能登の魚醤「いしり」で作る10分塩ラーメンと、大将の歯ガツオのなめろう

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概要

能登を訪れたリュウジが、能登の調味料「いしり」を使った塩ラーメンを実演した。リュウジによれば、このラーメンは10分ほどで作れ、本格的な味になる。後半では地元の店の大将が、冷蔵庫にあった魚を使って即興で料理を見せた。大将は魚をさばいたことのない若い女性に手ほどきしながら、歯ガツオのなめろうと刺身を仕上げた。どちらの実演でも、いしりが味の中心になっている。

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いしりとはどんな調味料か

リュウジはまず、いしりを知らない視聴者に向けて説明した。いしりはイカの魚醤で、イカの旨味が非常に強い。いしりでパスタを作ると、うま味調味料がいらないほど濃いという。魚醤と聞くとナンプラーを思い浮かべる人もいるが、リュウジは「全然違う味」だと述べ、能登らしい調味料だと評価した。

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電子レンジだけで作る「いしりチャーシュー」

家庭でも作れるように、チャーシューは簡単な方法にしている。能登豚のロース肉1枚にいしり大さじ半分をかけ、600Wの電子レンジで3分半加熱するだけだ。豚に火が入り、チャーシューのような仕上がりになる。

加熱後、リュウジは「豚がうまいんで、もうこんだけでいい」と話した。余計な手は加えず、肉をそぎ切りにする。いしりさえあればチャーシューを別に作る必要はない、というのがリュウジの主張である。試食した人たちも、レンジで3分半加熱しただけの豚が柔らかいことに驚いていた。

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沸かすだけのスープ

スープは鍋に湯約300ccを入れ、次の材料を加えて火にかける。

  • いしり 大さじ1と小さじ1
  • 顆粒昆布だし 小さじ半分
  • 鶏ガラスープの素 小さじ半分(市販品でよい)
  • ラード 大さじ1(なければサラダ油やオリーブオイルでも美味しいという)
  • ガーリックパウダー 4振り
  • テーブルコショー 4振り

ガーリックパウダーを入れるのは、香辛料が入った方がよいからだとリュウジは説明した。手順は材料を入れて沸かすだけで、本人も「めっちゃ簡単でしょ」と繰り返していた。それでいて、かなり店のような味になるという。このスープ自体が美味しいため、ラードを抜けば寄せ鍋の素としても使える、という応用も紹介した。

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薬味と麺、仕上げ

薬味には青ねぎと玉ねぎを使う。リュウジは、ラーメンには玉ねぎの浮き実がとても合うと話した。麺は細麺がよいとのことで、ゆで時間は1分。麺をゆでる間に丼に湯を張って温めておくと、ラーメンが冷めにくい。

丼にスープを注ぎ、麺を入れ、玉ねぎ、青ねぎ、いしりチャーシューを好きなだけのせて完成となる。リュウジはこのラーメンを、自分が知る限り「1番簡単で1番うまいラーメン」と呼んだ。また、自分史上最速のラーメンだとも述べた。

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試食の反応

最初に試食したのは大将の娘さんで、「めっちゃ美味しい」と言いながら箸を止めずに食べ進めた。リュウジは、鶏ガラスープと昆布だしも少し使っているが、ほとんどいしりの味だと補足した。そして「いしりってすげえんすよ」と強調した。

続いて、石川県能登地方のご当地VTuber・勇者さんも試食した。勇者さんは「ラーメン屋さんのラーメン」のようだと話し、10分足らずで作ったとは思えないと感想を述べた。さらに「いしりはもっと評価されるべき」とも語った。リュウジもこれに同意し、いしりは何にでも使える調味料なので、作ろうと思えばいくらでもレシピが作れると応じた。

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大将の即興実演:魚をさばく準備

後半は大将の実演である。大将は「何ができるか俺にもわかんない」と言い、余っている食材と冷蔵庫の魚を使うことにした。味噌は、その場にいた「先生」の手作り味噌を借りた。手伝い役には、魚をさばいたことがないという山ちゃんが呼ばれた。

使う魚は歯ガツオで、この回のサムネイルにもなっている。山ちゃんは歯ガツオを知らなかった。大将はまず、まな板の上に何か敷くものを置くよう勧めた。さばき終わったらそのまま捨てられるので楽だという。手の周りはなるべくきれいにしておくことも伝えた。

鱗取りも説明した。歯ガツオには鱗がないが、普通の魚にはあるので、やり方だけ見せた。大将は、自分の体はなるべく動かさず、手を動かして魚の向きを変えると作業しやすいと教えた。

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頭と血合いの処理

次に頭を落とし、腹の中を処理する。血合いには包丁で切れ目を入れ、流水の下で歯ブラシを使ってこすり落とす。山ちゃんも実際にやってみた。大将は、まず手でできるだけ取り、最後に残った部分を歯ブラシで落とすよう指示した。血合いが残ると臭みの原因になるため、ここが大事だという。洗い終えると、身はきれいになっていた。

途中で、歯ガツオと本ガツオの違いも話題になった。歯ガツオは身がやや白っぽく、本ガツオは赤身が強い。また、能登の人は東京の人と違って魚をさばける人が多いと聞いた、という話も出た。前年の出演者は大将並みにさばけたらしい、と大将は振り返った。

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おろし方と腹骨の取り方

身のおろし方も見せた。山ちゃんが挑戦したがうまくいかず、大将が手本を示した。まず軽く包丁を入れ、骨の上を滑らせるように奥まで進める。このとき「カラカラ」と骨に当たる音がするのが大事だと説明した。

腹骨の取り方にも家庭向けの助言があった。腹骨は思ったより短く、途中までしかない。角度をつけると取りにくいので、家庭では切り落としてしまってよいという。大将は腹の部分を指して「ここが一番うまい」と言い、脂がのっていると話した。

刺身を引く段階で、包丁を刺身包丁に替えた。切り落とした端の部分は、なめろうに回せばよいと説明した。これも家庭でまねしやすい工夫として紹介された。最後に、歯ガツオという名前の由来になった歯を見せた。山ちゃんが触ると「めっちゃ痛い」と声を上げるほど鋭かった。

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能登の発酵食品を重ねたなめろう

なめろうには、包丁で刻んだ歯ガツオに味噌と青ねぎを合わせる。大将によれば、細かくしすぎない方が食感がよい。そこにいしりと、ごま油を加えた。大将は、いしりとごま油の組み合わせは試したことがなく、感覚でやっていると明かした。

さらに大将は、へしこをほんの少し加えた。へしこは、その日の前半にも登場したぬか漬けの魚である。大将は今ひらめいたと言い、能登の食材を重ねた一品になった。カンパチも刺身にし、身を巻くような盛り付けを即興で見せた。どれも家庭でできる範囲の料理だと大将は話していた。

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試食と締めくくり

歯ガツオの刺身を食べた人は、身がとても柔らかく、あっさりしていると評し、醤油もよく合うと話した。大将は、漬けにして丼にしてもよいと勧めた。大将自身は、自分は切っただけで食材が美味しいのだと繰り返した。

カンパチは脂のほどよいのり方と、噛むほど出る旨味が好評だった。なめろうについては、ごま油の風味といしりの旨味がよく効いていて美味しい、という感想が出た。

最後にリュウジは、能登には美味しい魚と素晴らしい調味料があり、取り寄せもできるので、ぜひ使ってみてほしいと呼びかけた。大将はカメラが止まった後もさっと料理を続けると言い、実演はそこで終わった。