落合務シェフがリュウジに教えたトマトジュースのアラビアータと「ディスグラツィアータ」の由来
料理研究家リュウジのバズレシピ料理研究家のリュウジが「いちばん尊敬するイタリアンシェフ」と紹介する落合務シェフを、前回のペペロンチーノの回に続いて迎えた。今回のテーマはアラビアータである。落合シェフはアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノを土台にして、缶詰ではなく無塩のトマトジュースでソースを作ってみせた。調理の途中では、火加減や煮詰めの見極め方を具体的に説明している。料理の後には、このパスタにまつわる名前の勘違いが語られ、最後にシェフからリュウジへ贈り物が渡される。
「チーズは入れるな」と教わったイタリアでの経験
落合シェフは最初に、アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノは基本の料理であり、今日のアラビアータもそれがベースになると説明した。そのうえで、初めてイタリアへ行ったときの話をした。
ローマで最初に教わったシェフから、落合シェフは「アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノには絶対にチーズを入れてはいけない」と言われた。周りの料理人を見ても、確かに誰も入れていなかったという。ところが別の土地の店に行くと、その日のパスタがアラビアータで、そこにチーズが大量に入っていた。「入れちゃいけないってローマのシェフは言っていたのに」と思いながら食べると、とても美味しかった。土地が変われば作り方も変わる。イタリアにもいろいろなやり方があると実感した、と落合シェフは振り返る。
唐辛子は前回の倍、ニンニクは瓶で潰してから刻む
材料はニンニクと唐辛子である。落合シェフによれば、アラビアータは「怒る」という意味で、怒るほど辛いことからこの名前がついたらしい。そのため前回のペペロンチーノでは唐辛子が1本だったが、今回は2本に増やした。
ニンニクは今回、ある程度みじん切りにする。落合シェフが勧めるのは、缶詰や瓶などの底でニンニクを叩いて潰し、それから切る方法だ。こうすると簡単に粗みじんになる。今回は先に皮をむいてしまったが、本来は皮をむく前に潰すとよいという。リュウジも「落合シェフのやり方で、僕もやってます」と応じた。落合シェフは「これ、俺が考えて落合に教えたって言ってください」と冗談を返している。
オリーブオイルはかなり多めに入れた。リュウジが大さじ2以上かと尋ねると、落合シェフは「2強」と答えた。この段階でリュウジにパスタを茹で始めてもらう。
前回はニンニクに色がついてから唐辛子を加えた。今回はニンニクをみじん切りにしていて火が入りやすいので、最初から唐辛子も一緒に入れている。
缶詰の代わりにトマトジュースを使う
落合シェフは当初トマトの缶詰を用意していた。ただ、一人分なら缶を丸ごと使うと多すぎるので、半分にするつもりだったという。リュウジがトマトジュースでもいいかと尋ねると、落合シェフは「全然いい」と答えた。できれば塩が入っていないものがよく、リュウジの手元には無塩のトマトジュースがあった。そこで今回はトマトジュースだけでソースを作ることになった。トマトの水煮もトマトジュースも元はトマトだから、というのが落合シェフの説明である。
缶詰を半分使うと残りの扱いに困るが、ジュースならその心配が小さい。落合シェフは「残ったら明日飲みましょう」と言い、リュウジは「バズレシピと同じようなこと言ってる」と笑った。
分量より火加減が大事だという考え方
調理の途中で落合シェフは何度か火を止め、余熱を使った。料理は分量どおりにやればできるものではなく、いちばん大事なのは火加減だと落合シェフは言う。焦げそうになったときは、濡れ布巾で鍋を冷やすといった対処の例も挙げた。
煮詰めの見極め方と「煮詰めすぎてから伸ばす」技法
トマトジュースを入れた直後のソースはシャバシャバである。落合シェフは鍋の中央を見るよう促した。鍋底を一瞬なぞって筋ができても、まだ水分が多いうちはすぐに閉じて見えなくなる。この筋が見えたままになればソースの出来上がりだ、と落合シェフは説明する。ここは強火でよく、目的は水分を飛ばすことにある。水分が抜けるほどトマトの濃度が上がり、ソースになるという。
