4年かけて作った「揺らさない」スポーツブラN7の再販と改良点

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概要

フィットネス系YouTuberの加藤ひなた(ひなちゃんねる)が、自身で開発したスポーツブラ「N7」の再販を告知した動画である。N7は2〜3年前に一度発売され、そこから寄せられた声をもとに作り直されたという。動画では、なぜこの商品を作ったのか、何を改良したのか、どう着てどう洗うのか、サイズ選びで何に注意すべきかが語られる。加藤の立場ははっきりしていて、運動中の胸は「押さえつけること」よりも「揺らさないこと」を優先して守るべきだというものである。

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クーパー靭帯を守るハイサポートのスポブラ

加藤はN7を、クーパー靭帯をハイサポートで守るスポーツブラだと説明する。動画の冒頭では、胸を手でぎゅっと押さえると揺れが止まる様子を見せ、胸の上部の皮膚の動きに注目してほしいと呼びかけている。加藤によれば、揺れによってクーパー靭帯が伸びていくと胸が垂れる原因になる。軽い運動でも胸は3方向に揺れているので、バストアップに取り組んでいる人、垂れたくない人、成長期の子どもにとってスポーツブラは大切だという。縄跳びやHIITのような激しめの運動ではなおさらである。

ハイサポートをうたうスポーツブラを使っても、体に合っていなければ意味がないとも加藤は話す。たとえばAカップの人がCカップ用を使えば揺れてしまう。その人に合ったスポーツブラは実際にはほとんど見つからない、というのが加藤の実感で、それがN7を4年かけて作った理由として語られる。

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縄跳びで負ったやけどの経験

開発の出発点として、加藤は自分の過去を話している。もともとは今より20kg重く、当時はモーニング娘。のオーディションなどを目指していた。そのころ最も取り組んでいた有酸素運動が縄跳びで、加藤は縄跳びを全身がきれいに落ちる運動だと考えていた。

ただし縄跳びは胸がとても揺れる。当時の加藤はほぼBカップで、バストアップもしたかったため、揺れで垂れることを強く避けたかった。そこでワイヤー入りのブラジャーの上にスポーツブラを重ね、きつく押さえた状態で縄跳びをしていた。最初は揺れなくて満足していたが、汗をかいて擦れ、布がよれていくうちにワイヤーが飛び出し、肌とワイヤーがこすれて大やけどを負ったという。動画ではその痕も見せていて、今でもコンプレックスだと語る。きれいになろうと頑張っていたのに肌を傷つけてしまい、その努力が無駄だったように感じてひどく落ち込んだそうだ。

その後も揺れないスポーツブラを探し続けたが見つからなかった。そこでYouTubeで得た収入を使い、自分で開発することにしたという。

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試作の繰り返しと最初の発売

開発を始めたのは2018年で、完成まで4年かかったと加藤は話す。最初に上がってきた試作品はさらしのようなものだった。生地を扱う人たちの専門用語が分からず、うまく伝えられないので、イラストを描いて説明したという。コルセットのようにいろいろなサイズに調整できるものを作りたい、と伝えては作り直し、また話し合うことを繰り返した。生地にもこだわって作ったという。

2年前の発売時には1万枚がすぐに完売し、「作ってくれてありがとう」というコメントが多く届いたと加藤は振り返る。物を作るうえで変えてはいけないのは、売る側と買う側の双方が得をする「ウィンウィン」であることで、使った人に「本当に助かった」と思ってもらえる商品を作りたいという。その考えからバストを守るブランドを立ち上げ、N7はその1商品目になった。

一方で、良い口コミばかりではなかったことも加藤は正直に話している。ハイサポートな分だけ着づらい、脇が擦れて痛い、ワンサイズしかなくて合わせにくい、といった声があった。今回のバージョンアップはそれらを受け止めて行ったという。

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各パーツに込めた設計意図

加藤は部位ごとにこだわりを説明している。

肩のストラップは太く作った。細いと負担が集中して肩が痛くなるためである。加藤によれば、バストアップの観点では締め付けすぎるとバストに栄養が届きにくくなるので、その点も考えて太くした。素材を柔らかくしたのも負担をかけすぎないためで、太さがある分、持ち上げる効果もあると説明する。

