カップ麺研究家と食べ比べる最高のカップ麺選手権 第2回:凄麺のうどんと蟻月もつ鍋ラーメンが高評価

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概要

リュウジがカップ麺研究家のtakaから商品を紹介してもらい、食べて評価する企画の後編である。前回は生姜系の一杯がリュウジに強く刺さった。takaは今回について、それとは「全然タイプが違う」ラインナップだと話す。紹介された8品はニュータッチ(ヤマダイ)の「凄麺」シリーズが多い。takaが商品の開発経緯やメーカーから聞いた裏話を説明し、リュウジが実際に食べて評価する形で進んだ。

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市役所の手紙から生まれた「凄麺 愛媛八幡浜ちゃんぽん」

最初は凄麺の「愛媛八幡浜ちゃんぽん」である。発売は比較的最近だという。takaが紹介したのは開発のきっかけだ。有名店監修のカップ麺は、普通はメーカー側から店に商品化を打診して作られる。この商品では、八幡浜の市役所がヤマダイに手紙を送り、地元のちゃんぽんを商品化してほしいと頼んだ。takaによれば、ヤマダイには「こんなラーメンを作ってほしい」という問い合わせは来るが、市役所からの依頼は初めてだった。ヤマダイ側は「八幡浜ちゃんぽんとは何か」「八幡浜はどこか」から調べ始め、完成まで1年ほどかかったという。

スープは小麦色の鶏ガラベースで、takaは長崎ちゃんぽんの白濁スープとは別物だと説明した。かやくには八幡浜名物のじゃこ天が入っている。開けた瞬間から魚の香りが強い。リュウジは小さいじゃこ天がこれほど効くのかと驚き、正体の分からないかまぼこ(エビボールか)もうまいと話した。

評価はS+(字幕では「Sプ」)。リュウジはこう評した。凄麺の特徴かもしれないが、塩味のスープが具材を生かしていて、食べたときにちゃんぽんらしさがある。見た目は穏やかなのに「めっちゃパンチある」。takaも、視聴者が想像する味とはいい意味で違うだろうと補足した。

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研究家の妻はインスタント麺の専門家

ちゃんぽんを待つ間に、リュウジは「袋麺はやらないのか」と尋ねた。takaは袋麺にはあまり詳しくないと答え、インスタント麺については妻のほうが詳しいと明かした。妻はインスタント麺の知識でテレビに何度も出たことがあり、takaの話では6,000〜7,000種類ほどを把握している。パッケージを触ったり匂いを嗅いだりして商品を当てられるという。

リュウジは「嫁さん出してよ」と笑い、次回はぜひ来てほしいと依頼した。takaによると、八幡浜ちゃんぽんは妻のおすすめでもあった。この話は最後に次回企画の予告としてもう一度出てくる。

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冬に塩ラーメンを出した「凄麺 冬の塩らーめん」

2品目は期間限定の「冬の塩らーめん」。takaの説明では、塩ラーメンのカップ麺は以前は夏の商品で、冬に塩を出すことは基本的になかった。2003年に「冬においしいラーメンを作ろう」と始まったのがこのブランドで、メーカーの製造が追いつかないほど売れた。その結果、冬に塩を出してもいいという「パラダイムシフト」が起きたという。

コンセプトは毎年変わるが、太麺であること、濃厚であること、何らかのトレンドを入れることは共通しているそうだ。今回のポイントは背脂の量で、前の冬の商品から2倍に増えたという。リュウジが「それどこで調べんの」と聞くと、takaはメーカーに聞けば教えてくれると答えた。

食べたリュウジは、麺の力強さを凄麺らしいと評価した。白湯の塩スープに白菜、ガーリック、唐辛子が合わさった味で、塩ラーメンなのに札幌ラーメンのような深さがあるという。後入れのトッピングで味が大きく変わる点にも触れた。感想は「どこにもないラーメンの味」「めちゃくちゃうまい新しいラーメン」。一方で「先に行きすぎた感じ」とも言い、自分の料理の参考になる味だとも話した。この品の評価記号は字幕上ではっきり聞き取れない。

