毎月熱を出していた「虚弱体質」の新卒が、1年間病欠ゼロになった3つの習慣

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概要

新R25のりんたろうさんは、インターン時代から「お悩み相談」動画をおよそ70本撮影してきた。新卒1年目が終わる今回は、相談を重ねて自分の悩みが解消し始めたことを受け、その成果を「ビフォーアフター」として共演者の前で発表している。テーマは体調だ。学生時代は毎月のように熱を出して倒れていたりんたろうさんが、新卒1年目の1年間は病欠ゼロで過ごせた。その理由として本人が挙げるのが、「朝のルーティン」「タイムボクシング」「レコーディング」の3つの習慣である。

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ビフォー:月1回は熱で倒れていた

りんたろうさんによれば、為末大さんへの取材の頃までは毎月1回は熱を出して倒れていた。インターン時代もよく体調を崩しており、確認できる範囲だけでも「体調が悪いので様子を見て、少し遅れて勤務を開始します」といった連絡が34件見つかったという。本人は昔から「虚弱」「弱々」だったと振り返る。

新卒1年目の1年間で病欠はゼロになった。本人の整理では、月1回、つまり年12回の病欠がゼロになったことになる。共演者も、休んでいるところを見た記憶がないと証言している。10月から一緒に働く共演者は、体調不良で休む姿を見たことがなく「ずっと会社にいる人」という印象だと話した。

習慣①:朝のルーティンの中身

1つ目は朝のルーティンだ。本人は「モーニングルーティン」と呼ぶと意識が高すぎて気恥ずかしいので、「朝のルーティン」と呼んでいる。共演者は、起きてすぐタバコを吸う、コーヒーを飲む程度で、ルーティンと呼べるものはないと答えた。りんたろうさんも以前は同じだったという。

現在の流れは次の通りだ。起きてすぐ腹筋を30回ほど行い、体が温まった勢いでコールドシャワーを浴びる。浴び方には工夫がある。好きなK-POPは1曲がだいたい3分なので、夏は曲をかけた瞬間から終わるまで冷水を浴びる。冬は3分間の冷水は冷たすぎるため、流し始めは温水にし、1分ほどのサビに入ったところで冷水に切り替える。共演者はこれを「シャワーDJ」と呼んだ。

その後、マルチビタミンのサプリと、筋トレをする人がよく飲むクレアチンを摂る。朝食は中野優作さんの朝食を参考にしている。玄米、卵、納豆、キムチ、ブロッコリー、めかぶ、魚という内容で、一瞬で用意できるという。玄米の用意が大変になってきたため、最近は白米にバーリーマックスというスーパー大麦を入れて炊いている。これはバズーカ岡田さんが勧めていたものだ。これを1年間続けてきた。

朝のルーティンは「モニタリング」の装置

りんたろうさんは、このルーティンに2つの役割があると説明する。1つは、その日活動するためのエネルギーを朝に補給すること。これは分かりやすい。本人が強調したのは、もう1つの「モニタリング」の方だ。

きっかけは為末大さんから聞いた「内受容感覚」の話だった。本人の説明では、人が自分の疲労に気づく感覚のことで、普段なら楽しめるはずのパーティーや会話がなぜか楽しめない、というように「普段の自分との差」で「何かおかしい」と気づくのだという。そこでりんたろうさんは、「普段」の基準を意識的にセットしておけば、疲労に気づきやすくなると考えた。

毎朝同じ運動とコールドシャワーを続けていると、調子の悪い日が分かるようになる。15回で腹筋が痛くなる日や、冷水が異常に冷たく感じる日がそれにあたる。本人は、冷水を浴びられない日は風邪の前兆だったり、体が敏感になっていたりすると捉えている。そういう日はシャワーを20秒でやめ、夜に会食があってもお酒は飲まない、早く帰って寝る、といった「作戦」を朝の段階で立てる。逆に冷水を難なく浴びられる日は「今日はいけるぞ」と判断できる。共演者は、これが無理を止める「ストッパー」になっていると受け止めた。

