未経験からアクセンチュアを狙うなら今か:転職系YouTuberサラタメが挙げる理由と3つの懸念

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概要

転職情報を発信するサラタメは、コンサル業界への転職を考える人がいま最も狙うべき会社としてアクセンチュアを挙げる。業界経験者だけでなく、未経験者にも勧めるという。根拠として話者が挙げるのは、1年以上続いた採用抑制からの急回復である。本動画では、アクセンチュアの事業の特徴、転職のメリット4つと懸念点3つを説明し、どんな人に向くかを論じている。内定を取るための具体的なノウハウは別の限定動画で扱うとしている。

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世界最大級で、ITに強いコンサル企業

話者によれば、アクセンチュアについて押さえておくべき点は2つある。世界最大級のコンサル企業であること、そしてITに非常に強いことだ。

規模について話者は、世界全体の従業員が約80万人、展開国は約50カ国と紹介する。比較対象として挙げるのが、大手コンサルの「ビッグ4」の中で最大のデロイトだ。デロイトでも約50万人なので、アクセンチュアはそれより約30万人多いという。日本だけでも約2.5万人の社員がいる。拠点は東京と大阪のほか、地方のDXを推進する「テクノロジーセンター」が札幌、仙台、福島、前橋、名古屋、京都、福岡、熊本にある。話者は、全国で働く機会があることも面白い点だと述べる。

ITの強さについて、話者は守備範囲の広さを強調する。アクセンチュアは「上流から下流まで」、つまり中長期の経営戦略の策定から、それを実行するためのITシステム導入や実務までを一気通貫で手がける。マッキンゼーやBCGのような戦略ファームが担う戦略策定から、富士通や日立のようなSIerが担うシステム導入まで、1社でカバーするのが強みだという。

5つの事業領域と「アクセンチュアモデル」

アクセンチュアは5つの事業領域に分かれており、話者はここを覚えておくよう繰り返し求める。領域ごとに採用窓口も分かれているからだ。5つの領域は次の通りである。

  • ストラテジー&コンサルティング:経営課題の解決
  • テクノロジー:ITシステムの導入、データやAIの活用
  • オペレーション:BPO、アウトソーシング領域
  • インダストリーX:製造業領域のDX推進
  • アクセンチュア ソング:デジタルマーケティング

ITの仕事をまとめて1社で請け負うこのビジネスモデルは「アクセンチュアモデル」とも呼ばれる。話者の説明では、2000年代にIT業界が盛り上がり、DXが進んだ流れにこのモデルがはまり、アクセンチュアは一気に成長して世界最大級のコンサルファームになった。このモデルは強固なため、ビッグ4やベイカレント、さらには戦略ファームも、戦略だけにとらわれず一気通貫で対応する方向に追随しているという。

なぜ「今」がチャンスなのか

話者が今を好機と見る理由は、採用の停止と急回復にある。2024年の10月頃までの約1年間、アクセンチュアは若手の未経験者をほとんど採用していなかった。それを取り返すように、現在は未経験の若手も含めて積極的に採用しているという。

話者は誤解のないよう補足している。5つの領域すべてで採用が止まっていたわけではない。最も絞っていたのはストラテジー&コンサルティングだった。この領域は2020年から2022年頃には最も幅広い人材を採用していた。しかし2024年にはほぼ経験者のみ、場合によってはマネージャー以上に限った採用になり、未経験者には厳しい状況だった。

それが2024年11月頃に一転し、積極採用に方針転換した。ただし話者は、方針を変えてもすぐには採用できないと説明する。個人の転職活動と同じ理屈だという。転職すると決めても、書類提出、面接、内定承諾と進めば3カ月から半年はかかる。アクセンチュア側も同様で、エンジンがようやく温まり、2025年に入って本格的にアクセルがかかった状態だと話者は見ている。

具体的な数字として、話者は自身の調査をもとに、5領域合わせて少なくとも2000名以上を採用する必要がある状況だと述べる。アクセンチュアは8月決算なので、期末の8月末までに採用目標を達成しなければならない。実質的な勝負は7月末頃までで、残りは4月から7月の4カ月しかない。そうなると毎月500名程度を採用する必要がある。話者によれば、採用が非常に多いといわれる企業でも年間の採用目標は200〜300名程度だ。月500名は年間目標としても多い規模で、それを4カ月連続でこなさなければならない。話者はこれを「異次元」の採用目標と呼び、人が全く足りていない今こそ入り込むチャンスだと主張する。

