ブリと生姜だけで作る土鍋の炊き込みご飯 リュウジが初めて見せた土鍋炊飯と「日の出ほうれん草」

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概要

料理研究家のリュウジが、スタッフの高尾と一緒にブリの炊き込みご飯を作る回である。スタッフはそれぞれ好みが違い、さっぱりしたものが好きな高尾に合わせて、やさしい味の料理を選んだという。材料は米、天然ブリ、生姜の3つだけ。炊飯器は使わずに土鍋で炊いた。リュウジによれば、土鍋ご飯の炊き方をチャンネルで見せるのは今回が初めてである。炊いている間には、副菜としてほうれん草のおひたしも作っている。

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撮影の体制と今回の食材

この回はリュウジが料理をし、スタッフに食べてもらう形の撮影だ。いつもは「A子さん」と呼ばれるスタッフが担当している形式で、リュウジは評判がいいと話す。理由については、自分が商業的にならずに素でやっているのがいいのかもしれない、とリュウジは推測する。今回は高尾がカメラも担当しており、カメラワークへの意見は高尾に寄せてほしいという掛け合いもあった。

使うブリは天然物だ。リュウジは、天然なので脂はそれほど多くないが、とても良いブリだと説明する。視聴者から魚料理を知りたいという声が多く、ブリにはいろいろな食べ方がある中で、今回は炊き込みご飯を選んだという。

鍋は1人用の小さな土鍋で、以前100円ショップで300円ほどで買ったものである。リュウジの手がすっぽり収まるくらいの大きさで、1.5合まで炊ける。

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米の計量・水加減・下味

今回の米は1.5合で、リュウジは2人前の目安だとする。1合は150gなので、1.5合は225gになる。リュウジは、150gは炊く前の米の重さだと補足し、1合の計量カップがあればそれで量ってもかまわないと話す。

米はさっと洗う程度でよく、水気を切って土鍋に入れる。225gの米に対して水は280cc。ここに臭み取りの酒を大さじ1と小さじ1、約20cc加え、合計300ccにする。1合あたりの水の目安を高尾が尋ねると、リュウジは酒を含めておおよそ200ccだと答えた。水は最初に入れて米に吸水させる。吸水させることでご飯がふっくら炊き上がるという。冬場で室温が低いので、この間は冷蔵庫に入れず常温で置いてかまわないそうだ。

下味もこの段階でつける。リュウジは、本当は日高昆布などを入れて炊くのが一番いいが、持っていない人が多く昆布も高いので、顆粒の昆布だし(ほんだしの昆布だし)を小さじ1使うと話す。塩については、自分は酒飲みなので強めにつけると言い、塩分が心配な人は小さじ半分くらいから入れるよう勧めた。

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生姜は皮ごと、多めに

生姜はお魚の臭みを取るので、入れた方がおいしいという。皮はむかない。リュウジは皮の部分に強い香りがあるからだと説明する。高尾が料理によっては香りが強すぎることもあると言うと、リュウジは、炊いている間に香りが少し飛ぶので多めに入れて大丈夫だと答えた。生姜はスライスしてから千切りにする。チューブではなく生の方がいいかという質問には、せっかく土鍋で炊くのだから生がいいと答えている。

炊飯器でも作れる。リュウジは、炊飯器の場合は1.5合の目盛りまで水を入れれば同じ工程で炊けると説明した。それでも今回土鍋を使う理由は「俺がやりたいから」だという。

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ブリを焼いてから炊き込む理由

ブリは炊き込む前に焼く。リュウジは、新鮮なブリでないと焼かずに炊くと臭いが出ると話す。ご飯の方にすでに塩を入れているので、ブリには軽く塩をふる程度でいい。油は米油を少し使うが、サラダ油でもいいそうだ。

焼くのは皮目からで、火加減は中火。リュウジによれば、皮と身の間に魚の臭いがするところがあるので、そこをよく焼く。血合いはマグロなら分かりやすいが、ブリではどこかと高尾が尋ねると、リュウジは色が少し違う部分を示し、そこに臭みが入りやすいと説明した。こうして臭みを抜く方法をリュウジは「焼き霜」と呼んでいる。

