ジョブチューンの判定は信用できるのか トップバリュ9品を結果を知らずに食べて答え合わせする

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概要

料理研究家リュウジのチャンネルで、テレビ番組「ジョブチューン」で一流シェフが判定したトップバリュ商品を、結果を伏せたまま出演者が食べて評価する企画が行われた。問いは単純で、「日々トップバリュを食べている自分たちから見て、シェフの評価は本当に妥当なのか」である。商品はスタッフに全部買ってきてもらい、出演者はどれが合格でどれが不合格か、満場一致合格かを知らない状態で臨んだ。

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冒頭では、炎上の可能性が高い「闇の企画」だと自ら認めている。視聴者から「シェフの味覚がわからないくせに」と言われるかもしれないとしたうえで、素直に答えてよいという方針を確認した。自分たちがおいしいと思ったものをシェフもおいしいと判定していれば「素敵なこと」だ、とも話している。

3:51

評価の基準を決める

1品目を食べたあとで、出演者は評価基準を決めた。番組の「合格」「不合格」「満場一致合格」に合わせて、B+以下を不合格、Aを合格、S(スペシャル)を満場一致合格に相当する評価とした。出演者の一人は「また食べたい」「買う」と思えるかどうかをAの基準にしていると説明した。

以下、紹介された順に9品の評価と答え合わせの経過を追う。番組側の判定は、出演者が評価を出したあとにその都度明かされた。

2:01

ニラ焼餅:好調なスタート

最初に選ばれたのは、パッケージ上の名称を「シャーピン」と読む焼餅である。出演者の一人は中国のおやきのようなものだと説明した。ニラの風味と豚肉の旨みを生かした餡をもちもちの生地で包んだ商品で、600Wの電子レンジで1分温める。チルドの状態で12日間日持ちするという。付属のソースには5種類以上の香辛料が使われていると読み上げられた。

まずはそのまま、次にタレをつけて食べた。出演者からは「うまい」「めっちゃうまい」という声が続いた。評価では、具材感があってニラや玉ねぎ、肉の味がしっかり感じられる点、皮のもちもち感、チルド商品という形態の面白さが挙げられ、全員の評価がそろった。番組の判定は満場一致合格で、出演者は「幸先いい」と喜んだ。

5:21

ビーツを味わうボルシチ:最初の食い違い

2品目のボルシチは税込429円で、出演者は値段を見るなり「お高め」「これ不合格やろ」と口にし、「まだ食べてない」と突っ込まれていた。調理は600Wで2分。生のビーツを真空状態で湯煎して色落ちを防ぎ、赤ワインビネガーで酸味を効かせていると説明が読まれた。誰がどんな目的で食べる商品なのかという質問も出て、ロシアのシチューのようなもので、ビーツは栄養価が高いとされていると答えが返った。

食べた直後は「繊細な味は感じる」という反応だった。ただ評価は厳しく、肉は美味しかったものの、スープの後味が気になり「お薬っぽい」という感想が出た。原因はワインビネガーと香辛料ではないかという指摘もあった。「400円の味ではない」「原価が高いのかもしれないが、それならボルシチを出さなくていい」という意見もあり、評価はB−程度、「あってもなくてもどっちでもいい」という声もあった。

番組の判定は合格だった。出演者は、シェフは繊細な味覚を持っているのか、ボルシチに慣れているのではないかと推測した。一方で「でも400円ではない」とこだわり、ロシア料理店で食べたボルシチの方がずっと美味しかったという出演者もいた。

8:54

グリーンカレー:値段の受け止め方の違い

3品目はグリーンカレーで、価格はボルシチと同じ429円である。ここで出演者の一人が、トップバリュには紫のパッケージと黄色のパッケージがあり、黄色は安いライン、紫は「セレクト」された上位ラインだと補足した。タイの現地工場で直接製造しているという。開けると鶏肉がゴロゴロ入っていて、具だくさんで香りも良いと好評だった。

