ハンガリー出身の寿司好きを最高峰の店へ リュウジと大将のおまかせを食べ歩く
料理研究家リュウジのバズレシピ料理研究家のリュウジが、以前の撮影で親しくなった外国人のオットーを、自身が「1番美味しいと思っている」寿司店に連れて行く企画である。ねらいは単純で、寿司が好きで日本に住むことまで決めた人が、トップクラスの店でどう反応するかを見ることだ。大将が次々に握る寿司と、その背景にある仕事の工夫、オットーの母国ハンガリーの食文化との比較が、会話の中で語られていく。
寿司のために日本へ来た29歳
オットーはハンガリー出身で、寿司がとても好きで、それを飛び越えて寿司のために日本に定住したとリュウジは紹介する。現在は鳥取に住み、自宅の隣は魚屋だという。初めて寿司を食べたのは15年前、北海道でのことで、その15年後にリュウジとこの店に来られたことに縁と運を感じると話した。年齢は29歳で、リュウジは自分より10歳下だと知って驚いていた。
オットーによると、いろいろな寿司を食べてきたが、ここまで格式の高い店には来たことがないかもしれないという。ふだん食べているのは主に鳥取の寿司で、とても美味しいが、地元で揚がったネタを使うため、全国に出回らないものがある一方で、鳥取にはないネタもある。鳥取ならではの例として、傷みが早いモサエビを挙げると、大将もよく知っていると応じた。
なぜ最初にマグロを出すのか
最初に出たのは塩で食べるマグロだった。オットーはまずシャリを褒め、大将によれば完全無農薬の米を使っている。マグロについては、口に入れる前からとろけるようで脂を感じると表現し、大将も「今日のマグロは当たり」と応じた。
いきなりマグロから始まることについて、大将は時代の変化を理由に挙げる。昔はつまみが先に出て、お腹がいっぱいになった頃に寿司を出すのが一つのコースだった。しかし今は「おまかせ」の時代で、客は寿司を食べたくて来ているのだから、最初に寿司を出したほうがいい、という考え方だ。大将はこのやり方で20年余り店をやってきたという。
リュウジは大将を「プロフェッショナルすぎて回転寿司も行く」と紹介し、大将も研究の一環だと認める。そこから話は鳥取の回転寿司に移り、オットーは、回らない寿司が負けるほど美味しいチェーンがあり、関東や関西から食べに来る人がいると話した。鳥取とは関係のない「北海道」という名前だという。リュウジは興味を示し、オットーの案内で鳥取に行こうという話になった。
十四代の酒粕ダレと、家庭での和食
次のネタには、塩のほか、日本酒「十四代」の酒粕で作った特製のタレが添えられた。オットーは自宅で粕汁をよく作るといい、酒粕を使った焼き物など、和食をかなり作っていると話す。好物は穴子で、穴子のケバブも作るという話に、リュウジは「普通のケバブよりうまいかもしれない」と笑った。
ヒラメはしっかりとした歯ごたえ、カワハギも好評だった。寿司ネタで何が一番好きかと聞かれたオットーは、大トロと答え、リュウジに「若い」と言われていた。
間人ガニ、タチウオ、特大のボタンエビ
大将が「今日食べてほしい」と出したのが、京都の間人(たいざ)のカニである。大将はカニの中でトップだと位置づけ、その理由を漁場の近さに求めた。すぐに漁に出てすぐに戻って来られるので鮮度がよい、という説明だ。出されたのは小ぶりのカニで、2貫で1匹分、つまり1貫が半身にあたる。オットーは小さな魚介が好きだといい、柚子がよく合っていると評した。
続くタチウオを、オットーは楽しみにしていたという。これまで韓国料理でしか食べたことがなかったからだ。口にすると「こんなにとろけるものなんだ」と驚いていた。
ボタンエビは特大サイズで、リュウジもこの店でこれほど大きなものは食べた覚えがないという。大将によれば、半分に切って包丁を入れると味が変わってしまうため、1尾をそのまま出す。オットーは、先日食べたブドウエビに匹敵する味だと話した。
