本場中国の料理人はクックドゥをどう評価したか:味坊の厨房で作った3品の試食会

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概要

料理研究家リュウジのチャンネルが味の素「クックドゥ」の案件として公開した動画である。前回は中華料理店「味坊」で本場の料理を食べた。今回はその続編で、同店の料理人やスタッフにクックドゥを食べてもらい、率直な感想を聞く。打ち合わせはしておらず、普通に感想を言ってほしいと頼んであるとリュウジは説明する。調理はクックドゥの開発に携わる朝さんが担当し、味坊の厨房を借りて「Cook Do 青椒肉絲」「極(プレミアム)麻辣麻婆豆腐」「極(プレミアム)麻辣回鍋肉」の3品を作った。料理長ともう一人の参加者はクックドゥを食べたことがないという。朝さんは「絶対に美味しいと言わせたい」と意気込んで調理に入った。

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青椒肉絲:家庭向けの手順を店の中華鍋で再現する

最初は通常版の青椒肉絲である。朝さんは店のやり方ではなく、パッケージ裏の家庭向けの作り方で作る。リュウジも「パッケージ裏の作り方でやらないとダメだ」と念を押した。材料は生姜焼き用の豚ロースを千切りにしたもの、ピーマン6個、千切りの水煮たけのこである。

まず豚肉に片栗粉大さじ1をまぶす。料理長は前回、水溶き片栗粉を使っていたが、今回は粉のままだ。朝さんによれば、家庭では水溶き片栗粉は使いにくい。また生姜焼き用のロースはやや硬いので、しっかり膜を作ってから加熱するという。

クックドゥは作る順番も大事にしており、肉ではなくピーマンとたけのこから炒める。店の火口は強力で、リュウジは「ほぼ弱火で家庭の強火くらい」だと横から助言した。油は家庭なら大さじ1だが、中華鍋なので少し多めに入れた。野菜をさっと炒めて一度皿に上げ、改めて油を入れて豚肉を炒める。家庭なら店ほど鍋を振らなくてよい。赤身の多い肉なので、全体が白くなる程度で止め、炒めすぎないのがよいという。

ここで朝さんは、袋の片側を開けてから反対側を開けるのが公式の開け方だと紹介した。手順のポイントは、タレをまず肉に絡めてから野菜を戻すことだ。こうすると全体にまんべんなく味が行き渡るという。リュウジが「中華鍋で作ったからうまい、ということではないんですね」と聞くと、朝さんはタレが美味しいのだと答えた。

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極(プレミアム)麻辣麻婆豆腐:自社工場の発酵調味料

2品目はプレミアムの麻辣麻婆豆腐である。料理長は木綿豆腐を使っていたが、朝さんは絹豆腐を選んだ。日本人は絹を好む人が多く、口当たりもよいからだという。

油大さじ1で豚ひき肉100gを炒める。焼きつけるように火を入れ、少し焦げつかせたほうが味に複雑さが出ると朝さんは言う。料理長はいろいろな調味料を加えていたが、それらはプレミアム麻婆のソースに含まれている。朝さんによれば、豆板醤は郫県豆板醤の流れをくむ熟成タイプだ。コクが出つつ赤い色が残るよう、短い期間で発酵させている。しかも自社工場で作っているという。リュウジはこれを知らず、「そういうのもちゃんと言ってください」と返した。豆豉も自社工場製で、豆板醤、甜麺醤、豆豉、そら豆味噌を自社で作っていると朝さんは説明した。

ひき肉に焼き色がついたらソースを絡め、すぐ豆腐を入れる。余裕があれば豆腐を油通しや下処理しておくと身が締まり、味もしみやすく、水分も抜けるという。今回は火力が強いので省いたが、家庭ではやったほうがよいと朝さんは勧める。水は加えず、タレだけで仕上げられる。最後に食感を残すためのみじん切りの長ネギを入れて完成した。重い中華鍋を振り続けた朝さんの腕は限界に近かったようだ。リュウジも「俺の腕じゃ無理だ」と言うほどだった。

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極(プレミアム)麻辣回鍋肉:キャベツを使わない本場寄りの設計

3品目はプレミアムの麻辣回鍋肉で、豚バラ肉250gを使う。今回は厚めの肉を用意したが、薄切りでも問題ないという。料理長は肉を一度茹でてから切っていた。クックドゥのレシピは家庭を意識し、生肉をそのまま炒める。

野菜は、くし切りの玉ねぎ100gと、斜め薄切りの長ネギ1本である。キャベツは使わない。朝さんの説明では、本場で使う葉ニンニク類は日本では手に入りにくいため、玉ねぎと長ネギで代用している。まず玉ねぎだけを透き通るまで炒めて取り出す。次に豚肉と長ネギを同時に炒め、ネギで豚肉の臭みを消す。家庭で豚バラを使う場合は10cm幅ほどに大きく切ると食べごたえが出る。通常版の回鍋肉では5cmと書いているが、こちらは10cmで切ってほしいという。厚い肉は焼きすぎると硬くなる。そのため、ソースを入れた後の加熱も見込んで早めに切り上げた。

