ノージョブフドウのトルコ・アルメニア旅行記:格安ルートでイスタンブールへ渡り、カッパドキアを経てエレバンを歩く

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概要

YouTuberのノージョブフドウが2024年9〜10月に撮影した旅の映像を、未公開編としてまとめた動画である。約2カ月の海外旅行を、行き先もチケットも決めないまま関西国際空港から始める。イスタンブール、カッパドキアを回ったあと、ジョージアの首都トビリシから夜行列車でアルメニアの首都エレバンへ入る。観光地の感想に加え、トルコのインフレや格安の公営食堂、アルメニアの歴史についても、話者が見聞きし調べた範囲で語っている。

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行き先は空港の電子掲示板で決めた

旅は大阪の関西国際空港から始まる。行きたい国がないため、チケットはまだ取っていない。話者が海外旅行の動画を撮り始めた2022年6月には空港はがらがらだったが、今は賑わっているという。出発便の電子掲示板でいちばん上にあったイスタンブールを、そのまま行き先にした。

掲示板に載っていたターキッシュエアラインズの直行便は約17万円かかる。話者はまず韓国へ飛び、そこからカタール航空でドーハを経由してイスタンブールへ向かうルートを選んだ。航空券は合計約7万8000円で、直行便より10万円ほど安く済んだと説明している。

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イスタンブール:8年ぶりの再訪とガラタ塔

話者は8年ほど前、イスタンブールに1週間ほど滞在したことがある。そのときはケバブを食べて散歩するだけで、観光らしい観光はほとんどしなかった。そこで今回は「女子大生がするような」定番のイスタンブール観光をしてみると話す。

地下鉄を降りてすぐ、匂いからヨーロッパとも中東ともつかない雰囲気を感じ、外国に来た実感が一気に湧いたという。Twitterのフォロワーから勧められたガラタ塔を目指すが、街は坂ばかりだとこぼしている。たどり着いたガラタ塔の入場料は30ユーロ(約5000円)で、入口には40人ほどが並んでいた。迫力はあると認めつつ、話者は途中で8年前に一度登っていたことを思い出す。そのときの記憶はひどく期待外れだったため、今回は入らなかった。5ユーロなら行くかもしれないが30ユーロは払えない、というのが理由である。

ガラタ塔のある側が新市街、対岸が旧市街で、観光名所が多い旧市街を中心に回ると話者は説明する。ガラタ橋を歩くと気持ちがよく、自分が何者かであるかのような錯覚をさせられるという。

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ブルーモスクと無料の水

橋を渡った先で訪れたのがブルーモスクである。無料で中を見られることに話者は驚いている。最初の印象は『ONE PIECE』の王女ビビの家のようだというもので、本人も「アホみたいな感想」と断っている。係員に撮影の可否を尋ねると問題ないとのことだった。

女性用の礼拝エリアが分けられていて、女性はメインの場所では祈れないことにも触れている。これが男女差別なのか自分には分からないとして、判断は視聴者に委ねた。

市の中心部には無料のウォーターサーバーがある。話者は以前の旅行で、エジプトのサーバーの水が腐っていた経験を持つ。それと比べればイスタンブールの水は問題なく飲めると話した。

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リラ安と、行列のできる公営食堂

街には両替所がいくらでもある。撮影時のレートは1トルコリラ約4.5円で、8年前の約35円から大きく下がっている。話者は「色々考えさせられる」と述べている。

話者が向かったのは、政府が運営する超格安の食堂である。IBBケント・ロカンタスという名前で、Googleマップでも検索できるという。昼12時開店のところ、12時5分の時点で遠くまで行列が延びていた。おそらくイスタンブールで一番長い列だと話者は言う。1時間は待つと覚悟したが、15〜20分で店の前まで進めた。

店の老人を中心に話を聞くと、客はほとんどが地元の人で、観光客はあまり来ないという。トルコは経済状況が悪くインフレも進んでいるため、政府が一般市民を助ける目的でこの店を開いているらしい。話者はYouTubeに載せるか迷ったが、イスタンブールの現状を知ってもらう意味で撮影することにした。

