セブンの「豚ラーメン」バズアレンジをリュウジが検証:足りないのは旨味、答えは味の素

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概要

SNSで話題になっているセブン-イレブンの「豚ラーメン」を使ったまぜそばアレンジを、料理研究家のリュウジが実際に作って評価し、さらに自分なりの改良版を作る回である。リュウジは元のアレンジを「うまいが旨味が足りない」と評価し、その理由を旨味成分の組み合わせから説明した。改良版は1人前から作れて、旨味を強めたものになっている。

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話題のアレンジの中身

動画の冒頭でリュウジは、このアレンジについて「みんなやっている」と話し、YouTuberのSUSURUも試していたと紹介する。ただしSUSURUの感想は「あまり旨味がない」というものだった。リュウジがこの回でやりたいことは2つあると言う。どれくらいうまいのかを確かめることと、料理人として「もっとうまいものを出せる」と示すことだ。

材料は、セブンの豚ラーメン用の極太麺を2玉、豚ラーメンのスープ、卵黄、マヨネーズ、チューブにんにくである。リュウジの説明によると、このスープは本来お湯で薄め、麺1玉と合わせて食べるものだ。それを薄めずに麺2玉と合わせ、濃いまぜそばにするのがこのアレンジの要点で、リュウジは「よく考えたな」と評価している。

量とカロリーについても話が出た。リュウジは、麺が1玉約390kcal、スープが519kcalで、卵黄も入れると全体でおそらく1500kcalほどになると見積もる。麺は1玉150gなので2玉で300gになり、リュウジは「普通の人間が食べる量ではない」と言う。これに対してスタッフは、ラーメン二郎なら普通盛りが300g前後、少なめで200g程度だと返した。リュウジはまた、この麺は加水率が低い二郎系のタイプなので、茹でてもあまり膨らまないと補足している。

マヨネーズについてリュウジは、味をこってりさせる役割を果たすだろうと予想した。このスープはほかの料理にも使えそうだとして、カルボナーラやアラビアータなどのパスタに合いそうだという話もしている。

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作って食べた結果:しょっぱく、旨味が足りない

麺はおよそ7分茹でる。スープの袋は冷えていると固まっているので、麺と一緒にお湯に入れて温めてから丼に出す。そこにマヨネーズを加え、茹でた麺を入れ、卵黄を3つのせて混ぜる。リュウジは卵黄を3つ使うことについて「コレステロールがとんでもないことになりそう」と冗談を言い、余った卵白をどうするかも気にしていた。

試食したリュウジは、SUSURUと同じ意見だと言った。旨味が少なくてしょっぱく、卵黄を3つ入れてもしょっぱさが残るという。スタッフからも「醤油が強い」「ちょっと足りない」という声が出た。

そこでリュウジは味の素を足すことにした。この量なら7振りくらいだが、すでに少し食べているので、本来は9〜10振り入れてよいと話す。味の素を加えたものを食べると、スタッフは「こっちは美味しい」と反応し、リュウジも「インスパイア系のまぜそばっぽい」と評価した。

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味の素を入れる理由についてのリュウジの説明

リュウジは、醤油の角を丸くするのは旨味調味料だと言い、二郎の例を挙げて理屈を説明した。

リュウジによると、二郎はグルタミン酸100%の旨味調味料を使っている。一方で味の素には、イノシン酸やグアニル酸が少し配合されている。二郎はスープを豚骨ではなく豚肉でとるので、豚肉のイノシン酸と調味料のグルタミン酸が合わさり、強い旨味が生まれる。豚ラーメンのスープにも旨味調味料は入っているが、まぜそばにするとこのバランスが崩れる。だから味の素を足すのだ、というのがリュウジの理屈である。

これを踏まえてリュウジは、このアレンジを「バズレシピ的」に評価した。けなしたくないとしたうえで、評価はBにした。うまいが、もう少し旨味がほしいという理由だ。市販のまぜそば、たとえばセブンの冷凍まぜそばやファミリーマートのまぜそばは、もっと旨味が入っているとリュウジは言う。元のレシピはそのままで、味の素だけを加えればかなり良くなる、というのがこの検証の結論である。

