美味しんぼの「日本式カルボナーラ」と本場式を作り比べる:リュウジが即席パンチェッタとペコリーノで作った一皿
料理研究家リュウジのバズレシピ料理研究家のリュウジは、X上で拡散された「美味しんぼに載っているカルボナーラの作り方が偽物すぎる」という話題を取り上げた。漫画に書かれていた手順は、塩漬けの豚肉かベーコンをフライパンで炒め、バターを溶かし、茹でた麺に生卵と生クリームのソースを絡め、黒胡椒とパルメザンチーズで仕上げるというものだ。リュウジはこれを本場の作り方ではないとしつつ、味はおそらくうまいとも言う。ただ文句を言うだけの動画にしないため、漫画の手順どおりの日本式と、自分が若い頃に研究してたどり着いた本場式を実際に作り、食べ比べた。
美味しんぼ式の「ダメなポイント」と、なぜ日本にこの形が広まったか
リュウジが本場との違いとして挙げたのは次の点である。カルボナーラにバターは入れない。ベーコンではなく、豚のほほ肉の塩漬けであるグアンチャーレを使う。生クリームも使わない。本場のカルボナーラはグアンチャーレ、卵、チーズで作るもので、そこに「パルメザンチーズ」と書いてあるのもおかしい、という指摘だ。
それでも、この作り方がまずいとは考えていない。リュウジによれば、これはアメリカ式のカルボナーラである。卵とチーズとグアンチャーレと黒胡椒だけで作ると卵がボソボソになりやすく、高い技術が要る。生クリームを入れると卵が固まらないため簡単に作れ、この方法が広まったという。リュウジの説明では、30年ほど前の日本には生クリーム入りのカルボナーラしかなく、その後イタリアの文化が入ってきて「イタリアでは生クリームは入れない」ことが知られ、卵とチーズだけのカルボナーラがどこでも食べられるようになった。原作者の雁屋さんはおそらくその頃に書いたので、これがスタンダードだと思ったのだろう、とリュウジは推測している。ただ、作中で「本場」「本物」と言っているのに中身は違うのではないか、というのが今回の問題提起だ。
美味しんぼ式の材料と、あえて加えなかったもの
日本式に使ったのは、リュウジが普段使っているもちっとした1.8mmのパスタ、ベーコン、バター、卵、乳脂肪分35%の生クリーム、パルメザンチーズである。漫画には詳しい分量が載っていないため、工程だけは全て取り入れるという方針で作った。リュウジ自身はコンソメを入れた方がうまいと思っているが、それをやると雁屋さんが怒るだろうからと、ここでは入れていない。
ベーコンは1人前60gほどにした。あまり多いとベーコンの味しかしなくなるからだ。ベーコン自体に旨味があるが、市販のベーコンには化学調味料が入っているので、美味しんぼの世界で出したら叱られるだろう、とリュウジは冗談めかして話す。また、ベーコンはアメリカのもので、イタリアではベーコンを使うパスタはあまりないとも述べた。生クリームが入る時点でアルフレッドソースのようになり、イタリア式とは別物だという。
日本式の起源について聞かれると、リュウジは生クリームとベーコンの組み合わせはアメリカから持ち込まれたのではないかと答えた。日本は食文化の面でアメリカの影響をかなり受けていること、イタリア料理の影響はそれほど大きくなく、日本で最初に流行ったのは基本的にフレンチで、クリームを使うのは洋食の文化だということを理由に挙げている。昔ながらの喫茶店のカルボナーラはみなクリームを使っている、という話もここで出た。
撮影中、スタッフがニンニクを用意していたことにも触れた。リュウジは、カルボナーラにニンニクは入れない、旨味はチーズから出るので要らない、と答えている。
卵黄と生クリームのソース作り
バターは2人前で20gほど。卵は卵黄だけを2個使う。卵白を入れるとクリームの旨味が薄まり、卵白にはややえぐみがあるからだという。生クリームは1人前50ccとして100cc。卵の味がしっかりしていないとカルボナーラはうまくない、とリュウジは言う。混ぜるとオレンジ色のクリームになり、卵黄だけなので火を入れても玉にならず、固まらない。
旨味調味料を入れない場合はベーコンから旨味を引き出すしかない、とも話した。雁屋さんはベーコンに化学調味料が入っていると知っているのかと聞かれると、無塩せきのベーコンのようなものを想定しているのだと思う、ただ分からない、と答えている。また、日本式のカルボナーラはチキンコンソメなどの出汁を入れる店が多く、それは日本人が旨味を好むからだという見方も示した。
ペペロンチーノ動画への反響という脱線
途中でリュウジは、以前のペペロンチーノの検証動画の反響に触れた。本場の作り方はもっと美味しいと有識者がレシピを持って集まってくると期待していたが、ほとんど来なかったという。一方で、使っているオリーブオイルや唐辛子が日本のものではうまくならない、という指摘もあり、それはもっともだと思ったため、材料を全て輸入して作る「5000円のペペロンチーノ」の動画を予定していると話した。それで美味しくなかったらどうしよう、とも笑っている。
本場式で塩分に気をつける理由
日本式のパスタは塩分濃度1%の湯で茹でた。一方、本場式の説明では塩分の話が繰り返し出てくる。ローマのカルボナーラはペコリーノ・ロマーノを使う店が多く、パルミジャーノ・レッジャーノだけで作る店もあるという。リュウジは昔、ザネッティ社のペコリーノ・ロマーノを使っていた。