落合シェフによれば、煮詰めることはフランス料理でもイタリア料理でもとても大事な手法である。煮詰めなくてもちょうどいい濃さのソースに見えることはある。しかしそれでは物足りない。「ちょっと煮詰めすぎた」と思うくらいまで煮詰め、そこから水で伸ばす。これが落合シェフの考え方だ。
音の変化も目安になる。最初はソースに水分が多いので、隣の鍋のお湯とほとんど同じ音しかしない。水分が飛んでくると、チリチリという音がにぎやかになる。音でも「だいぶ水分が飛んだな」と分かるという。
途中で落合シェフは塩を入れ忘れていたことに気づき、「少なめくらいがいい」と言いながら加えた。火を止めると、ソースにはとろみがつき、鍋の中央の筋もはっきり残るようになった。落合シェフが「これ、トマトジュースって思える?」と聞くと、リュウジは「思えないですね」と答えた。
バジルの代わりに大葉、チーズはたっぷり
パスタの硬さはリュウジが確認した。ふだん店ではバジリコを使うが、家庭で買うと余って困る。そこで今回は大葉を使った。刻み方はざっくりでよく、茎に近い一番下の部分も含めて入れている。
パスタをソースと合わせるときは、最初はやや強めの火にする。落合シェフは、鍋の中に唐辛子が隠れているので気をつけるよう声をかけた。全体がよく絡んだところで火を止め、大葉を加え、パルミジャーノをかける。
パルミジャーノがない場合について、落合シェフは家庭向けの代わりを挙げた。6Pチーズのようなプロセスチーズでもいいし、四角く薄いスライスチーズをちぎって入れても美味しいと思う、という。いずれにしても、チーズは「割とたっぷり」入れる。リュウジが結構な量だと驚いても、落合シェフは「もっと入る」とさらに加えさせた。
仕上げにオリーブオイルを回しかける。オリーブオイルは最初と最後の両方で入れるのがよいという。胡椒は好みでよいが、唐辛子の辛さがあるので入れなくていいと思う、と落合シェフは話した。
「ディスグラツィアータ」という名前の勘違い
完成したのは、アラビアータに大葉とチーズを加えた一皿である。落合シェフの店では、これを「ディスグラツィアータ」という名前で出しているという。リュウジはこれを「落合シェフの勘違いパスタ」と呼んだ。
落合シェフはイタリアでこの料理を教わり、教わったとおりの名前で日本に持ち帰って店で出した。するとイタリア人の客に「ちょっと変な名前のパスタだね」と言われた。この名前で教わったはずなのに、と不思議に思って意味を調べると、「お前はついてない」「運がない」という意味だった。
よく考えると、思い当たることがあった。冒頭の話のとおり、落合シェフはローマで「チーズは入れるな」と言われていた。だからチーズ入りのパスタを見て、「こんなに美味しいものがあるのか、何という名前なの、知らなかったよ」と尋ねた。それに対して相手が返したのが「ディスグラツィアート」だった。今までこんなに美味しいものを知らなかったお前はついてない、という意味である。落合シェフはその言葉をパスタの名前だと思い込んでいたのだという。
実食:大葉とトマトの組み合わせ
試食したリュウジは、大葉にまったく違和感がなく、よく合っていると評した。イタリアではトマトとバジリコの組み合わせ(ポモドーロ・バジリコ)が王道であり、大葉はいわば「ジャパニーズ・バジリコ」だという。チーズの量も塩分も決まっていて、唐辛子の辛さもしっかり出ているという感想だった。落合シェフは、前回より唐辛子が倍入っていると補足した。
落合シェフは試食の間、「トマトジュースだよ」と何度も念を押した。こういう場では、むしろトマトジュースの方がいいと思う、とも話している。このチャンネルには料理が苦手な人も見に来ているはずだから、というのが理由だった。スタッフも試食し、大葉の存在感に加えて、辛さ、うま味、オリーブオイルとチーズのコクのバランスを挙げた。
シェフコートの贈り物と「認定」
試食の後、落合シェフはラ・ベットラのコックコートをリュウジに贈った。本名を尋ねてリュウジが「竜士です」と答えると、落合シェフは「竜士シェフ」と書き入れた。さらに、その日自分が着ていて、トマトソースがあちこちに飛んだコートにもサインをして渡した。落合シェフは「下着姿で失礼いたします」と笑っている。
贈る理由について、落合シェフは次のように話した。これからリュウジにはもっとイタリア料理を視聴者に楽しんでもらいたい。「そう簡単にこんなに美味しい料理が作れちゃうんだね、りゅうちゃんの方法でやると」と思ってもらえるように。そういうことを自分が認定させてもらった、という。
