1年寝かせた案件動画:リュウジが「極上アルデンテ」でワンパン日本酒鶏そばに挑む

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概要

料理研究家のリュウジが、ニップンの「オーマイプレミアム 極上アルデンテがおいしいスパゲッティ」を使い、自身の人気レシピ「日本酒鶏そば」をワンパンで作る動画である。メーカーは別茹でを推奨しているが、リュウジは「ワンパンでもこの麺の食感は残る」ことを示そうとする。ニップンのマーケティング担当者(字幕では「川」と名乗っている)が同席し、商品開発の考え方を説明しながら、アルデンテとは何かという議論も交わされる。

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1年間公開できなかった理由

冒頭でリュウジは、この動画が1年前に撮影したものだと明かす。使用するパスタが売れすぎて生産が追いつかず、動画を出しても視聴者が買えない状況が1年続いていた。発売のめどが立ち、供給が追いついてきたため、ようやく公開したという。

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2種類の麺と、担当者を呼んだ理由

今回の案件では、オーマイプレミアムの2商品が紹介される。1.8mmの「もちっとおいしいスパゲッティ」はもちもちした食感で、濃厚なカルボナーラやクリームソースに合う。1.7mmの「極上アルデンテがおいしいスパゲッティ」は芯がしっかりして噛み応えがあり、ペペロンチーノのようなさらっとしたパスタにもトマトソースにも合う万能型だとリュウジは説明する。

リュウジは最近、案件動画では担当者に商品への熱意を語ってもらうようにしている。自分が「美味しい」と言うだけではテレビCMと同じで、YouTubeだからこそ、なぜ美味しいのかをメーカー側からプレゼンしてほしいという考えだ。

リュウジ自身の日本のパスタ観も語られる。料理を始めた20数年前は、日本のパスタはそれほど美味しくないと感じ、イタリア産を買っていた。料理研究家になってからは日本のパスタのレベルが上がったと感じていたが、それでも「まだ若干届いていない」と思っていたところに、この商品が出たという。

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6万人調査から生まれた「日本人好みのアルデンテ」

担当者によれば、ニップンは約6万人の消費者に調査を行った。その結果、「麺はどれも一緒」「美味しさはソースで決まる」と考える人が多いことがわかった。パスタメーカーとして、麺を変えればパスタ全体が美味しくなることを伝えたいと考えたのが出発点だという。

調査では、今の日本人はもちっとした食感を好む傾向が強かった。リュウジは、飲食店でも生パスタが多いと応じる。担当者は「本場イタリアが正義」という方向ではなく、日本人が好むものを形にしたのが「もちっとおいしいスパゲッティ」だと説明する。一方で、しっかりした食感を好む層もいたため、イタリアのアルデンテではなく「日本人が好むアルデンテ」を模索して生まれたのが「極上アルデンテ」だという。

食感について担当者は、外側は力強いハリのあるプリッとした食感、中はギュッとした弾力だと表現した。リュウジは、芯が残っているというより、麺自体がプチッと弾けるような感じだと受け止めている。

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リュウジのアルデンテ観と麺の作り方

リュウジは、アルデンテの捉え方は人それぞれだと話す。以前勤めたイタリアンレストランのシェフは、茹でていないのではと思うほど硬いアルデンテを好んだ。その経験から、リュウジはアルデンテが若干嫌いになったという。彼が理想とするのは、硬めだが周りは柔らかく、そのグラデーションを楽しめる状態だ。この商品は外から芯に向かって徐々に歯応えが増す一体感があると評価する。

その秘訣を問われた担当者は、原料にこだわり、北米産の原料の中心部分のみを使って食感を実現していると答えた。リュウジは「日本酒みたいな作り方」と応じている。

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なぜワンパンで作るのか

今回作るのは、100万回以上再生された「日本酒鶏そば」だ。リュウジのオリジナルパスタの中で最もリピート率が高いという。これを初めてワンパン版で公開する。

理由として、リュウジは「流行ったパスタはほとんどワンパン」だと話す。メーカーとしては、まず別茹でで麺の味を楽しんでほしい。しかしバズレシピの視聴者は「本当にワンパンで使えるのか」と必ず思うはずだと考え、実際に試したうえで証明しようとした。担当者は後半で、ワンパンはあまり推奨していないと認めている。リュウジは「推奨していない」と聞いたうえで、無理を言ってやらせてもらったと明かした。