リュウジはもう1つ問題を挙げた。このアレンジは量が多くスープも半分ほど余るので、1人暮らしの人には作りにくいのではないかという点だ。

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リュウジ版:スープを使わず、全卵とマヨネーズで「スープ」を作る

リュウジ版で使うのは、麺1玉と卵1個(大きめがよい)だけで、豚ラーメンのスープは使わない。残りは家にある調味料で、マヨネーズ、ラード(なければ米油など)、砂糖、醤油、味の素、黒胡椒、にんにくを使う。リュウジは「それならセブンでスープを買う」という人も必ず出てくるだろうと先回りし、それならそれでいいと言う。そのうえで、スープの価格は159円で、こちらはそれより少し安く作れると付け加えた。

作り方は次のとおりである。

  1. 麺を沸騰した湯に入れて茹で始める。
  2. 丼に卵を卵白ごと割り入れる。リュウジは「SDGsもやってるから卵白は無駄にしない」と冗談を交えながら、この卵がスープになると説明し、必ず入れるよう念を押した。
  3. マヨネーズ小さじ2、ラード大さじ1、砂糖ひとつまみ、醤油大さじ1と半分を加える。二郎系のスープの味はほとんどが醤油とみりん(みりん風調味料)なので、砂糖でその甘みを補うのだという。
  4. 味の素を9振り入れる。リュウジは「これぐらい入れないとうまくない」と言い切った。黒胡椒も軽く振る。
  5. 電子レンジで30秒加熱する。卵白が少し固まり、乳化したスープのような状態になる。リュウジは、見た目が豚ラーメンのスープとほぼ同じになると示した。もっと濃厚にしたければ少し追加で加熱して卵白に火を入れる。しゃばっとしたスープが好きなら30秒で止めてよく、ここは好みだという。
  6. 加熱している間に生にんにくを刻む。量は10gほどだが、多ければ加減してよい。生のほうがうまいが、チューブでも美味しくできるとリュウジは言う。
  7. 麺をよく湯切りし、熱いうちにタレと絡める。卵白に適度に火が入って甘くなるとリュウジは説明した。
  8. 刻みにんにくと黒胡椒をのせる。マヨネーズは好みで、後から混ぜられるよう少量を縁に置いておくとよいという。

リュウジは、マヨネーズで乳化したような濃いスープを作るこの方法のほうが二郎っぽいと感じると話す。根拠として、二郎の汁なしもスープを使っていないと以前ある店の店主から聞いたことを挙げた。ただし「間違っていたらすみません」と断り、二郎について間違ったことを言うと強く怒られるからと笑っていた。

この方法の利点としてリュウジが強調したのは、1人前から作れることだ。豚ラーメンのスープを半分余らせると、封を開けたまま置いておくことになり劣化してしまう。卵も1個で済む。

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試食:旨味の強さと卵のまろやかさ

試食したリュウジは「絶対これめちゃくちゃうまい」と言い、旨味が強いと評価した。さらに味の素を足して、最終的に11振りになった。これくらい旨味があるほうが二郎っぽくてうまいという。濃い味が好きなら醤油を足してもいいが、自分としてはこれで完成しているとリュウジは話す。

スタッフは「1発目からうまい」「絶対こっちだ」と答えた。リュウジは卵のまろやかさが効いていると話し、卵白でタンパク質も摂れるので、健康面でもこちらがよいと考えているという。

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結論:決め手は刻みにんにくと味の素

リュウジは2つのアレンジの差について、にんにくを刻んだ生にするかどうかも大きいのではないかと振り返った。元のアレンジも刻みにんにくと味の素で作れば、かなりバズレシピ好みの味になるだろうと推測している。あれだけ話題になったのだから元のアレンジも美味しいと認めたうえで、こうした味に慣れた人は味の素を多めに入れたものを好むのではないかと述べた。最後に「やっぱり味の素は必須で入れたほうがいい」と繰り返し、豚ラーメンのアレンジを試すなら、リュウジとしては味の素を入れるほうがうまいという結論で動画を締めくくった。