リュウジは涙で顔をぼろぼろにしながら受け取った。長く料理をやっていると、料理を皆にきちんと覚えてもらいたい、食べてもらいたいと思って教えてくれる人が現れてくれるのが本当に嬉しい、と語っている。落合シェフは「美味しいパスタ作れるようになったね」と声をかけた。二人はコートを着て腕を組み、記念撮影をした。
余談:失いかけていたモチベーション
撮影の後、二人はこの共演のきっかけを振り返った。リュウジは落合シェフの本を全部読み、参考にしてきたという。リュウジが落合シェフを尊敬していると話していることを聞き、落合シェフはすぐに「会いたい」と言ったそうだ。一方のリュウジは、恐れ多くて自分からは声をかけられなかったと明かした。
リュウジは、最近は料理に対するモチベーションが少し落ちていたが、今日で復活したと語った。落合シェフも、今日会うのを楽しみにしていたと応じている。
落合シェフは、2年前は死にそうだったと話した。リュウジはその話を聞いており、今は回復されたと聞いていると返した。落合シェフはさらに、「今のうちなんですよ」と続けた。口幅ったいが、教えてあげたいと思う人に教えられる機会が減ってしまっている、という。リュウジは「本当に教えてください」と頼み、動画は終わる。
そう簡単にこんな美味しい料理、作れちゃうんだね。リュウちゃんの方法でやるとって。
あ、良かったよ。
どうも、料理研究家リュウジです。ということで、今回は前回に引き続き、私の本当に一番尊敬するイタリアンシェフ、こちらの方にゲストとして来ていただいてます。
よろしくお願いします。よろしくお願いします。先日もありがとうございました。ありがとうございます。イタリアンのレジェンド、落合シェフでございます。お願いします。
落合シェフのことは僕がちょっとお話しさせていただいてるんで、もしよかったら前回のペペロンチーノの回も見てください。ということで、今日は何を作っていただけるんでしょうか?
アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ、これ基本なんですよ。今日やらせていただくのもアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノがベースなんですけど、皆さん、これアラビアータって聞いたことありますか?
聞いたことあります。はい。それをちょっとやらせていただきます。
だけど僕はね、初めてイタリア行った時に、イタリアがよく分かんないですよ。その教わった最初のシェフが、「いいか、アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノには絶対チーズは入れちゃ駄目だぞ」って僕、言われたんですよ。
あ、そうなんですね。「分かりました」つって。それでやってて、人のをこう見てると、確かに入れないなって思ったんですよ。へえ。
これがね、シチリア行ったらね、その日にひっくり返されたんですよ。「今日の賄いはこれだ」ってことでアラビアータだったんです。これ大好きと思ったら、ドカンってチーズが入ってたんですよ。それ入れちゃいけないってローマのシェフ言ってたのに、と思ったけど。
やっぱり所変わればね。食べたらすごく美味しかったね。ああ、なるほど。なんで、いいじゃん、これと思って。はい。イタリアにもいろいろなやり方があるってことね。そうそう。じゃあ行きましょうか。
ニンニク使います。ニンニク。はい。で、唐辛子使います。アラビアータって分かります、意味が? 怒る。怒るっていう意味ですね。怒るほど辛いっていう、そういう意味らしいです。ですから、こないだ1本だったけど、今日2本。2本。
なんか勝手知ったるって感じだよね。どこに何がある? あ、すいません。ありがとうございます。一瞬でも。
これはね、ちょっと若干みじん切りしましょう。あ、そうなんですね。若干ね。こう、みじん切りってするでしょ? こうやって切るじゃない? 一番いいのはね、缶詰でも瓶も何でもいい。こういうので叩くの、ほら。
僕もやってます。これ、今ちょっと皮むいてからやっちゃったけど、皮むく前にやる。皮むく前に。で、これをこう切ると、もう。あ、そうですよね。ほら、粗みじん。落合シェフのやり方で、僕もやってます。潰してやると、もう粗みじんになる。
これね、「俺が考えて落合に教えた」って言ってください。とんでもないです。本当です。
