「生ゴミ」と言われた鶏と玉ねぎの塩煮込みと、アンチが勧めたチキンステーキを食べ比べる

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概要

料理研究家のリュウジは、自分のレシピ「鶏と玉ねぎの塩だけ煮込み」を「生ゴミ」と評した人物から、「これより美味しい」として示されたチキンステーキを、言われたとおりに作って食べ比べた。この企画動画は一度、著作権の申し立てで削除されている。本動画は相手の画像や映像を取り除いた再投稿版である。冒頭で削除の経緯が説明され、そのあと両方の料理の調理、試食と評価、余った煮込みを使ったパスタのアレンジが続く。リュウジは、相手の好みそのものは否定しないと述べる。そのうえで、普通の国産鶏を使うなら自分の煮込みのほうが圧倒的に美味しいという立場をとっている。

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動画が削除された経緯と再投稿の理由

リュウジの説明では、発端は「リュウジの料理は味の素を使いすぎで、舌がバカになっている」という投稿だった。その人物は続けて「リュウジのレシピより100倍うまいものが作れる」と言い、レシピを出したら作ってくれるかと持ちかけてきた。リュウジが作ると応じて公開したのが、削除された「僕の料理が生ゴミと言われた件について」という動画である。それ以前に相手は、自分の動画の中でリュウジの鶏と玉ねぎの煮込みを「生ゴミ」と表現していた。リュウジは、美味しくないと感じること自体は個人の話なので構わないと思っていたという。

削除の理由は、相手がX(旧Twitter)に投稿した画像を動画内で使ったことに対する申し立てだった。リュウジによると、相手の作った料理の画像がないと比較にならないと考えて使った。引用元は公開しており、相手の名前も概要欄で分かるようにしていたという。そもそも相手から「作ってみろ」と言われて作った動画なので、申し立ては違うのではないかと感じている。ただ、何を言っても申し立てがあれば受理されてしまうようだ、とも話している。

名前をめぐる食い違いもあった。リュウジは動画内で相手を名前ではなく「味の素のアンチ」と呼んでいた。相手は自分の名前が出ないことが不服で申請したらしい、とリュウジは受け止めている。リュウジが名前を伏せたのは、出すと誹謗中傷になりかねないと考えたからであり、不用意に名前をさらしたくなかったからでもある。自分は料理研究家として作った料理を名指しで「生ゴミ」とまで言われている、と付け加えている。

削除後、相手からは「解除してほしければ話し合いに応じろ」という趣旨のメッセージが届いたという。リュウジはこれを「若干脅しに近い」と感じた。作れと言われたものは作ったので、話し合いには応じる必要がないと判断している。それでも動画を再投稿したのは、塩煮込みのパスタアレンジやチキンステーキをより美味しく焼くコツを含む学びのある内容なので残してほしい、と言われたからだという。

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発端となった「味の素で舌がバカになる」という批判

最初の批判の対象は、リュウジが固定ポストで紹介している豚ひき肉とカレー粉のレシピだった。調味料に味の素を入れるこのレシピに対して、「舌がバカになる」と言われた。リュウジによれば、同じポストには味の素を使わないカレー弁当のレシピも並べて載せている。そちらは玉ねぎの旨味が出るので味の素が要らないのだという。

リュウジの立場は、旨味調味料を使う料理も使わない料理もどちらも良い、というものだ。味の素は旨味が足りないときに入れるもので、旨味が十分なときは使わない。もし味の素で舌がバカになるなら、自分は味の素を使わない料理を美味しいと思えないはずだ、とリュウジは反論する。そのうえで、味の素を使っていない料理もぜひ作ってみてほしいと伝えた。相手が作ったのが鶏と玉ねぎの塩だけ煮込みで、その感想が「生ゴミ」だった。さらに「こんな生ゴミより美味しいレシピがあるから作れ」と言われ、今回の「アンチの作った料理を再現する」企画になった。

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相手が出してきたのは「煮込み」ではなく「チキンステーキ」

リュウジは、鶏の煮込みに対抗するなら煮込み料理が出てくると思っていた。実際に示されたのはチキンステーキだった。料理をしている人なら分かると思うが、比較は基本的に同じジャンルでやるものだ、とリュウジは指摘する。ただ、それは譲っていいとした。

