昼食後の眠気と会食太りをどう防ぐか バズーカ岡田さんが岸谷蘭丸の生活習慣を診断

YouTubeで開く ↗
概要

『岸谷蘭丸と学ぶ!イケてるビジパの"ツウ"な話』筋トレ編の後編では、岸谷蘭丸さんの1日の過ごし方をバズーカ岡田(岡田隆)さんが診断した。昼に食べると眠くなり、夜は会食で食べすぎて体重が増えた。忙しいビジネスパーソンに多いこの食生活を、どこから直せばいいのか。岡田さんは、いきなり理想の生活を求めなかった。今の習慣のまま取り入れられる小さな修正を積み重ねるよう勧めている。

13分で読めます

蘭丸さんの1日 食べるのは夜の会食だけ

番組側は8時から24時までの時間割を用意していたが、蘭丸さんの生活はその枠に収まらなかった。起きるのはだいたい10時ごろ。収録がある日は収録に行き、移動してまた収録をこなす。移動は基本的に車だ。車内ではコンビニで買ったコーヒーを飲み、ときどき卵、サラダチキン、サラダを食べる程度だという。その後オンラインでミーティングをいくつか挟み、取材を受け、最後に会食へ向かう。これがよくあるスケジュールだそうだ。

食事は、ランチの会食がない日は基本的に夜まで食べない。夜の会食で「思いっきり食べて思いっきり飲んでます」と本人は話す。昼を食べない理由は、食べると眠くなり「ゲームオーバー」になるからだ。一方で、揚げ物などの油物は苦手で、生野菜がないと生きられないほどの野菜好きだという。岡田さんはこの点を「救いがある」と評価した。

最初の処方は「タンパク質の定期分散摂取」

岡田さんがまず勧めたのは、タンパク質を1日の中で定期的に分けて取ることだった。理由として岡田さんは、筋肉の「合成」と「分解」の関係を挙げる。筋肉では常に合成と分解が起きている。若いうちは合成が優位だが、年齢とともに合成が下がって分解が上がり、筋肉は減っていく。岡田さんはこれを、穴の空いたバケツに水を貯め続けようとしている状態にたとえた。筋トレをすると注ぎ込む水、つまり合成が増えるので、筋肉は増え、減りにくくなる。

岡田さんによれば、タンパク質の摂取も合成反応を高めることが分かっている。定期的にタンパク質を取れば、そのたびにバケツの水を足せる。そのため、すぐに筋肉が落ちる人より緩やかな減り方で済む可能性がある、という説明だった。

蘭丸さんは現在「16時間食べないダイエット」をしている。岡田さんは、筋肉を合成するという観点からは16時間断食をあまり推奨していないと答えた。ただ、続けたい人もいるだろうから、残りの8時間でなるべくタンパク質を取るようにするだけでも効果がないわけではないという。筋トレはハードルが高いので、まずは食事でタンパク質を少し多めに、定期的に取ることから始めてほしい。具体的には、車での移動中にコーヒーだけで済ませず、卵、ヨーグルト、プロテインドリンクを選ぶだけでも変わってくるという。

蘭丸さんが普段いちばん口にしているのは、スーパーのマルエツで買う総菜だ。生魚や肉を意識して選んでいると聞き、岡田さんは「最高」と応じた。野菜、肉、魚、乳製品、卵を定期的に取れば、タンパク質で筋肉の合成反応を高められ、食物繊維で腸内環境を整えられる。この二つで太りにくく筋肉をつけやすい体にできる、というのが岡田さんの説明だ。

朝のタンパク質と、会食が多い人の朝食

岡田さんは、朝食でタンパク質を多く取っている人ほど将来筋肉が多く残り、筋力も強いというデータがあり、動物実験でも分かっていると紹介した。朝はタンパク質を取らないことが多い。だからこそ、ここで取ると合成が高まり、バケツの水位が少し戻る。朝食や起きている8時間の中でタンパク質を取る価値はそこにある、という。