キャビアを「天然の味の素」として使う
日本でトップレベルのカニに続いて、キャビアをのせたネタも出た。大将は、ぐちゃぐちゃに混ぜてしまってかまわないと言う。オットーは、キャビアのえぐみが強すぎず、ネタの邪魔をしないと感じ、大将がキャビアを調味料のように、「味の素」のように使っていると表現した。リュウジはそれを「天然の味の素」「黒い味の素」と言い換えている。
オットーは、鳥取の知人がキャビアのためのチョウザメ養殖を始めたと話す。リュウジに贈りたかったが、まだ何年もかかり、4年後と聞いているという。ハンガリーでは昔、10メートルほどのチョウザメが獲れたという話も出た。
ハンガリー初の和食本に載っていた「鯉の寿司」
海外の魚を寿司にしてほしい、という話題から、オットーはハンガリーで最初に出版された和食のレシピ本について語った。当時は海外の魚が手に入らず、しかもハンガリーは周りを他国に囲まれていて海がない。そのため本の寿司は、鯉、チョウザメの寿司や煮物、そしてナマズの寿司といった淡水魚ばかりだったという。ナマズはハンガリーでは高級魚で、レシピでは生で食べることになっていたらしい。
淡水魚を生で食べて大丈夫なのかという問いに、基本的には駄目だという声が上がる一方で、鯉の洗いのように日本でも生で食べる例はあると話が続いた。リュウジは、執筆者は一度は日本に来たことがあるのだろうが、一度来ただけでは本質は見えないとし、修業ゼロ日で書いたようなものだと評した。ただし、それに対して、ナポリタンのように家庭からそこそこ美味しいものが生まれることもある、という声も出ていた。
苦手な人にも出す貝、国産トリュフ
大きな貝が出たとき、同席者の一人は嫌な予感がしたと警戒していた。大将は、その人のためにわざわざ仕入れたと言い、「絶対いける」「大丈夫だという時しか出さない」と勧める。実際に食べると、臭みはなく甘いと受け入れられ、大将の言葉どおりになった。
国産のトリュフの話題も出た。採れる場所はなかなか教えてもらえないらしい。ポルチーニは日本でも採れるという話に、オットーは鳥取で自分もかなり採っていると答え、リュウジはその知識の多さに感心していた。
予習で食べたあん肝と、締めたばかりのイワシ
オットーは予習のために、前日、港町で一番美味しいという回らない寿司店に行っていた。そこで断然美味しかったのがあん肝で、だからこの店のあん肝を楽しみにしていたという。大将のあん肝はアルミホイルで丸く整えたもので、オットーは「やばい」と繰り返した。
イワシは当日締めたもので、脂が乗っているがあっさりしており、オットーは「フレッシュ」と表現した。ここでリュウジが私生活を尋ね、オットーは独身で、恋人も「絶賛募集中」だと答えている。
酸っぱすぎない小肌は和食の締め方
小肌については、オットーは酸味と旨味のバランスがちょうどいいと評した。小肌はよく食べるが、酸っぱすぎることが多いという。大将の説明では、ポイントは締め方にある。自分は寿司屋の締め方ではなく和食の締め方、割り酢で締めているため、酸味をそれほど感じないのだという。
生きたトラフグの白子をしゃぶしゃぶで
続いて出たのはトラフグの白子で、フグは生きた状態から使っている。白子は出汁でしゃぶしゃぶにして食べる。オットーにとっては、いつもの茹でた白子とは全く違うものだった。春野菜とワカメもしゃぶしゃぶにし、ワカメは湯にくぐらせると色が緑に変わる。リュウジは出汁がかなり出ていると感じ、オットーの表情を「マジでうまい時の顔」と評した。
ウニとシャリを混ぜて焼く、封印された一品
コースの中で「一番豪華」とされたのが、ウニをたっぷりシャリと混ぜて焼き上げる一品だ。生のウニと焼いたウニを同時に楽しめ、海苔で包んで食べてもいいという。オットーは、ウニをこんなに焼いていいのかという背徳感もあると笑った。
