永谷園「麻婆春雨」をリュウジが6通りで食べ比べる 公式アレンジと自作アレンジの評価

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概要

料理研究家のリュウジが、永谷園の案件動画で同社の「麻婆春雨」を取り上げた回である。前年6月にお茶漬けの素を紹介した動画に続く2回目の案件で、今回は永谷園側から「麻婆春雨はこんなもんじゃない」と打ち合わせで言われ、プレゼンさせてほしいという申し出があったという。リュウジは麻婆春雨を以前から食べてはいたが、アレンジはほとんどしていなかったと話す。動画では、ブランドマネージャーを含む永谷園の社員2人が来て公式のアレンジレシピを実演し、後半ではリュウジ自身のアレンジ2品も作る。リュウジは各品にA・Sなどの評価を付けていく。

14分で読めます
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「お茶漬けだけじゃない」と伝えたい

社員によると、前回のお茶漬けの動画は話題になり、商品がよく売れ、検索も大きく増えた。今回は「永谷園はお茶漬けだけではない」ことを知ってほしいという狙いで、もう一度出演を依頼したという。リュウジも、永谷園にはほぼお茶漬けのイメージしかないと応じる。一方で社員は、麻婆春雨はテレビCMで耳になじみがあり、お茶漬け以外のブランドでは同社の主力商品の一つだと説明した。

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麻婆春雨は永谷園が生んだ料理だった

基本の作り方を実演しながら、社員は麻婆春雨という料理の成り立ちを語った。社員の説明では、麻婆春雨は永谷園が開発したオリジナルの料理で、始まりは1979年にさかのぼる。当時の会社は「ぶらぶら社員」という制度を導入していた。2年間、国内でも海外でも好きなところを回ってよく、食べたものは全部経費で落としてよい。その代わり商品を一つ開発してほしい、という制度である。

この「ぶらぶら社員」に任命された社員が2年かけて開発したのが麻婆春雨だという。社員の説明によると、中華料理店で飲んだスープに着想を得て、それを中華の春雨料理と組み合わせたら合うのではないか、という発想から商品化に至った。リュウジが「中国には麻婆春雨はないんですか」と尋ねると、社員は「実はないんです」と答え、リュウジは「全然知らなかった」と驚いていた。

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基本の作り方と商品のこだわり

商品には春雨、ソース、具材がすべて入っており、使うのは水だけである。フライパンに水を入れ、火をつける前に春雨も入れてしまう。そこから強火にかけて5分で完成する。途中、春雨は固まっているのでほぐした方がよいという話になり、袋の上から半分に折って揉みほぐしておくとよい、という声も出ていた。

社員は具材へのこだわりも説明した。袋の中のきくらげなどの具材にはレトルト殺菌をかけておらず、ソースの風味と具材のシャキシャキ感が残るような製造工程にしているという。リュウジは「それを聞いて食べると、また味が違いそう」と反応した。

完成の目安について、社員は汁がしゃばしゃばに残っている状態で火を止めてよいと話した。リュウジは「俺、結構(水分を)飛ばしてたかもな」と、自分の普段の作り方を振り返っていた。

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中辛と辛口を食べ比べる

最初の試食は中辛である。リュウジは、パンチのあるコクがあり、塩気もしっかりしていると評した。中辛はピリッとするが甘さもあり、子どもにはさらに甘口があるという。リュウジは中辛は以前から食べていたが、辛口は食べたことがなかった。

辛口を食べたリュウジは「俺、辛口の方が好きかもしれない」と言い、花椒の香りが効いていて本格的な味だと評価した。本来はご飯に乗せて食べる商品で、実際にご飯と合わせると「辛いご飯にも合う」と話した。辛さについては、これ以上辛いと辛すぎて買わない人もいるかもしれないが、辛口は「ピリ辛のちょっと上」くらいだという見立てである。

社員のおすすめのちょい足しは練りごまだ。社員の間でこのアレンジをしている人が多いという。仕上がりにとろっとかけて混ぜると担々風の味になり、リュウジはごまの香りがよく合うと評価した。濃厚な味が好きな人には絶対いいのではないか、という感想である。