一方で、食べた感想は「甘い」が中心だった。評価では、タツヤが具材の多さと鶏肉の美味しさを理由にAをつけた。ほかの出演者は、甘さが好みに合わない、鶏肉は美味しく香りも鮮烈だったが「もうちょっといけるかな」という意味で「惜しい」と評し、429円は高いので合格にはならないと判断した。

番組の判定は満場一致合格で、出演者は「嘘だろ」「たぶん値段を見てない」と驚いた。シェフの判定に合わせるために逆張りした方がいいのかという冗談も出たが、素直に評価を続けることになった。

11:27

かにクリームコロッケ:最大の番狂わせ

4品目は青森県産紅ずわいがにを使ったかにクリームコロッケである。直径23cmの鍋で約4分揚げる。細かいパン粉をつけたあとに粗めのパン粉をつける二段構えで、食感にコントラストを出しているという。「二段構え」から『るろうに剣心』の飛天御剣流になぞらえる冗談も飛んだ。

揚がったコロッケは大きく、黄金色で、出演者は「これはうまいでしょ」「合格になるだろ」と口をそろえた。同時に「直前に揚げたらうまいに決まってない?」という指摘も出ている。食べてみると衣はザクザクで、中はとろっとしていた。クリームが重すぎず軽い点、牛乳主体の味の中にかにの風味もある点が評価された。

評価では、味が普通に美味しく衣もよく、このボリュームで400円なら惣菜として出したいという意見が出た。衣にもう少しカリカリ感があってもいいという留保をつけた出演者もいたが、極端に安くはないことも含めて総合的に考えても、味が良いので合格だとした。A子さんは評価できない(測定不可能)とした。

番組の判定は不合格で、出演者は「ちょっと待って」「めっちゃうまいよ」と強く反発した。そのうえで、シェフが食べたときに冷めていたのではないかという推測が出て、それなら分かるかもしれないと少し納得した様子も見せた。それでも最後に、自分たちの企画(「バズチューン」と呼んでいる)では合格だと宣言した。

15:18

大盛りなす入りミート:出演者の間で分かれた評価

5品目は冷凍パスタの大盛りなす入りミートで、600Wで7分半温める。価格は192円と紹介され、その後の会話では198円、199円とも言われていて、いずれにしても200円を切る安さである。イオンのパスタで売上ナンバーワンの商品で、安さの秘密はスパイスがしっかり煮込まれた中濃ソースを隠し味に使うことで、味に深みを出しつつコストを抑えている点だと紹介された。出演者は「安さも大事」と言いつつ、グリーンカレーやボルシチの結果から見て「シェフは安さを考慮していないと思う」と推測した。

食べた感想は「悪くない」「お店っぽい」「甘め」だった。評価では、タツヤがほかの出演者と違う判定を出した。ほかの出演者からは、ナスを前面に押し出すならナスの量を増やしてほしかったという意見のほか、ナスがトロトロで美味しかった、冷凍にしては麺にコシがあって意外だったという声が出た。「バリバリにうまいわけではないが、疲れた日に食べようかなというのは全然あり」という評価もあった。

番組の判定は満場一致合格で、今回もタツヤが的中させた形になった。他の出演者は「食べる価値のある商品だとは思うが、満場一致合格は持ち上げすぎ」「合格くらいだと思った」と話している。

18:56

こだわりのロースかつサンド:ようやく一致

6品目はロースかつサンドで、出演者は「そこそこの値段」と受け止めつつ、カツの厚さを見て妥当かもしれないとも話した。累計1800万パック以上の売上があり、毎年リニューアルを重ねている人気商品だという。

この品では出演者全員が不合格をつけた。「揚げたては無理なのだから、成形肉などを使ってもう少し柔らかくしたらもっと美味しくなるのでは」という指摘が出たほか、味付けは良く値段もカツサンドならそんなものだが、安くもないので合格ではないという意見があった。