リュウジが驚いたのは、チーズが入っているような味がすることだった。大将によれば何も入れておらず、安いウニではこうはならない。リュウジは自分ならクリームやバターを入れるだろうと話し、シャリの酸味がないとくどくなるのではと指摘した。大将も同じ経験をしており、普通のご飯でやってみたらくどく、シャリのほうが合うという結論になったという。かつては客にとても好評だったが、ウニの値段がどんどん上がったため、この料理は封印されたと大将は語った。
オットーは、養殖のウニでは質が落ちるのかと尋ね、大将に「いいことを言う」と言われた。大将は、今北海道で行われている養殖ウニは天然より甘いらしいと聞いているが、そこまで技術が進んだのかは分からないと留保をつけた。キャベツを食べさせるウニの養殖についても話題になった。ウニはこのあとバフンウニに続いてムラサキウニも出ている。
穴子の塩とツメ、ハンガリーとの違い
穴子は、オットーが見ないで食べても分かると言い当てた。まず塩で食べ、オットーは香りがよく、甘すぎず辛すぎないと評して「もっと欲しい」と話した。次にタレで出し、大将は穴子100%で作ったツメで、普通は使う水あめを一切使っていないと説明した。オットーは、こちらのほうがさらにうまいかもしれないと言う。
オットーはここで、日本では魚の種類ごとに食べ方が特化していると指摘し、それを日本特有のものだと述べた。ハンガリーでは全部同じやり方にすることがあり、唐辛子、パプリカで仕立てるという。リュウジは、日本人には食への探求心があると受けた。
大トロの巻物と、満腹で来た理由
終盤には、オットーの好物の大トロが出された。オットーは食べるのがもったいないと言う。巻物に使った海苔は、本来は海苔だけで食べるためのもので、巻物には向いていないと大将は説明した。
まだいくらでも食べられると話すオットーは、実は来る前に食事を済ませていたと明かした。お腹をすかせて来ると何でも美味しく感じてしまうので、あえてそれを避けるためだったという。それでも感動するうまさだったと話している。オットーの店のケバブは生地から作っており、以前リュウジが褒めた揚げピザと同じ生地だという話も出て、今度ケバブを食べに行こうという約束になった。最後はプリンと抹茶の甘味で締めくくられ、オットーは甘すぎないのがいいと評した。
来日10年目に食べた「一番うまいもの」
感想を求められたオットーは、ちょうど今年が来日10年目で、寿司のために日本に来た中で、今日いただいたものが一番うまかったと思うと答えた。リュウジはその評価の高さに驚き、10年目にここで食べられたことに縁を感じると応じた。この出会いも、ハンガリー料理をきっかけにした知人とのつながりから生まれたものだったという。
一番感動したネタとしては、タチウオとあん肝が挙がり、オットーも確かにその2つはすごかったと同意した。リュウジは次は鳥取編を撮りたいと話し、オットーが鳥取の方言で「ぜひ来てごしない」と答えて動画は終わる。
外国人の方に寿司食べさせてみたです。
寿司のために日本に定住したんですね。これガチですよ。
食べるのにもったいないの。カニで一番トップのカニ。ほう。へえ。
うーん。
そうなんですね。いただきます。うまそう。これうまそうだ。これやば。
今、休日。ということで、今日はとあるお寿司屋さんの前にいるんですけども、大将のお店なんですけども。今回はちょっと企画として、この間仲良くさせていただいた外国人の方に、僕の一番おいしいと思ってるお寿司屋さんを連れて行ったらどういうリアクションをするんだろうと、皆さん気になるんじゃないかなっていうふうに思いまして、こちらの方に来ていただいてます。じゃあお願いします。
