ザラ・ラーソンのロラパルーザの一日:10年分の成長、ザリガニから着想を得たルック、そして幸運なスケジュール変更

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概要

Vogueは、シカゴで行われるロラパルーザでのステージを前にしたザラ・ラーソンの8時間に密着する。中心となるテーマは、10代の頃に初めてこのフェスティバルに出演して以来、ラーソン自身がどれほど変わったと感じているかということだ。その過程でラーソンは、ヘアメイク、ステージ衣装、そして生歌へのアプローチについて語り、天候による遅延がこの日のスケジュールを大きく変えることになる。

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10年ぶりのシカゴへ

一日はホテルの部屋で、ルームサービスの朝食から始まる。あるペストリーを見てラーソンはpetit painを思い出し、英語で何と言うのか確信が持てないまま、それを「その高級版」と表現する。続いて話題は今回の旅の目的であるロラパルーザへ移る。ラーソンによれば、このフェスティバルには「10年くらい前」にも出演したという。同じ場面の後半で、ラーソンはその以前の出演を2017年だと述べている。

ラーソンはこの比較を、大人になったこととして捉えている。「あの頃の私はティーンエイジャーで、今の私は大人の女性」とラーソンは言い、いくつかの変化を挙げる。歌声が良くなったこと、ステージをより楽しめるようになったこと、そしてアーティスト性や作詞作曲、ショーづくりにより深く関わるようになったことだ。ラーソンは、観客にはその違いが「本当に、本当によくわかる」と考えており、以前のステージを観た人が今夜の観客の中にいて、ラーソン自身が「かなり大きい」と呼ぶ変化を見てくれることを願っている。

ラーソンはまた、新しいアクセサリーも披露する。まだ名前のない小さなフィギュアだ。ラーソンによれば、それは「誰かのおばあちゃんをモデルにしたもの」で、見た目がクールだと思ったうえ、「なんだか自分を思い出させる」と感じているという。

疲れた声でのウォームアップ

ラーソンは、今日は声が「ちょっと疲れている」と認めたうえで、ホテルの部屋で「a never-ending midnight sun」というフレーズを使ってウォームアップを行う。声量が上がるにつれ、ラーソンは汗をかくほどになる。ラーソンは、このウォームアップは今夜その曲を歌う本当の一回目ではない、と冗談を言い、「どうなるか見てみよう」と付け加える。

会場へ向かう前、ラーソンは今回がこの夏最大級のショーのひとつであり、ずっと楽しみにしていたものだと語る。いつも少し緊張していて、ショーが期待に応えるものになってほしいと願っていると認めつつ、その不安にすぐさまこう答える。「きっとなる。きっとなる」

ザリガニから着想を得たヘアメイク

バックステージでは、ちょうど車が停まっていた場所を通り過ぎるカートでの移動の後、ラーソンがヘアメイクのために腰を下ろす。今回のルックのインスピレーションは、オレンジのディテールが入った紫色のザリガニだ。ラーソンは、メイクアップアーティストがどうやってその画像を見つけたのかはわからないとしつつ、Pinterestのボードから来たのかもしれないと推測する。

ラーソンによれば、チームはヘアメイクについて考えすぎないという。彼らは「その瞬間を生きている」のであり、ラーソンは「ただ椅子に座っているだけ」だ。彼らのルーティンには、いくつかの具体的なこだわりがある。

  • スキンケアは軽めにとどめる。ラーソンは、部分的に「ちょっと脂っぽい肌」だと説明している。
  • 「しっかりとパウダーを重ねる」、彼らの言葉で言えば「パウダーをめちゃくちゃ」使う。
  • セッティングスプレーとプライマーは使わない。メイクアップアーティストによれば、セッティングスプレーを使わないと聞くと人々は驚くという。

ラーソンは、チームが「Y2Kでいこう」といった時代をベースにしたコンセプトから始めたことは一度もないと語る。それはスタイリストをはじめ、「私の世界をつくる」のを手伝ってくれる全員に当てはまる。懐かしさを感じさせる要素は自然に生まれるもので、多くの場合、ラーソンが子どもの頃に影響を受けたわけではないものを通じて表れる。基本となる原則はもっとシンプルで、ラーソンが本当に好きなものを選ぶこと。そしてそれは「たいていキラキラしていて、グリッターがあって、楽しいもの」だという。

ステージ衣装に求められること

ラーソンは、パフォーマンス用の衣装に求める実用的な条件を挙げる。「制限なく」踊れる快適さが必要で、両腕をまっすぐ上に上げたり、開脚をしたり、自由に動けると感じられることを求めている。また、暑くなりすぎたくないため、衣装は「できるだけ露出を多く、できるだけカラフルに」している。

色には目的がある。フェスティバルのステージにはさまざまな高さがあり、色があふれ、大勢の人がいる。それでもラーソンは目立ちたいと考えており、そのための方法は、光沢のあるキラキラした素材か、強く鮮やかな色を使うことだと語る。