焼き方は、フライパンにアルミホイルを敷き、水を入れた鍋を重しとして載せて押しつぶしながら焼くというものだった。リュウジはこの方法を2年前に自分でもやっている。似た焼き方だと伝えたところ、違いを指摘されたという。リュウジは肉が冷めるのを嫌って重しの鍋に40℃のぬるま湯を入れていたが、相手は水を使っていた。相手は「水とお湯では味が違う」と言っていたので、今回はそこも相手の指示どおり水でやる。リュウジは「毎日チキンステーキ」というシリーズをやっていたこともあり、押しつぶして焼く方法は結構ポピュラーなやり方だと説明する。

評価の条件についても触れている。リュウジとスタッフだけで食べるなら好きなように言えるだろう、と視聴者は思うはずだ。しかし相手も一人で食べて一人で評価しているので、条件は同じだという。自分は自分の舌に嘘はつかない、ともリュウジは述べている。

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煮込みの再現と、相手の作り方との違い

まず鶏と玉ねぎの塩だけ煮込みを、元のレシピどおりに作る。リュウジは相手が自分の動画でこの料理を再現していたのを見ており、作り方がいくつか違っていたと指摘する。相手は鶏肉1枚、水も半量で作っていた。さらに、スーパーで売っている国産のブロイラーではなく名古屋コーチンを使っていた。なぜ名古屋コーチンなのかはよく分からない、とリュウジは言う。半量で作ると味が変わるし、相手の仕上がりは色もかなり違っていて、焼き目も足りなかったのではないかと見ている。

鶏肉の皮をパリッと焼いて焼き色をつけ、次に横半分に切った玉ねぎを焼く。リュウジは今回、普通の玉ねぎを用意した。スタッフによれば、手近には新玉ねぎしかなく、それでは動画どおりにならないと考えて遠くのスーパーまで買いに行ったという。玉ねぎには焦げ目までつける。リュウジは焦げ目をメイラード反応だと説明し、コクを生むものだという。焼いた玉ねぎを鶏の油と一緒に鍋に入れ、水250ccと塩小さじ1と半分を加える。沸いたら火を本当に弱い火まで落とし、蓋をして45分煮込む。

リュウジは、相手の配信を見たところ弱火ではなく中火で煮ていたのではないかと推測している。温度が高いと抜けてしまうので弱火がとても大事だという。45分の計り始めも相手とずれていたかもしれない、とスタッフと話している。

相手はこの料理について、鶏は煮込むと出汁がらになってパサパサで美味しくないと言っていた。鶏は捨てて、残ったスープを飲んだほうがいいという主張である。リュウジは「僕と感性が違う」と受け止めつつ、パサパサになるという点はよく分からないと話す。

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相手の人物像と「料理の経験値」

調理の合間に、リュウジとスタッフは相手について話している。スタッフは、いろいろ料理を作っている人で、料理が好きそうだという印象を語った。リュウジも、相手の料理は見た目がとても個性的だと言う。自分も「虚無飯」をやっているので見た目がどうあれ美味しければいいと考えており、みんなが叩いていた見た目の部分はどうでもいいと述べている。相手は相手で料理にこだわりを持っているのだろう、とも話す。

一方でリュウジは、相手は料理の経験値があまりないのではないかと推測する。いろいろな料理を作るタイプなら、煮込みに対してチキンステーキは持ってこないだろうという理由だ。おそらく煮込み料理が嫌いなのだろう、とも話している。そのうえで、料理は経験値が大事だと語る。いろいろなものを食べている人は許容範囲が広い。初めてある国の料理を食べる人は、慣れないと美味しく感じないだろう。だから、いろいろなものを食べたほうがいいという。

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「美味しくない」と「生ゴミ」は違う

煮込みを待つ間、リュウジは「美味しくない」という感想そのものは仕方がないと話した。自分も栗や抹茶は全然美味しいと思わない。それでも、抹茶パフェを食べている人に「生ゴミを食べているね」とは言わない。「自分は美味しいと思わない」と言うのは構わないが、生ゴミと言われた側はいい気がしない、というのがリュウジの考えである。

料理には人それぞれの好みがあり、それを理解することが大事だとリュウジは述べる。相手は自分が美味しいと感じなかったものを一切認めない感性の持ち主だと思う、とも言う。それはそれでいいし、自分や自分の料理を否定してもらっても構わない。ただ、その料理を美味しいと言っている人のことはどう感じているのだろう、という疑問を投げかけている。