リュウジはイタリアで2皿ほど別の店でカルボナーラを食べたが、しょっぱくてまずかったと振り返る。原因はペコリーノ・ロマーノの塩分の高さで、グアンチャーレも塩漬けなので塩の塊を食べているようなものだという。だから家で作るときは茹で湯の塩分濃度を下げないと美味しくならない、というのがリュウジの考えだ。
パスタについては、本場のスパゲッティを使えと言われるが、と前置きしつつ、ディ・チェコを挙げた。ブロンズダイスで作られた乾麺で、スーパーでも手に入り、本場っぽさが出る。料理人の川越さんも使っていた、とリュウジは話している。
化学調味料なし、という縛りと「昔の自分」
この回は化学調味料を使わない縛りで進められた。スタッフから「でも美味しんぼじゃなくなる」と言われ、リュウジもそれに従った。チーズをかければ旨味の塊なので大丈夫だろう、と見ている。
日本式は重そうだという声に対して、リュウジは本場のカルボナーラは卵とチーズだけなので本来は軽いと説明した。ただし、グアンチャーレの脂がかなり来るので、こってりはするという。若い頃は相当こだわっていて、ペコリーノ・ロマーノを常に冷蔵庫に置き、味の素を入れる人を許せないと思っていたほどだった。それが今では「味の素おじさん」と呼ばれている、人生何が起きるか分からない、と自嘲気味に語った。
日本式の仕上げ:茹で汁を入れずにとろみをつける
茹で上がりの3分半前に、フライパンに卵液を入れる。固めると玉になるので、火を止めてからゆるく加熱し、とろみを出す。茹で汁は入れない。すでに水分があり、入れるとクリームが薄くなるからだ。卵黄が入っているので、火にかけるととろみがついてくる。
リュウジが昔働いていた店も、こうした日本式のカルボナーラを出していたという。忙しいイタリア料理店では、卵を毎回完璧な半熟にするのが難しいので、この方法が採られたのではないか、とリュウジは考えている。市販のパスタソースもほとんどが日本式で、そもそもレトルトでは生卵を扱えないため、本場式のカルボナーラをパスタソースで再現するのは無理だとも述べた。
パスタを和えて塩ひとつまみで味を調え、パルメザンチーズと黒胡椒をかけて完成とした。パルメザンもアメリカのもので、イタリアではパルミジャーノ・レッジャーノしか使わない、という補足もついた。
日本式の試食:うまいが旨味は控えめ
試食した面々の反応は「うまい」「濃厚」だった。リュウジも、うまい、めっちゃ好きだ、クラシックスタイルだと評価した。一方で、チーズやベーコンのないところを食べると、自分のレシピに慣れている人には旨味が少なく感じるだろうとも言う。スタッフは、普段のリュウジのカルボナーラの方が美味しいが、これはこれで美味しいと答えた。バターと生クリームとチーズが入っている割に重さがなく軽く感じる、単品で1皿食べるとやや物足りない、ベーコンと一緒に食べるパスタのよう、という感想も出た。
そこで味の素を3振りして「補強」すると、試食者はこちらの方がうまいと答えた。リュウジは、やはり旨味は大事だと話す。チーズが少し重すぎるかもしれないという感想もあった。
即席パンチェッタ(塩豚)の仕込み
本場式に向けて、リュウジはグアンチャーレの代わりとなる簡易パンチェッタ、つまり塩豚を作った。豚ほほ肉が手に入らなかったため、脂がたっぷり乗った豚バラブロックを使う。脂がうまいので、脂の多いものがいいのだという。
重量の3%の塩をすり込む。今回は271gだったので約8gになり、かなり多い量に見える。本来のパンチェッタは長い熟成が必要だが、塩豚ならそこまでしなくてもいいので、面倒なら市販のパンチェッタを買ってもいい、とリュウジは言う。スパイスとして、タイムやローズマリーなど豚の臭みを和らげるものを使う人もいるが、今回は黒胡椒だけにした。
下に空気が通るように置き、ラップをせずに冷蔵庫で3日寝かせる。衛生的には大ざっぱだが、これだけ塩をしていれば腐らないというのがリュウジの説明だ。ラップしないのは、水分がどんどん抜けて豚の旨味が凝縮するからだという。これを乾燥させたもので作るポトフは世の中で一番うまい、とも話している。
一晩置いた段階で水分が抜けてかなり硬くなるが、本来は3日、長くて1週間ほど冷蔵庫で寝かせ、その後はジップロックなどに入れて保存するとよい。今回使ったのは熟成が進み、色が変わった約2週間もので、リュウジは1か月ほどは平気だと話す。ただし、何週間も経つと異臭がしてくることもあるので、そうなったら食べないこと、自己責任で、と念を押した。脂肪量はグアンチャーレと同程度だと見ており、ハムのように硬くなったものを細切りにして使う。
本場式のチーズと卵:ペコリーノ・ロマーノと「全卵+卵黄」
チーズはペコリーノ・ロマーノを削って使う。パルミジャーノ・レッジャーノを使うシェフもいて、今回は両方を用意したが、リュウジ個人としてはペコリーノ・ロマーノの方がうまいという。ただし塩気がとても強いので、量はよく考える必要がある。1人20〜25gが目安で、最終的に2人分で50gほどになった。