バッキングトラックとピッチ補正について

ラーソンは、「個人的にはバッキングトラックを使いすぎるのは好きじゃない」と語る。ライブパフォーマンスは「いつも完璧、完璧、完璧というわけじゃない」し、ラーソンは完璧でないことを気にしていない。マイクでのピッチ補正については「最近は本当に、本当によくあること」だとし、自身も時々使っていると認める。しかし一方で、時には「それが魂を奪ってしまう」とも感じている。ラーソンはどちらかに明確な立場を取ることはなく、両方のやり方をただ説明している。

その後ラーソンは、今夜のために2本のショートパンツを見比べる。一方はより体に合い、もう一方はよりキラキラしているため、ラーソンは実際に履いてみてから選ぶことにする。

天候による遅延が、より良い出演枠に

この日の途中で、スケジュールが変更される。ラーソンの説明によれば、チームがステージに向かって歩いていたところ、誰かに呼び止められ、出演を遅らせたいかと尋ねられたという。雨が降っていたのだ。ラーソンの直後に出演予定だったリル・ウージー・ヴァートが天候による遅延のためにその出演時間に間に合わなくなり、主催者がラーソンにその枠を提案したのである。「はい、ぜひ。どうもありがとう」とラーソンは答えたと振り返る。

ラーソンは、これ以上「文字通り、ありえないくらい良かった」と語る。時間に余裕ができたことで、ヘアメイクにより多くの「愛とエネルギー」を注ぐことができ、慌てる必要もない。ラーソンは、もう一度ボーカルのウォームアップをして、それから昼寝をしようと冗談を言う。

最終ルックを解説

ラーソンは衣装を一つずつ紹介する。

  • ストライプのポロ・クロップシャツ(書き起こしではブランド名が「Euroko」のように聞こえる)。「女子旅」テーマの一部として説明されている。
  • 小さな花があしらわれたショートパンツ。
  • 「女子旅ミッドナイト・サン」ブーツ。
  • ラーソンが「私のプスプス・アンダーウェア」と呼ぶ下着。
  • モーターグローブ。女子旅テーマから来ているもので、「バイクに乗って、トラックに乗って出かける」イメージを思わせる。

ラーソンはこのルックについて、本来のMidnight Sunの美学とは少し違うものの、それでも「同じ世界の中にある」ものであり、ツアーで普段着ている衣装の「姉妹」のようなものだと語る。ラーソンはグローブを懐かしさを感じさせるアイテムとみなしており、「いい意味で、ほとんどハンナ・モンタナみたい」だとし、衣装に「ポップスター的な要素」を加えていると言う。

ツアーでのほかのルック

ラーソンは、これまでのツアー衣装もいくつか見せてくれる。

  • ロラパルーザ・ベルリン: これまでのお気に入りのひとつで、「ステージや照明の下でとても美しく映える」色を理由に選んだもの。ラーソンはデザイナー(書き起こしでは名前が「Barack」のように聞こえる)の名前を挙げ、お揃いのトップスが付いていたこと、ピンク版も作られたことを語る。
  • ノルウェー、今年最初のショー: 寒かったため、ラーソンはFancy Clubのジャケットを着用した。チームはストラップをいくつか外し、花を加えてリメイクした。
  • Agro Studioのカプリパンツ: チームが「キラキラにデコった」もの。ラーソンは、ダンスには重要な伸縮性があることを強調し、カプリパンツについて「とにかくカプリが大好き。本当に。文句ある?」と語る。さらに、デコレーションを担当しているのはスタイリストだと付け加える。

コメントを読む

ラーソンによれば、コメントを見ていると「うそ、これ私じゃん」と反応してしまうことがあるという。人々がラーソンの画像やクリップを本当にさまざまなことに使っているからだ。ラーソンが覚えているコメントの質問のひとつは、好きなポップアルバムのトップ3を尋ねるもので、ラーソンにとっては答えるのが難しかった。ラーソンが選んだのは、B'Day、Back to Basics、そしてMidnight Sunだ。

「ワンウーマンショーじゃない」

チームがステージへと降りていく中、ラーソンは、フェスティバルでも自身の単独公演でも、舞台裏でどれほど多くの仕事が行われているかについて語る。「私はただ現場に行くだけで、そこにはステージがあって、セットがあって、マイクがオンになっていて、照明がちゃんと動いている」とラーソンは言う。ラーソンは、クルーと一緒に旅をしてショーをつくり上げるのが楽しいと語り、「バックステージにいるすべての人たちがいなければ、ショーなんて本当に成り立たない」と強調する。ラーソンのまとめはこうだ。「間違いなく、ワンウーマンショーなんかじゃない」

ラーソンは観客を「ミッドナイト・サン」へと招き入れてステージの幕を開ける。パフォーマンスの最後にラーソンは観客に感謝し、この夜を「一生の思い出」と呼び、「ありがとう、シカゴ」と語る。