リュウジさん、お願いします。お願いします。ということで、オットーさんです。めちゃくちゃ沸かしてます。
他のお店での撮影の時にオットーさんに来ていただいて、お寿司がかなりお好きだということで。好き、それを飛び越えて、寿司のために日本に定住したんですね。これガチですよ。ガチですね。はい。
ということで、端的に言うと外国人の方に寿司食べさせてみたです。オットーさんのことを知りたい方、概要欄に前の動画も載っけておりますんで、そちらチェックしてみてください。じゃあ行きましょう。はい。
純粋に反応を試すだけの企画ですか? どういったこと? 基本的に本当、食べてもらって、韻をどれだけ楽しむかだけの酒。そうそうそう。韻だけにね。韻だけに。
いろんな寿司食べてきたんですけど、ここまでの高い店というか、敷居の高い店にお邪魔したことないかもしれませんね。というか、鳥取の寿司しかあんまり食べてないですね。僕住んでるのは鳥取ですし。
鳥取の寿司めちゃくちゃおいしいんですけど、やっぱりネタが違ったりとか、その地域で取れたネタを使ってるので、全国に出回らないものもあったりするんですけど、やっぱないものもありますね。多分東京に来たら逆にないもの。モサっていうのです。めちゃくちゃ足が早くてね。すごいよく知ってる。知ってる。
すごいおいしいですけど、うちの隣がもう魚屋さんでね。15年前に多分初めて寿司食べたと思うんですけど、北海道でね。その15年後にここ、リュウジさんと一緒に。ご縁と運を感じさせていただいて。
これ今いくつですか? 運っていう。29ですね。29ですね。ちょっと待って。オットーさん29なんです? すごい。はい。めっちゃ若いやん。ちょっと待って。見え……俺の10個下なの? すごい。
おじさんですよ、もう。いやいやいや。僕もおじさん、おじさんって言われますよ。じゃあ俺どうすんの? おじいさんだ。2かかっ。そんな若かったの?
じゃあ、まずは乾杯をちょっと。はい。乾杯。
じゃあ、ありがとうございます。今日は塩釜と、この塩のマグロ。いきなりマグロからですか? おお。僕ね、めっちゃ匂い嗅いじゃいますね。あ、いい先生。いただきます。
うーん。シャリがうまいっすね。ああ、いいね。嬉しいっす。すごいシャリもうまいし。嬉しい。完全無農薬なんすよ。どこのお米ですか? 山。山。ササニシキの。そうなんですね。
マグロがもう口に入れる前からとろけちゃったんですよね。脂を感じて。本当にうまい。今日マグロ当たりだから、これ。ほう。
僕も最初来た時に、マグロなんだって思いましたね。ですよね。大体、淡白な魚からね。もう時代が今、昔と違うからね。
昔はほら、つまみが最初に出てくんのよ。つまみが出てきて、お腹いっぱいになった頃に寿司を出すんだよね。それで一つのコース。でも今おまかせの時代になってさ、やっぱりみんな寿司が食べたくって来てるわけだから、一番最初に寿司出した方がいいから。っていう感じで僕はもう20何年やってんだけど。
大将、本当ね、プロフェッショナルなんでね。プロフェッショナルすぎて回転寿司も行くんすよ。回転寿司行かれるんですか? 研究で。研究の一環で。回転寿司も回転寿司ですごいですよね。
鳥取なんかおいしいとこないの? 鳥取ね。鳥取は実はめちゃくちゃおいしい回転寿司、回らない寿司が負けちゃう回転寿司のチェーンがあるんですよ。そのために関東とか関西から回転寿司を食べに来るんですね、人が。それ名前がね、鳥取に何の関係もない、北海道って名前ですけど。
鳥取の北海道っていう。そうです。ちょっと行きたいね、そこね。面白いの。ちょっと今度、鳥取旅。ぜひぜひ来てください。じゃあオットーさんに案内してもらう。鳥取行きましょう。はい。ありがとうございます。
