サイゼリヤ「柔らかチキンのチーズ焼き」を家で再現する:トマトジュースのソースと自家製ガルムソース

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概要

サイゼリヤのチキン料理2品がグランドメニューから外れるというニュースを受けて、リュウジが「柔らかチキンのチーズ焼き」の再現に取り組んだ回である。リュウジによれば、完全になくなるわけではなく、厳密にはグランドメニューから消えて別添のメニューに残るという。リュウジはサイゼリヤ好きを自認しており、これまでに「小エビのカクテルサラダ」と「ディアボラ風チキン」の再現レシピを公開してきた。今回外れる2品のうちディアボラ風チキンはすでに再現済みのため、まだ手をつけていなかったもう1品を取り上げた。リュウジは、この料理は人気がものすごく高いわけではないとしつつ、トマトソースとチーズで柔らかいチキンを食べる一皿として自分は好きだと語り、同じように残念がっているファンに向けて作ると説明している。

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材料はチキン、チーズ、トマトジュース

主な材料は鶏もも肉、チーズ、トマトジュースの3つである。店のものにはコーンやポテトの付け合わせがあるが、リュウジは「ぶっちゃけいらない」と考えており、今回はチキンの作り方だけに絞る。

迷ったのがガルムソースの扱いだという。サイゼリヤではこの料理の鉄板の横に茶色いソースが添えられていて、少し醤油っぽい和風寄りの味がする。リュウジは、本来のガルムは魚醤のソースだと説明したうえで、かけてもかけなくてもいいものだと位置づける。それでも再現なので作ることにし、スタッフに簡単にできると答えている。

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鶏肉を開いて叩き、薄く柔らかくする

リュウジの見立てでは、サイゼリヤの鶏肉はおそらく国産ではなく、厚みのない肉だという。普段は鶏もも肉をそのまま焼くが、今回は再現を優先し、厚い部分に包丁を入れて開き、全体を薄く広げる。脂の多い部分は切ってもよく、飲食店では切ることが多いとしながらも、リュウジ自身は皮がうまいので切らずに使った。

可能であれば肉を叩くことも勧めている。叩くとサイゼリヤくらい薄く柔らかくなる効果があり、できない人はやらなくてもよいという。

下味の塩は片面ひとつまみずつ、目安は0.7%程度。ソースの味が濃いので控えめでいいという理由である。塩はあらかじめ肉に振っておく。

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ガルムソース:バター・コンソメ・醤油を煮詰める

ガルムソースは本来魚醤で作るものだが、家庭には魚醤がないだろうという前提で、家にある材料で作る。スタッフにナンプラーは使わないのかと問われたリュウジは、使ってもいいがガルムとナンプラーは少し違う、ガルムはイタリアの魚醤だからと答えている。

分量はバター10g、コンソメ小さじ半分、醤油小さじ1、水大さじ1。これを少し煮詰める。リュウジは「これが正しいかと言われたら人それぞれ思うところはあると思う」と前置きしたうえで、自分はこのソースが好きで、ディアボラ風チキンの回でも同じソースを使ったと話す。ポイントは焼いた醤油の香ばしさを加えることで、スタッフも香りがいいと反応していた。あくまでお好みの味変用で、なくても成立するソースだという。

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トマトジュースで作る濃厚トマトソース

ガルムソースを作ったフライパンを軽く洗い、トマトソースに移る。ベースはトマト缶ではなくトマトジュース200cc。トマト缶でもいいが、トマトジュースの方がサイゼリヤのチキンのソースらしくなるというのがリュウジの説明である。大容量のペットボトルのものでも問題ないという。

ここに塩ひとつまみ、鶏ガラスープの素小さじ半分(旨みのため)、砂糖小さじ半分(甘みのため)、胡椒を少し、おろしにんにく5g程度を加えて煮詰める。

リュウジがもっとも強調したのは、オリーブオイルを最初に入れないことだ。最初から油が入っていると煮詰める間にひどく跳ねるので、オイル以外の材料だけを先に煮詰め、オリーブオイルは最後に混ぜる。仕上げに小さじ2杯ほど入れると実際にパチパチと跳ね、リュウジは「これが最初から飛ぶとキッチンが汚くなるでしょ」と説明した。この作り方をしている人はあまりいないとも付け加えている。オリーブオイルは一般的なもので構わない。

砂糖は玉ねぎの代わりだという。トマトソースに玉ねぎを入れて甘みを出すことは多いが、玉ねぎを切るのは手間なので、今回は砂糖の甘さで補う。煮詰め具合の目安は、フライパンの底に線が描けるくらい。スタッフも「だいぶとろみがついた」と反応していた。

リュウジはこのトマトソースの汎用性を繰り返し強調した。ポークソテーにかけても、肉の煮込みのベースにしても使える簡易的なソースで、作り方だけでも覚えておいてほしいという。