卵の配合は流派がたくさんあるが、リュウジが最終的にたどり着いたのは「全卵1個」か「全卵+卵黄」の2パターンだという。とろっとしたソースにしたい場合は後者で、今回は全卵2個と卵黄2個にチーズを混ぜてカルボナーラ液を作った。
以前リュウジのカルボナーラを何気なく食べていたというスタッフに、当時は毎回このチーズを削り、仕入れも大変だったと明かす場面もあった。
ディ・チェコとブロンズダイス、塩分0.7%
パスタはディ・チェコで、ブロンズダイスの麺をチャンネルで使うのは初めてだという。表面がざらざらしていて、これがうまさにつながる一方、粉がよく出るので、ワンパンパスタに使うとまずくなる。普段リュウジがテフロンダイスの麺を勧めているのはそのためだ。量は1人100gの2人分で、チーズと塩豚の旨味に負けないよう太めのものを選んだ。
茹で湯の塩分濃度は0.7%。ペコリーノが入るので本当に薄くていい、塩は後から足せる、リュウジ自身もここで何度も失敗した、と話す。12分茹での表示に対して10分で上げ、残りはフライパンの中で仕上げる。
塩豚の脂と「お湯」でスープを作る
フライパンにオリーブオイルを大さじ1杯半入れ、塩豚を焼いてカリカリにする。バターは使わない。ただし、バターを使うシェフもいて、イタリアでも人それぞれだとリュウジは補足した。ベーコンは水分が多いので焼くと跳ねるが、塩豚は水分が抜けているので跳ねず、カリカリに仕上がる。出た脂は全て使う。
リュウジは、これは本場のものよりうまいと言ったうえで、本場といっても店によって違い、日本にも美味しい店とそうでない店があるのと同じだと付け加えた。
ここで茹で汁ではなく、お湯を80ccほど入れる。塩分3%の塩豚自体がしょっぱいので、茹で汁を入れるとしょっぱくなるからだ。邪道かもしれないが、美味しくするためには仕方がないという。煮詰めると豚の旨味が溶け出して白濁したスープになり、これがパスタに絡む。本場のカルボナーラはしょっぱい店が多いので、今回は塩味を控えめにしたとも話している。
旨味調味料については、使った方が少しうまくはなるが、今回は使わないと述べた。材料さえうまければ旨味調味料は要らない。ただ、一般の人がスーパーで買える日本の材料だけで作るとなると大変なので、普段の料理では旨味調味料をうまく使うのがポイントになる、というのがリュウジの立場だ。
最も大事な工程:火を止めてから半熟に仕上げる
パスタを脂とスープに絡めたら、一度火を消して卵液を入れる。ここが一番大事な工程だという。弱火に戻し、卵が固まらないように、しかし生のままにもならないように火を通す。生のままだと卵かけご飯のようなパスタになり、火を入れすぎるとボソボソの炒り卵になる。フライパンの底をかき混ぜながら、その手前で止める。
うまくいくとソースはしゃばしゃばにならず、クリーム状にもったりして、麺の一本一本にまとわりつく。リュウジは、これがうまい、ここがすごく大事だと繰り返した。盛り付けて粗挽きの黒胡椒を多めにかけ、仕上げにペコリーノ・ロマーノを振る。若い頃にたどり着いた「究極のカルボナーラ」だと紹介し、カルボナーラは出来上がりから3分が勝負なのですぐ食べてほしい、と勧めた。
本場式の試食と、リュウジの結論
試食した全員が「うまい」と声をそろえ、化学調味料は要らないという点でも意見が一致した。塩加減がちょうどいいのはお湯を使ったからで、茹で汁だとしょっぱくなる、全部計算した、とリュウジは説明する。チーズはペコリーノ・ロマーノでなければこうはならない、塩豚がないとこうならない、とも述べた。ペペロンチーノの検証は微妙だったが、カルボナーラはうまい、とリュウジは満足げだ。
和える工程のポイントを聞かれると、リュウジは皿にソースが残っていないことを示した。失敗するとソースが残る。麺の一本一本に全部絡む絶妙な半熟具合でないと、カルボナーラは全然美味しくならないという。
リュウジは、ここまでやればレストランにこれだけを食べに行ってもいいくらいの一品ができ、スーパーの豚で作れるのだから皆も作れると語った。化学調味料を使わずに本当に美味しいカルボナーラを作るなら、これで決定だという。ただ、視聴者にペコリーノ・ロマーノを用意してくれとか塩豚を作ってくれとは言いたくないので、これまでこの作り方を出してこなかったのだ、とも明かした。動画は、機会があれば美味しんぼの日本式カルボナーラも、手間をかけられるならこの「人生で一番のカルボナーラ」も作ってみてほしい、という呼びかけで締めくくられた。
Xでね、美味しんぼのカルボナーラの作り方っていうのが拡散されてて、本場とか本物とか言うじゃん。美味しんぼ、クソ偽物じゃんっていう。日本式のカルボナーラを実際作って、その次に本場のカルボナーラ作って味比べたい。
いただきます。ああ、うまい。これ、達成感がやばい。
どうも。美味しんぼアンチです。ということで、Xでね、美味しんぼのカルボナーラの作り方っていうのが拡散されてて、これがですね、ここに書いてあるんですけど、美味しんぼに書いてあるカルボナーラの作り方が偽物すぎてやばいっていう。読みますね。
フライパンで塩漬けの豚肉かベーコンを炒めて香りを出して、そこにバターを溶かして茹で上がった麺を入れ、生卵と生クリームのソースを麺に絡めてやる。仕上げに黒胡椒を挽き、パルメザンチーズをかけて出来上がり。これどう思いますか、皆さん?