お塩でもいいし、そちらの今出してるタレで。銀タレ。十四代の酒粕で作った。そう、これ十四代っていう日本酒の酒粕で作った、特製オリジナル、特製のタレがありました。
お酒の粕汁とかはよく作ってますけどね、お家でね。作ってるんですか? 作ってます。結構我が家では和食作ってますよ。酒粕使って、ウのか焼きとかいろいろ作ってますよ。ウのか焼き作るんですか? そう。本当、店では出せないですよ、やっぱり。あと穴子とか大好き。
穴子のケバブとか。それは生活。それうまいかもしんない、もしかすると。めちゃくちゃうまい。普通のケバブよりもうまいと思いますね。肉厚い穴子がね。
ありがとうございました。あ、合うね。面白いっすね。面白い。これヒラメもすごい歯応えがあっておいしいですね。プリッとしてて。
オットーさんは寿司のだと何が一番好きなんですか? やっぱり大トロが一番いいんですけど。若いな。やっぱ若いな。もうそれはやっぱ何食べても変わらないっていうのがありますけども。
うま。カワハギうめえな。
これ今日食べてほしいんだ。ほう。間人。間人。カニで一番トップのカニ。ほう。へえ。松葉の間人っていう、京都にあるんですよ。舞鶴港とかですか? の近く。そうなんですね。
このカニは一番、要は漁場が近いんですよ。だからすぐ船出して、すぐ帰ってこれるから。だから鮮度もいいんすよ。そういうカニなんですよ。カニすごい。カニすごい。
いただきます。はい。そのまましちゃってください。柚子ですね。
うん。何だこれ? 貝の小さいやつ。大社のカすぐ。の小さなやつ。2貫で1匹だから。半身ってことですよね。半身ってことですね。さばくのも大変ですね。でも私こういうの大好き。こういう小さい魚。この柚子がめちゃくちゃマッチしてて。ありがとうございます。はい、どうぞ。ありがとうございます。
タチウオ。タチウオを楽しみにしてましたよ。そうっすか。というのは、タチウオは韓国料理しか食べたことないんで。これは楽しみですわ。
うーん。こんなとけるもんだ。すごいな。ああ、こんなとろけるもんなんだ。
下にシャリがあるんで、それシャリと一緒に。あ、ですね。ぜひぜひ。このシャリもっともらいたいですね。ちょっとお腹いっぱいになっちゃうからね。本当に大丈夫、なんて。
本当うめえな。これ、なんだそれ。ボタンエビ。ボタンエビ。ちょっと待って。ボタンエビそんなでかかったでしたっけ? あんなにでかいボタンエビ俺食べたかな、ここで。いや、ない。多分ないと思うな。大体これが特大サイズだね。
見えない、だいぶ。へえ。そうなんですね。いただきます。うまそう。これうまそうだ。これ全部もらっていいんだ。全部もらっていい。すげえな。確かにこんなね。特大なんでちょっと。
うーん。これをでもこうやって半分にしちゃうと、刃が入っちゃうと味が変わっちゃうと。そうなんすね。刃が入るのが嫌なんだ。そう。いただきます。プリン。
うん。おお。あれ? この間食べたブドウエビに匹敵しますけどね。そのぐらいのサイズになってくると同じくらいの味。下手したらそれぐらいうまいでしょ。
それがカニの甲羅についてるタグです。これは日本でトップレベルのカニだから。ぐちゃぐちゃに混ぜちゃっていいんすよ、全然。じゃあ、いただきます。
おお。キャビアは全然、塩味が強すぎないし、ちょうどいい味なんで全然邪魔しないですよね。これちょっと調味料っぽく、大将使うんですね。味の素みたいに。天然の味の素っぽい。黒い味の素。いただきます。うまいわ。すんげえうまい。今日のカニうまいっすね。
鳥取で知り合いがキャビアの養殖を始めて、リュウジさんに差し上げたかったんですけど、まだやっぱり何年もかかるんですよね。そう。キャビアってめっちゃかかるらしいですね。ですね。4年後って言ってましたけど。