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チキンを焼く:重しは使わず、蓋で火を通す

フライパンに軽くオリーブオイルを引き、温まりきる前に叩いて大きく広げた鶏肉を皮目から乗せる。焼き始めは全体に広がっているが、熱が通るにつれて縮んでいくという。

前の動画では重しを置いて焼いていたが、今回は使わない。その理由についてリュウジは、後で蒸し焼きにする工程があり、そこで火を通すからだと説明した。火加減は最初から最後まで中火で、ときどき箸で軽く押さえながら焼く。皮はパリパリに焼けたが、一部は少し焦げてしまった。

材料費について、リュウジはこの鶏肉が近所のスーパーで400円くらいだと話す。サイゼリヤの柔らかチキンはおそらくこの1枚の半分もない量なので、同じくらいの値段で作れるだろうと見積もっている。

皮がパリパリになったら裏返して少し焼き、蓋をして3分ほど火を通す。店ではオーブンに入れるが、今回はオーブンなしのやり方で作る。せっかく皮をパリパリにしたのに蓋をするのかという意見もあるだろうとリュウジは先回りし、どうせトマトソースとチーズをかけて焼くのでパリパリ感はそれほど残らない、ただパリパリに焼くことで香ばしさが出ると説明した。3分後に確認するとまだ生の部分があったため、さらに1分ほど加熱した。この段階では8割程度火が通っていればよく、残りはチーズを溶かす工程で火が入るという。

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ソースとチーズをのせて仕上げる

8割ほど火が通ったチキンに、トマトソースを塗るようにたっぷりかける。少し下に落ちても加熱されるので問題ない。その上にチーズをたっぷりのせる。サイゼリヤでは量が決まっているが、家で作る再現なのでもっと多くてもいいとリュウジは言う。弱めの中火にして蓋をし、蒸気でチーズを溶かしながら鶏肉に完全に火を通す。

もしバーナーがあれば、表面をあぶって焦げ目をつけると、オーブンで焼いたような店に近い見た目になる。なくても、チーズを溶かすだけで十分美味しいという。オーブンに入れて焼く方法でもよい。

盛り付けではガルムソースを横に添え、コーンを加えてサイゼリヤらしく仕上げた。家で取り分けるなら、ナイフで切るのが大変な場合はハサミで食べやすく切ると子どもでも食べやすい、という提案もあった。

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実食:トマトソースの質感とガルムソースの効果

食べたリュウジは笑いながら「これダメだ」と漏らし、チーズとトマトソースとチキンでうまくないわけがないと述べた。一方で、店の料理がすぐに出てくるのがサイゼリヤの良さだとも話しており、丁寧に作った家庭版のほうが手間をかけている点を認めている。

ソースについてリュウジは、トマト缶だと「トマトトマト」しすぎるが、トマトジュースを煮詰めると、裏ごしして煮詰めたソースのような仕上がりになると説明した。作り置きにも向くという。

続いてガルムソースを少しかけて試した。スタッフの一人は、かけた方が好きかもしれないと反応した。リュウジは、この料理はチキンのトマト焼きだが、ガルムソースをかけるとチキンステーキになる面白さがあると表現する。醤油とコンソメとバターのソースが、意外にもトマトソースと合うのがサイゼリヤのすごいところだという。別のスタッフも「かけた方が美味しい」と評価し、「サイゼってこんな美味しいの?」という声も出た。

リュウジは、ガルムソースが醤油系・魚醤系のソースだから合わせるならやはりご飯だと話し、スタッフもご飯で食べたいと同意した。最後にリュウジは「やっぱりガルムソース作ってよかった」「あった方がいい」と振り返っている。

締めくくりとして、柔らかチキンのチーズ焼きを毎回頼んでいた人も家で再現できると述べつつ、願わくはグランドメニューに復活してほしいと語った。

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おまけ:リュウジとスタッフのサイゼリヤの頼み方

本編の後は、それぞれのサイゼリヤでの過ごし方の雑談になった。リュウジは昔、マグナム(1リットルほどのワイン)を1本頼んでずっと飲んでいたという。中山競馬場前の店で、当時は1000円ちょっとで飲めたと話し、スタッフはおそらく今もそのくらいだと応じた。リュウジの定番の流れは、まず発泡ワインのランブルスコと生ハムから入り、マグナムに切り替えて飲み続けるというもので、若い頃からそれで1人3000円ほどで済んだという。柔らかチキンは550円くらいだという話も出た。

ミラノ風ドリアは看板メニューだが、リュウジ自身はまったく頼まないと冗談めかして話す。好きなのはキノコのピザで、一度なくなったが今は復活しているようだという。スタッフの一人は青豆が好きで、グリーンピースが嫌いでもあれは食べられるという話で盛り上がった。別のスタッフは、パプリカソースを使った好きな料理が今は見当たらないと残念がっていた。

リュウジは小エビのカクテルサラダを必ず頼み、メインはたいていディアボラ風チキン、最近は羊肉の料理も頼むという。千葉出身で、サイゼリヤの1号店ができた頃から通っていると話し、1号店は当初は今のように安くなく、途中から低価格路線に切り替えたと振り返った。いまだにあの値段で多様なメニューを出していることに、スタッフともども感心していた。最後にリュウジが一番好きなメニューとして挙げたのはエスカルゴで、他の店で食べても同じようにはうまくない、あれだけでワインがどんどん飲めると語って動画は終わる。