リュウジが強調したのは、この段階で中まで火を通す必要はないという点だ。焼き目をつけて香ばしさを出し、臭みを飛ばすのが目的なので、両面と全体に焼き色がつけばいい。生のまま炊くより、少し焼いた方がおいしくなるという。また、ふだん切り身を扱うときは塩や塩と砂糖で漬けてから調理することもあるが、今回は炊き込んでしまうのでその工程は省く。身をそのまま食べる料理ではないので、焼き目をしっかりつければ十分だというのがリュウジの考えだ。

焼いたブリは土鍋の米の上にのせる。鍋の大きさぎりぎりに収まり、リュウジはその様子をサムネイル用にスマートフォン(Galaxy)で撮影していた。

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土鍋の炊き方:沸騰後はごく弱火で15分

蓋をしてまず沸騰させる。高尾が「はじめちょろちょろ、中ぱっぱ」の言い伝えを持ち出すと、リュウジはそれほど気にしなくていい、自分の言う通りにやればいいと答えた。

沸騰したら、ごくごく弱火にして蓋をし、15分炊く。リュウジは、分量さえ量れば工程は楽だと言う。一方で、この手順を見て炊飯器は楽だと思ってもらえればいいとも話している。炊飯器なら米を入れて目盛りまで水を入れ、材料を全部入れて炊くだけだからだ。それでも、たまにはこういうこともやりたいという。

炊いている途中で蓋から蒸気が勢いよく出てきた。リュウジはこれがうまく炊き上がる状態だと説明し、1.5合なら15分、水は1合あたり200ccと覚えておけばだいたい炊き上がると繰り返した。

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「無添加料理もやりたい」という話

待ち時間の会話で、リュウジは化学調味料を使わない料理もそろそろやっていいのではないかと話した。味の素を使わない料理は得意だという。ふだんそうした料理をあまりやらないのは、字幕では「喧嘩が高くなる」と聞こえる理由からだと語っている。以前に作ったイカの料理は評判が良かったので、そういうものもたまにはやっていいと思えたという。

今やりたいものとしてリュウジはジビエを挙げた。ジビエ料理を作っている別の人の動画に触れ、あそこまでワイルドにはならないがやってみたいと話した。

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今年の新米と「ふっくりんこ」の使い分け

炊いている米について、リュウジは今年の新米を勧めた。字幕では「多古米」と聞こえる銘柄で、リュウジはこの米のアンバサダーを務めているという。品種はコシヒカリで、噛んだ瞬間に米の味が広がる、粒立ちが良くしっかり味がするとリュウジは評価する。特に炊き込みご飯によく合うそうだ。以前の動画で褒めた「ふっくりんこ」については白米で食べるのがうまいとし、用途で使い分けるという考えを示した。

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ほうれん草のおひたし:根元は捨てない

炊き込みご飯だけでは野菜が足りないので、15分の待ち時間におひたしを作る。前日にレシピ開発をしていてほうれん草が大量に余っており、しおれかけたものを使った。高尾は居酒屋に行くと必ずおひたしを頼むほど好きだという。

リュウジは根元を切り落とさず、十字に切り込みを入れて砂を洗い落とす。ふだん根元を切ってしまうと話す高尾に対し、リュウジはそこがうまく、栄養も高いので絶対に食べてほしいと言った。量は1袋で約220g。ほうれん草は物によって200gに収まらないこともあるが、1袋はだいたい200gと覚えておけばいいという。

茹でるときは切らずにそのまま使う。湯には塩を1%ほど、やりすぎかと思うくらい、スープ程度の塩気になるように入れる。まず茹で上がりの遅い茎を先に入れて1分弱茹で、それから葉を沈める。葉は一瞬でいいという。リュウジは、全部まとめて入れるより丁寧な方法だと話す。全体を入れてからは1分ほどで、煮すぎるとくたくたになっておいしくないので早めに上げる。リュウジはシャキッとした食感が残る方が好きだという。

