岩下の新生姜でタルタルを作る、鶏むね肉の「至高を越えた」チキン南蛮

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概要

料理研究家のリュウジが岩下の新生姜の提供(PR)で作ったのは、鶏むね肉を使った「至高を越えたタルタルチキン南蛮」である。リュウジには数年前に発表した「至高のチキン南蛮」というレシピがあり、チキン南蛮のレシピはそれ1つしかないという。今回は、チキン南蛮のタルタルに岩下の新生姜を使うと非常においしくなることに気づき、前作より簡単でおいしいレシピとして紹介している。

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収録には前回の動画にも出演した岩下食品の社長が同席した。前回は社長が新生姜を使った肉巻きなどを作り、リュウジは酒を飲みながら食べる側だった。今回は「作ってもらうだけでは料理研究家の名が廃る」として、リュウジ自身が新生姜なしでは成立しないレシピを作る。

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もも肉ではなくむね肉を選んだ理由

チキン南蛮は一般にもも肉で作られることが多いが、今回は鶏むね肉を使う。リュウジは理由として、年齢とともにさっぱりした料理を好むようになったこと、タルタルソースに油分が多いため、むね肉のほうがヘルシーでおいしいと考えていることを挙げた。もも肉で作ってもおいしいとも付け加えている。最近はむね肉のレシピに力を入れており、むね肉をさっぱり食べるのが自分の中の流行りだと話した。

分量はむね肉2枚(2人前)で、1枚で作る場合はすべての材料を半量にする。

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スイートピクルスの代わりに新生姜を使う

前作の「至高のチキン南蛮」では、タルタルにスイートピクルスを使っていた。しかしスイートピクルスはスーパーによっては置いていない。岩下の新生姜ならほとんどのスーパーで手に入る、というのがリュウジの説明である。甘みを抑えた新生姜の風味と味わいがタルタルによく合うという。

リュウジによれば、岩下の新生姜は台湾産の生姜を使っており、香りと風味に特徴がある。似た生姜の漬物は多いものの、岩下の新生姜でしか出ない味わいがあるので食べ比べてほしいと話した。

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タルタルソース:卵はレンジで加熱する

タルタルはこれまで目玉焼きを使って作っていたが、レンジで作ってもおいしいので今回はレンジを使う。耐熱容器に卵2個を割り入れて混ぜ、蓋をして加熱する。目安は1個なら1分20秒ほど、2個なら2分ほど。蓋をしておけば卵が破裂しても大丈夫だという。

その間に岩下の新生姜50gを刻む。50gはおおよそ新生姜1本分である。リュウジはチョッパーに新生姜を入れてみじん切りにし、加熱した卵も同じチョッパーに入れて一緒に刻んだ。卵をわざわざ崩す手間が省けるからだ。刃を外せばチョッパーの容器がそのままボウルになり、洗い物も減る。リュウジは前のチキン南蛮のレシピを見返したところ手際がおぼつかなく、今ならもっと時短できると感じたといい、この工程を「成長の証」として見てほしいと話した。

味付けは次のとおりである。

  • マヨネーズ 90g(酸味の少ないもの)
  • ケチャップ 15g
  • 砂糖 2つまみ
  • 塩 2つまみ
  • うま味調味料 4振り

マヨネーズは酸味が穏やかなものを選ぶ。他のマヨネーズは酸味が強いものが多く、今回は新生姜から酸味が加わるためだ。新生姜は味が強いので、砂糖で甘みを足す。うま味調味料は混ぜた後で「何か足りない」と感じて加えたもので、全体のうま味を調和させ、味をまとめる役割だという。

一般的なタルタルには玉ねぎなどを入れるが、今回は入れない。新生姜がシャキシャキした食感を出してくれるからである。

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鶏肉の下ごしらえ:叩いて薄くし、片栗粉をまぶす

むね肉は厚い部分に3方向ほど切れ目を入れて開き、薄くする。ラップをかぶせ、酒瓶などで叩くと繊維が崩れて柔らかくなる。叩かなくても作れるが、叩くと柔らかい仕上がりになるという。

肉は中央で半分に切り、それぞれを5等分して計10切れにする。皮は付いていても付いていなくてもおいしいとしている。

ボウルに肉を入れ、強めの塩こしょう、酒大さじ2を加えて混ぜ、片栗粉大さじ8をまぶす。本来のチキン南蛮は薄力粉をはたいて卵液をつけて揚げるが、今回は片栗粉を使い、唐揚げのようなカリッとした衣にする。リュウジはこれを「めちゃくちゃ邪道」なチキン南蛮だと認めている。正統派のチキン南蛮はすでにレシピとして出しているので今回はやらない、新生姜のタルタルを活かすためにカリッとした衣にしたかった、という説明である。