ここでリュウジは基本形を評価した。中辛はA。リュウジにとってAは「美味しい」の基準で、自分は料理研究家なので具材を足すなど結構いじってしまうタイプだと前置きしている。辛口はS。外食的な味が好きなので、香りと辛みの効いた辛口が相当刺さった、そのまま食べても全然いい、という理由だった。

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「秘伝の白湯エキス」

続いて、ソースの元になっている白湯エキスが紹介された。中の成分など詳しいことは言えないという前提である。リュウジは味見をして「うま味の爆弾」と表現した。普通に鶏スープを作ってもこの味にはならない、麻婆春雨の味の元はこのスープだろうと話し、「これ欲しいな。いろいろできる」と言っていた。

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レンチン酸辣湯

1品目の公式アレンジは電子レンジで作る酸辣湯である。社員によると、麻婆春雨はフライパンだけでなく電子レンジでも調理できる。ただしその記載は辛口のパッケージにはあるが、中辛のパッケージにはない。リュウジは「書いといた方がいいんじゃない?」と指摘した。

作り方は、耐熱容器に水400ml、春雨、ソース、卵をすべて入れる。卵は別に溶いてもよいが、今回は容器に直接割り入れ、そのまま軽くかき混ぜて溶いた。洗い物が一つ減ると社員が言い、リュウジは手間を省く姿勢を「バズレシピイズム」と冗談めかして評した。夏場にフライパンを出さずに済む点もいいという。レンジでは5分加熱が基本で、この場では5分半で加熱した。仕上げに酢を大さじ1ほど、辛いものが好きなリュウジに合わせてラー油も加えた。

社員によると、公式レシピには麻婆春雨をそのまま美味しく食べるより、麻婆春雨を材料にしていろいろな料理を作るものが多いという。春雨は1袋70gで、1人前としてすすると満腹になる量だ。リュウジは、家族でないと食べきれない、ファミリー向けだから1人では買えないというイメージをみんなが持っていると指摘し、1人の満腹レシピとして使えるなら早く言ってほしかったと話した。

完成品は、フライパンで作るときよりスープっぽい。社員は、同じ水分量でもレンジだと汁が残ると説明した。リュウジは、卵などの具材があっていい、好きな野菜を入れてもよさそうだと評価し、酢と白湯スープの相性がとてもいいと話した。社員は、酸辣湯は外食でも流行っていて、さっぱりしているので若い女性にも食べてほしいと補足した。リュウジは、これなら1食500kcal以下に抑えられるのではないか、1食としてのパフォーマンスはかなりいいと見積もっている。

評価はA。レンジで作れること、1人前から作れることが麻婆春雨の使い道を広げてくれた、というのが理由である。味も美味しいが、酸辣湯の酸っぱさが好みに合うかは人によるので、酢の量で調整すればいいとも述べた。

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麻婆春巻き

2品目は、麻婆春雨を具にした春巻きである。社員は、春巻きで一番面倒なのは具を作ることなので、それを麻婆春雨で簡単に済ませてしまおうという発想だと説明した。リュウジも、自分の春巻きのレシピは美味しいが面倒で「二度と作らない」と言うほどで、具材作りの面倒さに強く同意していた。

普段はフライパンで作るが、今回はレンジで作った。耐熱容器にスープとソース、水200mlを入れて混ぜ、春雨を入れる。酸辣湯の400mlから半分に減らしたのは、具として使うので汁がしゃばしゃばだと困るからだという。春雨をスープに浸してふんわりラップをかけ、600Wで加熱した(この場では5分30秒)。今回はあえてひき肉を入れず、春雨だけで春巻きの具になるかを見てほしいと社員は話した。普段はもやしや肉を入れて増量することもあるという。

加熱後の具はまだ汁気が多いので、水溶き片栗粉(水と片栗粉を小さじ2ずつ)を加える。社員によると、本来は片栗粉を入れたら火を通すのがベストだが、温かいうちに入れて粘りが出るまで混ぜれば固まる。具がしゃばしゃばだと揚げるときに皮が破れることがあるので、そのための工程だという。別に、皮をとめる「のり」代わりの水溶き片栗粉も用意した。

1袋で春巻き5本分がちょうどいい量だと社員は説明した。皮の半分より下に具を置き、下から巻いて両端を折り込み、端に片栗粉水をつけてとめる。リュウジは、具にすでに火が通っているので揚げ時間が短くて済む点を「めっちゃいい」と評価した。春巻きは中の水分がはねるのが怖いので、短時間で済むならそれに越したことはないという。皮に色がついてパリパリになったらすぐ引き上げる。