番組の判定も不合格で、出演者は「やっと追いついた」と喜んだ。もっとも「それによってトップバリュさんは傷ついている」と自分たちで突っ込みを入れている。

20:49

ゴロッと焼豚のガリ旨炒飯:全員一致の合格

7品目は280gの冷凍チャーハンで、1cm近くの大きさにカットされたチャーシューがゴロゴロ入っているという。匂いからパンチがあり、食べると味が濃くジャンキーだった。出演者は自分たちはうまいと思うが「シェフが何て言うか」と気にしていた。A子さんがようやく頷いた、という場面もあった。

評価は全員が合格でそろった。すぐに作ってさっと食べられる手軽さ、つまみにして飲みたくなる点、ニンニクのバランスの良さが挙げられた。冷凍チャーハンはこのくらい濃い味付けでないと生きないのではないか、という見方も出ている。量の多さからコストパフォーマンスも高く評価された。

番組の判定は満場一致合格で、出演者は「誰が食べてもうまい」「これは買った方がいい」と締めくくった。

23:16

オイルサーディンのトマトソース:1人の不合格

8品目は税込537円の冷凍パスタで、イワシのオイルサーディンにレーズンを合わせ、シチリアをイメージしたソースだと紹介された。パスタメーカーのバリラとの共同開発で、麺はフェットチーネである。200円前後だったミートソースと比べて高めの価格で、冷凍のフェットチーネは珍しいこともあり、出演者は期待値が高いと話した。イワシは丸ごと入っているが、オイルサーディンなので骨はあまり気にならないだろうという話も出た。

食べると「店やん」「冷凍でこれがあるのか」と驚きの声が上がり、特にフェットチーネのコシが評価された。500円と言われても納得できるという意見もあった。評価では、オイルサーディンが好きでほぐしながら食べられるのが良く、また食べたい、買いたいとしてSをつけた出演者がいた。一方、A子さんは麺がとても良かったと言いながらC+をつけた。

番組の判定は6対1の合格で、シェフのうち1人が不合格をつけていた。出演者は「その1人がA子だ」と冗談を言い、魚介が苦手なシェフがいたのではないかと推測した。発言者自身はこの商品を美味しいと評価している。

26:22

贅沢を味わうタスマニアビーフカレー:今回唯一の全員S

最後はタスマニアビーフカレーである。出演者の一人は、この商品だけは食べたことがあると明かした。ほかの出演者が自分の感想に引っ張られないよう、事前には感想を言わずにおいた。発売から30年以上続く看板商品だという。常温保存のレトルトで、肉の塊がゴロゴロ入り、ルーもたっぷりだった。

食べた反応は「肉がでかい」「すぐほぐれる」「レトルトを超えている」「スパイシー」と好意的だった。評価は3人がSでそろい、「味覚が似ている」と笑い合った。ルーの深さやコク、肉の多さが理由に挙がった。商品を以前から知っていた出演者によれば、一般的なレトルトカレーは180g程度だがこの商品は220gある。通常のレトルトカレーが300円程度とすると400円台のこの商品は高級な部類に入るが、肉の量と味で「黙らせる」商品であり、すべての点で水準以上だと話した。

A子さんもSをつけ、A子さんがSを出したのは今回これが初めてだった。番組の判定も満場一致合格で、出演者は「さすがに」と納得した。

29:06

総評:後半は「シェフの味覚に追いついた」

最後の総評では、全体としてどれも美味しく、「これはまずい」というものはほとんどなかったと振り返った。自分たちの評価が低かったのはボルシチとかつサンド程度で、ボルシチについては食べ慣れない味だったことも影響したかもしれないと付け加えている。

答え合わせの結果については、前半はシェフとずれることが多かったが、後半はかなり一致したとまとめた。出演者はこれを、自分たちが「戦いながら成長し」、シェフの味覚に追いついた結果だと冗談めかして表現した。

心残りとして挙がったのは、かにクリームコロッケの不合格である。出演者は「あれはうまかった」と最後まで納得しきれない様子だった。企画が好評ならまた実施したいとし、視聴者に「これは違う」「これは美味しかった」という意見や、やってほしい企画を寄せてほしいと呼びかけて動画を終えた。