メリット1:採用の間口が広い

話者は転職のメリットとして4つを挙げる。1つ目は採用間口の広さだ。ビッグ4を含む総合系の大手コンサルの中で、アクセンチュアは断トツで間口が広いと話者は見ており、特に未経験者に勧めている。

未経験者が内定を得られるパターンとして、話者は3つを示す。

1つ目は「若いキラキラ系」である。年齢はおおむね30歳くらいまでの若手で、学歴はGMARCH以上の大学卒。職歴は上場企業や国家公務員など、いわば「キラキラルート」を歩んできており、転職回数も多くない。履歴書上のキャリアが輝いている人を、ポテンシャル採用で取る枠だ。話者によれば、この枠が長く止まっていたが、今なら狙える。チャンネル視聴者にはこの層が多いと話者は考えている。

2つ目は「ITスキル系」で、SE、ITエンジニア、プリセールスなど、ITの文脈があるキャリアの人を指す。

3つ目は「専門スキル系」だ。話者は一言で説明するのは難しいとしつつ、プロジェクトマネジメント、経営企画・事業企画、課題解決型の営業、会計、マーケティング、生産管理、物流などで一定の専門スキルを持つ人を例に挙げる。

こうした全方位的な内定のチャンスが、世界最大級のファームにあること自体が大きなメリットだと話者は評価する。

メリット2:ワークライフバランスがよい

2つ目のメリットはワークライフバランスだ。話者は、アクセンチュアがコンサル業界の中でかなりホワイト寄りの会社だと断言する。10年ほど前は「鬼ハードワーク企業の代名詞」のような存在で、労基に目をつけられているという話もあったという。しかし2015年頃から「プロジェクトプライド」という全社的な働き方改革を進め、大きく変わった。口コミサイトを見ると、10年以上前と最近とで評価がだいぶ違うのが面白いと話者は言う。

具体的には残業時間の規制が厳しい。若手メンバーは月45時間以上残業できない仕組みで、超えると警告が出て管理するマネージャーが叱られる。リモートワークについて話者は、コロナ期にあったフルリモートは今はないものの、週2日程度なら活用できる状況のようだと説明している。

ただし話者は注意も添える。ワークライフバランス目当てで転職するのは勧めない。コンサル業界には、何よりビジネスパーソンとして成長したいという人が行くべきだという。ワークライフバランスにかなり配慮しているファームではあるが、チームやプロジェクトによってはハードワークの期間もある。

メリット3:年収が高い

3つ目は年収だ。話者が示す想定年収は次の通りである。20代前半のアナリストで約600万円。20代後半にコンサルタントへ昇進すると約900万円。30代前半でマネージャーになると約1200万円。

話者が特に強調するのは、間口の広さと年収の高さの組み合わせだ。入社ハードルが高い他の大手コンサルと同等の年収を得られるのに、採用の間口は広い。この「合わせ技」が非常にお勧めできる点だという。

メリット4:成長とキャリアアップ

4つ目は成長できること、キャリアアップできることだ。話者によれば、アクセンチュアは巨大なファームで、さまざまな業界にさまざまなサービスを提供している。プロジェクトの種類も非常に豊富なので、幅広い経験を積める。最先端のITやテクノロジーといえばアクセンチュアであり、新しい技術やトレンドに取り組む機会も多い。アクセンチュアほどの規模になると、トレンドに乗るというより生み出す側だと話者は述べる。

成長の結果として、次の転職は「無双できる」「余裕」だと話者は言う。中身の成長だけでなく、履歴書に「アクセンチュア」と書けること自体が強い。応募書類で足切りされることはほぼゼロになるといってよいだろう、というのが話者の見立てである。

懸念点1:マネージャーより上を目指すのが難しい

一方で話者は、懸念点を3つ挙げる。いずれも、若手未経験者を大量に採用するという強みの裏返しだという位置づけで、本当に重要なのは3つ目だけだとも述べている。

1つ目は、マネージャーより上への出世が難しいことだ。コンサル業界の役職は一般に、年収500〜600万円程度のアナリストから始まる。そこからコンサルタント、シニアコンサルタント、マネージャー、シニアマネージャーと進み、最終的には年収1500万円から5000万円、1億円にもなるパートナーへ昇進していく。