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下ごしらえ:にんにく、鶏肉、そして麺選びの話

材料は鶏もも肉、にんにく、鷹の爪、刻みねぎ、そして1.7mmの極上アルデンテである。リュウジは日本酒を飲みながら作り始める(調理に使う酒とは別のもの)。

にんにくは多めの10g。潰すと香りが出るため、潰してからみじん切りにする。包丁で潰したくなければ、他の道具で潰してもよい。

作業しながら、リュウジは「みんなラーメンの麺にはこだわるのに、パスタの麺にはこだわらない」と話す。安い麺は粉が出やすく折れやすいことがあり、パスタの品質は重要だという。スーパーには何種類もあるので食べ比べを勧め、茹でて塩とオリーブオイルだけで食べる方法を推している。

鶏はもも肉を使う。胸肉でも作れるが硬めに仕上がる。皮の脂もパスタに絡めるので皮も使う。切り方は、斜めに幅広く長めにする。フォークで刺しやすくなるからで、パスタの具には意外と適した切り方があるという。パスタにしては鶏肉が多いが、それは鶏から旨味を抽出するレシピだからだ。鶏肉には下味として塩をひとつまみ振り、血の塊があれば取り除く。

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鶏を先に焼く理由と、油・フライパンの選び方

米油を入れて中火で温める。ワンパンではどれくらい煮詰めればよいか分かりにくいため、ノーカットで見せるとリュウジは言う。このレシピは旨味調味料を使わず、鶏と日本酒の旨味だけで成立させるものだ。

2人前は具材を倍量にし、水は400ccではなく650cc(約1.6倍)にする。フライパンは大きめのものを使う。以前は小さいフライパンで作っていたが、水分の蒸発が遅く、麺が柔らかくなりがちだった。大きいフライパンは水分調整がしやすく、パスタも入れやすいという。

まず鶏の皮目をしっかり焼き、香ばしさを出す。リュウジは「焦げをパスタに移すイメージ」と表現し、焦げは旨味を伴うのでしっかり焼くべきだと話す。身は後で火が入るので、それほど焼かなくてよい。途中で油を少し足し、全体で大さじ1程度にした。

スタッフから「パスタは最初ににんにくと油で香りを出すことが多いのに、なぜ鶏が先なのか」と質問が出る。リュウジの答えは、最初ににんにくを入れると、鶏に焦げ目がつく前ににんにくが焦げてしまうからだ。焼き鳥を作るように鶏を焼いてからにんにくを入れた方が、結果的に美味しくなるという。オリーブオイルを使わず米油にしたのは、オリーブオイルではなく鶏の方を際立たせたいからだと説明した。

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日本酒で旨味を煮詰め、水とパスタを入れる

鶏がカリッと焼けたら、にんにくを入れて火を弱め、鷹の爪も加える。辛いのが苦手なら半量でよい。鶏の脂と絡めて香りを出し、焦がさない程度に少し茶色く色づくまで炒める。普段からリュウジのレシピを作っている人には旨味が物足りないかもしれないので、その場合は最後に旨味調味料を振ってもよいと補足した。

日本酒は大さじ3。好みでさらに増やしてもよい。リュウジは、日本酒にはコハク酸などの旨味成分が豊富で、鶏と一緒に煮詰めると非常に美味しくなると説明する。アルコールをしっかり飛ばし、旨味を凝縮させる。そこに水400ccを入れる。煮詰めた旨味は水の中にすべて残る。

パスタの表示時間は8分。その少し前にフライパンの水分がなくなるくらいを目安に茹でる。リュウジによれば、ワンパンで煮ると小麦のとろみがつき、一体感が生まれて美味しくなる。

最初はパスタがフライパンに収まりきらないが、煮ているうちに柔らかくなり、すぐに収まる。以前はフライパンの中でくるっと回す技を見せていたが、うまくできない人が多いため、大きめのフライパンを使うのが一番楽だという。煮る時間は7分。

塩は小さじ1/3を入れる。塩入りの料理酒を使う場合は小さじ1/4、ひとつまみ半くらいでよい。リュウジによれば、ひとつまみは小さじ1/6である。

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皮を外したいという質問への答え

カロリーを気にして鶏の皮を外す人もいるが、このレシピに向くかという質問に、リュウジは冗談めかして「皮をいらない奴は作らなくていい」と言い、自ら「過激派」と称した。このパスタは、レストランで働いていた頃に先輩から教わったもので、軽々しく変えるわけにはいかないという。皮を取りたい人は別のパスタを作ってほしいとのことだった。