8:33

酒粕が好みを分けた「凄麺 京都伏見鶏白湯ラーメン」

3品目は「京都伏見鶏白湯ラーメン」。伏見の酒「玉乃光」の酒粕を実際に使った、酒粕が香る鶏白湯である。続けて食べるリュウジは「この企画は寿命を縮める」と冗談を言った。リュウジはもともと酒粕があまり得意ではないが、量次第だと話す。takaによれば酒粕を使ったラーメンはエースコックも出しているが、凄麺ではこの商品だけだという。

スープは真っ白で、酒粕はほのかに香る程度だった。リュウジは鶏団子を「めっちゃうまい」と褒め、スープも意外と悪くないとした。ただし塩気が強いと感じた。

評価はB。理由は二つで、塩味が強すぎること、そして「本当に申し訳ないんですけど、個人的に」酒粕の風味はなくてもいいと感じたことだ。面白い味ではあるが、かなり人を選ぶとリュウジは話した。

11:11

今回の最高評価の一つ「凄麺 うどんの逸品 純豆腐チゲうどん」

4品目は凄麺のうどん「純豆腐チゲうどん」。紹介する前からtakaは「これやばいっすよ」と強調した。takaによれば、ノンフライのうどんを作るまでに10年以上かかった。最初に出たのは2022年の肉だしうどんで、まだ5年も経っていない。麺は油で揚げず茹でる工程にこだわったという。かやくは2袋あり、片方は豆腐だった。

待ち時間に二人は食の好みを話した。リュウジは魚介系の味は好きだが、牡蠣やホタルイカのような「生命を感じる味」はあまり好きではないという。肉は大好きで、takaに「肉は生命ですよ」と突っ込まれて笑いになった。普段はほぼ肉ばかりで、焼き鳥、焼肉、焼きトンを食べているとも話した。

待ち時間は5分。食べたリュウジは、全く期待していなかったがスープがうまいと言い、続けて麺に驚いた。「俺が食ってきたカップうどんの中で一番うまい」「ここ数年で一番感動した麺が多分これ」と話し、技術力に感動したという。takaも「これぞ凄麺って感じ」「かなりイノベーション」と応じた。

評価はSS。リュウジはスープや豆腐の具材感も良かったが、何よりうどんの食感だと強調した。一口食べたら驚くので、今すぐ買いに行ってでも体験しておくべきだと勧めた。

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かき揚げが主役の「名代富士そば 紅生姜天そば」

5品目はニュータッチの「名代富士そば 紅生姜天そば」。凄麺ではないが、ノンフライ麺を使っている。紅生姜天は大きく、食べる直前にスープへよく浸すよう指示がある。浸した後は、食べ進めるうちに味が出て変わっていくとtakaは説明した。パッケージに「東京名物」とあることについて、リュウジは紅生姜天そばは東京にしかないのかと尋ね、takaは関西にはないと答えた。

食べたリュウジは、かき揚げがうまく「単品で売ってくれ」と繰り返した。そばがもう少し生きるといいが、かき揚げが全部を持っていっていて、麺のゴワつきなどは気にならないほど天ぷらがうまいという。

評価はS。リュウジは、麺がもう少し良ければSSだった、評価はほぼ紅生姜天に対するものだと説明した。takaによれば、どん兵衛も毎年節分の頃に紅生姜天を載せた商品を出すが、二人ともこちらのほうがうまくインパクトも強いと話した。

17:25

もつ鍋ブームの話と「蟻月監修 博多もつ鍋風ラーメン」

6品目はセブン-イレブン限定の「蟻月監修 博多もつ鍋風ラーメン」。製造はエースコックで、待ち時間は5分。もつがしっかり入っている。リュウジは最近のカップ麺は全体に塩分が上がっていると話し、縦型で食塩相当量7g台は多いと二人で確認した。

takaによれば、蟻月は「第2次もつ鍋ブーム」の牽引役と言われている。第1次ブームを後押ししたのはダイショーのもつ鍋スープで、家庭で手軽に楽しめることから全国に広がったという。ダイショーの鍋スープではもつ鍋が一番売れているとリュウジも応じた。takaは、豚もつはペヤングなどにも使われていると補足した。スタッフの一人は蟻月に行ったことがあり、おいしかったと話した。

