リュウジが「炎上」したローソン弁当2種を食べ比べ、甘塩鮭で「ジェネリックぼだっこ」を作る

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概要

ローソンが発売した、具を一品だけにした弁当2種がSNSで炎上した。「人間の尊厳を傷つけられている」という批判まで出たという。料理研究家のリュウジは、なぜ炎上するのか分からないと言いながら2種を買って試食した。その結果、片方は高く評価し、もう片方は厳しく批判した。さらに、批判した弁当の問題点を自分で補う「ジェネリックぼだっこ」も作っている。

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炎上した2つの弁当

買ってきたのは「1点突破すぎ ご飯が進むぼだっこ」(297円)と、「1点突破すぎ 敷き詰めご飯 焼きソーセージ」(397円)である。ぼだっこは強く塩漬けした鮭のことで、とても塩辛いとされる。そのため、少量の鮭でご飯が進む、という商品の趣旨だとリュウジは説明する。ただ、見た目ではソーセージの方が明らかにおいしそうで、ぼだっこ弁当には鮭がほとんど入っていないように見えたという。

この2品がまとめて「人間の尊厳を傷つけられている」と批判されたことが、リュウジにはまったく理解できなかった。ぼだっこ弁当は海苔のない鮭おにぎりのようなものだと考えている。ソーセージ弁当については、397円でこれだけソーセージが食べられるならむしろ安い、という意見だ。

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「尊厳」批判へのリュウジの見方

リュウジは、物価が上がっているのは円安だから仕方がないと考えている。批判の背景については、この弁当が日本の貧しさの象徴として受け取られ、政治的に語られているように感じると話した。つまり「こんなものをありがたがって食べるなら日本は貧しくなっている」という論調だという。それに対してリュウジは、こうした弁当は昔からあり、今回が特別なわけではないと反論する。

量が多ければ批判されなかったのか、とスタッフが尋ねると、リュウジは「多くてもじゃない?」と答えた。多くの人は「弁当は一つでおかずも揃って腹が満たされるもの」というイメージを勝手に持っている。それとずれていることが反発を招いたのではないか、とリュウジは推測するが、自分でも「ちょっと屁理屈すぎかな」と付け加えている。

リュウジはSNSで「これで炎上するなら、140円ほどで売られている具なしの塩むすびを見たら発狂するのでは」と発言していた。これには「そういうことではない」という反応が来たという。リュウジは、物価が上がって高いという批判なら分かるが、尊厳が傷つけられるとは思わないと言う。尊厳を傷つける飯だというなら、バター醤油ご飯などを「うまい」と言って紹介してきた自分も尊厳を傷つけていることになる。だから黙っていられなかったと話す。野菜が欲しければサラダを別に買えばよいとも言い、もう少し頭を柔らかくした方がいいのではないかと述べた。一方で、物価高のなかで「こんな弁当が出たら日本は終わりだ」と思う気持ちは仕方ない、とも認めている。そのうえで、おいしいかどうかは別問題として試食に移った。

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ソーセージ弁当:「売った方がいい」ほどの出来

ソーセージ弁当は500Wの電子レンジで1分30秒温める。発売時には「リュウジの虚無飯じゃん」と多く言われたので、取り上げないわけにはいかなかったという。味付けは照り焼きで、醤油ダレがかかっている。表示はカロリー725kcal、食塩相当量3.49gだった。リュウジはご飯を200g程度ではないかと推測し、おにぎりよりかなり量が多いので値段は妥当、ソーセージの量を考えればむしろ安いと見ている。

食べると「めっちゃうまい」と評価した。甘辛いソーセージがご飯によく合い、タレがご飯の下の方まで少し染みている点も良いという。リュウジは、ここにマヨネーズとブラックペッパーを足す「テリマヨペッパー」が絶対に合うと言って実際にかけ、「くそうま」と絶賛した。甘辛い味なので、ウナギのように山椒をかけても良さそうだと話し、味変の余地が多い点も評価している。ソーセージも、安くておいしくないものを予想していたが、思ったよりおいしかったという。

スタッフも食べて普通においしいと答え、マヨペッパーが良いと同意した。他のコンビニにある、ソーセージを丸ごと入れたマヨネーズとブラックペッパーのおにぎりに近い、という話にもなった。リュウジは、会社員時代なら買っていただろうと話す。「考えた奴はバカだけど、人間バカな時も必要だよね」とも言った。

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ぼだっこ弁当:塩気がなく「ぼだっこではない」

一方、ぼだっこ弁当の評価は厳しかった。リュウジは試食前、本当に塩辛ければ鮭が少なくても成立するかもしれないと考えていた。昔はスーパーで甘塩・中辛・大辛などさまざまな塩鮭が売られていたが、今の東京ではほとんど甘塩しか見かけないという。大辛の鮭はコンロで焼いていると表面に塩が噴き出してくるほどで、ぼだっこはそういうものではないかと想像していた。

容器を確かめると、鮭は見た目より少し奥まで詰まっていた。それでも食べた結果は「全然ダメ」だった。リュウジによれば、これはぼだっこではなく、塩辛くない鮭フレークを乗せただけである。この弁当の食塩相当量は1.14gで、「1.14gじゃ飯食えねえって」と言い、塩分が2〜3gはないと食べられないと見ている。297円は高すぎて話にならないとし、「俺コラボしてるけどちゃんと言うよ。ありえない」とローソンを名指しで批判した。スタッフもおにぎりとしても微妙だと評価し、海苔もないと指摘した。

