リュウジが「冷やしカニラーメン」を再現しながら語った、食中毒・飲食店経営・こめおとの確執

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概要

料理研究家のリュウジは、視聴者から要望の多かった「冷やしカニラーメン」を自宅で作れる形で再現した。このラーメンは、以前リュウジとコラボしたことのある料理人・こめおが麻布十番祭りの屋台で出し、食中毒を起こして営業停止になった一品である。動画は再現レシピの調理過程と、リュウジ自身がこの件や飲食業、こめおとの関係について語る話が交互に進む。リュウジは調理に入る前に「こめおが500%悪い」と前置きしつつ、食中毒という現象そのものは慎重に扱い、別の問題を「食中毒以上に問題」だと位置づけた。

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なぜ今この料理を作るのか

リュウジによれば、こめおが麻布十番祭りで出した冷やしカニラーメンが食中毒を出し、営業停止処分を受けた。その後、リュウジのもとには「何も言わないんですか」というコメントとともに、「絶対に食中毒にならない冷やしカニラーメンを作れ」という要望が多く届いたという。

リュウジはこの件についてそれまで一切言及してこなかった。理由として、徹底的に衛生管理をしても食中毒は起こりうること、特に屋台は火を通さない品が多く発生しやすいことを挙げる。過去にもキュウリの一本漬けで集団食中毒が起きた例があり、今回は「冷やし」の料理だったことも関係したのではないかとリュウジは推測している。食中毒を出して営業停止になった後も営業を続けている飲食店はあるため、食中毒そのものについて特に責めるつもりはないとした。

一方で、リュウジは1年ほどこめおと動画を出していないとも明かした。その理由は食中毒とは「また別の問題」だといい、この話は調理を進めながら語られていく。

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材料と、屋台向きだった理由

再現は、缶詰のカニほぐし身(紅ズワイガニ)を使う「カニ版」と、手軽な「カニカマ版」の2種類で行った。麺は平打ち麺が合うと考えて用意したが、中華麺でも構わないという。スープの軸はコーンクリーム缶と無調整豆乳である。こめおはもともと「冷やしトウモロコシラーメン」を作っており、それにカニを合わせたのが今回の品だとリュウジは説明する。トッピングには糸唐辛子とかいわれ大根を使う。オリジナルはソフトシェルクラブの唐揚げを乗せていたが、家庭にはないだろうとして省いた。

リュウジがこのラーメンが屋台で選ばれた理由として挙げるのは、作りやすさだ。オリジナルはスープをペットボトルで保管しており、返しと一緒にタレを仕込んでおけば、茹でて冷やした麺を入れるだけで完成する。温かいラーメンならスープをずっと温め続ける必要があるため、麺だけ茹でれば済む形にしたのではないか、とリュウジは見ている。

ただし、リュウジが特に危ないと指摘したのは豆乳だ。豆乳や豆腐は傷むとひどい腹痛を起こし、炎天下での保存にはまったく向かないという。未開封なら日持ちするが、開封すると劣化が早い。リュウジ自身は開封後数週間使うこともあるが、それは何度も確認しているからで、撮影で使ったものは開封3日目だと説明し、家庭でも自己責任で判断するよう促した。

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スープづくり:コーンクリームと豆乳

コーンクリーム缶はサラダ用の粒コーンではなく、ポタージュのように裏ごしされた状態のものを使う。180gの缶から半分の90gを器に入れ、豆乳も同量の90ccを加えて混ぜる。これだけで冷製スープの土台ができ、トウモロコシをすりつぶす手間がいらない。リュウジはこの手軽さもこめおがこの料理を選んだ理由ではないかと話す。

オリジナルを食べた人の話として、リュウジは「スープがぬるかった」という声を紹介し、しっかり冷やしていなかったのではないかと述べた。さらに、スタッフのたけしが実際にこのラーメンを食べており、ひどい腹痛になったこと、その日は冷やしトウモロコシラーメンしか食べていなかったこと、化学調味料を使っていないのでまずかったと話していたことも伝えた。最後の評価については「俺が言ったんじゃない」と念を押している。価格は2000円ほどだったようだという。

家庭で作る場合は、室内がそれほど暑くなく、スープを外に出しっぱなしにすることもないので問題ないだろうとリュウジは考えている。

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味付け:醤油と昆布だし、そして「化学調味料」

ラーメンには必ず出汁が入る。こめおに直接聞くわけにはいかないので、リュウジは推測で再現するしかない。こめおが「返し」という言葉を使っていたこと、タレの仕込み映像で醤油がかなり使われていたことから、まず醤油を小さじ2加えた。色はこれ以上濃くしない方がよいという。

この段階では出汁がなく美味しくないため、旨味を補う。カニラーメンならカニの香りを邪魔しない昆布だろうと考え、顆粒の昆布だし小さじ1を入れた。リュウジは、こめおが化学調味料を使わない「謎の縛り」をしていると評しつつ、自分ならこうすると話す。

