レンジ加熱したキノコの汁ごと使う冷やしそうめん:リュウジとキノコ博士が語るカットキノコと急冷の効果

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概要

料理研究家のリュウジが、ホクトの企業案件として、カット済みのぶなしめじとエリンギを使った夏向けの2品を作った回である。中心のテーマは、暑い時期にコンロを使わず、電子レンジだけでキノコの旨味を逃さずに料理できるかということだ。リュウジは前回の対決回で、ホクト側から出演している「キノコ博士」のレシピに押されたと振り返り、今回は時間をかけて研究してきたと話す。作ったのは冷やし和風そうめんと、冷凍オクラとエリンギのおひたしである。試食の場面では、博士がリュウジ本人も意図していなかった「急速冷却」の効果を指摘した。

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リニューアルしたカットキノコの特徴

冒頭で博士が取り出したのは、パッケージがリニューアルされたカットエリンギ(80g)である。袋には「エリンギ君」というキャラクターが描かれていて、リュウジは「ひねりがない」と笑っていた。

博士によると、カットぶなしめじとカットエリンギはどちらも石づきが取り除かれていて、袋から出してそのまま料理に使える。さらに袋のまま電子レンジで加熱でき、袋のまま冷凍もできる。リュウジが「冷凍するとキノコは味が出やすくなると言われる」と確認すると、博士は、冷凍で細胞が壊れ、加熱するときに旨味成分ができ、それが外に出やすくなると説明した。リュウジはこれを、冷凍庫に入れておけば保存期間が延び、味も出やすくなるという二重の利点だと受け止めている。

リュウジが特に評価したのは、レンジで加熱できる点だ。夏場は台所が非常に暑くなるので、レンジで済むと格段に楽になる。料理では楽であることが何よりのメリットだ、というのがリュウジの考えである。この時期に食べたいものとしてそうめんを選び、レンジで加熱できるキノコとの相性が良いので、キノコをたっぷり食べられるそうめんにしたと話した。

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余談:ヒカキンさんの麦茶

調理に入る前に、リュウジは博士に一本の飲み物を勧めた。HIKAKINさんが作っている麦茶で、ボトルに鬼の絵が描かれているという。乾杯して飲んだ博士は「香ばしいような気がする」「味も濃い感じがする」と感想を述べた。リュウジは、ヒカキンさんはみんなに薄いと言われて叩かれていたが、薄くはないと応じている。リュウジ自身は、この麦茶を酒の割り材に使うと美味しいとも話していた。

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カット品の生産について

調理しながら、リュウジは「カットしめじはあまり見たことがない」と口にした。博士は、これから広げていく段階の商品だと答えている。ぶなしめじのカット品が先に始まり、エリンギは後から加わったという。数量については、ホクト単体で「7000トンぐらい」、エリンギは「今2700ぐらい」という数字が出た。ただ、字幕からはこれが何の量を指すのかはっきりしない。リュウジはこの数字を聞いて、しめじのほうがかなり多いと受け止めていた。

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そうめんのタレ:キノコの汁ごと使う

レンジで加熱するときは、袋の上部に少し切れ目を入れておく。入れないと破裂してしまうと博士は注意した。加熱時間は1分半で、500Wなら2分ほどが目安だとリュウジは説明する。キノコは加熱しないと食べられない食材で、これまでは茹でるか炒めるのが普通だったが、レンジで済むのはとても良いとリュウジは話した。

加熱したしめじには、次の調味料を加える。

  • 醤油 大さじ1/2
  • オリーブオイル 大さじ1(香りが良いため。なければ米油などでもよい)
  • ほんだし 小さじ1/3(カツオの風味を加えるため)
  • 塩昆布 5g(ひとつまみ程度)
  • ツナ缶 1/2缶(汁は切ってもよいが、ツナの旨味が出るので一緒に入れてかまわない)

リュウジが最も強調したのは、袋の中にたまったキノコのエキスである。以前の作り方ではキノコをそうめんと一緒に茹でていたため、キノコの旨味が出なくなっていた。今回はレンジで加熱し、その汁をそうめんと一緒に食べる。これが非常に大事なのだという。汁が温かいうちにほんだしを溶かし込める点も利点に挙げた。塩昆布は旨味が強く、カツオと昆布で合わせ出汁のような味がこの中で生まれる。そこにキノコの旨味が重なるので「トリプル旨味」だとリュウジは表現した。

