鶏白湯スープで作る「家系ラーメン鍋」:スープから仕込んでシメの中華麺まで

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概要

この回の料理動画で作るのは、ラーメンスープを先に作り、そのスープで鍋を食べる「家系ラーメン鍋」だ。シメはもちろん中華麺である。味の素KKの「鶏白湯スープ」を使った案件(PR)動画だと、リュウジ自身が冒頭で明かしている。そのうえで「案件だと本気レシピを持ってくる」と話し、市販の鍋スープを買わなくても、顆粒の鶏白湯スープで家系ラーメン風の濃厚なスープがすぐ作れることを見せる。

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なぜ鶏白湯スープで家系ラーメンになるのか

リュウジがいつも使っている丸鶏がらスープは、すっきりしたスープになる。一方の鶏白湯スープは、溶かすだけで家庭ではとれないような濃厚なスープになるという。家系ラーメンのスープは豚のイメージが強いが、実際には鶏がかなり入っている。だから鶏白湯スープをベースにすれば、家系ラーメン風のスープがすぐにできる、というのがリュウジの説明だ。

レシピを考えたきっかけは、市販の「ラーメン鍋の素」だった。ああいうこってりした鍋スープを家で再現するには、ゼラチンなどいろいろ入れなければならない。その部分を全部鶏白湯スープに置き換えたのが今回のレシピだという。リュウジは、自分も鍋スープの商品を出しているので言いにくいと断りつつ、大きな鍋スープは重くてかさばると指摘する。スタッフが「市販品は3〜4人前が多い」と応じると、このやり方なら量を調節でき、半量で作ってもよいと答えている。

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材料の選び方

肉は豚こま肉を350g使う。豚こまでも煮すぎなければ十分柔らかいという。もっと柔らかくしたければバラ肉でもよく、脂が気になる人は別の部位でもかまわない。ただ、できれば脂が少し乗った薄めのこま肉のほうがおいしいとリュウジは言う。鶏肉も合うので、追加で入れてもよい。その場合は薄くスライスされた鶏もも肉がよいそうだ。

野菜はキャベツ、にんじん、ほうれん草、長ネギ。家系ラーメン風なので、ほうれん草は「マスト」だという。キャベツの代わりに白菜でもよいが、このスープにはキャベツが結構合うというのがリュウジの好みだ。きのこもおいしいが、入れると家系ラーメンのスープから離れて普通の鍋に近づくので、今回はシンプルな食材にとどめた。ほかに、にんにくと、ラーメンらしさを出すためのゆで卵を用意する。

リュウジは料理は楽しんでやるものだとして、調理の合間に酒を飲みながら進めている。

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ほうれん草とゆで卵は同じ湯で下ごしらえ

ほうれん草は事前にゆでておくと、ラーメンらしくなるという。よく洗い、軽く塩をした湯に、ゆでにくい茎の側から入れて数十秒。全体でも1分半ほどで引き上げる。ゆでるとシュウ酸が抜ける。シュウ酸が残っているとキシキシして、あまりおいしくないので、一度下ゆでするのが大事だという。面倒な人は切って水に浸けるだけでもよく、その場合は15分ほど浸けるとかなり抜けるそうだ。冷凍ほうれん草でもよく、生のままでもうまいとも話している。そもそもゆで卵やほうれん草は入れなくてもおいしい、と率直に付け加えている。

ほうれん草をゆでた湯は、そのままゆで卵に使う。初心者だと毎回湯を沸かし直しがちだが、一つの鍋で済むので合理的だという。酢を小さじ2ほど入れると殻がむきやすくなる。卵は2〜3個、食べる量に合わせればよい。半熟にするなら、沸騰した湯に入れてから7分〜7分半が目安だ。今回の7分のものは少し柔らかめだったが、問題ないとしている。面倒ならうずらの卵の水煮でもよい。家系ラーメンにはうずらの卵を入れる店もあるので、今回も一緒に入れている。

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野菜の切り方

にんじんは色どり用なので半分ほど、約100gを使う。皮は煮ているうちに柔らかくなるのでむかない。薄くスライスすると鍋に赤い色味がつき、食欲が増すという。

長ネギは斜め切りにする。ネギはラーメンによく合い、具材として入れると香りが立つ。キャベツは半玉ほど。鍋だと芯は硬くなるので取り除き、400〜450gをざく切りにする。キャベツが多めなのは、鍋を食べる目的が野菜だからだという。リュウジは普段は恐ろしいほど肉しか食べず、野菜は鍋以外ではあまり食べないと話している。

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鶏白湯スープは炒め物にも使える

調理の合間に、リュウジは案件とは関係なく鶏白湯スープに本気でハマっていると話す。鶏がらスープでは濃度がつかないが、中華料理店が炒め物に入れている白いスープは、鶏白湯スープだったりするという。鶏を煮出した出汁が入っているので、煮詰まると少しとろっとして具に絡む。だから野菜炒めもとてもうまくなる、というのがリュウジの説明だ。

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スープの配合

スープは土鍋に材料を入れていくだけだ。リュウジはこれを、何を入れてもうまくなる「魔法のラーメンスープ」と呼ぶ。

  • 水 600cc
  • 醤油 大さじ3(家系ラーメンは醤油ベースで醤油がかなり入っているため)
  • 鶏白湯スープ 大さじ2と半分
  • 「味の素」 小さじ半分
  • 米油 大さじ2

醤油の一部、大さじ半分ほどをナンプラーに置き換えてもよい。家系ラーメンの総本山である吉村家がナンプラーを使っていると創業者が話していたから、というのがリュウジの理由だ。