味見すると、昆布だしの旨味だけでもかなり美味しいが、カニの旨味が足りない。そこでカニ版には紅ズワイガニのほぐし身缶(590円)を半分、カニカマ版にはカニカマ(198円)をほぐしてスープに溶かし込んだ。カニカマにはカニエキスが入っているからだという。

さらにリュウジは、こめおが嫌っている味の素を4振り入れた。加えて、魚介の臭みを和らげるホワイトペッパーを3振り(ラーメンならおそらく胡椒が入っているはずだとも言う)、冷やしラーメンは塩気が欲しくなるので塩をひとつまみ加えた。味見には洗った清潔なスプーンを使い、「今回は衛生管理もちゃんとしている」と付け加えている。

味見の段階では、カニ缶の方がカニらしい味が出るとリュウジは評価した。カニカマはスープにカニの出汁が出にくい。スタッフから「カニ雑炊の素を入れたらどうか」という案が出ると、それでもよいとしつつ、カニのエキスを使った調味料はあまり出回っていないと話した。できればカニ缶が望ましいが高価なので、カニカマでも美味しく作れるというのがリュウジの結論である。

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おせちの件:「食中毒以上に問題」

醤油を入れる場面で、リュウジはこめおと距離を置いた理由を語り始めた。生配信でも話したが、こめおの話には嘘が多いという。

きっかけはおせちだった。リュウジとこめおは同じ会社でおせちを作っており、リュウジはその会社の内部事情をよく知っている。以前こめおは、おせちを1つ売り切ったのに誤ってもう1つ(5つ、という言い方もしている)発注してしまったので何とか買ってほしい、という趣旨のツイートをした。リュウジは会社に掛け合おうかとこめおに申し出たが返事がなく、不審に思って会社に確認すると「ちょっと話が違う」と言われたという。リュウジは、自分たちの仕組みでそのような発注はありえないと話す。

ここでリュウジは慎重な言い方をしている。業者とこめおのどちらかが嘘をついているが、業者には嘘をつくメリットがないので、こめおの方だと思う、というのはあくまでリュウジの推測だ。自分の誤解かもしれないので、違うならこめおの口から説明してほしいとも述べた。リュウジはお客さんに嘘をついてお金を取ることが一番嫌いだといい、この件を食中毒以上に問題だと考えている。今も返事はない。ただ、以前会った際にこめおから土下座をされたことがあるという。何についての土下座かは聞かなかった。後で明るみに出るだろうから、自分から言った方がいいとリュウジは話した。

リュウジはおせちの会社に対し、嘘つきと組むなら自分はやらないとはっきり伝え、こめおとの取引を切らせたという。一緒にされてしまうので、インフルエンサーと組むときは事前に自分に一言言うこと、信用のある相手とだけ仕事をすることを求めた。これは自分と取引するどの会社にも言っていることだという。相手がクリーンかどうか会社が判断できないなら、自分が見て理由とともに伝える、とも話した。インフルエンサーと組めば「あいつとやっている会社だ」と見られるので、企業にとっても難しいことだとリュウジは述べる。自分は真面目すぎて敵が多いと笑いながら認めつつ、正しい商売をしていると思う、と語った。

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リュウジが飲食店をやらない理由

スープを冷蔵庫で「キンキン」に冷やしている間、リュウジは自分が飲食店を経営しない理由を説明した。ぬるいスープは美味しくないと言われるうえ、衛生的にも良くないので、しっかり冷やすことが重要だという。

リュウジによれば、老舗でも食中毒を起こしたことはある。店の名前が出るのが普通だが、オーナーやシェフが有名だと、その人が槍玉に挙げられる。食中毒だけでなく、店員の態度へのクレームなども今はすべて取り沙汰され、自分が責任を負うことになる。リュウジの本業はレシピ作成と動画撮影で、飲食はサブビジネスにすぎない。自分が運営する店で何か起これば本体の会社に迷惑がかかるため、リスクヘッジとして自分の名前では店をやらないと決めている。チェーン店の監修はするが、自分では運営しない。

もし店をやるなら名前を隠してやる、と昔から言っているとリュウジは話した。名前で集客するのではなく、美味しさで客を呼びたいからだという。もしかしたら視聴者もリュウジの店で食べているかもしれない、と冗談めかして付け加えた。

17:12

コーンクリーム缶なら一年中作れる

麺を茹でる段階で、リュウジは冷やしトウモロコシラーメンの手軽さに話を戻した。コーンクリーム缶は旬に関係なく一年中売っているので、コーンクリームとコーンの缶詰があればいつでも作れる。今回はカニを入れたが、カニなしでもかなり美味しいと思うという。シーフードミックスやほぐした魚、カリッと焼いたベーコンに置き換えても合うとリュウジは提案した。