話者の推測では、アクセンチュアでもシニアコンサルタントまでは行ける。しかしマネージャー以降、特にパートナーになるのは難しい。若手を積極採用しているため若手層が分厚すぎる一方、重要ポジションは限られているからだ。マネージャーやシニアマネージャーの枠はある程度増やせても、パートナーの枠はそう簡単には増やせないと話者は考える。

ただし話者は、これは十分対策できるとする。ずっとアクセンチュアにいる必要はなく、他のファームに移ればよい。コンサル業界全体が盛り上がっており、独立系やブティック型と呼ばれる小規模なファームにも、成果もやりがいも報酬も働き方もよいところがある。アクセンチュアの看板を使ってそうしたファームに移り、マネージャーやパートナーを目指すのも十分ありだという。

懸念点2:出世後のワークライフバランス

2つ目の懸念点は、出世した後のワークライフバランスだ。話者はこれが自身の推測の域を出ないと断っている。

確実なのは、若手の残業には配慮されていることだ。ただ、月45時間以内に収めようとすれば、終わらない仕事は必ず出る。そのしわ寄せはマネージャーに行っているだろうと話者は予測する。口コミサイトを調べた範囲でも、若手は健やかに働けているようなコメントがある一方、マネージャー以上はしわ寄せでハードワークしているような口コミが見られたという。

とはいえ話者は、懸念点1と2はいずれも長期的な話なので致命的ではないと見ている。長期的に解決される可能性もあるからだ。

懸念点3:面接より応募が難しい

話者が最も重要だとするのが3つ目、「面接より応募が難しい」問題である。1と2は推測を含むが、これは推測ではなく間違いないと話者は強調する。

アクセンチュアへの転職で難しいのは、面接を切り抜けることよりも、そもそもどのポジションに応募するかだという。募集ポジションは合計で約200ある。5つの事業領域それぞれに募集枠があり、話者が直近で調べた時点では、ストラテジー&コンサルティングで37、テクノロジーで84、アクセンチュア ソングで30の枠があった。多すぎてどれを受ければよいか分からない。

話者によれば、内定を取れるかどうかは、この約200のポジションから自分に合った募集枠を的確に選べるかにかかっている。募集枠は細かく分かれているので、条件に合致していれば細かくフィットしており、選考自体はそれほど難しくない。逆に選び方を誤ると、募集枠と無関係な応募書類になってしまう。書類が通過せず、面接にすら進めないという。具体的な選び方について、話者はこの動画では語らず、別途配布する限定動画で扱うとしている。

どんな人に勧めるか、勧めないか

まとめとして話者は、大手コンサルに転職したい人なら言ってしまえば全員に勧められると述べる。経験者にも勧めるが、特に受けてほしいのは未経験者で、コンサル業界に入りたい未経験者には「受けない理由がない」という。ただし、前述の3パターン(若いキラキラ系、ITスキル系、専門スキル系)のいずれかに合致しないと、結局内定は取れないとも付け加えている。

あえて勧めない人を挙げるなら、大手コンサルの中でどうしても行きたい特定のファームがある人だと話者は言う。例えば「絶対PwCでなければ嫌だ」という人や、マッキンゼー、BCG、A.T.カーニーのような戦略コンサルにしか行きたくない人だ。

しかし話者は、こうしたこだわりの多くは勘違いだろうと考えている。アクセンチュアは守備範囲が広いので、PwCでできることはアクセンチュアでもできるはずだという。マッキンゼーの方がより上流ではあるが、アクセンチュアにも戦略特化の部門があるので、そこでできないことはないはずだとする。話者が把握できないほど解像度の高いこだわりなら別だが、そうでなければ勘違いのことが多いだろう、というのが話者の見方だ。

最後に話者は、アクセンチュア以外にも、ビッグ4の一角で若手を積極採用しているファームがあると触れる。アクセンチュアと併願してもよいという。ただし、そのファーム名や詳細はこの動画では明かさず、ポジション選びの方法とあわせて限定動画で扱うとしている。