ソースには豆板醤、甜麺醤、豆豉が入る。さらに香りづけに特製ラー油と花椒油を使い、スパイシーな香りのために五香粉も少し加えている。八角の香りも少しつけているという。料理長の回鍋肉にも少し痺れと甘みがあり、方向性は麻辣回鍋肉に近かった。リュウジと朝さんは、それと比べられることにどきどきしていた。最後に玉ねぎを戻して軽く絡め、完成となった。

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試食①青椒肉絲:「母の味」に近い家庭の味

試食したのは料理長、社長、店長らである。最初の青椒肉絲には「美味しい」という声が続いた。クックドゥを初めて食べた参加者は「意外ですね」と反応した。

ある参加者は「お母さんの味に似ている」と表現し、家庭の味で食べやすいと話した。リュウジはこれを「めっちゃいいコメント」と受け止めた。作り方も簡単で誰でもできる。一方で店の料理は「店の味」だ、という対比も語られた。店の料理のほうが好みだとしつつ、これも美味しいと述べる声もあった。食べる前は心配だったが意外とよかった、という感想も出て、朝さんは感極まった様子を見せた。

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試食②プレミアム麻婆豆腐:辛さ・痺れ・油の量のバランス

ここからはプレミアム版で、店を意識した味になると朝さんは前置きした。麻婆豆腐ではまず香りが評価された。辛さと痺れのバランスがちょうどよいという声が重なった。

参加者の一人は、オイルの量が計算されていると指摘した。赤い油が浮くくらいの量が狙いどおりなのかとリュウジが確かめると、朝さんは肯定した。通常のシリーズはそこまで油を入れないが、プレミアムシリーズはソースにラー油と花椒が入っているという。「ご飯が欲しい」「レベルが高い」という感想も出た。リュウジは、店の料理を食べていた時はこの展開を予想していなかったと話した。店の料理があまりに美味しく、不安だったからだという。

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試食③プレミアム回鍋肉:日本向けの甘みと、店主のアレンジ案

かなり創作の要素が入っているという回鍋肉も、「タレがすごく美味しい」と好評だった。朝さんはこう説明した。現地で食べた辣醤や豆豉はキリッとして甘みがなかった。そこで日本向けに甜麺醤を少し加え、黒酢も強すぎない程度に入れて調整している。料理長は、店のある料理に似ていると述べた。

店長は、白菜と一緒に食べたら自分は大好きだと話した。その場ではアレンジレシピとして持ち帰る話も出た。初めて食べた参加者も「全然いける」と評価した。

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改善点として挙がった「家庭の火力」と「味の薄さ」

リュウジは、もっとこうしたら良くなるという点はないかと尋ねた。ある参加者は、最初の2品は自分には十分よいとした。そのうえでプレミアムについて、家庭の弱い火力では香りを十分に引き出せないと指摘した。中華鍋と業務用コンロがないと水分が出てしまう、という趣旨である。仕上げ後に少し置くことにも触れ、リュウジは「ディレクションだけでやれそう」と応じた。朝さんは参考にしたいと礼を述べた。

料理長は、開発がすごいと感心したと語った。プロの自分から見ても味はよいと思うという。ただし、ある品は少し味が薄く感じたとも述べた。それでも家庭向けならまったく問題ないという。何も考えずに一生懸命美味しく作るのがお母さんの味で、家族が子どもと一緒に白米をもりもり食べられる味だ、という見方である。朝さんはこれを貴重な意見として受け止めた。

もう一人の参加者は、青椒肉絲も麻婆のソースも家で簡単に作れて便利だと評価した。家ではこのレベルの料理はなかなか作れない。だからこそ、家庭でこの水準の料理ができればみんな嬉しいのではないか、と話した。リュウジは、中国の人にそう言ってもらえるのは嬉しいと応じた。店の料理を食べながら2人で「大丈夫かな」と心配していたことも明かした。

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結論:「合格」、町の店より上という声も

リュウジは、本場中国の人にクックドゥを食べさせた結果は「美味しい」であり、おおむね合格だとまとめた。参加者も「全然いい」と同意した。さらに、町には多くの中華料理店があるが、これより美味しく作れない店も結構ある、という趣旨の発言もあった。

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締めくくり:料理長の店の料理を再び味わう

最後に、料理長の店の料理をもう一品ずつ味わう場面があった。一品目は、乾物を戻して煮込み、味を含ませてから細かく切った食材を使う料理である。生の状態を戻して使うのが難しく、手間がかかると料理長は説明した。リュウジは「こんなに噛み切りやすくなるんだ」「肉っぽい」と驚いた。そのうえで、こうした高級路線の料理はクックドゥではやらないだろうと話した。

もう一品は、ヒレ肉を使った柔らかい肉料理である。料理長によれば、肉の質が決め手だという。リュウジは長ネギの甘さと肉の柔らかさ、野菜のシャキシャキ感を挙げた。中華料理は何品も食べるので味が強すぎると多く食べられない。しかしこの料理は満足感がありつつ、もっと食べたくなる味付けだと評価した。動画は、気になったら味坊に食べに来てほしいという呼びかけで終わった。