ニック・ウォーカーが第20代ミスターオリンピアに 予選の貯金でサムソン・ダウダの猛追を振り切った一戦

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概要

1965年の初開催以来、ミスターオリンピアに20人目のチャンピオンが誕生した。ニック・ウォーカー(本名ニコラス・ウォーカー、身長170cm、32歳)である。プロ転向から6年、これまでの自己最高順位は3位で、昨年は6位だった。この動画の話者は、今年のニックを「間違いなく彼の人生で最高の体」と評し、スコアの推移と各ポーズの見どころを解説している。

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弱点だった腹回りを強みに変えた

話者が最も大きな変化として挙げるのは腹部である。近年のニックは腹回りが弱点とされてきたが、今回はそれを強みに変えていたと話者は言う。トップ4の中で腹筋が最もよく見えたのはニックで、もともと一つひとつの腹筋が巨大な体質を存分に生かしていた。話者が「1丁目1番」の課題と呼ぶ腹のコントロールも完璧で、比較審査が長時間続いても崩れなかったという。

8月に行われたタンパ・プロからの短い期間で見栄えを劇的に改善してきた点も、話者は評価している。フロント、サイド、バックのどのポーズでもセパレーションがはっきりし、立体的に見える。ボリュームを失わずに仕上がりがシャープで、硬さもある。8つの規定ポーズのうち特に際立って見えるものがいくつもあった、というのが話者の見方だ。

背の高い選手に囲まれてもサイズで負けない

トップ6には背の高い選手が多かったが、170cmのニックはサイズでまったく引けを取らず、むしろバルクで押していたポーズがいくつもあったと話者は述べる。予選と決勝を通じて硬質な見た目を保ち、減量でカロリーが枯渇した状態でありながら張りのある体を維持していた点も「あまりにもパワフル」だったという。ニックネームの「地球外生命体」の通りだった、というのが話者の感想である。

スコアの推移 予選1位、決勝2位で逃げ切り

話者はスコアカードをもとに順位の動きを説明している。前日の予選ではニックが1位、前年チャンピオンのデレク・ランスフォードがわずか1ポイント差の2位、2024年のオリンピア王者サムソン・ダウダが3位だった。

ところが当日の決勝では、よりシャープな状態で現れたサムソンが満点の5ポイントで1位の評価を得て猛追した。決勝の順位はサムソン1位、ニック2位、デレク3位で、予選とは入れ替わる形になった。話者はこれを珍しい展開であり、見応えのある激しい争いだったと振り返る。

最終的には、予選で作ったリードを守ったニックが合計18ポイントで総合1位となった。サムソンとの差は2ポイント、デレクとの差は4ポイントで、話者はこの僅差をレベルの高さの証明と捉えている。前日3位から決勝で満点1位まで上げたサムソンについても「ミスターサタデーナイト」と呼んで称えた。

上位10人全体についても、ここ10数年で最高レベルのラインナップだったと話者は評価する。体の構造のタイプが異なる選手同士の戦いが見られたことに興奮したという。

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ポーズごとの見どころ

動画の後半では、話者がニックのポーズ映像を見ながら個別に解説している。

フロントリラックスはニックの武器で、この時点で腹筋の上段がすでに食い込んで見え、2段目・3段目の腹筋も「おかしいサイズ」だと話者は驚く。腕、腹筋、脚のセパレーションと硬さ、サイドチェストで見える脚の大きさ、弾丸のような上半身の厚み、上腕のサイズを挙げ、今年のアーノルド・クラシックやタンパ・プロの時よりも良く、過去最高のニックだと述べた。

バックダブルバイセップスについては、腕・脚・背中のすべてが世界水準だと評価する。ラットスプレッドでは、背中の筋肉の付着位置の低さによる巨大な背中と、胸の張りに注目している。ニックはブロッキーな体型だが、今回は見栄えの悪さを感じさせず、シェイプの悪さが気にならなかったという。一方で、ある角度からは腰(あるいは背中)が厚く見えるという指摘もしている。

歩くたびに脚にストリエーションが入る点、そして上腕二頭筋の圧倒的なサイズも強調された。話者は二頭筋のサイズをプロリーグでナンバーワンとし、尖ったピークのある形も特徴だと説明する。こうした際立つポーズがいくつもあり、それを岩のような硬い質感で見せられることがニックの強みだ、というのが話者の結論である。

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まだ32歳、これからの期待

話者は、まだ若いニックがこれで初優勝を果たしたと位置づけ、今後に期待を寄せている。32歳にしてすべての筋肉が「熟成されている」と述べ、完成形の「地球外生命体」として動画を締めくくった。