炎の試練7つに挑んだスタントマン、エリックは50万ドルのうちいくらを持ち帰れたか

YouTubeで開く ↗
概要

MrBeast(ジミー)の企画で、プロのスタントマンのエリックが炎を使った7つの試練に挑んだ。最初に提示された賞金は50万ドルで、7つをすべてクリアすれば持ち帰れる。ただし各試練で賞金は減ることも増えることもあり、失敗すればすべてを失う。企画の狙いは、プロのスタントマンを「限界まで追い込む」ことだとMrBeastは説明している。エリックは途中で、賞金を増やしたい理由として両親の存在を語り、そこから危険な選択を重ねていく。

9分で読めます
0:14

第1の試練:燃え盛る部屋から現金を運び出す

最初の舞台は、ドアまで炎に包まれた部屋である。エリックは現金の入ったバッグを持ち出すため、燃える室内に入った。バッグを2つ抱えて出てくる場面もあったが、途中でエリックの足に火が燃え移る。MrBeastはスタッフのノーランに消火器を持ってくるよう叫び、「家が崩壊するぞ」と急かしたうえで挑戦を打ち切った。

この間に現金の一部も燃えた。50万ドルのうちエリックが確保できたのは25万ドルである。のちにこの部屋へ戻った際、MrBeastは「最初に君が25万ドル失った部屋だ」と振り返っている。エリック本人は「アドレナリン全開だ」と興奮した様子だった。

1:15

第2の試練:炎の水面の上で、どの袋に跳ぶか

目隠しを外すと、エリックは高い足場の上にいた。下の水面に火が点けられ、エリックは「水に火が点くなんて知らなかった」と驚いている。

ルールは、目の前に吊るされた3つの袋から1つを選び、跳んでつかむというものだ。袋はそれぞれ新しい賞金額を表し、金額が大きい袋ほど足場から遠い。選択肢は次の3つだった。

  • 近くて楽だが、賞金が10万ドル下がる袋
  • 現在の賞金額である25万ドルの袋
  • 約3メートル先にある30万ドルの袋

失敗すれば炎の水面に落ちる。さらに跳ぶ途中の炎とハサミは避けるよう指示された。エリックは楽な袋を「簡単すぎる」と即座に外し、30万ドルに「全部賭けよう」と決めた。

MrBeastが「5万ドル増やすために危険を冒す価値はあるのか」と揺さぶると、エリックは「今さら決意を揺らがさないでくれ」と返した。練習の跳躍では3メートルに届かなかったとMrBeastは指摘したが、本番のエリックは袋に届き、しがみついて耐えた。これで賞金は30万ドルになった。

3:37

第3の試練:人間を打ち出す「大砲」と3人のスタントダブル

次の舞台は、MrBeastが「怪物みたいな大砲」と呼ぶ装置である。説明ではゴムバンドを引いて放つ仕組みとされ、セット位置を後ろにするほど飛距離が伸びる。着地点には2つの輪があり、手前の黄色い輪に入れば30万ドルを持って次へ進める。奥の炎の輪に入れば5万ドルが追加される。どちらも外れれば手ぶらで帰ることになる。

外れた場合はコンクリートに激突する危険もある。そこで装置の調整用に、3人のスタントダブルが用意された。1人ずつ打ち出し、その結果を見て角度、出力、向きを調整できる。3人とも失敗すれば、最後は運任せになる。MrBeastは、まず黄色い輪に入る距離を割り出し、そこから距離を伸ばして炎の輪を狙う計画を立てた。

1人目は角度を少し上げ、出力75%で打ち出され、黄色い輪の真ん中に着地した。2人目(ブルー)は出力をさらに上げたが、黄色い輪と炎の輪の間に落ちた。MrBeastは「今のが君だったら、ここで終わり、手ぶらで帰ってた」と指摘している。最後の3人目(レッド)は角度を10度上げ、向きはそのままにして打ち出され、炎の輪への着地に成功した。

エリック本番の直前、MrBeastは出力をさらに5上げると決めた。なぜ炎の輪にこだわるのかと問われたエリックは、父親の健康状態が浮き沈みしていて、がんなどを抱えていると明かした。両親にいい老後を送ってほしいので、自分ではなく両親のために賞金を増やしたいという。MrBeastは「俺もきっと同じことをする」と応じた。30万ドルがかかった一発で、エリックは炎の輪に入り、賞金は35万ドルになった。直後に「質問は禁止」とだけ告げられ、次の会場へ移動した。

8:28

第4の試練:5分で袋を引き上げろ、隕石が落ちる前に

第4の試練では、背後の部屋に35万ドルが置かれていた。部屋は花火で埋め尽くされ、真上には燃える「隕石」が吊るされている。エリックは5分間、かぎ縄を投げて現金の袋を引っかけ、トラックの荷台へ引き上げる。タイマーがゼロになると隕石が落下し、トラックに積まれていないものはすべて爆発する。MrBeastは始める前に5万ドルの上乗せを提示し、すべての袋を運べば40万ドルになると告げた。

エリックはかぎ縄を使うのは初めてだと話した。「何も持たずに来たから、袋一つでもトラックに乗せられたら満足」とも言ったが、MrBeastが「一つだけじゃ気の毒すぎる」と返すと、両親のために全部を狙うと宣言した。MrBeastは、隕石は操作できず花火も本物なので、時間切れになったらシールドの後ろに隠れないと「死ぬかも」と念を押している。

一投目でいきなり袋を引っかけるなど、序盤は順調だった。しかし隕石から火の粉が降り始め、途中で20万ドル分を確保した時点でも全体の半分にとどまった。そこから失敗が続く。かぎ縄が引っかかって外れず、予備の縄に交換した。縄を自分で踏んでいたこともあった。周囲からは「このペースじゃ全額は無理だ」という声も上がり、残り90秒の時点でまだ15万ドルが残っていた。MrBeastも「こんな形で終わらせるな、手伝うぞ」と加わったが、「難しすぎる」と外し続けた。

