大谷翔平の二刀流を見にロサンゼルスへ:ノージョブフドウの3日間街ブラ記

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概要

フィラデルフィアに滞在していたノージョブフドウは、大谷翔平が投打の二刀流で出場する試合を見るため、急きょ予定を変えてロサンゼルスへ向かった。動画は2025年9月16日から18日までの記録で、ドジャースタジアムでの観戦を中心に、街の食事、美術館、世界最古のマクドナルド、深夜の治安までを扱う。話者は冗談と誇張を交えながら、物価や治安についての実感を語っていく。

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フィラデルフィアから急きょロサンゼルスへ

撮影開始は2025年9月16日火曜日の昼12時半ごろ、ロサンゼルス国際空港である。話者は12時間ほど前まで東海岸のフィラデルフィアにいたが、大谷翔平の応援を優先して予定を変えた。理由として、大谷が本塁打王争いで2位にいて首位と差をつけられていること、この日は投手と打者の両方で出場する予定であることを挙げている。動画では、日本には「四天王」がいて、その中で最弱が大谷、自分はその一つ上の三番目だという冗談を前置きにしている。

空港からは券売機でTAPカードを買う。話者は日本のICOCAやSuicaのようなものだと説明し、発行には2ドルかかった。ダウンタウンへはピンク色のKラインに乗り、終点の乗換駅で黄色のEラインに乗り換える。サンタモニカ方面とリトル東京・ドジャースタジアム方面で乗り場が分かれていて、乗り換えは分かりやすいと評価している。車内も「めちゃくちゃ綺麗」だったという。

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中華料理とアメリカの食事

宿に向かう前に空腹が限界になり、駅周辺を歩く。デニーズ、メキシコ料理店、スターバックスなどが並ぶ中で、話者はドライブスルーの薬局に驚き、アメリカには薬局がとにかく多いと話す。入ったのは中華料理店「キムズレストラン」で、店内は臭いもなく冷房が効いていたという。

注文したチキンのスペシャルランチは13ドル、コロナビールは6ドルだった。話者は、円安や物価を考えれば日本と比べて安いとは言えないとしつつ、野菜も肉も取れるこの量が13ドルならアメリカでは「めっちゃ安い」と評価する。アメリカ旅行が3週間目に入ると、ハンバーガーやホットドッグ、サンドイッチはもう食べたくなくなると語り、チャーハンはニンニクが効いていて日本でもうまい部類に入ると褒めた。

ここから話者独自の食文化論になる。アメリカは建国から歴史が浅く、食事は「足し算」しかできず、1+1が1.5になるような料理だと言う。一方で中華は素材の良さに調味料を掛け算で上乗せしていると表現し、「中華がナンバーワン」と結論づける。さらに、アメリカの料理は酒に合わないから人々が薬物に走る、と冗談めかした自説まで述べている。

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電車の折り返し、街の様子、宿

宿の最寄り駅まであと2駅のところで、先の区間でトラブルがあったらしく電車が引き返すことになった。歩けば40分ほどの距離を、話者は走って向かう。途中、街中でサッカーをするアメリカ人を見かけ、以前はあまり見なかったが、この2〜3週間で回った町ではサッカーが意外と盛り上がっていたと話す。野球を抜く日も近いかもしれない、ワールドカップの影響もあるのかもしれない、というのは話者の推測である。

一方で、話者は街の臭いのひどさにも触れ、ロサンゼルスを「ホームレスの聖地」と呼ぶ。路上で全裸の男性も見かけたが、あまり関わらない方がいいだろうと距離を取った。アメリカ第2の都市だけあって、適当に歩くだけでも高層マンションや高層ビルが目に入るとも述べている。

気温については、午後3時半時点でこの日のロサンゼルスの最高気温は32度、東京は35度だったと紹介する。砂漠地帯でカラッとしていて「火傷系」の暑さなので対策は必要だが、日本の湿った暑さよりはずっと快適だ、というのが話者の感想である。

午後4時、宿「フリーハンド・ロサンゼルス」に到着した。6人部屋のドミトリーで1泊48ドル。部屋もトイレもシャワーも普通で、臭くないと報告している。

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リトル東京の大谷壁画と治安への注意

荷物を置いた話者は、球場に行く前にリトル東京へ走る。歩けば30分ほどの距離だが、時間がないので走ったという。リトル東京自体には安全なイメージがあるものの、方向を少し違えると注射器が落ちていたりホームレスが多かったりする危険なエリアもあるので、気になる人は事前に調べた方がいいと注意する。アメリカに限らず、道一本、エリア一つ違うだけで治安が大きく変わるのが外国だという考えである。

ダウンタウンから15分ほど走ると、日本村プラザの隣に大谷翔平の巨大な壁画がある。話者は投手姿の絵を「ものまね芸人みたいなクオリティ」と茶化しつつ、登板前にどうしても見ておきたかったと語る。その後、ユニオンステーション前から出る無料シャトルバスに乗り、約20分でドジャースタジアムに着いた。