ただし岡田さんは、夜の会食が多ければ朝に食欲がわかないのは当然だとも認めている。無理に朝食を食べる必要はなく、プロテインだけでもいいので最低限のタンパク質を取って筋肉の合成を高めればいい、という立場だ。岡田さん自身も夜の食事会が多いため、朝はプロテインを水で割って飲むだけの日が多いと話した。

良質な脂質でも取りすぎれば太る

蘭丸さんは、タンパク質のほかに良質な脂質を取ることも意識している。岡田さんは、脂質は筋肉にとってはプラスだと認めたうえで注意を促した。現代人は脂質の取りすぎで太っていることが多い。良質な脂質でも取りすぎれば単なるカロリーオーバーになり、体脂肪が増える。そうなると健康効果よりも、太ることの害のほうが大きくなるという。

ナッツを食べること自体はよいが、全体のカロリーの中に収まっていることが前提だ。蘭丸さんは夜の量を考えると収まっていないだろうと認め、体重も10kg増えたと明かした。岡田さんは、ナッツを少し減らしてプロテインに置き換えるよう提案した。岡田さんによれば、タンパク質は最も太りにくい栄養素で、しかも筋肉の合成を高める。何かを取るならタンパク質だ、という考え方である。一方で、タンパク質を取りすぎると腸内環境が荒れ、内臓へのダメージもたまる。そのため野菜を食べることが大事な取り組みになる、とも付け加えた。

会食の前にブルガリアンスクワット

蘭丸さんのスケジュールで岡田さんが目をつけたのは、取材が終わって会食に向かうまでの時間だった。取材が終わったらすぐにブルガリアンスクワットをする。会場がビルなら階段で上がる。こうすると、食べた糖質が筋肉に入りやすくなり、会食のダメージを少しでも減らせるうえ、筋肉も成長するという。

岡田さんは、トレーニングの後は本物の食事を楽しめるチャンスであり「ボーナスタイム」だと考えている。1種目でもいいから何か運動してから食事に行き、栄養をなるべく筋肉に吸わせる、という発想だ。蘭丸さんは、少し筋トレしておけば食べてもいいと思えるならやる気が出ると反応し、ABEMAのあるビル(ABEMA Towers)の16階まで階段を使うと話した。

階段を上るのと下りるのではどちらがいいかという質問には、岡田さんは両方に違う効果があると答えた。下りのほうが筋肉へのダメージが強く、そのぶん筋肉も強くなる。上りは心肺機能に負担がかかるので、心臓や血管が健康になる。ブルガリアンスクワットには上がる動きと下がる動きの両方が含まれている、とも説明した。蘭丸さんは筋トレは大嫌いだが、移動なら生産的な時間だと思えて前向きに取り組めそうだと話した。ただ移動が車中心なので、地下鉄のように自然に階段を使う場面が少ない。意識的に階段を使う必要がある、という点で二人の意見は一致した。

昼食後の眠気の正体と対策

昼食後に眠くなる原因について、岡田さんは血糖値の急上昇を挙げた。血糖値が急に上がるとインスリンが分泌され、その反動で血糖値が急に下がる。これで眠くなる。だから糖質の取りすぎは昼食のリスクだという。本当に眠くなりたくなければ、野菜とタンパク質を取っておけばいい。

ご飯を食べたい場合は、まず量が問題になる。一定量を超えると明らかにだるくなる感覚があるはずなので、その量を把握しておく。次に、食物繊維の野菜、肉、ご飯の順に食べれば血糖値の上昇が緩やかになる。この食べる順番を徹底するよう岡田さんは勧めた。さらに、油っぽいものは消化に時間がかかり、胃にしばらくとどまる。これが胃もたれで、そのだるさも仕事のモチベーションを奪う。糖質の過剰摂取と油の摂取が、昼食後の眠気とだるさの原因になるという整理である。