リュウジは、発売前から炎上していたが、本当に炎上すべきなのは食べてみたこの味の方だと言う。鮭を食べ終わってもご飯が半分残り、ふりかけでもかけないと食べられない状態だった。

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最終評価:S と Cマイナス

最終評価は、ソーセージ弁当がS、ぼだっこ弁当がCマイナスである。ソーセージ弁当については、なぜこれとぼだっこを同じシリーズにしたのか分からないと言う。味変もでき、ソーセージの量を考えれば価格も手頃で、良い商品だと評価した。照り焼きソーセージのおにぎりは200円以上するので、それならこちらを買った方が満足度が高いという。

ぼだっこ弁当については、ご飯が進まずに余っていると嘆いた。ぼだっこに謝ってほしい、買わなくていい、とまで言っている。リュウジの結論は、炎上すべき理由は見た目が貧相なことではなく、鮭の量と塩気が足りないことだ、というものだった。

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ジェネリックぼだっこを作る

その後、冷蔵庫にあった甘塩鮭を使い、少量でご飯が進む「ぼだっこ風」の鮭フレークを作った。本来のぼだっこは大量の塩で漬け込んで保存するものなので、これはぼだっこではない、とリュウジははっきり断っている。ローソンの鮭フレークを「ぼだっこ」と呼ぶことが許せなかったので、ぼだっこらしい塩辛さを再現したかったという。

材料は甘塩鮭1切れ(約120g)で、ローソンの弁当なら4人前ほどにあたり、半分あれば足りるとリュウジは見積もる。塩漬けの原理については、塩辛くするほど保存期間が長くなり、梅干しと同じだと説明する。昔の人は大辛の保存の利く鮭を、梅干しのように少しずつご飯に乗せて食べていたという。

調理では、フライパンに米油を少しだけ引き、皮目から焼く。油を少し使うと皮がカリッとなり、皮もおいしいからだ。ぼだっこは皮付きで塩がついているので、皮も残すという。骨は生の状態では抜きにくいが、焼くとほろほろになり、ポロポロ抜けていく。リュウジは、市販品よりこちらの方が圧倒的に安く、圧倒的においしいと思うと話した。

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塩は焼いた後に振る

塩は焼いた後に加える。リュウジはその理由を詳しく説明した。先に振ると塩が鮭に溶け込んでしまい、粗塩を使っても意味がなくなる。塩は形が残っているからおいしいのであって、鮭に吸収されれば単なる塩分になってしまう。粗塩をスープに溶かしても味の違いは分からないのと同じだという。今回のように後から加えるなら普通の塩でよい、というのがリュウジの考えである。なお、最初から塩漬けにした鮭なら、そのまま焼いて乗せても大丈夫だという。

塩加減は味を見ながら少しずつ足した。リュウジが指でつまめる最大量が1つまみ約1gで、まず2つまみ(2g)を加えた。食べると「しょっぱいけどもっとだね」と言い、さらに足していった。スタッフはぼだっこを食べたことがないので基準が分からないと言うが、リュウジは「ぼだっこはそれくらい辛い」「まだ甘い方」と言ってさらに加え、小さじ2/3ほどに達した。そのままでは塩辛ぐらいの塩気で、単体では少しずつしか食べられない。完成品の塩分は8%程度だとリュウジは見積もる。本物のぼだっこは10〜15%なので、本来はもっと塩辛いと付け加えた。説明欄のレシピでは、塩は5つまみとなっている。

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完成と試食

フレークにした鮭を、食べ終えたローソンの弁当容器に詰めたご飯200gの一角に乗せ、「ジェネリックぼだっこ弁当」として仕上げた。それでもフレークはまだたくさん残った。

試食したリュウジは「うま」と言い、ローソンに向けて「鮭がうまいから塩分を足すだけでいい」と語りかけた。そのまま食べると塩辛すぎるが、ご飯と一緒に食べればちょうどよく、梅干しのような塩辛さになればよいという考えだ。スタッフも「全然違う」と評価し、瓶詰めで欲しいと話した。普通の鮭フレークより安く、しかも身がしっかりしているという声も出た。米と合わせると違和感がなく、スタッフは「もう少し塩辛くてもいけそう」と言い、リュウジも同意して、もう少し塩を足してもよかったと振り返った。

残ったフレークはお茶漬けにも使える。塩分が高いので日持ちもするという。リュウジの試算では、塩鮭は1切れ300円ほどで、今回はその半分しか使っていないので、ご飯を自分で炊けばぼだっこ弁当より安くなる。

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ローソンへの提案

リュウジは、コンビニ弁当に鮭フレークを使うこと自体は仕方がないと言う。そのうえで、もっと塩辛い鮭フレークを開発していれば全然違ったのではないかと提案した。現代の薄い塩加減の鮭では米は食べられない、というのがリュウジの見方である。最後に、ローソンの担当者にもこれを食べてもらい、これくらい塩辛くないと米は進まないということを知ってほしいと述べた。あくまで個人的な意見だと断ったうえで、視聴者にも塩を足して作るジェネリックぼだっこを勧めて動画を締めくくっている。