背中は葉っぱのような形になっている。スタイルがよく見えることと、汗でこもらないことを両立させるためで、大部分が開いている。それでもストラップと下のベルトが支えるので、揺れは問題ないという。背中の生地には速乾性の高いパワーネットを使い、カットラインや背骨の部分もまっすぐ見えるように設計した。

アンダーのベルトは肋骨を軽く締める作りにした。加藤によれば、肋骨は締めすぎてはいけないが、軽く締めると呼吸の仕方が分かりやすくなる。

サイズ調整は前面のリボンで行う。リボンには靴紐を使っている。靴紐はなかなか壊れないので耐久性があり、見た目もスポーティーでカジュアルになるというのが選んだ理由だ。緩くすることも、きつく締めてハイサポートにすることもできる。

パッドはさらしと厚めのパッドを組み合わせた作りで、バスト商品を専門に作り続けている工場で製造している。その工場にしか頼めないため、生産に時間がかかっているという。

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白の生地とタグ

タグにはハイブランドが使っているものと同じ種類を採用した。サポート力だけでなく、見た目からもモチベーションを上げてほしいという理由である。

新色のホワイトは真っ白ではなく、日本人の肌に合うベージュ寄りのオフホワイトだ。色はカラーコーディネーターと何度も話し合って決めたという。加藤は届いたDMをすべて読んでいるそうで、ホワイトを買った人からは、ホームページの画像より実物のほうがずっと可愛かった、黒と白の両方を買ったが白が特に可愛い、といった感想が多いと紹介している。紐は2色付いてくるので組み替えて楽しめる。

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今回のバージョンアップの中身

改良点として、加藤は次のものを挙げている。

  1. パッド:少し厚くした。何度も洗濯して長く使う人がずっと使えるようにするためで、さらにハイサポートにする狙いもある。加藤によれば、着用時の感覚は縄跳びをしながら手で胸を支えているのに近い。脂肪の部分は揺れるが、支えられているのでクーパー靭帯が伸びにくいという。加藤はクーパー靭帯をゴムにたとえ、一度伸びると元に戻りにくい、ほとんど戻らないと言われていると説明している。
  2. 生地と脇の高さ:N7は部分ごとに異なる生地をつないで作っている。ハイサポートにするため脇を高くしていたが、擦れて痛いという声があったため、脇の部分を少し下げ、生地を微調整した。脇や周辺の肉を中に収めやすい作りにしたという。
  3. プリント:表と裏のプリントを、汗にも洗濯にも強いものに変えた。
  4. タグ:前述のとおり、ハイブランドが使うタグに変えた。
  5. 箱:サイズの異なる箱を比べて選び直した。箱に書かれた英語にも意味を込め、加藤のことを知らずに手に取った人にも商品の意図が伝わるようにしたという。届いた瞬間に宝物だと思ってもらえるように、という願いを込めたそうだ。
  6. ホームページ:全面的に作り直した。

ホームページについて、加藤はダイエットやトレーニングと同じ考え方を当てはめている。お尻のトレーニングでも、目的を理解してやる場合と何となくやる場合とでは効かせ方も、モチベーションも、続けやすさも違うという。そこで、なぜこのスポーツブラを着けるべきか、なぜクーパー靭帯を守るべきかを自分で書き下ろして詳しく載せたと話す。N7を「任せたよ」という気持ちで送り出している、とも語り、バストアップに取り組む人ほど運動中の胸は守ったほうがいいと強調している。

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正しい着方

ここからは視聴者の質問に答える形になる。

まず着方である。ハイサポートでかなりきつく作ってあるので、上からかぶって着てほしいと加藤は言う。肩は柔らかく動かせるし、骨盤のほうが肩より広い人も多いので、上からのほうが安全だという理由だ。無理に下から通すと生地を傷める恐れがあるとも話す。

手順としては、まず腕を通し、胸の肉を寄せてからリボンを締める。ハイサポートにしたいときは下から引き上げるようにして締めると揺れなくなり、谷間も隠れる。リボンを結んだあと、肉を中に収めながらベルトを持って下げると正しい着け方になると加藤は説明し、実際に動いて揺れないことを見せている。