すいません、火をください。火を。はい、いいよ。ありがとうございます。スピーディー。オリーブオイル。もうそれでいいんですね。そうそう。結構入りますね。
リュウジさん、パスタ、多分ちょっとお水足していただいて、パスタまた入れてください。分かりました。結構入りますね。うまみ、うまみ。うまい。大さじ2以上ぐらい入ってるのか。もっと入ってる。2ぐらいじゃないか。2強。ありがとうございます。
もうスパゲッティ入れ始めていいですよ。いろいろありますけど、これで大丈夫ですか? あ、いい。大体うち、それでしょ。美味しい。
今回はもう、これも入れちゃおう。前回はニンニクが色ついてから入れましたよね。でも今日みじん切りにしてあるので、割とすぐ火が入りやすいので、一緒にこれ入れる。最初に一緒に大丈夫ですね。入れちゃいましょう。パスタはもう入れちゃっていいですよ。結構ですよ。
この缶詰ね、1缶だと絶対多いと思うんですよ。リュウジさん、この缶詰半分使いますから。はい、缶詰半分。トマトジュースでもいいんですか? 全然いいよ。ある? あります。じゃあ、トマトジュースで。ああ、いいや。本当ですか? できれば塩が入ってない。塩入ってないやつがあります。
ここさえね、きちっとできるとね、もうできたって感じです。ああ、もうすぐ火通りますね。ちょっとね、ここまで来たらちょっと火を止めましょう。怖いですから。あとは余熱でいいですね。はい。
お料理っていうのは、分量通りやればできるんじゃなくて、火加減っていうのが一番大事。例えば「あ、やばい、ちょっとこれ焦げる」ってした時に、例えばぬれ布巾でジュッと冷やすとか。
トマトジュース。いいよ。トマトホールもトマトジュースも、どちらも元はトマトですから。はい。あります。トマトジュースでいいんだ。
リュウジさんね、今度またもっと違うの面白いな。なんかもう、いろいろやりたくなっちゃったな。いや、本当にこんな機会ないので。
もうちょっと入れていい? はい。結構入りますね。ちょっと入ります。ちょっと見てください。当たり前ですけど、今こうやって見たって、ほら、シャバシャバだよね。シャバシャバですね。真ん中見て。こうやったって、ほら、一瞬見えるけど、すぐ見えなくなるじゃないですか、鍋って。これが見えるようになるんです。見えるようになったらソース出来上がり。
ここはね、ちょっと強火でいいです。水分を飛ばしてるんですよ。水分飛ばせば、それだけトマトの濃度が強くなるじゃないですか。そうするとソースになるんです。だからちょっと余分に入れたと思うんですよ。1本半くらい入ってますね。そうですね。飛ばすんですね。
水分飛ばすっていうの、煮詰めるっていうのは、フランス料理、イタリア料理ではすごく大事な手法なんですよ。煮詰める。煮詰めなくてもちょうどいいソースがあって、思うじゃないですか。それだとちょっと物足りなくて、それを煮詰めて、「ちょっと煮詰めすぎちゃった」って思うぐらい煮詰めてから水で伸ばす。おお、へえ。
トマトジュース。すいません、また今日もお酒いただいてます。ちょっと返したんです、ちょうど。作ります。ああ、はい。なんて、そんなやってくれるんですね。お前、本当に。いやいや、もう任せてくださいよ。ありがとうございます。みんな仲間ですから。人間としての仲間ですから。ありがとうございます。
音が変わってくるの。最初ね、ほら、こっちのお湯の音聞いて。お湯って音しないでしょ? こっちも最初水分が多かったから、油がちょっと入ってるけど、これと大体同じ音で、水分が飛んでくると、ほら、音が賑やかになる。そうすると、水分飛んできたな、だいぶ。
これちょっと真ん中見てね。なんか分かりません? ほら、さっきはシュッシュッてきちゃったのが。ほら。ここでとても大事なこと忘れてました。お塩あります? お願いします。ちょっと少なめくらいがいいかな、お塩。
ほら、でもちょっと火止めますよ、俺。ほら。おお、とろみが。ほら、これトマトジュースって思える? 思えないですね。ほら、真ん中見えるでしょ? はい。これもうトマトソースです。
こういうの、それは美味しいです。確かにこういうのは。だけど半分余っちゃったらどうしようとかあるじゃないですか。あ、そうですね。ジュースでいいんですね。これ残ってます。これ明日の朝飲みましょう。確かに、確かに。バズレシピと同じようなこと言ってる。誰、それ言ったの? 僕です。