「明日はもう始まっている」

朝の不調に気づくと、原因を探って前の晩を振り返るようにもなった。睡眠の質に影響する何かがあったのではないか、だらだら残業して寝るのが遅くなったからではないか、というように、朝の気づきが前夜の自分の行動に目を向けさせる。本人は「勝手に振り返られる」と表現した。

ここでりんたろうさんが引き合いに出したのが、ジョージメンズコーチさんが2025年10月に公開した「2026はもうすでに始まってる。」という動画だ。朝の調子の悪さは前夜の行いの結果であり、その日のコンディションを上げる準備をどれだけ前からできるかにすべてがかかっている。そう考えるようになり、本人は「2027年はもう始まっているし、明日はもう始まっている」という気持ちで過ごしていると語った。共演者は、2027年も明日の朝もまだ来ていないと突っ込みを入れている。

以前は早く寝ることができず、今日を楽しみたいという気持ちが勝っていたという。共演者も、りんたろうさんがかつてマインクラフトを夜にやっていたことを覚えていた。今は「明日のために今日寝る」と思えるようになった。本人はこれを副次的な変化と位置づけつつ、調子の悪い日に無理をしないモニタリングができることが、病欠を防げている理由の1つだと考えている。

習慣②:タイムボクシングの「進化」

2つ目の習慣はタイムボクシングだ。1月の動画でタイムボクシング用のノートを紹介していたが、3月からやり方を変えた。参考にしたのは2人のアドバイスである。

ジョージメンズコーチさんからは、1日を分割して時間割を作るとよいという話を聞いた。本人の要約では、人は「起きる・会社に行く・酒を飲む・寝る」という4分割の生活をしがちだが、寝る時間、起きる時間、集中して取り組む時間、仕事の時間、仕事とプライベートの間の時間というように分けていくとよい、という内容だ。田中渓さんからは、英語学習の話の中で、習慣を定着させたいなら仕事を優先しているとできない、先に習慣を入れて余った時間で仕事をしなさいと言われた。共演者も、これにはハッとさせられると反応した。

現在は毎日の時間割を7分割で事前に入れてあり、その間に仕事を入れている。筋トレとランニングは週に決まった回数をこなしたいので、これも先に固定で入れる。変更するには大きな手間がかかる仕組みになっている。たとえばランニングの入っている夜に飲み会が入ると、全体を組み直さなければならず、金曜の飲み会にも行けなくなる。面倒なので、そこには予定を入れなくなる。

仕事の予定は当日の朝に組む。その日のタスクを棚卸しし、一番重いタスクを最初に片づけてから昼を迎えるように組む。集中力のいる仕事は昼までに終わらせ、終わるまではランチに行かない。夜は会食や友人との予定か、ランニングが入っているので、強制的に帰ることになる。ランニングを済ませるには遅くとも20時半には会社を出なければならない。家でだらだらしたい日は、早く帰ってランニングを早く済ませればよいという。就寝は基本的に23時半だ。共演者は、この時間割を見て自分の1日を振り返るのが怖いと漏らした。

時間割がもたらした2つの変化

タイムボクシングの効果として、りんたろうさんは2点を挙げる。1つ目は、朝のルーティンで自分のコンディションを把握したうえでスケジュールを組めるので、「今日は頑張っておいた方がいい」「今日は無理しない」と1日の強弱を自分で決められるようになったことだ。

2つ目は、生産性を上げるテクニックが身についたことだ。決めた時間から仕事がはみ出すと他に支障が出るので、何とか時間内に収めようとする。そのための工夫として、次の3つを紹介した。