漬け込みは不要だという。後でかける甘酢がおいしいので、下味は塩こしょうだけの最低限で十分という考え方だ。

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揚げる直前に「二段衣」でカリカリに

揚げ油はダブルハーフを使ったが、米油などでもさっぱりしておいしいという。2人前なので大きいフライパンを使い、油は鍋底から1cmほど入れて強めの中火にかける。

揚げる直前に、もうひと手間加える。下味をつけた鶏肉に酒大さじ1を加えて片栗粉を浸透させた状態にし、さらに片栗粉大さじ2をまぶす。こうすると衣が二段になり、揚げたときにカリカリに仕上がる。粉が全体にまぶさって少しダマになっているくらいがおいしい、とリュウジは説明した。

油の温度は木の箸を入れて確かめる。泡が小さいうちはまだ早く、シュワシュワと泡が出てきたら揚げられる合図である。

強めの火で揚げる。醤油を使っていないので、揚げ色は淡い色になる。鶏肉は揚げすぎると硬くなっておいしくなくなるため、最初に入れたものから順に、全体に色が付いたものを引き上げていく。片栗粉をまぶしているので早々に硬くはならないという。

揚がった衣はカリカリだった。リュウジは「これを宮崎の人にチキン南蛮と言ったら怒られる」と冗談を交えつつ、邪道でもうまければいいと考えていると話した。また、カロリーの高い重い料理でも、新生姜のさっぱり感と爽やかさが加わると味わいが豊かになるとも述べている。

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甘酢:泡の状態でとろみを見極める

甘酢の材料は砂糖大さじ3、醤油大さじ3、うま味調味料4振り、酢大さじ4。うま味調味料を入れると全体がまとまるという。これを強火にかけて煮詰める。

煮詰め具合は泡の出方で判断する。煮詰めが足りないと「しゃばい」甘酢になり、煮詰めすぎると固まってしまう。プツプツと泡が立ち、とろみが増してくるのを待つ。リュウジは一度限界まで沸かして確認し、鍋を揺らしても泡が消えないくらいになったところで火を止めた。

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盛り付け:甘酢には軽く浸す

チキン南蛮は基本的に、後からタレをかけるのではなくタレに浸すものだとリュウジは言う。ただしどっぷり漬けるとカリカリ感がなくなるので、片面だけ軽く浸す程度にして皿に盛る。面倒なら全部盛ってから甘酢をかけてもよい。残った甘酢は上からかけ、新生姜のタルタルをのせ、乾燥パセリを振る。付け合わせに野菜を添えるとレストランらしくなるという。

普通のチキン南蛮は衣が卵なのでサクサクしないが、リュウジはサクサクした唐揚げのようなものにタルタルソースがよく合うと考えており、今回の作り方はその考えに基づいている。

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試食:社長の反応とリュウジの評価

完成した料理を前に、二人は岩下の新生姜サワーで乾杯した。リュウジは「自分のレシピの中で一番うまいチキン南蛮」と述べ、試作したときに前のレシピを超えたと感じて驚いたと振り返った。

社長は食べてすぐに「これは美味しい」「新生姜が効いている」と話した。リュウジは玉ねぎを入れずに新生姜だけでタルタルを作っているが、味わいがとても良いことに自分でも驚いたと語った。新生姜のシャキッとした歯ごたえが好きだという点、甘酢が全体を包み込む点も挙げている。社長は、サクッとした衣が甘酢をよく吸うこと、甘酢とタルタルの組み合わせが好きなことを感想として述べた。

社長がこのタルタルを自社でも出したいと話すと、リュウジは、みじん切りの手間が気になるならまとめて多めに刻んでおけば大丈夫だと応じた。

リュウジは改めて、スイートピクルスももちろんおいしいが、新生姜はそれ自体が生姜であり、その爽やかさが揚げたてのチキンによく合うと説明した。社長は「さっぱり、サクサクで素晴らしい」と評し、前回から続いた共演の感想を聞かれると「リュウジだと思った」と答えている。

最後にリュウジは、似た商品もあるが岩下の新生姜を買ってタルタルソースを作り、簡単なのでぜひこのチキン南蛮を作ってみてほしいと呼びかけて動画を締めくくった。