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ドジャースタジアムの歴史と設計

話者はドジャースタジアムを、メジャーリーグ全体で3番目に歴史の古い球場と紹介する。まず目につくのは駐車場の広さで、約1万6000台を収容できるという。話者はこれを単に土地が広いからでも車社会に優しいからでもなく、球団と前オーナーにアメリカの時代の流れを読む力があったからだと述べ、「後々詳しく説明します」と言う。ただし、動画内でこの点の詳しい説明は出てこない。

球場内ではシェイクシャックやメキシコ料理店が並び、メキシコ風の音楽が流れていた。話者の説明では、ドジャースがニューヨークから移ってきた1958年ごろ、この一帯はメキシコ系住民の街で荒れ地だったらしく、そこを安く買い取って球場を建てた。そのため今もメキシコ系のファンが多いのだという。話者自身「1958年だったかな」「らしい」と記憶に頼った言い方をしている。

球場の特徴として、話者は観客席が5段階のレベルに分かれていて、カリフォルニアの海をイメージした設計だと説明する。ドジャーブルーと青空が合わさってビーチに来たような錯覚を覚えると言い、5万6000席の巨大なスタジアムだと紹介した。2009年の第2回WBCの決勝・準決勝もここだったのではないか、と記憶をたどってもいる。

850ドルのダグアウトクラブ席

大谷の二刀流がいつまで見られるか分からないこともあり、話者はバックネット裏の「ダグアウトクラブ」の席を取った。料金は850ドル。高いが、カジノで250万勝ったからいいのだと自分に言い聞かせている。周辺の席は日本人ばかりだったという。

この席の特典として、食事が無料で食べ放題、ソフトドリンクも飲み放題になる。酒は追加料金がかかる。マカロン、マーブルチョコ、ケーキなどのデザートも並んでいた。

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試合:大谷は5回無安打、交代後に逆転負け

試合は午後7時10分に始まった。話者は1回裏が終わったところで、野球観戦は趣味なのにYouTubeのためにずっと撮影するのはもったいないと言い、ポイントだけ撮ると宣言する。

大谷は投手として5回で交代した。話者の報告では、68球を投げて四球1つ、無安打無失点で、勝利投手の権利を持っていた。投げ終えてすぐ打席に向かう姿を「かっこいい」と称えている。ところが交代直後に無死満塁となり、もたつくうちに2点を失う。話者は中継ぎ陣や守備に激しく苛立ち、元エンゼルスの選手に向かって「散々迷惑かけたやろ、返す時や」と叫ぶ場面もあった。

最終的に、フィラデルフィア・フィリーズ対ロサンゼルス・ドジャースはドジャースが6対9で敗れた。話者のまとめでは、大谷は打者として5打数2安打1本塁打、投手としても5回無安打、四球1つで降板し、その時点では4対0でリードしていた。午後11時15分、話者は無料シャトルでユニオンステーションへ戻り、「クソみたいな試合」と振り返っている。

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「死神」の自虐

この敗戦をきっかけに、話者はジンクスの話を始める。以前は自分が観戦するとWBCで日本が優勝したり、弱いエンゼルスが3連勝して大谷が本塁打2本を打ち勝利投手になったりと、日本人選手が活躍する「神話」があったという。ところが今回の旅ではドジャースの試合を7試合ほど見て全敗で、負け方もおかしいと訴える。山本由伸の試合では9回裏2アウトまで無安打無失点、4対0でリードしていたのに負けた。その状況なら統計上99.6%勝つのに、なぜ0.4%を引いたのか、と話者は嘆く。

さらに、最近自分に関わった人が皆不幸になると自虐的に話す。ハリー・ポッターのスネイプ先生のTシャツを着て撮影した3時間後ほどに、スネイプ役の声優の訃報が出た。荷物紹介動画を撮った4時間後ほどに、98歳の祖母が亡くなった。動画のテロップは、この日カーショーとの2ショットをXに投稿した2日後に、カーショーが引退を発表したとも伝える。テロップによれば、2025年は11勝2敗という好成績だったにもかかわらずの引退である。

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現代美術館ザ・ブロード

翌日の午前10時20分、話者はダウンタウンから30分ほど歩いて現代美術館「ザ・ブロード」に着いた。2015年開館で、大富豪のブロード夫妻のコレクションを無料公開している「攻めた美術館」だと紹介する。

館内では、広い空間に作品がゆったり展示されていた。話者は、現代美術は教養のない自分でも分かりやすいので勧めるという立場を取る。アンディ・ウォーホルの作品については、同じような光景をフィラデルフィアのケンジントン地区で生で見てきたと言い、ウォーホルでも生には勝てない、見に行ってよかったと語る。遠くから見ると写真に見えるのに近づくと細部まで描かれた作品には感心し、「俺でも分かる」と評価した。ただ、アートにはまるかといえば絶対にはまらないとも言っている。

