「カップ麺研究家」takaが勧める7品をリュウジが試食 具なしの醤油らぁ麺と、コンビニ向けの生姜タンメン

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概要

料理研究家リュウジのサブチャンネル「リュウジの休肝日」で、カップ麺研究家のtaka氏が2回目のゲスト出演をした。企画名は「リュウジさんの知らないカップラーメンの世界」の第2弾である。taka氏が選んだカップ麺を食べる順番に紹介し、作り方のコツやメーカー・監修店の背景を説明する。それをリュウジが食べて感想を述べ、taka氏が自分の評価ランクを示すという流れで進む。今回は前編で、7品を取り上げた。

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taka氏は自分を「ガチニート」と名乗って笑いを取った。前回の出演後に一度就職したが、結局辞めたという。リュウジとの出会いは、taka氏がリュウジのカップ麺を評価したことだった。taka氏はブログを12年続けており、収入はブログと東スポなどでの連載、ときどき依頼される執筆の仕事から得ていると話した。

2:02

サンポー食品「焼豚ラーメン×丸幸ラーメン」:オリジナルありきの派生品

最初の1品は、佐賀のサンポー食品が出す焼豚ラーメンの派生商品である。前回の動画でリュウジは元祖の焼豚ラーメンを高く評価していた。taka氏によると、コラボ相手の丸幸ラーメンセンターは、サンポー食品の本社から車で6分ほどの所に本店がある。九州のロードサイド店では「丸星か丸幸か」と言われるほど有名な店だという。taka氏は店の「呼び戻し」という製法にも触れた。臭みが少なく、超高圧で炊き出したクリーミーなスープを再現した商品だと説明した。麺には、福岡県がラーメン専用に開発したブランド小麦「ラー麦」を使っているという。リュウジは「そういうとこまで調べんのね」と驚いていた。

小袋は4つある。taka氏は作り方も細かく指示した。粉末スープの量が多いので、焼豚を上に載せたままお湯を注ぐとスープが溶けにくい。だから具材を先に入れる。調味油系の袋は蓋の上で温める。紅生姜は温めなくてよい。紅生姜を入れると味が大きく変わるので、まず一口食べてから入れたほうがいい。麺は硬めなので、一度混ぜて軽くほぐす。

リュウジは「うまいけど絶対紅生姜入れた方がうまい」と言った。taka氏は、紅生姜との相性は元祖の焼豚ラーメン以上だと見ている。リュウジは「スパイス感はないが、軽やかなのに濃厚で重厚感がある」と表現し、「サンポーって裏切んないよね」と話した。taka氏の評価はS。ただし元祖には勝っていないという。サッポロ一番の限定バリエーションのように、もともとの焼豚ラーメンがあってこその味なので、元祖を超えるのは難しいという見方だ。

6:23

サンポー食品「九州三宝堂 高菜博多ラーメン」:40年のロングセラー

続いてもサンポー食品で、高菜博多ラーメンである。調理時間は2分、麺はかなり細い。高菜はレトルトで後入れする。taka氏によると、この高菜は今は別商品として単体でも売られているらしい。商品自体は1985年10月頃から続くロングセラーで、発売から40年ほどになる。

食べ方について、taka氏は高菜をしっかり混ぜてスープになじませるのが好みだと話した。調味油についても、ラーメンは油を垂らしたら混ぜないのが基本だが、サンポーの商品は混ぜたほうがいいという。

リュウジは高菜の質を高く評価した。一方で、スープはあっさりで個性が薄く、少しチープだと述べた。麺はしっかりしていて、細麺の口当たりが良いという。まとめとしては「美味しいけど、もう少しスープに工夫があってもいい」。チープさが良さでもあり、高菜で押し切る一杯だという受け止め方だった。

8:29

ファミリーマート「Lab Q かけ醤油らぁ麺」:具をなくしてスープに全振り

3品目からはファミリーマートの「かけ」シリーズが続く。最初は札幌の「Japanese Ramen Noodle Lab Q」が監修した醤油らぁ麺である。taka氏によると、この商品はあえて具材を入れていない。具材はコストがかかるので、その分をスープに全部回したのだという。

液体スープが2袋あり、リュウジは「分ける必要あんのか」と疑問を口にした。taka氏の説明では中身が違い、片方は魚介が強い。カップ麺でこの味を出すには、そこまでやる必要があるという。製造は東洋水産で、麺はノンフライ。マルちゃん正麺カップと同じく、生麺を茹でる製法で作られていると説明した。説明書きには、5分後に液体スープを加えてよくかき混ぜるよう書かれている。

食べた二人は口をそろえて「めちゃくちゃうまい」「カップラーメンのレベルじゃない」と言った。taka氏はこの商品を自分のブログのランキングで1位にしており、評価はSS。「ここでSSを出しておかないと、もう出す機会がない気がする」と話した。taka氏はもともと「カップラーメンに具材はなくていい派」で、その好みにも合ったという。スープの質が非常に高く、インスタント感がまったくない点を挙げ、「ここまで来たんや」と評した。

11:49

ファミリーマート「支那そばや監修 かけ醤油らぁ麺」:佐野実の系譜と、こってりした醤油

次は支那そばや監修の醤油らぁ麺だ。リュウジは創業者の佐野実をテレビ番組「ガチンコラーメン道」で見ていたと話した。taka氏によると、佐野氏と明星食品は2006年頃からコラボを続けてきた。このシリーズはそれまで東洋水産の製造ばかりで、明星が手がけるのはこれが初めてだという。

taka氏は、パッケージに書かれていない工夫も説明した。佐野氏はクロレラから抽出した「ジェファー液」にこだわっていた。この商品はそれを意識して、麺にクロレラエキスを使っている。taka氏によれば、コシが強くなる、茹で上がりが早くなるといった効果があるという。ただし本人がもういないため、あくまで「監修」であって店の味の再現ではないとも念を押した。スープには北海道産ホタテエキスや名古屋コーチンも使われている。作り方は、先に液体スープを入れるとダマになりやすいので、一度混ぜて溶かす。具材は香りが強いので途中で入れる。