17:54

原因菌についての報道と、屋台での自分のやり方

続いてリュウジは、報道されている原因に触れた。サルモネラ菌に加えて、川魚などから出る菌も検出されているらしいという。そのため、仕込みを行った店(リュウジたちが以前行ったことのある店)の菌が混入したのではないかと言われている、と紹介した。まな板などを介して付着することはあり、屋台をやっていれば起こりうることだとリュウジは話す。

リュウジ自身も屋台に出ることはあるが、その場での調理はほとんどさせていない。セントラルキッチンで作った冷凍カレーをそのまま届け、パッケージごと温めて提供する程度だという。自分で作る場合は唐揚げにする。高温でしっかり揚げれば食中毒にならないからだ。

こめお側の説明がどこまで本当かは分からないが、食中毒自体はありうることだとリュウジは認める。ただ、お客さんへの嘘で稼ぐのは良くないので、おせちの件については弁明がほしいと繰り返した。

19:20

「ブレイキングダウン界隈」への見方

ここからは自分の推測だと断ったうえで、リュウジはこめおの周囲について語った。ブレイキングダウン界隈には「バズればいい」という感覚が非常に強く、バズるためなら多少の嘘も構わない、嘘も方便だと考える人が多いという。リュウジはそのやり方が大嫌いで、以前こめおに「付き合う人を選んだ方がいい」と伝えたが、こめおは付き合いをやめなかった。その結果が今回のことにつながっているのではないか、とリュウジは見ている。

こめおにはコンサルがついており、こめお自身の指示なのかコンサルの指示なのかは分からないとも述べた。こうした動画を出せば自分にも問題が降りかかるかもしれないが、構わないという。トーク中心でみんなレシピをあまり見ていないのでは、と自嘲しつつ、それでもこのやり方なら食中毒にはならないと話した。

22:05

麺を冷やして盛り付ける

平打ち麺を3分40秒ほど茹で、ザルにあけて水道水で洗い、氷水で締める。リュウジは、屋台で茹でたての麺をその場でこうやって冷やせていたのかは疑問だと述べた。茹でて冷やしておいた麺を使っていたのかもしれないが、分からない。その場で茹でれば安全だという。

そのうえで、飲食に関わるなら全うでなければならない、と強調した。胡散臭い人の料理は食べたくないだろうし、客は信用して食べに来てくれるのだから嘘を言ってはいけない。自分は店を持っていないが飲食の仕事もしているので、そう考えると話した。

水気をよく切った麺を冷えたスープと和える。豆乳とコーンでスープはややドロっと重たく、麺によく絡む。盛り付けはカニ版にはほぐし身を贅沢に乗せ、かいわれ大根、好みで粒コーンを添える。カニカマ版にはカニカマを大きく乗せる。こめおは糸唐辛子を使っていたので、それを乗せると見栄えがよくなる。仕上げに食べるラー油を散らす。オリジナルはフライドオニオンなどが入った赤いソースを使っていたため、その代わりだという。オリジナルにかいわれが使われていたかは、画像が少なくてよく分からないとリュウジは話している。

25:53

試食:カニとカニカマ、そして「カニじゃない方がうまい」

まずカニカマ版を試食した。スタッフは担々麺のような味だと評し、リュウジはラー油と豆乳のためだと応じつつ、トウモロコシの存在感が強いと話した。重いかと思ったが全然いける、食べるラー油がポイントになっている、ラー油を抜けば子どもも好きな味だろう、という感想が出た。リュウジはカニカマ版ならいりこなど魚の出汁を足してもいいと提案しつつ、このままでも好きだと述べた。

次にカニ版。缶の汁も少し入っているので、カニの味ははっきり出るとリュウジは言う。カニ好きのリュウジはこちらが断然好みだったが、スタッフの中にはカニカマ版の方が好きだという声もあった。

ただ、リュウジの最終的な評価は少し違う。おそらくカニを使わない方が美味しい、とリュウジは話した。今回は昆布だしだけだが、ベーコンなどに替え、鶏と昆布、鶏とカツオといった出汁で味をつけた方が自分は好きだという。カニとトウモロコシはそれほど相性が良くないのではないか、とも述べ、普通のスープで冷やしトウモロコシラーメンを作りたくなったと語った。それでもスープは美味しく、かなり飲んでしまったという。

リュウジはこの料理を二度とやらないだろうと話した。自分ならやらないし、出せば炎上すると思うからだ。冷やしカニラーメンを食べたい人は自分のレシピで作ってほしい、と述べている。

最後にリュウジはこめおに向けて、料理だけで勝負しろと呼びかけた。周りにいるのは料理の人ではなくブレイキングダウンの人たちで、料理はバズればいいというものではない。自分も「バズればいい」と口にはしているが、作りやすさや美味しさは最低限担保している。だからこめおにも料理に打ち込んでほしい、というのがこの動画の結びだった。