カレーみそきんは「カレー」が足りない? リュウジがカップ麺を評価し、カレー粉で自作版を再現する

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概要

料理研究家のリュウジが、HIKAKINのプロデュースするみそきんシリーズの新作「カレーみそきん」を試食し、評価したうえで自宅向けの再現レシピを作る回である。リュウジは日清の技術が入っているはずだとして、これまでのシリーズでいちばん期待していた。食べてみると「味噌は旨いがカレー感が弱い」と感じ、市販品にカレー粉を足すアレンジと、自作の「ジェネリックカレーみそきん」で自分の答えを出していく。

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「親の顔より見ている」みそきん、今回はカレー味

HIKAKINからカップ麺が届くのは恒例になっている。リュウジによれば、みそきんを取り上げるのは今回で5回目くらいで、店舗にも10回行っている。チャンネルが「みそきんチャンネル」のようになりつつあると笑いながらも、HIKAKINを好きなのは本当だと話す。届いた箱には、カレーみそきんとカレーみそきんメシに加えて、通常のみそきんとみそきんメシもたくさん入っていた。

今回は開封前の期待がこれまでより高かった。理由は製造元が日清食品であることだ。リュウジは、いちばんうまいカレーラーメンは日清のカップヌードル カレーだと考えている。そのため、カレーヌードルの技術が入っているはずで、うまくないわけがないと見込んでいた。特に注目したのは具のフライドポテトである。リュウジはカップヌードル カレーに入っているポテトを「世界で一番うまい」と評しており、そこに大きな期待を寄せた。

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商品の背景と考察

パッケージには「ガツンとスパイシー」「濃厚味噌カレー」とあり、白味噌に香辛料を合わせた、まろやかでスパイシーな一杯という説明がついている。原材料は揚げ麺で、通常のみそきんとの違いはカレー粉が入っている点くらいだとリュウジは読む。熱量は530kcal、食塩相当量も多めで「結構強い」という。

商品が生まれた経緯にも触れている。HIKAKINによると、みそきんの店舗ではカレー粉が置いてあり、それがいちばん好評だった。そこからカレー味のみそきんを作れば美味しいのではないかと考えたという。リュウジは以前の新作には「ストーリーがなかった」と比べ、今回は経緯があるので感情移入しやすいと話した。

食べる前の論点は、仕上がりが味噌寄りかカレーヌードル寄りかである。リュウジ自身はカレーヌードル寄りのほうがうまいだろうと予想していた。お湯は定番どおり線まで入れず、待ち時間は5分。蓋を開けると見た目はほぼカレーヌードルで、スープにはとろみがある。一方、香りは味噌のほうが強いという第一印象だった。

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実食:「これはみそきんだね」

食べたリュウジは首をかしげ、「これはみそきんだね」「あんまりカレーじゃない」と感想を述べた。スタッフも、カレーは探さないと分からない、匂いにだけスパイス感がある、スープ単体はカレーっぽいが麺と一緒だとカレー感が薄れる、と同じ方向の感想を口にしている。食べたことのない味でまろやかだという声も出た。

リュウジの見立てでは、作り手は味噌のベースを壊さないようにカレーを控えめにしており、軸はあくまで味噌に置きたかったのだろう。そのうえで、味噌スープ自体がかなりうまいので、カレーにもっと振ったほうが美味しいと考えている。「カレー味」と言われて食べると違和感があるかもしれない、というのが最初の評価だった。

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カレー粉を足すと「全然違う」

そこで市販のカレー粉を足してみた。量は小さじ山盛り1杯から1杯半ほどで、リュウジは「もっと入れてもいいぐらい」と言う。カレー粉が入るとスープに濃度がつき、より濃厚になる。香りの時点で別物になり、スタッフも「全然違う」と反応した。

味噌のマイルドさとカレーの濃厚さが合わさり、みそきんの良さも損なっていない、というのが二人の感想である。リュウジは、子ども向けなら辛みが出るので難しいかもしれないが、大人はこちらだと話す。パッケージの「ガツンとスパイシー」を期待して買うとマイルドに感じるはずで、カレー粉をこれだけ入れてようやく「ガツン」になるという。

リュウジは、店舗で好評だったのも「多分これ(カレー粉を足した状態)だと思う」と推測している。ただ、カップ麺にここまでカレー粉を入れるのは原価的に無理だろうとも見ている。カレー粉は結構高く、あまり入れられないからだ。