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チキンステーキの手順とリュウジの異論

チキンステーキには国産の普通のもも肉を使う。スタッフが用意したもので、リュウジは「ちょっといいやつ」の銘柄鶏だと説明している。相手の指示のポイントは次のとおりである。

  • 下味をつけず、塩は食べるときにつける
  • 肉は切らずにそのまま焼く
  • 冷たいフライパンに皮を広げて置き、アルミホイルを敷いて、水を入れた鍋を重しにする
  • 中火にかけ、パチパチと音がしてから7分、裏返して4分焼く
  • 玉ねぎは鶏から出た油で蒸し焼きにするのがよいが、ステーキは焼きたてを食べる

リュウジは、玉ねぎの扱いからみて相手にとって玉ねぎは付け合わせ程度の位置づけなのだろうと見ている。

リュウジが最も異論を持っているのは下味をつけない点だ。この焼き方は表面がパリパリで水分がない状態になる。そこに後から塩を振っても、味が全体に回らない。ナイフで切って塩をちょんとつけて食べると塩が一点に集中し、味のまとまりがなくなるのではないか、とリュウジは考えている。皮目に振るか断面に振るかでも変わる、と留保もつけている。また、鶏肉は水分が多く、塩をすると水分が出て身が締まり美味しくなるとも説明する。炭火で焼いて塩を振る食べ方はしたことがあるが、皮をパリパリにするチキンステーキでこの食べ方をしたことはないという。

素材についても、リュウジは名古屋コーチンとの差があるだろうとみる。名古屋コーチンは皮が厚く、身もしっかりしている。素材が良ければ美味しいのは当たり前なので、できれば国産のブロイラーで条件をそろえてほしかったという。ただ、名古屋コーチンは煮込んでも美味しいとも付け加えている。重しをする理由については、鶏肉が圧縮されて皮がパリッと焼けるからだと説明する。肉を押し付けながら焼くミートプレスという器具があり、それを持っていない人のためのやり方だという。

焼き始めると、パチパチしてから7分という時間が長いとリュウジは感じていた。裏返すと、重しをしただけでは焼けない部分が残った。部位の境目にあたる場所で、そこだけ食感が残念になる。相手の動画でも同じ部分が焼けていなかったとリュウジは指摘する。対策は油を入れることで、隙間に油が入り込んでパリッと焼けるという。裏返した後は、相手は言及していないが重しは載せないはずだとリュウジは判断した。載せると皮のパリパリが失われるからだ。裏返して4分は要らない気もする、とも漏らしている。

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チキンステーキの試食

焼き上がりは皮がパリパリで、中の火の通りも完璧だった。おそらく相手と同じくらいの仕上がりだとリュウジは見ている。塩を振ろうとすると、皮が塩を弾いてしまうという。

食べた感想は「焼いた鳥」だった。スタッフも「チキンを焼いたって感じ」「想像通り」と言い、皮がパリパリで美味しいとしながらも、もう少し味が欲しいと話した。黒七味をかけてみたり、ソースが欲しいという声が出たりした。リュウジも、普通の鶏ならソースか何かがあったほうがいいと述べる。バーベキューなら炭の香りがつくので塩だけでもうまいが、今回はその香りがない。柚子があればまだましかもしれない、肉汁のドリップも出てしまっている、とも指摘した。スタッフの一人は、普段料理をしていると「普通だよね」となってしまうと話した。それでも、美味しくないわけではないという点は皆で確認している。

24:00

マヨネーズの銘柄をめぐる誤解への反論

試食の途中で、リュウジは相手の発言を一つだけ否定したいと話した。相手はリュウジがベルクで行った生配信にも現れ、一人で150件ほどコメントしていたという。リュウジは出演者の立場で返せなかったが、盛り上げてもらったことには礼を述べている。

その配信でリュウジがマヨネーズの銘柄を確認する場面があった。相手はそれについて、味の素の「ピュアセレクト マヨネーズ」と契約しているからキユーピーを使えないのだ、と書き込んでいたという。リュウジは、自分は料理研究家の中でも特殊で、競合排除の契約、つまり他社商品を使うなという契約を一切結ばないと説明する。その証拠として、その場でキユーピーマヨネーズを出して食べてみせた。