蘭丸さんには「理想的な昼食」がある。サラダ、漬物、少しの汁物だ。しかしそういう食事は売っておらず、世の中で出てくる食事は糖質と油が多いと不満を漏らした。岡田さんは、今はコンビニに行けばなんとかなる時代だと答えた。ほかに、ここに行けば大丈夫という店を押さえておく方法もある。例えば和食の定食屋なら焼き魚定食があり、ご飯を大盛りにしない、雑穀米にするといった工夫で血糖値を管理できる。

蘭丸さんはこの日、社員食堂のような場所でミーティングがあったが、メニューはカレー、オムライス、パスタしかなかった。そこで小さなサラダを買ってからカレーを食べたという。岡田さんは、最初にサラダを食べるだけで全然違うと評価した。全部を変える必要はなく、少しでもできることを一つずつやっていけばいい、という姿勢をここでも示した。

続く人は「自分が何をストレスに感じるか」を知っている

蘭丸さんは、来年のクリスマスを彼女と過ごしたいので筋肉をつけたいと話した。今は時間がなく、別れたばかりだという。そして最近、2〜3年ぶりにトレーニングを再開するため、出張パーソナルトレーニングの料金を払い込んだことを明かした。

岡田さんは、トレーニングを成功させる秘訣はやめないことだと話す。そのために重要なのは時間で、お金をかけてでも時間を確保できるならそうしたほうがいいという。蘭丸さんの計画はこうだ。週に3日ほどオフィスにいる日があるので、朝8時ごろにトレーナーに来てもらい、1時間トレーニングしてシャワーを浴びてから仕事に向かう。寝起きの筋トレについて岡田さんは、体が動きにくいので準備の時間は必要かもしれないが、若いのでできるだろうと答えた。

蘭丸さんにとって最大の障害はシャワーだった。髪が長いので、洗って乾かすまで1時間半ほどかかる。乾かさずに外に出るとまとまらなくなる。このシャワーの手間がジムから足を遠ざける要因になっていた。そこで、シャワーを浴びるのはメディアに出る日だけと決め、その日の朝に筋トレをしてからシャワーを浴びて出かけることにしたという。

岡田さんはこれを高く評価した。トレーニングを始めたい人は最初から最大効率のメニューを求めがちだが、それは無理がある。自分が何をストレスに感じて続けられなくなるのかを理解している人のほうがうまくいく。シャワーの問題を抱えたままでも、それをどう活用できるかを考えられている人はうまくいくと思う、と話した。岡田さんは、生活を自分で組み立て直す力がある人はトレーニングをうまく生活にはめ込める、とも付け加えた。払い込んだのは24回分で、週1回なら半年続けられる。半年後にもう一度見てほしい、と蘭丸さんは話した。

「筋トレはNISA」

岡田さんは、筋トレの効果は年々効いてくると話す。若いうちは見た目がよくなる程度にしか感じなくても、60代、70代になったときには莫大な資産になっているはずだという。この話から、筋トレは「NISAに突っ込んで寝かしておく」ようなものだ、というたとえが生まれた。積み立てるものであり、S&P500のように伸びていく。岡田さんは、よほど間違った筋トレでない限り、何かやっていれば必ずリターンがあるとして、最高の投資だと表現した。

岡田さんはさらに、蘭丸さんには環境を整える力があり、仲間がいるとも指摘した。一緒にやりたい人が出てくれば、その人と頑張ろうとなるので続く、という見立てである。蘭丸さんは現在の体重が60kgに乗ったと明かし、来年までに50kg台半ばまで落とすと宣言した。岡田さんは、野菜が好きで、暴食しているわけでもなく、食事は1回の会食だけなのでなんとかなる、と励ました。

会食のダメージを最小限にする立ち回り

収録当日の夜、蘭丸さんには忘年会があり、4軒目まで行く見込みだという。お酒を飲む前提で岡田さんが挙げたのは、まずつまみの選び方だ。タンパク質と食物繊維を選んでおけばダメージは少ない。一方、締めの油をまとったご飯、例えば焼き飯はダメージが大きい。3次会に行くとまた空腹になり、ラーメンが始まる。長時間いるとどうしてもそうなるという。