和えて味をなじませたあとは冷やす。そうめんは冷たくして食べたいので、冷凍庫に余裕があれば冷凍庫へ入れると早く冷える。余裕がなければ冷蔵庫で冷たくなるまで冷やす。リュウジは途中でしめじの艶を見せ、博士との共演を重ねたおかげで鮮度が一目でわかるようになったと冗談めかして話していた。

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エリンギの栄養とビタミンD

副菜に使うカットエリンギのパッケージには、ある栄養成分が「たっぷり」と書かれている。博士によると、これはビタミンの一種で、普通はキャベツのような葉物野菜に多い成分である。エリンギにも比較的多く含まれていて、他のキノコと比べても多いという。リュウジは、ひと口にキノコと言っても栄養価はそれぞれ違うのだと受け止めた。

続けて博士は、紫外線を当ててビタミンDを増やせばさらに良いと話し、紫外線(UVB)を照射できる蛍光灯を取り出した。リュウジは、イグアナでも飼っているのか、これは料理動画のはずだと笑っている。博士の説明では、袋は開けたほうがよりよく、日光に当てる方法もある。日光が嫌なら、以前も紹介した爬虫類用のライトを当てればよい。将来的にはホクト側で先に紫外線を当てたものを販売できれば一番だ、とも博士は話していた。これは実現済みの話ではなく、構想として語られたものである。

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副菜:冷凍オクラとエリンギのおひたし

リュウジは、日々の食事では小鉢や副菜がとても大事だと考えている。最近は余裕があれば副菜も紹介しているという。その理由として、副菜を作るのが一番面倒だと言われることを挙げ、そういうときにカット済みのキノコがあると非常に助かると話した。

作り方は簡単だ。カットエリンギの袋に切れ目を入れ、レンジで2分ほど加熱する。そこに冷凍の刻みオクラを50gほど加えて混ぜる。リュウジは普段から冷凍オクラを常備しているそうで、利点は、凍ったオクラを混ぜればその場で食べられることだと説明した。温かいエリンギの熱で冷たいオクラが溶け、すぐに食べられる状態になる。これを自分の「ズボラ根性」から生まれた方法だと笑っていた。

エリンギの袋にもエキスがたまっているので、それごと使う。仕上げにかつお節をかける。エリンギの旨味があるので味付けは醤油だけで足りるとリュウジは話した。こうして、あっという間に一品が完成した。

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今後のカット品と、レンジ対応のサイズ

リュウジが今後カット品の種類は増えるのかと尋ねると、博士は、マイタケもやりたいがスライスするとバラバラになり、見た目がひどくなるので難しいと答えた。椎茸などなら可能だろうという。現時点ではぶなしめじとエリンギで、スライスした商品があるなら作りたてをそのまま冷凍するのも良いのではないかと考えている。メーカーで作りたてをすぐ冷凍する商品は、去年からテスト販売しているとのことだった。

レンジに対応しているのは80gの商品だけだという点も話題になった。カットキノコには100g、150g、300gなどの容量もあるが、それらはレンジ対応ではない。博士は、それも考えたほうがいいかもしれないと述べている。

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普通のキノコで作る場合

リュウジは、カット品でなくても作れると補足した。株のぶなしめじなら必要なグラム数を量って容器に移し、ラップをかけてレンジで加熱すればよい。ただしエリンギの場合は自分で切る手間があり、容器に移す手間もかかるので、そこはやや面倒になると断っていた。今回の分量はエリンギ1〜2本、2本ほどにあたるという。

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カット用には別の品種を使っている

ここで博士が明かしたのが、カット品と通常品では品種が違うという話である。以前紹介したパック入りのエリンギは「10号菌」だが、カットエリンギは「8号菌」を使っている。小さめのエリンギをカットすると小さくなりすぎるので、1本で大きく育つ品種を選んでいるという。カット用は本数が少ないほうが扱いやすく、機械にかけるとばらっと切れるので向いているのだそうだ。

ぶなしめじも品種が違い、カット用は「25号菌」である。株で売るしめじは、パックの中でバラバラになると見た目が悪いので、株がしっかりくっついている品種を使う。一方カット用には、ばさっと切ればバラバラになる品種を選んでいる。実物を並べると茎の太さがまったく違っていて、リュウジは食べごたえがありそうだと反応した。博士は、それぞれに合った調理法がよいだろうと応じている。リュウジは、今回のそうめんは具がツナだけなので、ぶりっとしたカットしめじの食感が合うと考えてこのレシピにしたと話した。