配信で銘柄を確かめたのは、サンドイッチにするならピュアセレクトのほうが美味しいと思ったからだという。酸味がなくチャーシューと相性がいい。キユーピーはキユーピーでうまいが、味が強いので味塩が要らない。それだけの話だ、とリュウジは述べている。

26:00

煮込みの試食と、リュウジの判定

45分煮込んだ鶏と玉ねぎは、崩すとほろほろで、箸で切れるほど柔らかかった。玉ねぎを崩して鶏と一緒に食べるのがよいという。スタッフは「塩だけなんですか」と驚き、スープも玉ねぎも美味しいと口々に言った。スープのように見えるのは鶏を焼いた油と一緒に煮ているからだ、とリュウジは説明する。わざと45分煮てほろほろにするのがポイントで、普段鶏の煮物を作っている人はここまで煮ないのだという。焼いた香りと玉ねぎの香りもいいと話し、相手の言う「鶏は捨ててスープだけ飲め」に触れて「生ゴミとは思えない」と述べた。本来はカレー粉を入れるアレンジのほうがご飯が進んで好きだが、今回はやるまでもないとしている。

リュウジは「忖度なし」として、自分の鶏と玉ねぎの塩だけ煮込みのほうが圧倒的に美味しいと判定した。チキンステーキは皮をパリッと焼いた良い焼き方の肉ではあるが、それ以上ではなく、料理を見慣れたスタッフなら全員想像がつく味だという。ソースのない塩焼きは良い鶏肉なら通用する。しかし相手は自分と同じ金額でやれるならと言っていたので、ブランド鶏でなければ美味しくない点が問題だとリュウジはみる。名古屋コーチンなら「塩でどうぞ」と言われるが、普通の国産鶏をそのまま塩焼きで食べようとは言わない。

国産鶏で比べるなら、驚きもある煮込みのほうが美味しいとリュウジは言う。国産の若鶏は実は出汁がよく出て、ブランド鶏と比べても遜色ないほどだという。その出汁を煮込むことで玉ねぎ全体に移し、ほろほろの鶏と玉ねぎとスープを一緒に食べる。そこがこの料理の美味しさだと説明している。チキンステーキについては、普通の鶏なら塩を振って置き、出た水分を拭き取って味を凝縮させたほうがいいと助言した。そのうえで好みの塩やソースで食べると美味しいという。焼いた肉が特に好きな人以外は、誰に食べてもらっても煮込みを選ぶのではないか、とも述べている。

スタッフの一人は、工程も簡単で、焦がした玉ねぎの旨味が入っている点も分かったとして、煮込みに軍配を上げた。もう一人は、焼いた鶏は美味しいが、煮込みは「うま」となると表現した。リュウジは、料理は驚きや発見があると脳が楽しく美味しく感じるので、その辺りで差がついたのではないかと話している。

最後にリュウジは、視聴者にも両方を作ってどちらが美味しかったか判定し、リプライで教えてほしいと呼びかけた。どちらも簡単だという。チキンステーキも美味しいチキンステーキであることは改めて認めている。反応があれば自分のチキンステーキも作るかもしれない、とも話した。作ると言ったので逃げずにやった、この動画をアンチへのアンサーにさせてほしい、と述べて本編を締めている。

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おまけ:余った煮込みで作る鶏肉のラグー

本編だけでは視聴者に学びが少なかったと考えたとして、リュウジは余った煮込みでパスタのアレンジを紹介した。塩分濃度1%ほどの湯で、太めの1.8mmのパスタを8分ほど茹でてザルに上げる。煮込みの鶏を崩し、汁ごとフライパンでパスタと合わせる。リュウジはこれを鶏肉のラグーと呼び、ラグーは煮込んだソースをパスタに絡ませる料理だと説明している。パスタを短めに茹で、ソースと一緒に少し煮込むのがポイントだという。オリーブオイルを絡め、乾燥パセリを振れば完成となる。

試食したスタッフは「めっちゃうまい」「調味料だけでこんな味が出せるのはすごい」「鶏の旨味だ」と話した。味変のレモスコで酸味を加えても合うという。余った煮汁はカレーにしてもパスタにしてもいい、とリュウジは勧めた。このアレンジが見つかったことについて、皮肉を込めてか「アンチさんに感謝」と繰り返し、ぜひ作ってみてほしいと呼びかけて動画を終えている。