ハンガリーでも昔、10メートルくらいのチョウザメとか取れてましたね。10メートル? 10メートルになります。10メートルのチョウザメだとキャビアもでかそう。確かに。イクラくらいの。そう、本当イクラくらいになりますよ。そうなんだ。もうめちゃくちゃ希……。
大将に海外の魚握ってほしいね。面白い。今度じゃあパンガシウスを。パンガシウスのお寿司か。
パンガシウス。僕の国ハンガリーの一番最初に出版された和食のレシピ本があるんですけど、そこでね、海外の魚まだ手に入ってこない時代だったんで、寿司は何で作るかというと、鯉の寿司。鯉。ハンガリーは海がないから。そう、海ない。そっか、ハンガリーは海ないのか。他の国に囲まれてるんで。
あとチョウザメの寿司とか、ニジマスとか。ああ、でも本当変わった。全部淡水だ。ですね、全部淡水の。あとナマズの寿司とかありましたね。ナマズはハンガリーでは高級魚なんですよ。生で食べるんすか? 生で食べたらしいですね。そのレシピの通りにやれば。絶対ちょっと研究家に聞いてみましょう。
ナマズ生で大丈夫なんですか? いや、ダメ。淡水は基本的に。でも、なんかいろいろやるんじゃないですか。ウナギとかも。そうね。すんごいあればできたり、鯉も洗いでいけるじゃないですか。確かに。それね、面白いね。
相当日本から離れてるような。執筆された方も、一遍は日本に来られた方だと思うんだけども、一遍来るだけじゃ。そうですね。確かに本質的なところは全く見えないんで。だから修行0日だから。あれでおっしゃると、その過程でそこそこおいしいもんも生まれましたね。ナポリタンとか。
鳥貝がでかい。めっちゃでかいな。今日はオットーさんのためにこれ仕入れたもん。さっき見て嫌な予感したんですよ、大将の。勘弁してくださいよ。絶対いける。絶対いける。結構です。全然違う。写真、いただきます。
うん。生きみたいにとろけますね。うまい。俺を信じて。見た目がちょっと。大丈夫。マジで甘くておいしいから。あ、でも。臭くないでしょ。全然。臭くないでしょ。あ、いけました。大丈夫。焦んなくていいから。もうそういう大丈夫だっていう時しか出さないから。
トロトロ。こんなうまいのに。貝でこんな歯切れいいってなかなか。
国産あったんだ。国産のトリュフがあるんです。どの辺? 違う違う、国産のトリュフなんですか、これ? 国産じゃないですよ。国産なの、これ。取れる場所は教えてくれないの? たまにあるって言ってたな、あのバカが。キノコバカが言うてた。
ポルチーニも全然取れますよね、日本で。ポルチーニは取れる。奥多摩とかあの辺でも取れるから。僕も結構取ってます、鳥取で。本当知ってますね。やばいね。面白い。やっぱめちゃめちゃ知識あるんです。
脂がやば。いただきます。おお、フォアグラや。
ちょっと予習のためにね、昨日港の一番おいしい回らないところに、知り合いのところに行ったんですよ。ちょっと食べな。そこで断然一番うまかったのはあん肝。なのでこれはめちゃめちゃワクワクしますね。アルミホイルで丸くしてね。へえ。
うー、やば。これやばい。やばい。イワシの……。イワシですね。イワシ。脂乗ってる。ありがとうございます。
うーん。今日締めたやつ。ちょっと酢で。今日締めたやつ。だからこんなにフレッシュなんだ。そう、あっさりしてる感じ。フレッシュ。
オットーさん、ご結婚されてるんすか? いや、してないです。独身なんですね。そうです。彼女いるんすか? 今はない。今ない。完全に絶賛募集中で。絶賛募集中。そうそうそう。本当に来そうだね。本当に来そう。
おお、コハダ。コハダは奥深い。大好きです。
酸味と塩味、ちょうどいいっすね。ありがとうございます。よく酸っぱすぎるコハダとかもいただくことが多いですけど、全然酸っぱすぎないですね。締め方が問題なんです。僕、寿司屋の締め方じゃないです。和食の締め方で締めてるから。だから酸味がそんなに感じない。割り酢っていう。おいしい。