メニューはその日の定食1種類だけである。客は皿を次々に受け取って食べる。店内は男性ばかりで、皆が急いで食べていたため、話者も急いで食べた。値段は40リラだった。地下宮殿やアヤソフィアから徒歩5分ほどの立地でこの値段はありえない、と話者は強調する。味は微妙だったとも正直に述べている。

この価格の異常さを示す例として、話者は20mほど離れたレストランを挙げる。そこでは最も安いメニューが水500mlで90リラだった。話者によれば、トルコのインフレ率は2023年に前年比約70%である。観光客相手の店は値上げできるが、一般市民はそうはいかない。その救済措置のような店なので、観光客が冷やかしで行く場所ではないと話者は考えている。自分は現状を伝えるために行っただけだと言いつつ、「それを言い訳に安い飯を食ってるだけ」とも付け加えた。

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カッパドキア:岩の町と気球ツアー

次の目的地はカッパドキアである。バスでギョレメへ向かい、当日券が995で取れた。バスは3列シートで快適だったという。

岩でできたギョレメの町並みについて、話者は2年前に訪れたエジプトのシワ・オアシスと雰囲気が似ていると話す。向こうは砂の町、こちらは岩の町で、どちらにも魅力がある。どこを歩いても写真映えし、異世界に迷い込んだような錯覚を起こすという。少し高台に登るだけで、形の違う大きな岩を360度のパノラマで見渡せる。ここでようやく旅に来た実感が湧いたと話している。

翌朝5時10分、ホテル前から気球ツアーに出発した。料金は95ユーロ(約1万5000円)で、その割に満足度はかなり高かったという。話者はこの2年ほど世界を旅してきた中で、ベスト10かベスト5には入ると評価する。1位はギザのピラミッドで、ピラミッドを100点とするとカッパドキアの気球ツアーは70点である。終了後にもらった飛行証明書は、いらないので帰ったらすぐ捨てると話した。

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トビリシからエレバンへの夜行列車

映像は9月中旬のジョージアへ移る。話者は首都トビリシから、隣国アルメニアの首都エレバンへ夜行列車で向かう。列車は22時55分発で、2等の4人部屋だった。

夜12時になっても同室の乗客は起きていた。夜2時に出国側のパスポートコントロールが終わって列車は再び動き出し、午前3時にアルメニアへ入国した。ベッドは小さく、身長175cm以上あると足を伸ばして寝るのはつらいという。電気が消されたのはその後だった。

約10時間でアルメニアに到着したが、どこにいるのかは分からなかった。周辺には何もなさそうだったため、地元の人に尋ねてホテルが集まる方へ歩いた。

19:22

エレバンの第一印象と宿

話者にとってアルメニアは「貧しい国の1つ」という認識だった。しかし歩いた周辺は落ち着いた、きれいなヨーロッパの街並みで、おしゃれな女性も多い気がするという。到着時点のアルメニアの印象はかなり良いと話している。到着後には恒例の水道水チェックもしている。

宿は半地下にあるホステル「Galaxy Inn」である。内装は近未来的で、全室がカプセル型だ。カードをかざして鍵を開ける仕組みで、誰とも関わらずに済むのが陰キャの自分にはありがたいと話す。

旅の途中で比べると、トルコ、ジョージア、アルメニアの順に来た中でアルメニアが一番落ち着いているという。特にジョージアは車の運転が非常に荒かったと話した。

20:51

話者が紹介するアルメニアの概要と歴史

話者はアルメニアについて調べた内容を簡単に紹介している。アルメニアは旧ソ連を構成した15の国の1つで、人口は約280万人である。有名人としては、アルメニア系アメリカ人のバンド、システム・オブ・ア・ダウンを挙げた。ほかにクラシック音楽の作曲家も有名だと言うが、名前は思い出せなかった。曲を聴いてみると話者でも知っているほど有名な曲だったという。

地理的には北にジョージア、さらにその北にロシア、西にトルコ、東にアゼルバイジャン、南にイランがあり、話者は「かなりカオスな地域」と表現する。話者によれば、西のトルコとも東のアゼルバイジャンとも関係は非常に悪い。トルコの前身であるオスマン帝国の時代、約100年前に、アルメニア人が約150万人虐殺されたと言われている。アゼルバイジャンとはたびたび戦争をしている。最近では2023年9月、アゼルバイジャン国内にある実質的にアルメニア系の地域で軍事衝突が起き、多数の犠牲者が出たと話者は説明する。その地域に住んでいた人のほとんどが、今も難民としてアルメニアで暮らしているという。

