ラヤはスペインだとサブですからね。そうですよね。じゃあピックフォードにしたと。
なぜか2人が好きなピックフォード。あの醸し出す雰囲気は好きで。分かります。なんかいつも余裕を感じるというか、飲まれないすよね、雰囲気に。楽しんでる感じがあって。本当にメンタルが強そう。
で、サイドバックの面々ですと、すいません、パリパリになっちゃいましたね。ずるですもんね、こいつらって。サイドバックの枠をもう超えちゃってるので。サイドバックじゃなくても、ヌーノ・メンデスは飽き味になってる。大事なことは、そのポジションとしてしっかりまず守備を持っていますとか、そっからいろんなことができちゃうから点も取るとこまで行っちゃうって。点も取りますね。規格外ですね。
中盤のセンターもゲーム理解と戦術理解とゲームコントロールだったり、特にロドリはそっちですけど。ヴィティーニャはサイズないですけど、これから新しい本当に中盤のセンターの時代をこっちかな。ドリブルもするっていう。しかも点取れますもんね。
これからサッカーワールドカップで見ますって人は、ポルトガルのヴィティーニャをぜひ見てみて。この選手がやっぱりしっかり目立つようなチームにポルトガルがなれば上に行きます。それがやっぱりロナウドってなったら、行かないかもしれないです。なるほど。ロナウドは最後決めるとこでしっかり仕事ができればいいけど、中心はこっちにしなきゃいけないと思います。これからのポルトガル。やだもんな。強すぎるもんな。いや、ヴィティーニャはマジでちょっと皆さん見てほしいですね。マジ見たい。ちゃんと見たい。マジで、サッカーうまっと思ったら大体ヴィティーニャ。確かに。
ウイングはもちろんアタックの能力もそうなんですけど、今のフットボールで考えたっていう僕の定義で言うとこうかなっていう。ディアス。ルイス・ディアスと。全部当たり前にやる。なるほど。戦える、走れる、前プレスもするし戻るし、その上でチャンスも作るし点も取るっていう。へえ。全部できる人たちか。今は僕はここなんで、味方に与えられるものの多さでちょっと考えました。なるほど。すげえな。
で、同じくデンベレもそれだった。僕のスーパースターはデンベレなんで。うわあ。戸田さんのスーパースターがデンベレなのいいな。いいな。俺が監督だったら言うこと聞いてくれないと思うんですけど。ポケモンGOされちゃいます。
で、ここ実はケインも考えたんすよ。確かにケインです。そう、これはバエるやんってなって。あ、本当だ。でもハーランドは外しちゃいけないかなとも思った。確かに。まあそうですね。注目度としても。やっぱりダーンとアクション起こしてスピードで勝負してる時が一番すごいんで。で、クロス合わせるのも上手になってきてるので。へえ。ワールドカップは爆発する可能性があんじゃねえかな。楽しみ。
確かにもうノルウェーが守って、ハーランドに蹴ったら点取れちゃうみたいなゲームをする可能性あり。怖ええ、それ。いや、それマジで強いもん。で、それなりにボールも持てるからね。ちょっとすいません、これにしました。これを。文句なしに超強いイレブンということ。
実はセカンドチームもあったんですけど。ちょっとセカンドも見るだけ見してください。ノイアー、ルディガー、マルキーニョス、リース・ジェームズ、ファン・ダイク、ここに。でペドリ、バルベルデ、ヤマル、アルバレス、左でケインか。これも貼っときますね。これもお願いします。ちょっとアルバレス出てるの嬉しいわ。楽しく作ってました。いや、楽しいです。ありがとうございます。
じゃあちょっと長くなりましたが、いや本当にお会いできて光栄です。いや、ありがとうございました。ワールドカップ楽しみましょう。それでは以上であります。ありがとうございました。ありがとうございました。戸田和幸さんでした。
頑
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