対策は、野菜と肉を定期的に食べ続けて、一気に空腹にならないようにすることだ。空腹が限界に達すると食欲が暴発し、人間はもう止められない。岡田さんはここで自身が監修する脂質0.9gのプロテインバー「SIXPACK」を取り出し、こうしたものを常備しておけば食欲の暴走を抑える装置になると話した。間食は食欲の暴発を抑えるので大事だという。居酒屋では、最初に一気に食べた後、皆が食べずにだらだら話す時間帯がある。そこで自分でサラダや野菜、肉を注文して食べておけば、2次会で腹が減らない。蘭丸さんが挙げたナムルや枝豆にも、岡田さんは同意した。

好物のエイヒレにマヨネーズをつけるという蘭丸さんには、岡田さんは「エイヒレの味を信じてない」と返した。エイヒレと七味で十分おいしい。つけるならほんの少しにして、舌の上に乗せればいい。舌に味を感じるセンサーがあるので、たっぷりつけても舌にはほとんど乗らない。味という幸せをもたらさず、カロリーだけをもたらすのでコスパが悪い、という説明だった。

味噌汁が食欲を落ち着かせる理由

あん肝や白子を好むという話から、岡田さんは食欲の仕組みに話を広げた。それが味を求めているのか、ミネラルやナトリウムを求めているのかは分からない。基本的に、必要な要素が入れば人間の食欲は落ち着くのだという。

その例として挙げたのが、蘭丸さんの理想の昼食に入っていた汁物、特に味噌汁だ。出汁には魚などのアミノ酸が入っている。アミノ酸を食べることは、タンパク質が入ったというサインになる。つまり旨味は「タンパク質を得たから終わり」という合図だ。味噌の塩味は、ナトリウムが入って体の機能を正常化できるというサインになる。だから味噌汁は1杯でかなり満たされ、しかもコンビニで買える、と岡田さんは話した。

蘭丸さんも、ダイエット中に最も効いたのは塩と砂糖を舐めることだったと打ち明けた。岡田さんはこれを「プロ」の方法だと評価した。お腹が空いたと感じるときは、塩分か糖分か水分のどれかが足りていない可能性が高いという。脱水が起きると頭の回転も落ちてくる、とも付け加えた。コンビニのおでんをほぼ毎日食べるという蘭丸さんに対しても、大根やこんにゃくなら太りようがないと答えた。

蘭丸さんは、夜はお酒がよくないのかもしれないと振り返り、家に帰ってから一人で最後の1杯を飲んでしまう癖を明かした。岡田さんは、少し働きすぎかもしれないのでストレスを取り除くのがいいかもしれない、と答えた。話は、慰めてくれる彼女がいれば最後の1杯はいらない、という方向に落ち着いた。

岸谷蘭丸・2026年のルール

最後に、ここまでの内容を踏まえて蘭丸さんが2026年のルールを決めた。

  1. 週1回は筋トレをする
  2. タンパク質を定期的に分けて取る。昼にも取る
  3. 歩く、階段を使う
  4. 彼女が欲しい

2つ目について岡田さんは、夜の会食は大変なので、それ以外は食物繊維とタンパク質で大丈夫だと補足した。蘭丸さんは、弁当も卵と野菜、鮭弁なら鮭だけを食べるようにすると話した。残すのは申し訳ないが、仕方ないという。3つ目は、歩いての移動は無理で車移動が続くので、せめて階段を使うという現実的な目標だ。4つ目については、収録日が12月23日で、蘭丸さんは24日と25日の予定を空けていたのに何も入らなかったという事情が明かされた。

岡田さんは、このルールなら心身ともに健康になれると評価した。そして、蘭丸さんのコメントは世の中に影響を与えるのだから、酒を飲んでぐずぐずになっていたらいいコメントはできない、と話した。まずは自分自身を満たし、充実させて新年を迎えようと呼びかけた。収録は、来年は岡田さんのジムで一緒に筋トレをしようと約束して終わった。