最後の袋を引っかけた直後には、電源ケーブルが焼けて置いていくしかなくなった。全員が残り約10秒でシールドの内側へ逃げ込み、隕石が落下した。MrBeastは「間違いなく10万ドルは消えた」と語り、賞金は35万ドルから減った。

13:16

第5の試練:最初の燃える部屋へ戻る

次に連れて行かれたのは、最初に25万ドルを失った部屋だった。エリックは「ここは嫌だ」と拒んだが、部屋には再び火が点けられた。中の現金をすべて外に出さなければ燃えてしまう。

この試練では、エリックは縄で縛られた状態から始まった。MrBeastは、自身とジャックリンクスが共同開発したビーフスティックを食べて気に入れば縄を切ると条件を出した。火が大きくなる中でMrBeastは「おいしいと言うのは縄を切ってほしいからでは」とからかい、なかなか解放しない。やがて縄が切られ、エリックは現金を運び出して30万ドルを確保した。MrBeastは「今回は簡単だったけど、次で大金を失うと思う」と予告している。

14:52

第6の試練:親友パットと短い鎖でつながれてタワーを登る

第6の試練には、エリックが事前に「命も全財産も預けられる」と話していた親友パットが呼ばれた。2人は極端に短い鎖でつながれ、高さ15メートルのタワーを登りながら、途中にある現金入りのバッグ6つを集める。頂上には追加の5万ドルが置かれている。つかめなかったバッグは落とされて燃やされ、どちらか1人でも落ちればその時点で終了し、エリックはすべてを失う。

スタート前、2人は「愛してるよ、それに信頼してる」「楽しんでやろうぜ」と言葉を交わした。MrBeastは同行するタレクと近くで見守ったが、自分たちも鎖でつなぐかと聞かれて断っている。

登り始めるとタワーは揺れた。エリックは「ゆっくりだ、着実に」と声をかけ、パットは「君が同じ高さに来たら移動する」と歩調を合わせた。途中、一方が先へ進みすぎて「早すぎだ、まだ持ってる」と止める場面もあり、2人はスピードを落として立て直した。バッグが外れにくい箇所もあったが、6つすべてを回収して頂上まで登り切り、賞金は35万ドルになった。

18:23

最終試練:1分5秒の炎の障害物コース

最後の試練は障害物競走だった。5つのステージを1分5秒以内に抜けられなければ脱落する。半端なタイムの理由を問われたMrBeastは、スタントマン4人が挑戦した平均タイムだと説明した。コースは次の順で構成されていると紹介された。

  1. 再び大砲で打ち出される
  2. 火の輪をくぐる
  3. 左右に揺れるハンマーをかわす
  4. 炎の下を泳ぐ
  5. 巨大な「炎の廊下」を走り抜け、跳んで現金をつかむ

最後の跳躍に失敗すれば、現金ごと焼却炉に落ちて灰になる。エリックは、この企画に参加するかどうか「かなり迷った」と打ち明けた。そのうえで、スタントマンとしての経験は「この瞬間のためだったんだと思う」と語っている。発射前に「もう少し時間をくれる可能性は?」と尋ねたが、MrBeastは「それはできない」と答えた。

コースにはセーフゾーンが設けられ、そこに着くとタイマーが止まる。大砲で打ち出されて水中を泳いだあと、最初のセーフゾーンに着いた時点の残りは55秒だった。エリックは息をしようとして口に水が入り、10秒ほどロスしたと話した。

続く火の輪は3つ並んでいた。燃えている家に入った経験はあるが、火の輪をくぐるのは初めてだという。「見た目ほど簡単なことなんてない」と警戒し、リングの後ろの隙間が一番の難所だと見ていた。実際にその隙間に落ち、つま先もぶつけて、残りは42秒になった。ここでMrBeastが改めて賞金の使い道を尋ねると、エリックは両親の健康や退職後の生活のために使いたいと答えた。

次のステージでは足場が固定されておらず、水に浮いて動く。エリックはここを抜け、残り34秒でセーフゾーンに入った。MrBeastはこの時点で、最後まで行けるかは「微妙だ」と見ていた。

炎の下を泳ぐステージには、ゴーグルが用意されていた。MrBeastは、残り時間は十分に見えても泳ぐ距離が長く、息継ぎをすればタイムに大きく響くと説明した。エリックは「もっと泳ぎが上手だったら」と言いつつ潜り、周囲が一時姿を見失う中を泳ぎ切った。タイマーは水から上がるまで止まらず、ロープをつかんで上がった時点の残りは17秒だった。

23:41

炎の廊下と、初めて見せた恐れ

最後のステージを前に、エリックは耐火スーツとグローブを着けた。「これまで炎を避けてたのに、今さら真正面から突っ込むのか」と確認すると、MrBeastは炎の中を走るのだと答えた。スーツで炎から身を守れるのは短い間だけだという。緑のマットを出た瞬間から、残り17秒でタイマーが再開する。

スタート直前、MrBeastは、エリックがこれまでずっと怖いもの知らずだったが、この動画で初めてお金を失うことを恐れているのが分かると語った。

エリックはセーフゾーンを飛び出し、炎の廊下を走り抜けて現金をつかんだ。ゴール後も体に火が残っており、周囲が「消して」「まだ燃えてる」と叫びながら消火した。こうしてエリックは最終的に35万ドルを手にした。最初に提示された50万ドルには届かなかったが、途中で減った賞金を追加の賭けで取り戻し、最後の試練まで生き残った。