うまいんじゃないですか? うまそう。うまそうでは聞こえるけど。それ、うまいよ。うまいけど本場じゃない。
ダメポイント1。バターですね。カルボナーラ、バター入れない。あとベーコンがダメ。カルボナーラ、ベーコンだ。違う違う。カルボナーラはグアンチャーレっていう豚の頬肉の塩漬けを使うの、元々が。だからベーコン使ってるやつはみんな死んだ方がいいのよ。正しくはベーコンじゃない。
そうそう。あと生クリーム。本場のやり方はグアンチャーレ、卵、チーズ。これで作るっていうのが本場のカルボナーラです。だからこのカルボナーラっていうのは日本式なんです、実は。あとパルメザンチーズって言ってるでしょ。アホです。
ただ、このカルボナーラが美味しくないかって言われれば、多分うまいです。どういうことかっていうと、アメリカ式なんだよね。元々カルボナーラって卵とチーズ、グアンチャーレと黒胡椒で作るんだけど、卵がボソボソになりやすいから作りにくいのよ。高度の技術がいるの。なんだけど、生クリームを使うと卵が固まらないからめっちゃ簡単だって言って、この作り方が広まったね。
だから30年前の日本、生クリームを使ったカルボナーラしかなかった。今はイタリアの文化がすっごい入ってきて、「いやいや、イタリアは生クリーム入れないよ」っていうのが伝わって、卵とチーズだけのカルボナーラっていうのをどこでも食べられるようになったんだけど、昔のカルボナーラは生クリーム入りのものしかなかった、日本は。だからこの美味しんぼの作者、雁屋さんは多分その頃に書いたんだよね、おそらくね。だからこれがスタンダードだと思ったんだろう。
でも本場とか本物とか言うじゃん。美味しんぼ、クソ偽物じゃんっていう。だからちょっと違うんじゃないですかっていう動画です。これを言うだけだと、ジジイがクソ文句言ってるだけの動画になるんで、日本式のカルボナーラを実際作って、その次に本場のカルボナーラ作って味比べたい。
じゃあ今日はその塩漬け肉ですか? グアンチャーレ用意してるんですか? 漬けてあります。ただ豚の頬肉が手に入んなかった。だから豚バラ肉で代用してるんだけど、それでもめちゃくちゃ脂が乗ったやつをやってるから、かなり近いと。その作り方も途中で差し込みます。じゃあまずは美味しんぼのクソ偽カルボナーラを作ります。
使うのはパルメザンチーズ、生クリーム。パスタは俺が使ってるこのもちっとしたやつを使います。あとベーコンです。あとバター、あと卵。もうこれで作る。これね、詳しいレシピが載ってないから、この工程だけは全て取り入れます。俺的には多分コンソメ入れた方がうまいと思うんだけど、でもコンソメ使ったら雁屋さんぶち切れると思うから、ここは使わない。美味しんぼのカルボナーラを作って、みんなで食べたいなっていうふうに思います。
美味しんぼに忠実ってことですか? 美味しんぼよろしくってことです。じゃあやっていきたいと思います。
まずベーコンね。何グラム使うかって言ったら、使ったら使った分だけうまいです。ゴロンゴロン。ゴロンゴロンの。まずベーコンは使わないし、アメリカのもんだから、イタリアではベーコン使うパスタとかあんまないです。ベーコンは邪道です。多分これで作ったカルボナーラを現地で出したら、絶対に殺されます。
イタリアとアメリカの大きな、生クリームが入るかどうかっていうのはかなり違うけど、もうマジで別物。生クリームが入る時点でアルフレッドソースみたいな感じになるんだよね。今回は1人前60gぐらいのベーコンを使いたいなっていうふうに思うんですけど、ちょっとでかいね。これ半分ぐらいにしようかな。あまりにもベーコンの味しかしないと思うから。
ベーコンっていうのは旨味があるんで。このベーコンは化学調味料が入ってるから、美味しんぼで出したら殺されます、雁屋さんに。ただ、この日本式のカルボナーラうまいです。昔ながらの喫茶店のカルボナーラ、みんなクリーム入ってる。
発祥はどこなんでしょうね、生クリームを使うの。アメリカじゃない? 生クリームとベーコンっていうか、アメリカからこっち引っ張ってきたんじゃないかなっていうふうに思います。日本ってアメリカの食文化来てるじゃん、かなり。だからその時かなっていうふうに思います。イタリアの食文化っていうのはそんなにない。基本フレンチなんだよね、日本って最初に流行ったのが。だから洋食は食ってる。クリームを使うっていうのは結構洋食の文化なんだよね。
バターね。2人前だから20gぐらいかな。これも取り出していきます。今回は35の生クリームなんですけど、あとこれ卵なんだけど、もう日本のカルボナーラにおいて毎回論争になるんだけど、卵黄だけ使う、今回は。卵白入れると薄まるんだよね、クリームの旨味が。だから卵黄を使うんだけど、卵黄は2個入れます。卵の液を作っとくね。1人前に対して生クリームは50ccなんで、100あればいいかな。ここに生卵を。卵の味がしっかりしてないとカルボナーラってうまくないんで。
混ぜる。こうするとオレンジ色のクリームになって、日本式のカルボナーラソースに。これはダマにならなそうですね。絶対ダマにならないし、卵黄だけ使うから、これ火を入れても全然固まんない。じゃあ飲もうか。ああ、効くわ。卵白ってちょっとえぐみあんだよね。こっからはフライパンで炒めていきます。