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洗濯と寿命

加藤自身はほぼ毎日使っていて、ネットに入れて洗濯機にも乾燥機にもかけているという。そのうえで「正直に言いたい」と前置きし、新品のハイサポートな状態を保てるのはおよそ1年だと話す。1年でだめになるという意味ではなく、1年後も洗濯機や乾燥機を使いながら着られるが、ゴム部分などのよれは出てくるということだ。

丁寧に扱いたい人は手洗いでよく、乾きやすく作ってあるので浴室乾燥も使える。おすすめとして、水に粉を入れて5分つけておくだけで下着も洗えるという洗剤を画面で紹介している。今回はパッドを厚くするなど、洗濯してもよれにくくハイサポートを保てるように改良しているので、大切に使えば長く着られるだろうと加藤は見ている。

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運動以外で着けてもよいか

ヨガや筋トレでも問題なく、普通のスポーツブラと同じように着けられると加藤は答える。紐の締め具合で緩さを調整できるので、使い勝手が良いと考えている。

仕事や学校、アルバイトのときにも着けてよいかという質問に対しては、ふだんはワイヤー入りの下着で形を整えてほしいというのが加藤の考えだ。バストアップの面でも、形を整える下着にはそれなりの役割があるという。ただし、体育の授業がある日や、宅配の仕事のように人より多く動く場面では、通常の下着では支えきれない揺れがあるので、N7を着けるのを勧めるし、加藤自身もそうしていると話す。

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「押しつぶす」ことへの懸念

胸を押しつぶして問題ないのかという質問が2件ほど届いたという。加藤の説明では、N7はハイサポートで胸をぎゅっと押さえて持ち上げる感覚になるが、上部がパワーネットなので完全に押しつぶすわけではない。形を保ちながら、上の部分でふっくらと支え続ける構造になっているという。下側は押さえる形になるとも認めている。

そのうえで加藤は、押しつぶすことよりも揺れのほうがずっと心配だと述べる。これは自分でも使いたくて作った人間としての個人的な意見だと断っている。バストアップのためにボディメイクを続けていて、それでもきれいな胸を作れているので、自分には問題がなかったという。むしろ普通のスポーツブラのほうが怖いと感じていて、自分の体で証明している、という言い方をしている。

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サイズ選びの注意と大きいサイズの開発

最も注意してほしい点として、加藤はサイズを挙げる。推奨はふだんのブラジャーでAカップからEカップ、アンダー62.5〜77.5cmだ。加藤自身はアンダー70〜75のEカップで、下着はEとFを使っているという。

ただし骨格には個人差があるので、Eカップでアンダー75以上の人は買わないでほしいと、繰り返し強い調子で伝えている。無理に着ると脇や肉があふれ出て擦れの原因になり、胸が大きい人はさらにあふれてしまうからだ。サイズの合わない下着を着けないのと同じで、スポーツブラでもサイズ違いはよくないという。Eカップのアンダー75で細身ではない人も、大きいサイズを待ってほしいと話す。加藤自身も6kg太ったときはきつかったそうで、普通のスポーツブラとは別物だと考えてほしいとしている。

大きいサイズは現在制作中で、ハイサポートの性能はすでに完成しており、残りはデザインとサイズを決めるだけだという。発売は早ければ年内、遅くとも1月ごろになるだろうと加藤は見込んでいる。ただし本人も「多分」と繰り返しており、確定した予定ではない。

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今後のブランドの展開

届く紐は2色で、服が2着届くのではなく紐が2本付いてくるという意味だと加藤は念を押している。市販の靴紐に替えてもよいので、自由に楽しんでほしいという。

N7はバストを守るブランドとして、今後も使う人が助かる商品を作っていきたいと加藤は話す。次に開発しているのはナイトブラと補整下着だ。自分がバストアップを続けてきた経験から、本当に大切だったことをすべて詰め込みたいと考えているが、それがとても難しく、何度もやり直している。もしかしたら作れないかもしれない、そのときは「頑張ったな」と言ってほしい、とも語っている。

大きいサイズや新商品の情報は、ひなちゃんねるのアカウントではなくN7のInstagramで最初に発信するという。N7をフォローして待っている人は、友達でいえば親友のような存在だと感じているからだと加藤は説明する。いつも売り切れで買えない人には、そちらをフォローして待っていてほしいと呼びかけ、N7がストレスなく運動を楽しめる毎日に寄り添えたらうれしいと述べて動画を締めくくっている。