村上隆の作品もあった。話者は自分にはよく分からないと言いつつ、日本人が活躍しているのは嬉しいと話し、「もっと外貨を稼げ」と冗談を飛ばす。ミュージアムショップの村上隆コーナーでは、花のクッションが155ドル、ステッカーが20ドル、ジグソーパズルが105ドルだった。有料の特別展には入らず無料部分だけを見たが、1時間ほどで十分楽しめたので「めちゃくちゃおすすめ」だという。

移動中には、ロサンゼルスの地下鉄は治安の悪さで知られるが、この辺りの乗客は顔つきを見る限り「めちゃくちゃまとも」だと述べ、エリアによって治安がまったく違うことを改めて指摘している。

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現存最古のマクドナルド

電車とバスを乗り継いで1時間20分、到着したのは現存する中で世界最古というマクドナルドの店舗だった。半分の形のゴールデンアーチや見慣れないロゴ、キャラクターがあり、話者は「パチモン感」があるが本物で、歴史を感じると話す。看板のキャラクター「スピーディー君」は、1960年代まで使われていた最初のマスコットだと紹介している。アメリカの歴史はマクドナルドの歴史だから来てみたかった、というのが話者の動機である。

注文したのはダブルクォーターパウンダーチーズのセットで、話者の記憶では16ドル。アップルパイは2.5ドルだった。値段のわりにポテトもハンバーガーも大きくないという。味はピクルスが4枚入っていて塩気が強いものの、日本のマクドナルドと変わらず、うまくもまずくもない「普通」で、歴史も感じられないと評している。イートインスペースは話者以外誰も使っていなかった。

店には博物館のようなスペースもあり、最初のハンバーガーは15、シェイクは20だったという展示を見て、昔の物価を羨む。展示を読むと、アメリカでビジネスをするのがどれだけ難しいかがよく分かり面白いと話している。

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ランディーズドーナツ

続いて訪れたのは、1952年創業のロサンゼルス発祥のドーナツチェーン「ランディーズドーナツ」である。映画『アイアンマン2』に登場したことで印象に残っている人もいるだろう、と話者は紹介し、2025年5月に日本へ初出店したことにも触れる。

店で一番人気を頼むと「クラムレイズ」が出てきた。店員のおすすめはパンプキンのクリームチーズケーキで、どちらも1個3.2ドル。袋に最初から大量のナプキンが入っていたことには、「何がSDGsや」、大量生産・大量消費がアメリカだと皮肉を言う。

味については、一番人気のドーナツは甘いドーナツ、パンプキンの方は上品で、クリームチーズもしつこくなく、全体にほどよいと評価した。スタバの菓子より二段階ほど上のイメージだと言うが、本人はそのスタバの菓子を食べたことがないと断っている。値段はそれなりにするが確かにうまく、結構おすすめだという。日本の初出店では7時間待ちの行列ができたらしいとも話し、そのために並ぶ人を茶化している。

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深夜のユニオンステーションから宿へ:話者流の「防犯対策」

午後11時45分、話者は再びシャトルバスでユニオンステーションに戻り、注意喚起として最近の事件を紹介する。9月10日深夜23時過ぎ、話者が泊まっているホステルから歩いて5〜6分ほどの場所で、ドジャース戦帰りの複数の日本人が銃を突きつけられるなどして強盗に遭った。命は無事だったという。日本政府は、深夜の移動や徒歩移動を避け、日本人だと容易に分かる服装をしないよう呼びかける声明を出した、と話者は伝える。

そのうえで、タクシー代は払えないがどうしても大谷が見たいという人向けに、ユニオンステーションからダウンタウンまでの40〜50分の道のりを「なるべく安全に帰る方法」を教えると言う。ユニオンステーション周辺も治安が良いとは言えず、女性と一緒なら正直歩かない、責任が取れないから、とも付け加える。

話者が挙げる対策は四つある。第一に、堂々と前を見て歩き、キョロキョロしない。よそ者だとばれるからだ。第二に、襲ってくる相手がいたら絶対に許さないと心に誓い、気迫を顔に出す。実際にやるかは別で、気迫の問題だという。第三に、とにかく走る。自分が強盗なら歩いている人を狙い、わざわざ走っている人は狙わないからで、話者はこの方法で世界各地の危険地域を乗り越えてきたと語る。「徒歩はダメと日本政府も言っているから、走ればいい」という冗談も添えている。第四の「一番大事な」対策として、上半身裸になることを挙げる。日本人だと分かる服装が危ないのなら、深夜に裸で走る「頭のおかしいやつ」に見えればいい、悪魔を倒すには自分が悪魔になればいい、という理屈で、明らかに冗談を含んだ提案である。

道中にはテントや段ボールハウスが続き、話者は「これが世界一裕福な国」と皮肉る。夜11時以降のロサンゼルスで出歩いている人間にまともな人はいないと思っていい、とも言う。事件のあった7番街とグランド・アベニューの交差点付近は、話者の目には明るく人通りも多く、ぱっと見は全然大丈夫に見えた。それでもこういう場所で強盗が起きるのがロサンゼルスであり、だから走った方が安全だ、と話者は繰り返す。動画は「人生は勉強や。死んだらあかん」という決まり文句で締めくくられ、死なないために走るのだと結ばれている。