  • 音楽をタイマーにする:実写版『アラジン』のサウンドトラックは合計31分あり、最初から再生して終わったら30分が経ったことになる。聞いている間は集中すると決めると、ぐっと集中に入れる。30分で終わる仕事と終わらない仕事の見分けもつくようになった。タイマーで測るのは味気なく感じるそうで、特定の時間に合わせたプレイリストを用意しておくのがよいという。
  • トイレを我慢する:田中渓さんの「トイレを我慢しているときが一番仕事ができる」という話に納得したという。トイレに行きたくなったら、一番やりたくない仕事を始め、終わるまで行かない。企画書の最後の詰めのように、放っておくと無限に時間を使ってしまう作業が、異常な速さで終わるという。
  • 姿勢を変える:最近はオフィスで椅子の肘掛けの上に、『デスノート』のLのような姿勢で座ることがある。その仕事が終わるまでこの姿勢を解除できないという縛りをかける。スタンディングデスクに移り、終わるまでそこから離れないというやり方もある。

1日の中では、朝の重い仕事を音楽を聞きながら進め、12時から13時頃に来る中くらいのタスクをトイレを我慢しながら片づけ、午後は姿勢を変えながら取り組む。本人はこれを「三種の神器」と呼んだ。共演者の1人は、重い仕事を朝一番にやる生活に変えてから、残業時間がシンプルに減ったと自身の経験を語った。

「自分は仕事ができない」という気づき

ここまでの話を受けて、りんたろうさんは、時間を区切って仕事をすると「自分は仕事ができない」ことがよく分かると明かした。棚卸しをすると「今日はこれしかできないのか」と気づく。1日でこなせる仕事量は本当に限られている、というのが本人の実感だ。

そこで紹介したのが、楠木建さんの「絶対悲観主義」という考え方である。りんたろうさんの説明では、成功したり仕事がうまくいったりするのはむしろ異常で、うまくいかないのが当たり前だというスタンスを持つべきだ、という内容だ。時間を区切っていると、この考え方が実感として分かるという。出発点はネガティブだが、そこからどうすれば良くなるかを考えるようになるので、下振れに強くなる。

例として新人賞を挙げた。同期の中には、賞を取れなかったことで急にやる気をなくしてしまう人もいたが、りんたろうさんにはそういう落ち込みがなくなったという。うまくいかないのが当たり前で、自分がやるべきことをやっていると分かっているので、切り替えが早い。本人は、気にしていないわけではないと断ったうえで、メンタルが安定したと話した。

共演者は、安定しすぎて悔しさが生まれにくくなるのではと問いかけた。りんたろうさんの答えは、むしろ悔しさは生まれる、というものだった。時間を区切ってここまでやったのに駄目なのか、という悔しさだ。そこから、生産性を上げるだけでなく考え方自体を変えるべきではないか、AIを使えば10分で済んだことに1時間かけていたのではないか、その時間を別の意思決定に使えたのではないか、と考えるようになる。だから改善は無限にできる、というのが本人の見方である。

習慣③:レコーディングで「現状」を知る

3つ目の習慣はレコーディング、つまり記録だ。りんたろうさんは以前から自分の目的は「生存」だと言い続けており、160歳まで生きたいと話している。60歳で動けなくなったら、残り100年は動けないことになる。だから健康は非常に大事だ、というのが本人の論理である。

健康の3大習慣は何かと問われ、共演者は運動・睡眠・食事と答えた。りんたろうさんは、この3つの現状を自分は把握できていなかったと言う。ドラゴンクエストで最初の村からいきなり魔王城には行けず、仲間を集めてレベルを上げなければならない。現状を知ることが習慣の第一歩で、そのためには記録が必要だ。現実の自分はゲームのようにステータスが表示されないからである。

そこで今年の2月から、すべてを記録している。食事は「カロミル」というアプリで、睡眠と運動はガーミンのスマートウォッチで記録する。使っているのはガーミンのVenu 4で、価格は約8万円。モデルによっては5万円ほどのものもあるという。本人はこれを「今世紀最高の投資」だったかもしれないと評価した。