これは炭。はい、炭。これ炭っすね。炭の塩ですね。おお。炭塩初めて。これね、トラフグ。これ何の白子ですか? 生きてる。生きてるんですか? 本体は生きてる。え、生け簀? 今日しゃぶしゃぶでちょっと。トラフグの白子。これもしゃぶしゃぶでいこう。へえ。
こんな出たことないよ。じゃあ俺もちょっといきますよ。バチバチ。これなんかちょっとボイルっぽくなったらってことですね。じゃあちょっと。
うん。いつものボイルとまた違うでしょ。全然違う。おいしい。あと春野菜。春野菜と、あとフグの白子。わかめも。わかめもしゃぶしゃぶしたい。しゃぶしゃぶわかんない。本当、色が変わる。そうそう、色が変わる。緑だな。なんかわかめになった。食ってから。へえ。変わり。はい、よろしく。
うん。わかめうまい。うまい。でもこれ出汁が相当出てんな、これ。うお、見て見て。白子がもうブリンブリンで。もう箸が、これ、白子。
マジでうまい時の顔だね。おいしい。いや、白子はこれや。
これ、ウニをですね、こんな感じで、こう入れちゃうんですよ。ザバッと。何? 何? ザバッとこう。これを混ぜる。混ぜる。多分僕は何をしてるか全然見えません。シャリと合わせてね、ウニをね。ウニを混ぜると。これ合わせて。これを焼くんす。焼く。やば。
自分で作るようにはなったんですよね。せっかく隣に魚屋があるって。そうそうそう。だから今度魚屋バイトしちゃえばいいじゃんね。働いちゃう。いきますよ。今ね、検定勉強してて。寿司検定。
寿司検定ってどこにあるんですか、それ。寿司協会というのがあって、日本寿司協会が定めてる試験なんですけど。それね、以前はラーメン検定受かったんですよ。その勢いで、じゃあ寿司検定もちょっと受けてみようかなと思ったら、もう初級でもすっげえ難しくて。大将、今度寿司検定受けるから。それ面白い。
昔10年ぐらい前かな。寿司検定の筆記問題を持ってきたんすよ。これやってみてっつって。いや、マジかよと思って。一応記入して、確認してくださいっつって答え合わせ。パーフェクトだった。おお、すごい。さすが。
ちょっとみんなで。これが一番豪華。やば。酢飯で混ぜて焼き上げたんです。え、こんな。これを。生と焼いたの同時に楽しめると。
うん。おいしい。これ、海苔を包んで食べてもうまいですから。いや、これうめえだろ、これ。こんなんも。香りがすごいいい。海苔がね、うまいんだよね。海苔、いいでしょ? 海苔挟むと。海苔、完璧。大丈夫。ただこのウニをね、こんな焼いていいのかという、なんか背徳感も感じながら。
これチーズとか入ってないです? 入ってない、何も。そういうふうになる。安いウニだと、そういうふうにチーズとか入ってる感じにならないんですよ。だからほら、バターだったりするじゃないですか。俺ならクリームとかバターとか入れますね。
これシャリの酸味も。そうなんです。かなり感じないと結構くどさが出ちゃいますよね。すげえ。さすが。普通のご飯でやってみた。そしたらくどいんすよ。それでやっぱシャリの方が合うなってなって。おいしい、これ。そしたらもうみんなうまいうまいっつって、ずっとバズらせてた。時代的に。だけどいきなりどんどん高くなって、もうこれが封印された。
これ贅沢ものですよ。僕めちゃくちゃ好きですね。養殖のは全然オッケーですか? その質が落ちるとかないですかね? いいこと言うね。今北海道でやってる養殖って、天然より養殖の方が甘いらしい。ほう。そこまで技術が進化したのかわからないけど。今結構ね、養殖もうまいって言われてますよね。
キャベツウニとかうまそうですね。ああ、そう。キャベツ食わしたウニ。確かに。なんか静岡かどっかで聞いた。聞いた。やってる。やってる。米作りにくいんで。
あ、やば。これ何、これ? さっきのバフンね。今度ムラサキ。何これ? どこ? ムラサキの3番。