22:59

アルメニア料理:ドルマ、スパス、コニャック

空腹の話者は、アルメニアの伝統料理を出す庶民的なチェーン店「カラス」に入った。アルメニア料理のほか、ボルシチなどのロシア料理(話者はウクライナ料理だと補足している)もある。昼1時半だったが、客は少なかった。

最初に食べたのはドルマである。肉や野菜、米などをブドウの葉で包んだ料理で、ヨーグルトソースをかけて食べる。話者は2年前にギリシャで同じような料理を食べたことがあり、それと比べて「確実にこっちの方がおいしい」と評価する。肉の焼き方が違い、ブドウの葉もおいしく、塩味もしっかり効いているという。ギリシャのものは何を食べても酸っぱいレモンヨーグルト味だった記憶がある。それに対し、アルメニアの料理にはセンスを感じたと話している。

ヨーグルトスープのスパスは、店員から口に合わないかもしれないと言われていた。オートミールのような穀物が入り、ヨーグルトの酸味にバターの香り、さらに梅のような風味がある。話者の評価は、うまくもまずくもなく、別に食べる必要はないというものだった。

アルメニアといえばコニャックということで、アララトのコニャックも試した。話者によれば、アルメニアには2大コニャックメーカーがあり、アララトはその1つである。イギリスの元首相チャーチルが買い占めたいほどうまいと言った、という逸話も紹介した。ただ実際に飲んだ感想は、匂いも味もウイスキーで、「ウイスキーでいいんじゃないか」というものだった。

26:55

ツィツェルナカベルド:アルメニア人虐殺博物館

次に訪れたのは、アルメニア人虐殺博物館があるツィツェルナカベルドである。話者はデザインの意図はよく分からないと言いつつ、ただの博物館なのにとても神聖な場所に来た感じがすると話す。

ここからはアララト山が見えるはずだったが、この日は雲に隠れていた。話者によれば、アララト山はアルメニア人にとって神聖な山で、旧約聖書のノアの箱舟が大洪水の際に漂着した場所と言われている。現在はトルコ領内にあるため「何とも言えない」と言葉を濁し、実物を見たかったと残念がった。館内はフラッシュを使わなければ撮影してよいと言われ、英語の説明文もあるので勉強になると勧めている。

28:26

ショッピングモールの日本食店で「ピザ寿司」

話者は面白くないだろうと言いながらショッピングモールにも立ち寄った。トイレの個室の仕切りに穴が開いていて、隣が見えてしまう作りだったという。別の個室では、その穴がトイレットペーパーで塞がれていた。

広いフードコートでは、日本食の店「わさび」を見つけた。メニューには「東京ドラゴン」「バレンタイン」「マグロレイヤー」といった名前が並ぶ。麺料理やナムル、本格的に見える寿司もあった。話者が頼んだのは「ピザ寿司」である。メニューの写真より実物はさらにピザに近く、非常に薄かった。日本とイタリアを同時にばかにしているのか、リスペクトなのか分からないと話者は首をかしげる。

わさびは本物で、鼻にツンとくる。ガリは、小学生の頃に興味本位で舐めた絵の具のような味がした。ただ後味は普通のガリで、問題なく食べられたという。箸で食べるか手で食べるか迷った末、これはピザだと判断して手で食べた。米はパサパサで、マグロは冷凍ものだった。それでも話者は、まあまあ食べられて味自体は悪くないと評価する。醤油もちゃんとした醤油だった。ただし値段は非常に高かったという。

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カスケードとボテロの彫刻

最後に訪れたのは、エレバンで最も有名な観光スポットと言われるカスケードである。巨大な階段状の建造物で、上からはエレバンの町を見渡せる。手前の公園には、コロンビア出身で「南米のピカソ」と呼ばれる芸術家フェルナンド・ボテロの作品がいくつか置かれている。話者はタイヤを加工して作られた作品なども紹介している。

夜になれば映えるかもしれないと考えて、話者はもう一度カスケードを訪れた。しかし、それほど映えていなかったという。青と赤に光る像についても正体はよく分からず、「来る価値はないでしょう」と締めくくっている。