どうですか、リュウジさん。ちょっとまたそれ見てください、その硬さを。はい、硬さを。前回やったんで、1本。まだもうちょいですかね? もうちょいですね。はい、オッケーです。
今日、僕たちはバジリコ使いますけど、買って残ると大変ですよね。今日はしそです。大葉。大葉でいいんですね。切って、もうざっくりです、ほら。ざっくり。これ一番下も入れちゃうね、これね、もったいないから。いいですね。ここも含めて大葉ですから。
いいかな、感じ的にね。ちょっとね。うん、いいんじゃない? いいですか? はい。でもね、いいって言っても、あとはやっぱり1分近く茹でてもいいっていう良さね。ああ、分かりました。
ちょっと火がつきます。中火ですね。最初はちょっと強火でいいかな。沸くまで強火。強火、はい。ちょっと唐辛子が4本隠れてますんで気をつけてくださいね。
おお、もう全体かなり絡まりますね。絡まるでしょ。はい。いいな、こんな感じで。もうちょっと、火止めちゃう。止めた。はい、止めた。しそが入ります。大葉です、これ。はい、大葉です。大葉なんだ。
パルミジャーノ。チーズがあったら6Pチーズとか、そんなんでも美味しいと思います。あ、そうなんですね。四角く切ってあるチーズとかありますね、薄いの。ああいうのちぎって入れても美味しいと思います。へえ。
これチーズはね、割とたっぷり入れましょう。たっぷり。割とたっぷり。おお、結構な量が。もうもっと入る。もっと入る。もっと入れて。うまそう。
リュウちゃんさ、ここにオリーブオイル入れてくれる? オリーブオイル、はい。これぐらいですか? オッケー。完璧。おお、最後にオリーブオイル。
これはもう唐辛子の辛味がついてますので、胡椒はお好みです。入れなくていいと思います、自分はね。どうですか? ほら、アラビアータだけど、大葉とチーズ入り。
これね、僕のメニューではね、ディスグラツィアータっていうんですよ。ディスグラツィアータ。落合勘違いパスタ。そういうことなんですね。
僕はイタリアでこれ教わって、言われた通りのメニューを書いてたら、日本に帰ってきて、そのメニューでお料理出したら、イタリア人の方に「ちょっとなんか変な名前のパスタだね」って言われたんですよ。「え、でも俺、ディスグラツィアータっていう名前で教わったぜ」って思ったんですよ。それから僕、意味調べたんですよ。そしたらね、「お前ついてないな」って意味なんですよ。「お前は運がない」とか「不運なやつだ」。
何それと思って。よくよく考えたら、僕、ローマで「いいか、アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノにチーズ入れちゃ駄目だよ」って言われたって言ったじゃないですか。これをチーズ入れたから、「駄目なんじゃない?」って思って。でも名前が分かんなかったから、「なんていう名前なの? 俺知らなかったよ、こんなうまいの」って言ったら、ディスグラツィアータ。
だから「お前、今までこんなうまいもの知らなかった。お前ついてない」って言ってくれたの。その「ついてない」って言われたのがパスタの名前だと思っちゃった。なるほど。すごい話だな。
どうぞ。じゃあ、落合シェフに教わるアラビアータですよ。アラビアータでございます。ディスグラツィアータといいます。ディスグラツィアータ。
じゃあ、いただきます。
うん。オリーブオイル、これぐらいあった方が、すごくこう、ガツンときます。バチンときます。最初に入れたのと、あと最後の締めでちょっと入れてください。入れると分離します。
大葉が違和感が全くなくて、かなりマッチしてますね。トマトバジリコって、すごいイタリアでは王道じゃないですか? ポモドーロ・バジリコ。ポモドーロ・大葉。すごい。ジャパニーズバジリコです。
チーズの量も完璧で、塩分がバチッと決まってますね。唐辛子の辛味もかなり出てます。さっきより倍入ってます。はい、入ってますね。最高です。ありがとうございます。
最高。トマトジュースだよ。あ、そうだ、トマトジュース。トマトジュースだよ。食べてみ。食べてみ。これは。いいでしょ。美味しい。トマトジュースだよ。トマトジュースですね。
唐辛子とトマトジュース。だからね、逆にこういうとこ、トマトジュースの方がいいと思う。こういうとこって失礼だけど、どなたも、ほら、お料理苦手な方も見るはずですから。
さ、皆さん食べてください。はい。プレゼント。いいんですか? うん、これもよ。出てない。違う、ちょっと。後で、後で。やばい。