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カレーみそきんメシは「甘口のカレーメシ」

続いてカレーみそきんメシを試した。リュウジは、混ぜてしばらく置くとカレーメシの濃厚さがどんどん出てくると説明する。食べてみると、こちらは麺よりはっきりカレー感があり、二人とも「ほぼカレーメシ」「めっちゃカレー」と言う。単体で食べるならこちらのほうが好きかもしれない、とリュウジは話した。

一方で、印象は「甘口のカレーメシ」であり、味噌のおかげで和風にまとまっているとも評する。リュウジはもう少し辛くてもいいと感じたが、スタッフによれば表示上は中辛だという。

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レビュー:麺はBプラス、カレー粉入りならS

恒例の評価で、リュウジはカレーみそきんをBプラスとした。理由として「カレーって書かない方がいい気がする」と述べ、カレーかと思ったら味噌だったと説明する。CMではHIKAKINが女子高生と男子高校生の二役を演じ、味噌とカレーがぶつかって「カレー味噌」になる演出だった。そのため、もっとカレーなのだろうと思っていたが、カレー分が足りなかったという。ただし、カレー粉を入れたバージョンならSだとした。検証結果は「カレーみそきんはカレー粉を入れるとうまい」である。

カレーみそきんメシについては、美味しいとしつつ、カレーみそきんの後に食べるとパンチが足りないかもしれないと話す。お子様向けっぽいカレーメシになっているので、唐辛子をどんどん入れたい。カレーには刺激を求めてしまう、というのが本人の好みとしての評価だった。

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再現レシピ:具材の下ごしらえ

締めくくりかけたところで、買えない人のためにカレーみそきんを再現する流れになる。具材はキャベツ30g、長ネギ、豚ひき肉約60g、冷凍フライドポテトである。

ひき肉には醤油を小さじ1弱ほど混ぜてこね、ちぎって使う。リュウジによると、こうすると謎肉のようになり、カップラーメン感が出る。以前の再現でも使った手法で、気を使わず適当でいいという。

フライドポテトは、市販のみそきんでは量が足りないと感じたため、好きなだけ入れる方針にした。冷凍のまま刻んで使う。リュウジは、基本的に味噌にカレー粉を入れた味なので、これまでのみそきん再現の延長で作れると話している。

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スープ作りとカレー粉の量

水は約300ccを沸かし、味噌を大さじ1と小さじ2ほど入れる。白味噌、なかでも信州の白味噌がよく、リュウジは「山吹味噌」を勧めていた。うま味調味料は、カップラーメンには必ず入っているとして7振り、ガーリックパウダーは6振りである。豚系の中華調味料を小さじ1杯入れるが、前回の再現では鶏系を使っていた。豚だけでも美味しいと思う、という判断だ。

肉は炒めずにそのまま入れる。肉からうま味が出るので、入れれば入れただけうまいという。続いてキャベツ、ネギ、フライドポテトを加える。ラード大さじ1(なければサラダ油でよい)、砂糖2つまみ、市販品にも入っているごまに合わせてすりごま小さじ1杯も入れる。この時点でかなり濃厚な味噌スープになる。

そこにカレー粉を加える。まず小さじ2を入れ、さらに足して大さじ1杯ほどにした。胡椒を少し加え、最後に片栗粉小さじ1弱を同量の水で溶いて、軽くとろみをつける。とろみがあると麺への絡みが良くなるという。麺は平打ち麺を2分から2分半ゆでる。平打ちにしたのは、カレースープが絡みやすいと考えたからだ。リュウジは、ここまでとろみがあったほうがうまいと話し、ジャガイモの入ったスープらしい泥っぽさも出ると評した。仕上げに油を回しかけて完成とした(説明欄のレシピではラー油)。

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自作版の実食と結論

「ジェネリックカレーみそきん」を食べたリュウジは「うま、やば」と即座に反応し、HIKAKINに謝りながら「マジで美味しい」と繰り返した。スタッフも同意し、特にフライドポテトの評価が高かった。フライドポテトを入れるラーメンにはまりそうだという声も出ている。味については、市販品とかなり似ているという点で二人の意見が一致した。余裕があれば最後にご飯を入れてもいいという。

ただし、リュウジ自身は「ここまでするとカレーみそきんじゃない」とも認めている。それでも、カレーみそきんをリスペクトした味であることは分かるとし、店舗で出すならこんな感じではないかと推測した。再現レシピで上位に入るかもしれない手応えも口にしている。

最後には、味噌ラーメンにカレーを合わせる発想そのものに目をつけたHIKAKINを「天才」と評した。店舗でカレー味を出すときはまた行かせてほしい、と話して回を終えている。