なんでニンニクいたの、これ? ニンニク使わないんですか? 使うわけねえだろ。殺されるぞ。誰に殺されます? イタリア人。殺される? ニンニクなんてカルボナーラ入れない。旨味出すんじゃないんですか? 旨味はチーズから出るからいらない。
ニンニクなんて入れたらクソ邪道で、リュウジってイタリアではな。イタリアではな。イタリアで1名。そうそう。それすごい。じゃあその入れないのを見越して、今お湯沸かしてますからね。バターなんかね、アメリカンの味なんだよ。多分ね、これね、俺はコンソメ入れた方がいいと思うんだけど。
コンソメ入れないとどういう感じになる? くどい感じになるんだ? 塩生クリームだよ。ベーコンから旨味結構出るから、大丈夫だと思うんだけど。生クリームパスタって感じですか? 生クリームパスタです。
旨味調味料入れないんだったらこれぐらい。ベーコンって旨味調味料入ってるんで、こっから旨味出してくるのかな。雁屋さんはベーコンに味の素入ってるって知ってるんですか? いや、だからその無塩ベーコンみたいなのを指してるんだと思う、あの人は。へえ。わかんないけどね。これ結構塩分入れば結構うまいもんなんだね。
旨味調味料入れない。ここに生クリームを入れて、ちょっととろみついたら、パルメザンチーズと黒胡椒めっちゃかけて完成。そういうのが日本でいうカルボナーラ。でも日本式のカルボナーラ、結構出汁入れるんだよね。チキンコンソメとかそういうのを入れるところが多い。やっぱり日本人は旨味を好むから。
前回ペペロンチーノの動画やってたじゃない? 全然荒れないの。もっと有識者がいっぱい集まってきて、「これは違うんだ。本場のペペロンチーノはこんなに美味しいんだぞ。このレシピ作ってみろ」みたいなやつらがいっぱい来るかと思ったら、誰もいないから。1人だけ、なんかのイタリアンのペペロンチーノがいいって言ってた人いたのよ。検索したらシラスとカラスミ載ってた。意味ないじゃん、それ。シラスとカラスミがうまいだけじゃん。もう俺は泣いたよ。
でも一方で、「お前の使ってるオリーブオイルじゃうまくなんねえよ」っていうのもありました。「もっといいオリーブオイルと、いいイタリアの唐辛子を使え。鷹の爪なんか使ってんじゃない、日本のもの」って言われて、確かにそうだなと思って、全部輸入することにしました。だから乞うご期待。ひたすら5000円のペペロンチーノを作ってみたっていう動画。でもそれやるけど、それで美味しくなかった時に俺は死んじゃうかもしんない。知的好奇心がね。
これ2人前なんで、パスタね。1%の塩分でいきます。本場のカルボナーラとはまた違うんだよ。どっちかっていうと本場のカルボナーラの方がおもろいから、絶対見てほしい、本当に。本場の作り方ってやるから。カルボナーラはマジで研究した。ペペロンチーノもそうだけど、俺、イタリアの昔使ってたザネッティっていうところのペコリーノ・ロマーノ買ってきたから。
本場ローマはペコリーノチーズを使うところが多いです。パルミジャーノ・レッジャーノだけで作るところもあるけど、カルボナーラ、ローマ発祥だから。でも俺がイタリアで食べたカルボナーラ、クソまずかったです。2皿ぐらい別のところで食ったらしょっぱいのよ。それ原因で、ペコリーノ・ロマーノが塩分が高い。これだから家でやる時は塩分濃度低くしないとダメ、茹で汁は。じゃないと全然美味しくない。
あとグアンチャーレ、塩漬けだったらグアンチャーレもそこにも塩が。そこにも塩の塊の食ってんの? じゃあパスタ入れていきます。これ塩分濃度1%のお湯です。太めがうまいかな。これやると本場のスパゲッティ使えとかって言われるんだけど、ねえから。あ、でもあれか、ディ・チェコぐらいはあるか。
これ何分茹で? これ9分。11分茹でだから9分ぐらい。ブロンズダイスって言って、ディ・チェコっていうのはすごく美味しくて、スーパーに売ってるんですけども、あれでやった方が本場っぽいですね。川越さんとか使ってます。川越さん使ってた、ディ・チェコ。川越さんが使ってるわけだから本物だよ。あの人はもう水も何も本物しか使わないから。
今日の仕事はもう、A子をうならす、化学調味料なしで。でもさ、ベーコンに化学調味料入ってるからさ、ちょっと入れてもいい気がするんだよね。どう? でも美味しんぼじゃなくなりますもん。美味しんぼじゃない。これはなんか違う人。違うんです。A子NG。何を作ってるんだかわかんない。そうだね。でもチーズをかけたら絶対大丈夫。旨味の塊だ、これは。
すごい。でもちょっと重たそうですね。何? 重たい? ダメ。ダメ、重たい男ダメ。生クリーム、ベーコン、チーズかけまくりでしょ。カルボナーラって基本でも割と重めなんだよね。さらに重いカルボナーラ。いやいや、本場のカルボナーラ軽いから。卵とチーズだけだから。でもグアンチャーレの脂が結構来るから、こってりっちゃこってりか。
本場のカルボナーラね、うまいよ。たっちゃんも絶対食ったことあるけど、もう忘れてると思う。昔ね、言うて。ペコリーノ・ロマーノチーズが冷蔵庫に常にあったから、うちは。すごいこだわってた時ある。すごいよ、こだわりが俺は。昔の俺はクソほどこだわってたからね。味の素入れるやつ死ねって思ってたから。人生何が起きるかわかんないね。今はもう味の素の子って言われてるからね。
何分ぐらい? あと3分半。あと3分半らしいので、こっちにクリーム入れます。クリームを入れます。消して、固めちゃいけないんだよ。ダマになっちゃうから。だからこれ、美味しんぼで本物って言われたカルボナーラはこれ。