選んだ理由は電池持ちだ。最大12日間持つので、毎日充電が必要なApple Watchと違い、寝ている間もつけていられる。寝ている間に実際に眠った時間を自動で測り、睡眠スコアも出してくれる。お酒を飲んだ日は8時間寝てもスコアが40程度になるなど、睡眠の質が低いことが数字で分かる。この点が大きいと本人は話す。

記録から見えた自分の傾向

記録から、りんたろうさんはいくつかの傾向を読み取っている。睡眠が6時間を切ると明らかに調子が下がる。一方で、6時間以上寝ていれば、8時間の日と6時間の日であまり差がない。そこから、自分の適正睡眠は6.5〜7.5時間くらいではないかと推測し、その範囲で調整するようにしている。

むしろ本人の場合は、睡眠より食事と運動の方が疲労感に影響すると感じている。脂質の多い食事をした日は疲れやすく、睡眠の質も下がる。そのためラーメンも気軽には食べなくなった。大学生の頃は毎日のように食べていたという。共演者は、1年でここまで変わるのかと驚いていた。

運動をしていない日は寝つきが悪い。ガーミンは歩数や階段の昇降も自動で測ってくれる。りんたろうさんは1万歩くらい歩かないと睡眠のレベルが下がると感じており、それが翌朝の目覚めにも響くので、運動は欠かせないと考えている。歩数は常に時計に表示される。オフィスを出る時点で7000歩しか歩けていなければ、残り3000歩を確保するために一つ手前の駅で降りて帰る。

ガーミンは、田中渓さんと鈴木さんの収録に同席した際、2人が同じものを着けていたので尋ね、その場で購入を決めたという。共演者に「新卒1年目でガーミンを着けている人はいない」と言われると、りんたろうさんは2026年に流行ると予想した。

記録を続けた結果、体調が悪いときの原因がだいたい分かるようになった。前日に飲みすぎた、23時には帰ったが脂質が多すぎた、といった具合だ。調子を崩した翌日に何を食べ、どんな運動をし、あるいはしないか、どれくらい寝ればよいかも分かっている。調子が落ちた日は無理をせず「回復プログラム」を取り、翌日に持ち直す。本人はこれを、体調を自分でコントロールできる状態だと表現した。

まとめと、次に扱うテーマ

りんたろうさんは3つの習慣を次のようにまとめた。朝のルーティンとレコーディングで体の状態を把握し、数字で見えるようにする。すると何をすべきかという対処法が明確になり、それをもとにタイムボクシングで毎日を戦略的に過ごせるようになった。共演者は、悩みを相談する側から、答える側に回れるのではないかと評した。

一方で共演者は、変わった人が目の前にいても、自分がやろうとすると最初の一歩が重いと指摘した。りんたろうさんもこれを認め、今回見せたのは完成形で、いいところを見せすぎていると話した。そこに至るまでの過程はたくさんあるという。そのため、この「お悩みビフォーアフター」を2026年度は毎月最低1本公開すると告知した。目的は遠い存在になることではなく、視聴者に「自分でもできるかも」と思ってもらい、最初の一歩を踏み出しやすくすることだと説明している。

5月に予定しているのは、もともと「継続は力なり」という言葉が嫌いだった自分が1年間習慣を続けられるようになった経験をもとにした、「誰でもできる習慣継続の3ステップ」という内容だ。多くのビジネスパーソンが悩む日中の眠気についても、本人は今は解決できていると言い、「明日からできる3つの眠気防止術」のようなテーマも挙げた。視聴者には、知りたいテーマや悩みをコメント欄に書き込むよう呼びかけている。自分が実践しているものがあればそれを紹介し、なければ有識者に聞いて実践することもできるという。本人は、1年間続けてようやく積み上がってきたものを出せるようになった段階だと語った。次回は、習慣の一歩を踏み出せない共演者に向けて継続の3ステップを伝えると予告し、その共演者が「僕は動きません」と返したところで発表は締めくくられた。