試食したリュウジは、春雨だけでも全然美味しい、外側のパリッとした食感と中の具が合わさって非常にいいと評した。何もつけなくていい、完成度が高すぎるという感想である。社員の一人は、このレシピを知ってから春巻きを食べる頻度が増えたと話した。1袋で2〜3人分のボリュームになる。

リュウジの評価は「最高」。手間と美味しさのバランスが最高で、相当気合を入れないと作れない春巻きを短時間で、しかもとても美味しく作れる点を、レシピとしての完成度がすごく高いと評した。春雨だけの具であんなにうまいとは思っていなかった、とも述べている。

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中華風麻婆春雨サラダ

3品目は、夏向けの公式アレンジとしてサラダが紹介された。春雨をボウルに入れてお湯を注ぎ、5分置いて戻す。ポットのお湯でもいい。他の具材は市販のパックサラダとサラダチキンで、待つ間にチキンをほぐしておく。社員は、サラダチキンでたんぱく質も加えられ、ボリュームのあるサラダになると説明した。また、春雨サラダにはきくらげが大事で、最初から具材にきくらげが入っている麻婆春雨はサラダにも適しているのではないかと話した。

リュウジは、サラダチキンの代わりにツナ缶でもいいのではないか、サラダもにんじん多めのものに限らずレタスやキャベツでもいいのかと確認した。社員は、キャベツでも大丈夫、きゅうりを刻んで入れてもいいと答えた。

戻した春雨はザルに上げて水で締め、最後に水気をしっかり切る。リュウジは自分も麺類では同じようにすると言い、社員は水っぽさが大敵だと付け加えた。そこにソースを加熱せずにそのまま入れて混ぜ、味付けのベースにする。最後にパックサラダ(今回は120g)とチキンを加え、ざくざく混ぜれば完成である。

リュウジは「ドレッシングっぽくなる」と評し、ソースに油も含まれているからかもしれないと推測した。今回の少量パックの野菜では物足りず、200gくらいのサラダでも十分いけるという。3人くらい食べられるボリュームで、サラダには中辛がちょうどいいという意見も出た。社員の一人はこれが大好きなレシピで、きゅうりを入れて棒棒鶏風にするのが好みだと話した。さらに、まさにこの作り方をする新商品を出したことも明かされた。冷やすと春雨の食感がプルンとし、リュウジはレモンを絞っても美味しいだろうと話した。

リュウジは、このレシピを「ものすごく頭のいいレシピ」と評価した。お湯を注いで置いておく間にサラダの具を準備でき、今回のようにコンビニですぐ買えるサラダパックを使っても美味しい。これなら野菜をいくらでも食べられる、という点を高く評価した。麻婆春雨は夏場にあまり食べなくなると思うが、この形なら年中食べられるとも述べ、「発想の勝利」「最高です」と締めくくった。

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リュウジのアレンジ1:卵麻婆春雨

公式レシピを教わったあと、リュウジは「僕が料理しないと手抜いてんじゃねえよって言われる」として、自身のアレンジを2品作った。1品目は、自分が一番味を知っているという中辛を使った卵麻婆春雨である。本人は「本当になんてことないレシピ」と前置きしている。

追加の具材はたけのこ。細切りのものがよいが、スタッフが間違えて薄切りを買ってきたので、千切りにして使った。視聴者には細切りが売っているのでそちらを買ってほしいという。たけのこについている白いものはたけのこの成分が固まったもので、苦くないのでそのまま使って大丈夫だと説明した。たけのこがなければもやしを半袋入れてもよく、野菜感と増量感が増す。ひき肉など好きな具材を足してもいいが、リュウジ自身はたけのこだけでいいという。もともと商品にもたけのこは入っているが、細切りの食感が足されるのが好きなのだという。

作り方は、フライパンに水400ccと春雨を入れて沸かし、ほぐしながらたけのことソースを加える。麻婆春雨の味がしっかりしているので野菜を多めに入れても味がまとまり、薄いと感じたら塩胡椒だけで整えればいい、とリュウジは話す。元の味に白湯スープまで入って美味しく作られているので、大きな改変はせず、商品の味を生かしたアレンジにしたという。