茹で汁も入れないんですか? 茹で汁も入れないね。クリーム薄くなるから。もう水分はあるんで。ゆっくり加熱して、ちょっととろみを出します。卵黄が入ってるから、火かけるととろみが出てくるんだ。もうとろみはこれぐらい。ほら、とろっとしてきてるでしょ。これがもう日本のカルボナーラ。昔はみんなこれ食ってた。うまいうまいって食ってる。みんな今でもこういうカルボナーラを作るところあるし。
俺が昔働いてた店はこういう日本式のカルボナーラ。忙しいイタリア料理店だと卵を完璧な半熟具合に毎回毎回するの難しいのよ。だからこれが取られたんじゃないかなっていうふうに僕は思ってます。今何分ぐらい? あと1分半です。あと1分。仕上げるよ、今回は。
もう市販のパスタソースみたいな感じですもんね。市販のパスタソース、そう。だからそういうのは日本のカルボナーラがほとんどです。そもそも生卵は扱えないから、レトルトだと。だから土台無理。本場のカルボナーラをパスタソースでやるのは絶対に無理です。今回ちょっと食べ比べしてもらいます。これはもうお勉強ですね。前回のもめちゃくちゃ好評だったから。ちょっとだけ荒れたけど。オッケーです。オッケー。こいつ、ここに。
じゃあちょっと和えますね。ああ、完璧だね。これでちょっと塩。あまり入れすぎちゃダメ。後でチーズで味付けて。うまいわ。盛ります。美味しんぼ式だから、このやり方。こんな感じね。ベーコンを。
これね、うまくなかったらちょっと問題だね。パルメザンチーズ。まずパルメザンっていうのがアメリカのもんだからね。イタリア、パルミジャーノ・レッジャーノしか使わない。結構かけます。その方がうまい。黒胡椒。こちらで美味しんぼの言う通りに作った日本式カルボナーラ完成。
皆さん、2皿作ったんで、もういただきます。うまい。美味しい。うまいな。美味しい、美味しい。濃厚ですね。うまい。
でもあれか、チーズ、ベーコンないところを食うと、リュウジのに慣れてるとちょっと旨味は少ないと。そうですね、確かに。普通に美味しいレベルではあると思う。うまいけどね。めっちゃ好きだよ。クラシックスタイル。
A子さんどうですか? 美味しいです。これと普段のカルボナーラ、どっちがいいですか? 普段のカルボナーラの方が美味しいですけど、これはこれでめっちゃ美味しいです。軽く感じるかも。バターと生クリーム、チーズ入ってる割には、なんか重さがない。確かに。もちろん、これ単品で1個食べるとちょっと物足りないかなって感じ。
でもうまくまとまってると思う。多分みんなはコンソメ入れた方がうまいと思う、少しだけ。ベーコンと一緒に食べるパスタみたいな。味の素振ります。うまいよ。混ぜますか? 旨味補強カルボナーラです。
いただきます。うまい。ちょっとっぽくなる。確かに。どっちうまい? 味の素使った方がいい。そうなんだよな。やっぱり旨味って大事なんだよね。A子は? もちろんそっち。もちろん。ただなんかちょっと、私にはチーズ重すぎかなって感じではないかも。うん、入れた方がうまいね。
これはこれとしてうまいと。じゃあ本場のカルボナーラ、俺が日本でできる最大のことをやり尽くしたカルボナーラを作ります。
本格的なカルボナーラを作るために、簡易パンチェッタ、塩豚ですね、を作りたいなっていうふうに思ってます。この豚バラ肉なんですけど、脂しかないでしょ。これがいいの。パンチェッタ作る、脂がうまいです。こいつの重量を量ります。
聞くところによると、A子、パンチェッタ作ったことあるらしいね。うん、やってた。何者なの? なんかやってないキャラみたいな感じになってんだけど、暇な時やってたんですよね。そうなんだね。すごいやん。
じゃあこれね、重量の3%の塩を塗るんですよ。これ271gでしょ。7.5g。あ、8gぐらいだね。8gの塩。これぐらいですね。結構な塩の量です。これをすり込むと。パンチェッタというか、塩豚だね。パンチェッタはかなり熟成を必要とするんだけど、塩豚はそこまでやんなくても大丈夫だから。めんどくさかったらパンチェッタ買ってください。人によってはスパイスをやるんですけども、今回はブラックペッパーだけで。
タイムとかローズマリーとかさ、豚臭さを軽減させてくれる。もうちょっといっていいね。片手で挽けるから、めちゃめちゃいいよ。マジでこれに関しては買った方がいい。こんな感じね。もうっぽいじゃん。もうっぽい。もうっぽいでしょ。網がよかったんだけど、網ないっぽいから、ちょうどいい、いけるやん。要は下に空気含ませたいのよ。
こんな感じで簡易的に作って、置きます。これで裸のまま3日。裸のまま? はい。でも衛生的にはルーズです。でもこんだけ塩を振ってあったら、もう絶対に腐らないので。じゃあなんでラップしないのっていうふうに思うかもしんないけど、ラップしないとどんどん水分抜けてって、豚の旨味凝縮するのよ。
だから俺は簡易的なパンチェッタ的な塩豚を作る時は、この状態で真っさらのまま冷蔵庫入れちゃう。これで作るカルボナーラ、マジで。ちなみにこいつを乾燥したやつでポトフ作ると、世の中で一番うまいポトフができます。じゃあ冷蔵庫で、こうです。じゃあ3日ですか? はい、3日間やります。じゃあ動画戻ります。