うまい。トマトジュース。大葉がめっちゃ。大葉がいい。すごく。これがちょっといいな、入ってるところ。いいですね。辛味と酸味とコクのバランスで。そう、コク。オリーブオイルとチーズ。オリーブオイル。すげえ。すごい。
いつの間に、なんで脱いでんのかなと思ったら、このコート、ちょっとこれ見て。ラ・ベットラのコート、いいんですか? もうこんな。いいよ。もうちょっと、やばい。こんな、持って帰れないです。ちょっと飾らせていただきます、本当に。使ってください、本当に。ありがとうございます。
リュウジさんにって書いとこう、あそこに。はい。リュウジさん、本名はなんていうの? リュウジです。本名でやってます。
ありがとうございます。リュウジシェフ。はい。
はい、どうぞ。こっちも書いときましょう。ありがとうございます。ちょっと待ってね。はい。ありがとうございます。着たかった。ありがとうございます。
すいません、下着姿で失礼いたします。もう本当にね、こういうのはリュウちゃんに持っていただいて、これからもっともっとイタリア料理を、視聴者の皆さんに楽しんでいただいて、「そう簡単にこんな美味しい料理作れちゃうんだね、リュウちゃんの方法でやると」って。そういうのを、ちょっと僕は認定させていただいたので。
これを、すいません、恥ずかしながらちょっと古くて悪いんですが、トマトソースもちょっとあちこち飛んでるんですよ。それをちょっと今日は、リュウジさんに着てもらうことにしました。よろしくお願いします。
ありがとうございます。ありがとうございます。もうちょっとやばいわ。見てるこっちまで。ありがとうございます。ありがとう。ありがとうございます。ありがとうございます。よろしくお願いします。ありがとうございます。
見た目より美味しいから、みんな作って食べようぜ。今日のゲスト、落合シェフでございました。ありがとうございました。ありがとうございます。いや、もう素晴らしい。素晴らしい。すごい。
よいしょ、これ。これも、これも。ちょっとね、この中についてる感じ。こっちをこう。はい。これ上からいいね。このトマトソースが。やばい。ほら、トマトソースいいね。すいません、私もいただきます。
良かったよ。これね、こうやって長いこと料理やってると、こういうふうにきちんとお料理を皆さんに覚えてもらいたい、食べてもらいたいって教えてくださる方が現れてくださるの、本当嬉しいんですよ。
美味しい。美味しいじゃん。美味しいパスタ作れるようになったね。はい。どうぞ。ありがとうございます。かっこいいじゃん。はい。ちょっといいの?
ちょっとでかくてごめんね。とんでもないです。はい。こっち向いて。はい。イエーイ。腕組んで。かっこいい。ちょっと顔ボロボロ。かっこいいね。
ありがとうございます。料理やってきて、本当に。基礎はもう落合シェフの本全部読んでやってきたんで。いやいや。ありがとうございます。いやあ、楽しい。頑張ります。お疲れでした。どうもありがとう、皆さん。またよろしくお願いします。リュウちゃん、よろしくお願いします。
リュウジさんが落合さんの本参考にした、いろいろ、こんなこと尊敬してるんですみたいに言ってくださって、「僕、会いたいです」って言った。それ、その時すぐ言ったよね、俺ね。そう、言いました、言いました。ちょっともう恐れ多くて。
やばいな、俺、本当に。またもうやる気出てきたな。最近、料理に対するモチベーションが若干落ちてたんですけど、今復活しました。お願いしますよ。いや、良かった、良かった。
ありがとうございます。俺もちょっともう、落合シェフに声かけられなかったからね。もう恐れ多すぎて。いやいや、かけてくださいよ。いやいや、本当にすごい。俺も会うの今日楽しみだった。あ、本当ですか?
2年前は死にそうだった。もう伺ってます。ここまで自分でね。伺ってます。本当に、今はちょっと快復されてるっていうふうに聞いたので。
もうね、今のうちなんですよ。やってないと。こんなこと自分でも口幅ったいんですけど、ちょっと教えてあげたいなっていう人に、なかなか教えてあげられる機会が減っちゃってるんで。
本当ですか? もう本当に教えてください。本当にありがたいです。はい、ぜひちょっと。これを機に仲良くしてください。ありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます。
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