ポイントは、少し煮詰めてから卵を入れることである。リュウジは、公式ではまだしゃばしゃばのところで火を止めると言われたが、自分はもう少し煮詰めると話した。春雨を引き上げられるくらいになったら卵を2個、真ん中に落とし、すき焼きのように絡めて食べる。煮詰める間に春雨が水を吸い、卵とよく合うようになるという。蓋をして少し蒸らし、仕上げに小ねぎとラー油をかけた。ピーマンや細切りのズッキーニ、なすも合い、何でも受け止める包容力があるとリュウジは評した。調味料をいろいろ揃える必要がない点が一番いいとも話している。

試食では、たけのこがとてもいいという感想が出た。リュウジは、たけのこが入ると手間をかけた一品料理のような味わいになると話した。いろいろ試したのかと聞かれると、ラーメン風なども試したが、麻婆春雨のうまさを生かすとなるとこの形に落ち着いた、と答えている。

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リュウジのアレンジ2:豆乳入り麻辣湯

最後は麻辣湯である。リュウジは、公式サイトにも麻辣湯のレシピがあったが、おそらく違う作り方だと前置きした。最近麻辣湯をいろいろ作っているといい、このアレンジで初めて辛口を使う。中辛でも作れるが、辛口の方が麻辣湯らしくなると考えたからだという。

鍋に水500cc(スープが多いのが好きなら550ccくらい)を入れて火にかけ、沸騰を待たずに具材をどんどん入れていく。もやし、手でちぎった豚バラ肉60〜70g、石づきを切ったしめじ、根元を洗った小松菜で、しめじや小松菜も手でちぎり、包丁は使わない。面倒なら包丁を使ってもいいという。きのこは平茸や舞茸、野菜はほうれん草、肉は豚でなく鶏でもよく、たけのこを入れてもいい。リュウジは、麻辣湯は具材があまり決まっていない料理だと説明した。量は軽く2人前、大盛りなら1人前である。

具材が柔らかくなって沸騰したら、春雨とソースを入れる。リュウジは、このソースは永谷園の努力の結晶で、だいたい美味しくなるので、どうアレンジしても特に失敗はないと話した。そこに豆乳を100cc加える。牛乳でもいいが、豆乳の方がとろみがつき、満足感が出るという。最後に粉の花椒を小さじ半分。辛口のソースにも花椒は入っているが、「麻辣」と名のつくものにはこのくらい足した方が美味しいというのがリュウジの考えだ。器に春雨を下に盛り、上に野菜を乗せ、仕上げにラー油をかけると「麻辣湯屋さん」の見た目になる。

社員たちは試食して「うまい」「結構麻辣湯っぽくなっている」と反応した。社員の一人は、自社でも麻辣湯のレシピを考えていたが、豆乳を入れる発想はなかったと話した。リュウジは、豆乳を入れると白湯っぽさが増して店っぽくなると説明している。辛口の方が合うが、中辛でも美味しいという意見もあった。リュウジは、鍋に全部入れて煮るだけでそれらしい味になるので、麻辣湯を食べたい欲が家で完結するのではないかと話した。都内の店はどこも混んでいてそこそこ値段もかかるからだという。かまぼこやちくわを入れてもいいと付け加えた。

リュウジのアレンジ2品について、今回は社員が評価を書いて発表し、結果はSSだった。リュウジが冗談で「忖度してます」と言う場面もあったが、社員は理由を具体的に挙げた。豆乳を入れること、花椒を少し足すこと、包丁を一切使わずに沸騰前から具材を入れていく調理の簡単さである。社員は味もまろやかで女性にも食べやすいと話した。リュウジは、塩分はあるが野菜がその分入っているので、2人でシェアすればカロリーもそれほど高くないと補足した。

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パッケージ変更の告知と締めくくり

最後にリュウジは、麻婆春雨のパッケージが変わる予定で、特に辛口は見た目が大きく変わると告知した。この動画のアーカイブは残るので、後から見た人が売り場で見つけられないと困るとして、新しいパッケージを見せている。勧めた食べ方は、まずそのまま食べてみてからアレンジすること。2〜3個買った方がいいと呼びかけ、ここまで麻婆春雨に焦点を当てた案件動画はかつてなかったのではないか、と話して動画を終えた。