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そうめんは45秒茹でて氷水で締める

そうめんはたっぷりの湯で茹でる。リュウジが使っているのは手延べそうめんで、手延べでないものを使う場合は表示どおりの茹で方にするよう注意した。茹でる前に氷水を用意しておく。冷水でもよいが、夏場は氷水のほうがより美味しいという。

そうめん100gをパスタのように鍋に入れ、45秒茹でる。リュウジはいつも45秒茹でを推奨していて、こうすると芯がこりっと残る。この歯ごたえとしめじのこりっとした食感が合うと考えている。ざるに上げたら一度水で洗ってぬめりを落とし、氷水に1分間浸す。リュウジの説明では、こうすることでそうめんに水分が入り、こりこりした食感と十分に茹でられた食感の両方が出る。柔らかめが好きなら、通常どおり1〜2分茹でればよい。最後にぎゅっと絞って水気をしっかり切る。味は美味しいしめじのつゆだけでよいので、水分は残さない。

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冷凍庫でもキノコが凍らない理由

冷凍庫で冷やしていたキノコを取り出すと、しっかり冷えていながら凍ってはいなかった。博士によると、キノコはそう簡単には凍らない。ぶなしめじにも凍りにくくするタンパク質が含まれているという。エノキタケやナメコはさらに凍りにくく、冬の一番寒い時期に出るキノコなので、凍らないための物質を作るのだと博士は説明した。ただし、これはキノコの種類によって違うと補足している。

そうめんをタレと和え、好みで刻み海苔と小ねぎをのせる。好みで七味を少しかけると赤が映えて美味しそうな色になるとリュウジは話した。これで和風キノコそうめんが完成した。

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試食:急冷が食感を生んでいた

試食した二人は、まず歯ごたえを評価した。リュウジは、普段ならめんつゆを足すところだが、まったくいらないと話す。キノコの旨味がかなり強いのは汁ごと使っているからだろうと言い、博士もそれに同意した。キノコのおひたしなどは茹でた後に水で冷やすので旨味が抜けるが、このレシピはレンジだから美味しくなる、とリュウジは述べている。

ここで博士が加えたのが、加熱調理したキノコはなるべく早く冷やしたほうがよいという話だった。いつまでも温かいままゆっくり冷ましていると、歯ごたえが柔らかくなってしまう。急速に冷やすのがポイントで、おひたしで冷凍オクラを使い、エリンギを一気に冷やせたのは理にかなっていると博士は評価した。

リュウジは、そこまでは考えていなかったと率直に認めた。食べてみて驚いたこりこりした食感は、オクラで冷やされたからだろうと納得し、博士の補足で説得力が倍以上になったと喜んだ。そうめんのしめじについても、博士は冷凍庫で急速に冷やしたことと、加熱後に冷やすとキノコが引き締まることを結びつけて説明した。リュウジは「しめじが自立している」と器の中を見せている。博士は、カット用のぶなしめじは基本的に茎が太いのでしっかりしていると補足した。

そうめん自体についても、二人は高く評価した。麺同士がくっつかずに一本一本立っていて、芯のある歯ごたえだという。博士は、しめじの食感がここまで感じられるのは初めてだと話し、両者の食感のコントラストが良いと評価して、自分でも作ると述べた。リュウジは、今回は2品ともキノコの食感がとても活かされていたので「今回はやれたかな」と振り返った。前回は博士のレシピに押される形になったので研究してきた、とも話している。

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1食1パックという目標

量についても話が出た。キノコ80gを1人前に使うとかなりたっぷりだが、80g程度なら1人で十分食べられると二人は確認している。博士によると、社内では「1人1食で1パック食べよう」という話をしているという。現在、日本人は1人1食あたりキノコを10gも食べていないが、50gや80gは簡単に食べられる量であり、こういう料理にすれば十分いけると博士は考えている。リュウジも、これならいくらでも食べられると応じた。

最後にリュウジは、カットぶなしめじとカットエリンギは北海道から九州まで全国のスーパーで販売されていると紹介し、和風そうめんとおひたしをぜひ作ってみてほしいと呼びかけた。あわせて、ホクトのキノコを購入して応募するキャンペーンの告知をして、動画を締めくくった。