ということで、一晩置いたのがこれ。水分抜けてかなりカチカチになってます。もうこうやって、ぶれない。これでやってもいいんですけど、本来は3日、長くて1週間ぐらい寝かす。冷蔵庫でポーンってずっと干してるとこんな感じになるんですけども、1週間ぐらい経ったらジップロックかなんかに入れて保存しておくといいですね。
こいつです。色になって、熟成が進んで旨味、袋に入れて4日か5日ぐらいになったかな。だからこれ2週間ぐらいですね。これがマジでうまい。これをグアンチャーレの代わりとします。どれぐらい保存利くんですか? 1か月ぐらい全然平気。そんな持つんですか? 3%だから全然平気。なんか腐敗臭がしたらやめて。これも自己責任だから。
今回は1人前これぐらいね。2人前でもこれぐらいか。こんなにいい色になってます。グアンチャーレと同じぐらいの脂肪量ではあると思います。脂の多いところ買ってきたんで、もうこれ使ったらマジうまいから。今から作る本場のやつなんでね。細かく切ります。これも硬いのよ。ハムっぽくなって。
これの作り方を教えただけで、皆さんはラッキーと思います。これマジで常備しときたくなるぐらいうまいです、この即席パンチェッタ。カルボナーラに入ってるような感じの細かい細切りにしていくよ。さすがに何週間かもすると腐敗臭がしてくるから、そういうの食べないでね。塩漬けだけど。これを使います。この脂で食うのが非常に美味しい。
本場を頬張るものにするためには、ペコリーノ・ロマーノを使います。ただペコリーノ・ロマーノって塩強いの。めちゃくちゃ強いから、入れる分量を精査した方がいいです。ボウルを用意して、ペコリーノ・ロマーノを切っていく。切るというか削るんですね。これ、混ぜるシェフもいる、パルミジャーノ・レッジャーノと。パルミジャーノ買ってきてもらったんだけど、個人的にはペコリーノ・ロマーノの方がうまいかなっていう感じですね。
これを1人大体20ぐらい使うといいかな。20から25なんだよね。もうこれで削ったチーズ使ったら、そりゃうまいですよ。そうだね。20gちょいぐらいですかね。
卵をどれだけ入れるか問題も、これは流派がいっぱいあるんですよ。俺が最終的にたどり着いたの、2つパターンあって、全卵1個か、全卵プラス卵黄なんですよ。ちょっととろっとしたソースにしたいんであれば、全卵、卵黄っていうやり方をするんだけど、そっちでやってみるか。カルボナーラ液を作っておきます。こんな感じ。卵をね。これを混ぜてカルボナーラのソースを作ると。もうちょいチーズ入れるか、そしたら。
そうなんですか。50gぐらい。後がけで対応してもいいんだけど。思い出すな。思い出しちゃう。これはでも、なんかちょっとになっちゃいそうですね。作る時難しそうな。火入れが超大変。難しそう。
このカルボナーラ、食ったことあんだけどね、昔。昔何気なく食ってたカルボナーラです。そんな裏では大変な思いをしてる。本当だ。贅沢だったんだよ。これ全部やってんだから、俺。ありがとうございます。チーズは本当に毎回これを削ってたから。全然なんか、いいねとかあんまなかった気がするね。さすがに反応してたと思う。いや、この裏でこんな作業があるのは。見せてねえから。わざわざひけらかすもんじゃねえから。「なんだ、まだかな」ぐらいだった。
あとはパスタだね。ディ・チェコ買ってみました。ディ・チェコがうまい、カルボナーラは。一番。これブロンズダイスって言って、俺のチャンネルで出すの初めてだね。これ表面がね、見て、ザラザラしてんの。これがうまい。結構出るのよ、粉が、ブロンズダイスのやつは。だからワンパンパスタをこれでやるとクソまずいです。だからいつも俺はテフロンダイスを買ってくれって言ってる。2人前200です、僕の場合はね。
ちょっと太めがいいんですかね? 太めがいいね。太めじゃないと美味しくない。チーズの旨味と即席パンチェッタの旨味に負けちゃうの。こういう練習、たまにはやっていいかなと。俺の自己満足回なんで、これは。お湯沸かしましょうか。じゃあパスタ茹でます。塩少なめにして、ペコリーノチーズが入るから。塩分濃度でいうと本当薄めでいい。
塩は言うたら後から一応足せるから、もう本当に0.7%とか、本当に薄くて。これで何回も失敗するから。これ茹で何分だっけ? 12分だから10分茹でます。久々に使うな、ディ・チェコ。うまいんだよ、これ。扱いめんどいけど。本場でもかなり使われてるパスタなんで、これは。
そしたら火つけて、こいつ出していく。軽くオリーブオイル。大さじ1半ぐらいかな。バター使わないんですね。殺されるよ、イタリアの人に。バターとか全然使わないから。使うシェフもいるけどね。人それぞれなんだ、イタリアも。だってペペロンチーノにバター入れる人もいるからね、最終作用なのは。
この塩漬けの豚がうまいから。このカリッとしたのが、これちょっとっぽいわけですよ。確かに。ベーコンだとこんなカリカリにならないから。ベーコンだと跳ぶ、パシパシパシ。これは水分が抜けてるから跳ばない。カリカリに仕上げるの。俺、本場で食ってるからさ。うまそう。でも本場のよりうまいです。
本場って言っても店によるからさ、一概に本場が美味しくないとかじゃなくて、本場もいろんな店があって、日本でも美味しい店と美味しくない店あるでしょ。それと同じだから。脂こんだけ出ます。かっこいいです。これ全部使うんです。この脂がうまいんです。ここカリカリにします。