鶏白湯スープは今回、多めに使う。鶏を煮出したようなゼラチン質で、すぐに乳化してくれるという。溶かした直後のスープを見たスタッフも、見た目が家系ラーメンのスープらしいと認めている。ラーメンにはうま味がほしいので、「味の素」を加えるとかなりラーメンに近づく。入れなくてもうまいが、入れたほうがラーメンらしくなるという。

スタッフが「豚の要素がないのでは」と尋ねると、リュウジは、これから入れる豚肉から出汁が出ると答えた。油はこってり好きならラードでもよいが、今回は作りやすさを優先し、さっぱりした米油にした。鍋では豚からも脂が出るので、入れすぎるとくどくなる、という判断だ。箸で混ぜると鶏白湯スープもすべて溶ける。リュウジは改めて、鍋スープを出している自分が言うのもなんだが、鍋スープは本当に必要ないと言い切っている。

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煮込みと仕上げ:にんにくと豆乳は最後に

スープに野菜と豚こま肉を入れる。豚こまはあっさりしていておいしく、スープにとろみがあるせいか肉も柔らかく仕上がるという。ネギはスープに力を持たせてくれる。にんじんは見栄えを圧倒的によくする。ほうれん草はゆでてあるので後から入れる。肉は350gと少なめだが、500gに増やしても、鶏肉を足してもよい。蓋をして中火で煮る。キャベツに火が通るまで10分ほどだろうとリュウジは見積もっている。

5分ほど煮た時点で、スープにはすでにとろみが出ていた。ここで仕上げに入る。にんにくは後から入れたほうがフレッシュな香りが出る。刻むと「二郎っぽくなる」ので、すりおろしを使う。リュウジはにんにく好きなので15gと多めに入れたが、量は好みでよい。

さらに豆乳(無調整)を大さじ2杯ほど加える。牛乳でもよい。色味を出すためのもので、なくてもうまいが、あればなおよいという。少しコクが出てとろみのあるスープになり、乳化も進むとリュウジは説明する。加えると、少し白濁した家系ラーメン風のスープになった。

盛り付けでは、にんじんを少しよけてほうれん草を乗せる。さらに半熟卵とうずらの卵を並べる。卵には味がついていないので、アジシオをかけて下味をつけると、めっちゃおいしく食べられるという。卵が具材の鍋はあまりないとして、リュウジは「多分今年はこれ以上の鍋出ないと思います」と自信を見せた。

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鶏白湯を家で取るのは大変だという話

煮込みを待つ間、リュウジは鶏白湯スープを家で一から作る難しさに触れた。白濁させるには、鶏の骨などからコラーゲンを大量に煮出さなければならない。ラーメン店や家系ラーメンの店は「もみじ」と呼ばれる鶏の足を使う。もみじはプルプルでゼラチン質なので、強火でガンガン炊くと白濁したスープになるという。

それを全部味の素がやってくれたのだから、そこに乗っかるのが家庭料理だ、とリュウジは言う。家庭料理はいくら頑張ってもお金はもらえないので、簡易調味料を使い、工程を抜けば抜くほど偉い。余った時間は家族や勉強、ゲームなどに使ってほしい、というのがリュウジの持論だ。

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試食:スタッフと味の素社員の反応

試食したスタッフからは「味が深い」「完全にラーメン」という感想が出た。鍋スープを買うならこれを作ったほうが絶対にいい、と思ったという声もあった。リュウジは、濃度を調節できるのも利点だと応じている。卵もラーメンスープでめっちゃうまくなり、豚こまも硬くならず柔らかかった。豚肉ならあっさり食べられ、バラ肉より脂が少ないぶんヘルシーで、もも肉でも大丈夫だという。

リュウジは、今回はラードではなく米油なので、深い味なのにあっさりしていると評価する。ほかのレシピにこういう味はなく、みんなもあまり食べたことのない味だと思う、とも話した。味の素の社員も試食し、「めっちゃ美味しい」「かなりあっさりしてる」と感想を述べた。

スタッフから量について質問が出ると、リュウジは見通しを示した。鶏白湯スープ1袋で2回ほど作れ、1回で3〜4人前とれるので、合計8人前ほどになるという。

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好みに合わせた調整

家系ラーメン店の「濃いめ」「少なめ」のように、好みで調整できるという。濃いめにしたければ鶏白湯スープと醤油を足す。油もこの量に対して大さじ2しか入れていないので、もっと増やすとかなり家系ラーメンに近づく。辛くしたいなら豆板醤がよく、家系ラーメンの店にも置いてあるからだという。

最初から濃いめで作る場合の目安も示された。醤油を大さじ3と半分ほど、うま味調味料を小さじ2/3ほどにすると、ガツンとした家系スープになるという。

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シメの中華麺は「かえし」を足して濃くする

シメは中華麺だ。家系にはつけ麺用の太麺が合うとして、太麺を使う。人数がいるので2玉をゆでた。鍋のスープで一緒に煮るとくたっとなるので、ゆで時間は3分〜3分半ほどで早めに上げるよう注意している。少し固めでも、鍋で煮るので問題ないという。

リュウジによれば、このスープは鍋用の味なので、ラーメンを入れるときは濃くしたほうがおいしい。残ったスープに「味の素」を5振りほどと醤油大さじ1ほどを加える。これはラーメンの「かえし」、つまり醤油ダレにあたるという。さらに油を少し足して麺を入れる。麺を入れるとスープの濃度が増し、さらにとろみがつく。

スタッフは「もう家系ラーメン」と驚いていた。「普通の鍋の時より数段うまい」という声も出たが、リュウジはそれを濃い味が好きということだと受け止め、最初から醤油とうま味調味料を足せばこの味になると補足している。1人前で作るなら半量でよいという。

最後にリュウジは、締めまで食べてやっと完成形になると述べた。そして、今年は鶏白湯スープを使ったラーメン鍋をぜひ家で試してほしいと呼びかけて動画を締めくくった。