リュウジは「かなり理想的な醤油ラーメンのスープ」と評した。そのうえで、醤油ラーメンなのにとてもこってりしていて驚いたという。量はそれほど多くないのに、強く効いてくる。taka氏の評価も高かった。ただリュウジは、麺はLab Qのほうが上だと感じた。両者のコンセプトは違うと前置きしつつ、こちらは「かなり重い」と述べている。その場ではスタッフから、こちらのほうが好みだという声が出た。

15:28

ファミリーマート「NIBOSHIMANIA かけ濃厚煮干そば」:好みが分かれる煮干し

5品目は、煮干しラーメンの名店出身の店主による「NIBOSHIMANIA」が監修した濃厚煮干そばである。taka氏はまず「これはめっちゃ人を選びます。煮干がダメなら絶対ダメ」と断った。製造は東洋水産で、水産加工業から始まった会社なので煮干しの扱いは他社と違う、というのがtaka氏の見方だ。

粉末スープが2袋と液体スープが1袋という、珍しい構成である。ノンフライ麺だが粉末スープを先に入れるタイプで、粉末が溶けにくい。taka氏は、最初にしっかり混ぜるよう勧めた。液体スープはドロドロしていて、中にも煮干しが入っている。

リュウジは「やりたいことはすごいよくわかる」と言い、煮干しの内臓は取っているのではないかと推測した。taka氏の評価はB+。美味しいラーメンで煮干しもかなり効いているが、「もっと煮干しでもいい」と感じたという。煮干しマニアの監修なのに万人受けに寄せていて、カップ麺の域は超えない、というのがtaka氏の判断だった。

17:52

ファミリーマート「柚子香る生姜タンメン 大盛」:200円台前半で尖った味

6品目は店の監修ではなく、ファミリーマートのオリジナル定番商品である。taka氏は価格に注目した。縦型ビッグサイズの希望小売価格は271円で、コンビニで売っている一般的な縦型ビッグは278円、税込みだと300円弱になる。これに対し、この商品は198円、税込みで213円。相場よりかなり安いという。

麺は太めで、リュウジは「麺神っぽい」と感想を述べた。具材も多い。taka氏は、タンメンなので具材の下にスープがたまりやすく、そこから食べるよう勧めた。最近は縦型のノンフライ麺が増えているが、この分野ではやはり明星が強いとも話した。

食べたリュウジは「めっちゃ生姜じゃん」「パッケージから想像できないぐらい尖ってる」と驚いた。インパクトはさっきの煮干しより強いという。これだけ具材が入っていると具材に意味が出て、野菜のザクザクした食感がいいとも述べた。「これめっちゃ好きかも」と言い、スープが力強いと評価した。

taka氏はこれも人を選ぶと認めつつ、自分には「かなり刺さる」と話した。あっさりしているのに麺が太いので食べごたえがあり、具材もザクザクしている。特別な一杯ではないが「生活に寄り添う味がする」と表現し、リュウジは「いい例え」と応じた。taka氏の見立てでは、コンビニで売るべきカップ麺の模範のような商品で、味も濃く総合点が高い。スーパーで売ると安っぽく見えて売れないだろう、とも付け加えた。

20:45

ファミリーマート「元祖スタミナ満点ラーメン すず鬼 背徳にんにく醤油」:粉末スープで店に迫る

前編の最後は、すず鬼監修のにんにく醤油ラーメンである。リュウジは以前、卵入りのバージョンを食べていた。taka氏によると、そちらとは中身がまったく違い、むしろこちらがベースで、卵入りは期間限定の派生品だという。今回の商品は前年1月に発売されたものをリニューアルしたもので、ニンニクと醤油を前回より増やしたそうだ。前回よりとろみの成分が減ったこともリニューアルの点だという。

taka氏はこの商品を「過去一攻撃力が高い」と紹介した。前半に出したらまずいと思って最後に回したという。麺にもガーリックが練り込まれている。調味油は普通のラードに見えるが、これにもニンニクが入っている。

リュウジは醤油感まで店らしいと驚き、実際の店にかなり近いと評価した。ただし麺は違うと指摘した。店の麺には独特のわしわしした食感があるからだ。油も控えめで、taka氏によると店ではこの商品の4倍ほど油が入っている。リュウジは「いや、うまいよ。俺超好きだわ」と話した。

taka氏はスープを「ほぼ店」と評した。ガーリックは粉のガーリックパウダーというより、おろしニンニクや刻みニンニクのような刺激がある。しかも液体スープを使わず粉末スープでここまで再現している点を、「とんでもないこと」と強調した。すず鬼を食べたいが三鷹の店に行けない人は、これを食べれば店の味をある程度想像できるだろう、というのがtaka氏の結論だった。

24:09

前編を振り返って:完成度ならLab Q、驚きは生姜タンメン

締めくくりにリュウジは、特に印象に残ったのは生姜タンメンだと話した。taka氏が「Lab Qじゃなくて?」と聞き返すと、リュウジはラーメンとしての美味しさや完成度はLab Qが上だと認めた。ただ、Lab Qは支那そばやと方向性が近かった。一方の生姜タンメンは、あんな商品があること自体を知らなかったという。生姜タンメンのレシピを作ろうと考えているとも明かした。

この回は前編で、残り7〜8品を後編で取り上げると予告して終わった。