スープは味噌の香りが強く、ニンニクと白味噌が基本になっている。リュウジは牛脂のようなコクを感じたといい、塩分の割に刺してこず、旨みが勝つと評した。味噌の高評価をつい他と比べて「味噌の5倍うまい」と言い、他を下げる悪い癖があると自分で笑った。今日食べた中で一番のスープで、全部飲み干したという。

評価はSSで、本人いわく「今日SS3回目」。あえて挙げるなら麺だが、圧倒的なスープのうまさで全部隠せる、期待よりずっとうまかったという。takaは、この味がラーメンとして成立することに感心したと話した。リュウジは蟻月の店にも行きたくなると言った。

20:42

塩辛さが際立った「龍上海本店 赤湯からみそラーメン」

7品目はセブンプレミアムの「龍上海本店 赤湯からみそラーメン」。takaによれば、龍上海は昭和33年創業の山形の店だ。味噌ラーメンは札幌のイメージが強いが、それより早く味噌ラーメンを出していた歴史があるという。もともとは醤油の支那そばの店で、余ったスープを家族が味噌汁代わりに飲んでいたことが味噌ラーメンのルーツだとtakaは説明した。煮干しが香るのはその出汁の名残だろうとも話した。

リュウジはここで「カップ麺食いすぎて思考が停止してた」「電池切れた」と疲れを見せた。液体スープの量はかなり多く、強い味噌の香りに加えて、あおさが入っているのが面白いと二人は話した。辛味噌は汗をかくほど効いている。

評価はB+(字幕では「Bプ」)。takaは意外だという反応だった。リュウジの説明はこうだ。甘みが一切ない味噌ラーメンで、しょっぱさが真っ直ぐ来る。東北の味付けらしさは面白かったが、塩味が好きな人ならいいかもしれない一方、自分には少し飛び出ていて、ご飯がないと無理かもしれない。個人の好みとしてはやりすぎだという。

23:46

600円の「すみれオールスターズ ムラナカの一杯 味噌ラーメン」

最後はすみれの「オールスターズ ムラナカの一杯 味噌ラーメン」。takaによると、一般流通はしていない。すみれの店舗、新千歳空港などの土産物店、通販で買える。セブン-イレブンで売っているすみれのカップ麺とは別の商品で、価格は600円、製造はヤマダイだという。

takaは両者の違いを開発の出発点で説明した。セブンプレミアムの商品は、まず基本価格を決め、その枠でできることを目いっぱいやる。一方こちらは、最初から最高を目指して味を詰めていったら600円になった。一度リニューアルしており、その際にもやしが25%増えたという。見どころは「ちょっと異次元」のスープだとtakaは話した。

後入れの液体スープは非常に多い。食塩相当量は9.2gで、リュウジは「今までで最強じゃない?」と驚いた。混ぜると生姜の香りが立つ。リュウジは、蟻月とは別ベクトルのうまい味噌スープだと評し、「かなり店だね」と店の味に近いと感じていた。店で食べれば1,000〜1,200円はするだろうから、その半分と思えばありだという。

評価はS+(字幕では「Sプ」)。リュウジは、制限なくやればここまでできると分かったことから「10年後もっとカップラーメンうまくなってるね」と話し、可能性を感じる味だったとした。ただし一度買えば十分で、リピートするなら蟻月がいいという。

27:52

結果と次回の予告

前後編で計15個を食べ続けたリュウジは、血糖値も血圧も上がっていると思うと笑った。前回分も含めて印象に残ったのは蟻月のもつ鍋ラーメンと凄麺のチゲうどんで、第2回カップラーメン選手権の優勝は蟻月とした。

リュウジは専門家が来るとやはりすごいと振り返った。次回はtakaの妻にインスタントラーメンを紹介してもらう企画が「確定」したと告げて、動画は終わった。