これで今旬じゃないっすから。もっとうまいってこと? 全然旬じゃないから、これ。うまいっす。
何? 何? 見えてないけどなんかわかる。見なくていいの? 見えてないけどわかるね。わかんの? ああ、穴子だ。
おお、塩か。この塩。もっと欲しいな。もっと欲しい。もっと、足りん。足りない。
うん。あ、これ。うま。香りがすっごい良かったですね。甘すぎないし、辛すぎないし。
はい、どうぞ。タレで。タレで、どんなタレでしょう? オットーさん、これです。うお。穴子100%だからね。穴子の骨で。この香りがやばいっすね。穴子のツメには水飴は一切使ってないから。普通水飴使うんだけど。
うん。いや、このタレの方が一層うまいかもしれないです。煮詰めて。そのとろみは。
魚の食べ方もいろいろ、一つの種類に特化してるっていうのが、それもまた日本特有なところがありますね。ハンガリーだと全部同じやり方にすることがあるんですね。唐辛子、パプリカに仕立てる。はい。食にものすごく探究心があるというか。ですね。
オットーさん、大トロ出してくれました。大トロ。いや、これはもったいない。これをもう食べるのにもったいないのを、もらっちゃった。
うん。やばいです。うん、やばいです。
おお、いい海苔ですね。いい海苔だ。海苔を食べる、海苔だけを食べる海苔なの。巻き物には本当は向いてないんだけど。海苔の甘みがいい。
撮れ高バッチリですか? なんかこれもなんかすごい。やばい。オットーさん、全然そんな感じ。まだいくらでも食えますよ。すごい。
恥ずかしいですけど、食べてきたんですね。なんで食べてきたかというと、すごいお腹をすかしてくると何でもおいしく感じちゃうんじゃないですか。それをあえて避けるために腹ごしらえしてきて。それでも感動のうまさですよね。それおいしい。
今度じゃあケバブ食べ行こう。いやいや、全然。うちのケバブはもう生地から作ってて、リュウジさんが褒めてくれた揚げピザの生地と同じ生地で。すごい好評ですね。それ気になるね。揚げピザっていうのは。このプリンがうまいよ。
うん。大将の抹茶プリン食えんだよな。あ、そっか。抹茶嫌いなんだ。そう。ごめん、忘れた。ごめん。いつも食べてますよ。あ、そっか。これおいしいね。そう、いつも忘れちゃう。言っちゃうんで。オットーさん早い、もう。
いや、うまいものいただくと躊躇したり早かったり、いろいろ乱れますよ。それはそうですよね。乱れますよ。甘くないのがいいですね。ありがとうございます。ちょうどいい。こういうとお茶で幸せな気になります。
今日オットーさん、どうでしたか? ちょうどね、この国、日本に来て10年なんですよ。なんで日本に来たかというと、寿司のために来たんですよね。って言ってましたね。その中でやっぱり今日、一番うまいもんいただいたと思うな。すごい評価だな。10年目でここでいただけるっていうのがご縁を感じます。
ほっかさんからいただいた縁でもありますね。そうなんですか。そう。万博でハンガリー料理やってて、僕が味に感動して。っていうのをほっかさんが見て、じゃあハンガリー料理やろうみたいな。へえ。すごいね。そうなんですよ。もう今ここまで、やばい。最近すぐ泣いちゃうから。
タチウオが一番感動したかなと、あん肝ですね。確かにその二つはすごかったですね。
ということで、オットーさんに大将のお寿司を食べていただいて、オットーさんが感動していただいたということで。じゃあ、まずね、ちょっと鳥取編が。あとオットーさんの、もし興味がある日本食だったりとかあったら行きたいなっていうね。ぜひ来てごしない。なんて、なんて答えるんだ。行くだ。
大将、今日はありがとうございます。ごちそうさまでした。ごちそうさまでした。
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