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水にさらす理由と仕上げ

茹でたほうれん草は水にさらして冷ます。リュウジは、水にさらすとシュウ酸が抜けると説明した。シュウ酸をとりすぎると体に石ができる、という話になり、元薬剤師の高尾が結石は自分の専門分野に近いと応じた。高尾は、ものすごく痛いので二度となりたくないと食生活に気をつけている人の話を紹介している。

水気が残ると味が薄まるので、ぎゅっと絞る。茎を輪ゴムで縛って茹でると見た目はきれいになるが、そこまでしなくていいとリュウジは言う。等間隔に切ると、200gがかなり小さくなった。盛りつけは茎の方から持って盛ると見た目が良く、縦に形を作る盛り方もあるという。リュウジは見た目も大事だと話した。

味つけは、味の素を3振り、リュウジのかつお粉をたっぷり、そして卵黄をのせる。リュウジはこれを「日の出ほうれん草」と呼び、ニラで作ることが多いがほうれん草でもとてもおいしいと説明した。残った卵白は無駄にしないためにその場で飲んでいた。仕上げに醤油をかける。

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おこげを作って蒸らす

おひたしができたところで、ちょうど15分が経った。蓋を開けたあと、おこげをつけるために強めの中火で数分加熱する。パチパチという音がしたら、水分がなくなって米に焦げがつき始めた合図なので、火を止める。再び蓋をして蒸らす。蒸らし時間は字幕では「4〜5分」「3〜4分」と聞こえる言い方をしており、数分程度である。リュウジはこれが一番丁寧な土鍋ご飯の作り方だとし、自分は和食もちゃんとできると話した。

蒸らし終わって蓋を開けると、きれいなおこげができていた。ブリの身をほぐして混ぜ、茶碗に盛る。魚のほぐし方は粗くても細かくてもいい。仕上げに小ネギを散らし、味変用に柚子胡椒を添える。

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実食:「ちょっと高級な鮭フレーク」のような味

食べる前にリュウジが「ベジファースト」と言うと、高尾は、あまり効果がないらしいと返した。リュウジは律儀に守っていたのにと驚いている。

おひたしについて、リュウジは卵黄を合わせると料理屋のような味になると言い、2人ともかつお粉と醤油の組み合わせを絶賛した。高尾は卵をのせたおひたしを食べるのは初めてだという。

ブリご飯では、まず米が評価された。粒がしっかり立っていて、米自体がしっかりしているので固まっていないという。ブリは脂の少ない部位だったが、リュウジはそれがさっぱりしてかえって良かったのかもしれないと話し、ちょっと高級な鮭フレークのようだとたとえた。おこげに当たると、香ばしくてうれしいという反応だった。おこげは土鍋で炊いたときにできるもので、炊飯器ではできないとリュウジは言う。高尾は、具材が2つだけなのでシンプルな味かと思っていたが、生姜とブリの味で全然飽きないと話し、昼食が遅かったのに全部食べられると言った。

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締めの茶漬けと話者の評価

最後に残りを茶漬けにした。ほんだしのかつおだしをふってお湯を注ぎ、柚子胡椒を少し溶かす。リュウジは、もともと昆布だしで炊いているので、かつおを足すと合わせだしになると説明した。高尾は柚子胡椒が邪魔をするかと思ったが、まったく合うと評価している。

リュウジは、和食の小料理屋で出てくる土鍋ご飯のクオリティになっていると話す。ああいう店では小さめの土鍋ご飯が500円くらいだが、500円で料亭のような和食の味が楽しめるなら全然ありだという。2人とも完食した。

締めくくりとして、リュウジは昆布だしと魚の味で炊き上げるブリご飯は本当にうまいので、ぜひ作ってほしいと視聴者に呼びかけた。カメラを担当した高尾は、ふだんは撮影をしないので拙さがばれていると思うと話し、批判は真摯に受け止めると言って動画を終えた。