ここにパスタを入れたいところなんだけど、パスタ入れるとしょっぱくなるから、お湯です。へえ、お湯です。これはちょっと邪道かもしんないけど、美味しくするために仕方がない。結構この塩がしょっぱいのよ、塩分濃度3%が。お湯を入れます。お湯でも十分乳化してくるんで。100ccぐらい使う。100ぐらいかな。80かな。普通のお湯でもいいのね。これが今回のスープ、出汁になります。
ちょっと煮詰めて、中にある旨味を出して。ほら、もうスープが、旨味が完成してる。この豚の旨味を外に出してあげるようなイメージ。これはうまいよ。俺の料理人生の集大成と思ってもらっていい。旨味調味料は使いません。使った方がちょっとうまいけど。せっかくだから使わないの食べてほしいよ。
そういうアプローチもできるから。要は材料さえうまけりゃ旨味調味料はいらないのよ。でも一般の人が日本の材料とかで、スーパーで買えるもんだけで作るっていうふうになると結構大変だから、旨味調味料をうまく使っていくのが普段の料理はポイントになりますね。見てください。この白濁とした旨味汁がうまいのよ。
これがパスタに絡んで、これ脂が溶け込んでるから、これがうまいので、ちょっと煮詰めてこのソースを絡めると。こういうものだっていうふうなので食べてほしい、本場のカルボナーラ。これは本場のカルボナーラ、結構しょっぱいところ多くて、割と今回甘めにはやってはいますね。お湯を使ったりね。懐かしいな。料理始めた頃思い出すね。こんなにやってたんだかっていう。楽しい。
やっぱり料理好きなんだよ、俺ね。さっきの日本式カルボナーラ作ってるの、めちゃめちゃおもろい。あれはああいうもんだから。でも絶対にこっちの方が何倍もうまいです。あと2分半です。2分半で、オッケー。12分茹でのものは2分前ぐらいに上げて、そっからフライパンの中で完成させるような感じにします。
多分これだけやればアンチあんま来ないかもしれない。豚を仕入れろとか、本当のでやれみたいなことを言われたら、それはすいませんと言うしかないけど、でもかなり近いよ。オッケーです。じゃあ、うわ、うまそう。脂絡めて待って。火、消えてるから。
火は消えてるんですね、ここ。これは消さないといけない。卵に火通るから。ここ入れますよ。もうこっから大事。めっちゃ大事だからね。弱火で、絶対に火を通さないように火を通す。かき混ぜた方がいいですね。
そう。生卵かけご飯パスタになっちゃうから、火通さないと。だからこのフライパンの火で半熟にするのが大事。これやるとやらないとうまさ全然違うから。ペコリーノ・ロマーノのいい香りがしてきたでしょ。火を上げて、もっとこのカルボナーラに火を入れる。底をかき混ぜるようにする。じゃないと火通ってボソボソの炒り卵になる。炒り卵になる手前で止める。もうこれが大事。こんな必死になる俺、見れない。
よっしゃ。見て、シャバシャバになってないでしょ。ほら、クリーム状になってくるでしょ。これがうまいよ。ほら、もったりしてきたでしょ。これがうまい。これなんだ、みんな世界中、ほら。これね。この、見て見て。ほら、これ全部麺にまとわるでしょ。これ大事。これすっごい大事だから。これがうまい。盛りますよ。ちょっと待って、味は。
俺まだ覚えてたんだな。一度積み重ねてきたことは覚えてんの、俺。粗めで。粗ければ粗いほど。あの3倍かけて、本当にこれ濃いから。少しかけるわ。俺が若い時にたどり着いた究極のカルボナーラです。
皆さんも食べてください。カルボナーラは賞味期限3分なんで、食べてください。いただきます。うまい。うまいな、これ。うめえ。やばいね。化学調味料いらないだろ。いらないです。いらないよ。これはやばい。うまいな。うまい。
塩豚がないとこうならないの。塩味ちょうどいいね。もうお湯なのよ。お湯なの? あれ茹で汁入れちゃうとしょっぱいのよ。全部計算した。うまい。これ俺、達成感がやばい。チーズ、ペコリーノ・ロマーノじゃないとダメだね。ペコリーノ・ロマーノじゃないと絶対こうなってない。違うね。うまいな、これ。1人1皿欲しいな。これはそうだね。これはうまい。本場の作り方でうまい。
ペペロンチーノは微妙だったけど、カルボナーラうまいだろ。ここまでやってものすごく美味しいカルボナーラができるんだ。俺はずっと学んできて、本場のカルボナーラはもう、世界一うまい。無料だわ。やっぱりうまい。俺ちょっと半信半疑で作って、でもどれだけうまかったかって思って。でもここまでやったら、もうレストランでこれだけを食べに行ってもいいぐらいの一品ができる。これは達成感。これすごいな。
これみんなも作れるから。だってこれスーパーの豚だもん。ポイントは最後に和えるところですか? 和える時に、これね、ソースが残ってないでしょ。これ失敗するとソース残るのよ。これが麺1つ1つに全部絡まるっていう、この絶妙な半熟具合でやらないと、このカルボナーラが全然美味しくない。これは火入れ完璧です。完璧。
だから俺が化学調味料使わないで、本当に美味しいカルボナーラを作ろうと思ったら、もうこれで決定。絶対にこれできるんだけど、ペコリーノ・ロマーノ用意してくれとか、塩豚作ってくれとか言いたくないからやんなかったんだけど。無料だわ。そうなの。これ素晴らしい動画ですね。素晴らしい。
ということで、皆さんも機会があったらね、美味しんぼの和式カルボナーラ、努力があれば俺の人生で一番のカルボナーラ、作ってみてください。
あ。
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