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アルデンテとは何か

煮込みの間、スタッフから「そもそもアルデンテとは何か」と問われる。リュウジは、「デンテ」は歯のことで、歯ごたえがあるという意味だと説明する。イタリアではクタクタに茹でたパスタはあまり好まれないが、向こうもそれほどアルデンテにこだわっているわけではない。日本ではイタ飯ブームで言葉が流行ったという見方を示した。

リュウジの見解では、アルデンテは硬ければいいわけでも、芯がなければアルデンテではないわけでもない。「食感を大事にした茹で方」がアルデンテだという。電子レンジ調理ではアルデンテになりにくいが、ワンパンなら食感を残せるので推奨している。この麺でワンパンが成功すれば、彼の他のワンパンパスタにも流用できる。ただし1.7mmなので、水を少し増やすのがポイントだという。

「普通のパスタの茹で時間を短くすればアルデンテになるのでは」という質問も出た。リュウジは、表示の1分前とよく言われるが明確な基準はないと答える。歯応えがあって自分が好きな食感なら、それでよいのではないかという立場だ。人によっては博多ラーメンの「ハリガネ」のような茹で方をする人もいると付け加えた。

宣伝の文脈では、リュウジがプロモーションする商品は後の動画でも使うので、試しに1回買っても無駄にはさせないと発言した。スタッフは「あそこまで言うYouTuberはいない」と反応している。

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仕上げの水分調整

煮汁は鶏の旨味が溶け出し、スープのようになる。麺はほぼ放置でもよいが、少しいじると麺がくっつきにくくなる。残り2分の時点でソースの量に合わせて火を弱めた。煮詰まりすぎるのを防ぐためだ。煮詰まりすぎたら水を足せばよく、「普通のパスタと同じ」だという。今回も少し詰まっていたので、水を大さじ1ほど足した。

仕上がりの水分は「ほとんどないが、大さじ2杯くらいはある」状態で、リュウジはこれが最高だと言う。皿に盛り、刻みねぎを散らして完成である。

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試食と醤油の味変

担当者はまず一口食べ、鶏の旨味がダイレクトに感じられ、唐辛子のピリ辛も美味しいと評した。リュウジは、基本はペペロンチーノで、そこに鶏の旨味をアルデンテの麺に閉じ込めたと説明する。麺の仕上がりについて担当者は「めちゃめちゃいい」と答えた。リュウジは、このワンパン方式でもかなり歯応えが残ることを確認できたので、過去の自分のレシピを極上アルデンテで作ったらどうなるか気になると話している。

味変は醤油。リュウジの説明では、鶏の旨味はイノシン酸(核酸系の旨味)、醤油はグルタミン酸で、組み合わせると旨味の相乗効果で味が濃くなるという。今回は鶏と酒の旨味で勝負したかったので、旨味調味料は使わず醤油だけで十分だと考えている。

リュウジは、鶏の旨味がかなり効いていても麺が負けていない点を評価する。1.7mmは本来ペペロンチーノにはあまり使わない太さだと思うが、食感がしっかりしていてソースもよく絡むという。視聴者からは「ワンパンパスタは食感が残らない」という弱点を指摘されてきたが、このやり方ならよく残る。それには調理法だけでなく、麺の製法や質が大きく関わっているのではないかとリュウジは見ている。パスタ好きに出してもワンパンだとは気づかないだろう、というのが彼の評価だ。

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メーカーの反応と締めくくり

ワンパン調理はメーカーとしてよいのかと問われ、担当者は、世の中でワンパンも流行っており、さまざまな使い方で家庭のパスタを楽しんでほしいと答えた。リュウジは「柔軟な企業でよかった。ダメと言われたら作り直すところだった」と応じている。

最後にリュウジは、まずは別茹でで麺そのものを試してほしいと勧める。食べればその違いがわかるはずで、そのうえで彼のレシピを試すなら、今回のワンパンの作り方でも十分美味しくなるという。担当者は、まだ食べたことのない人が多いので、商品をもっと広めたいと語った。撮れ高が多かったため動画は2本に分けられ、もう1本はベーコンを使わないカルボナーラで、リュウジは「多分僕のカルボナーラの中で一番美味しい」と予告して締めくくった。