小規模証券会社からマイナビへ 年収とスキルを立て直した26歳営業職の転職体験

YouTubeで開く ↗
概要

転職系YouTubeチャンネル「サラタメ」のサラタメさんが、小規模な証券会社からマイナビに転職した吉田さん(26歳)にインタビューした動画である。テーマは、学歴や職歴に自信がない若手がどうキャリアを立て直せるかだ。サラタメさんは冒頭で、今はマイナビへの転職が「かなりおすすめ」だと話す。対象は、営業経験がない人や、営業経験はあっても条件の良くない会社で働いている人だという。

9分で読めます

なぜ今マイナビなのか:サラタメさんの見立て

サラタメさんによれば、これまでチャンネルでキャリアの立て直し先として勧めてきたのはリクルートだった。しかし「表で言っていいのか分からない」と前置きしたうえで、リクルートは昨年まで大量に採用していたのに、今は採用ストップに近いほど絞っており、その傾向は当面続きそうだと述べる。そうした状況でのベストな選択肢の一つがマイナビだ、というのがサラタメさんの主張である。

吉田さんは、この転職トレンドを踏まえ、サラタメさんが公式LINEで紹介している転職エージェントを使って内定を得た。サラタメさんは吉田さんの経歴を、偏差値の低い大学(本人がそう話していたという)を卒業し、ほとんど知られていない小さな証券会社で個人向け営業をしていた、と紹介する。

転職前の状況:成績上位でも年収320万円

吉田さんは前職で入社3年目だった。自身の成績について「自分で言うのもおかしい」と断りつつ、新人の中では良く、年間1位で表彰されたこともあると話す。それでも年収は320万円程度だった。成績を上げても賞与にあまり反映されず、結局は会社の業績次第だったのではないかと吉田さんは振り返る。サラタメさんは、証券会社は給与が良いというイメージがあったが、賞与込みでも月30万円に届かない計算になると驚いている。

転職を決めた3つの理由

転職の一番の理由として、吉田さんは収入とスキルを上げたかったことを挙げる。前職の上司たちを見ていても「あんまキラキラしてない」と感じ、課長や部長になった自分もこうなるのかと思うと不安になった。

収入面では、課長・部長クラスでも年収は500万〜600万円程度、部長でもおそらく800万円には届いていないと吉田さんは見ている。昔は高かったのだろうが、小規模な証券会社は規模的に縮小を続けており、顧客がネット証券に流れて手数料も下がるため、事業としても不安を感じていたという。

スキル面では、上司に同行してもらっても、論理的な営業トークをしているわけではなく、顧客と仲良くなって商品を買ってもらうスタイルだった。吉田さんは、もっと理論的に営業できるスキルを身につけた方が将来のためになると考えた。

三つ目は仕事への納得感である。ネットで買えば手数料が安いのに、自社経由だと高くなる商品があり、「自分で学んでもらえれば手数料がかからないのに」という心苦しさがあった。値上がりが見込みにくいと感じる商品もあったが、「この金融商品は年間でこれくらい販売する」という部署の目標があった。サラタメさんは、仮にセールストークが上達して売れるようになっても「これでいいのか」という気持ちになりそうだと応じ、給与・スキル・正義感の3点を吉田さんの転職理由としてまとめた。

自己採点は100点

転職の結果を自己採点してもらうと、吉田さんは「100点ですね」と即答した。後悔はまったくなく、給与が上がり、スキルも伸びていて、仕事内容にも納得しているという。

良かった点①:年収は400万円台前半に

年収は320万円ほどから、現在は400万円台前半に上がった。動画冒頭でサラタメさんは「年収80万アップ」と紹介し、インタビュー中では「約100万ぐらい上がった」と表現している。前職の水準が低かったこともあるが、生活は大きく変わるとサラタメさんは話す。

良かった点②:仲良し営業からロジカルな法人営業へ

現在の仕事は求人広告の営業で、相手は企業の社長や人事担当者である。前職では、個人客と友達のように話せるようになると信頼を得て商品が売れる感覚だった。今は馴れ馴れしい言葉遣いはまったくできず、提案資料もきちんと作らないと顧客が納得しない。サラタメさんはこれを「仲良し営業からロジカルな営業への変化」と表現し、吉田さんがもともと望んでいた方向の変化だと評価する。

扱う商材の幅が広いことも吉田さんのやりがいになっている。特定の商材を売らなければならないわけではなく、顧客に合った商材を提案できる。そのため、前職で抱えていた正義感の面でも、自信を持って仕事ができるようになった。家族や友人からも「良かったじゃん」「すごいね」と言われるという。

良かった点③:営業職でもリモートワーク

働き方の面では、前職は顧客の自宅訪問や来店客の対応など対面中心だったが、現在はリモートワークができる。頻度は週1〜2回で、吉田さんは週1回あるかないかでメンタルがかなり違うと話す。営業職でリモートワークができるとは思っておらず、リモート枠があると知ったのは選考の途中、面接の段階だった。

人間関係:厳しくなったが、それを前向きに受け止める

サラタメさんは情報収集の中で、マイナビは評判が良い一方で体育会系の面もあると聞いていたという。この点を尋ねると、吉田さんは「前の会社の方々が優しすぎた」としたうえで、確かに厳しくはなったと答える。怒られることはないが、顧客への提案に向けたロールプレイが増えるなど、教育面での厳しさが増した。

吉田さんはこれを自分のためになると捉えている。前職では「ここはこうした方がいい」といった教育的なフィードバックがあまりなく、優しすぎることがかえって不安だったという。サラタメさんは、このチャンネルでインタビューする20代には、優しすぎる職場に不安を感じたという人が多いと付け加えた。

きつい点①:リモートでの商談に苦戦

マイナビのきつい点として吉田さんがまず挙げたのは、リモートワークへの対応である。現在は対面営業も交えているが、会社全体がリモート中心に移行しつつあり、アポを取るときはリモートにするよう求められる。リモートに慣れていないと売れるものも売れなくなるため、ここは苦戦しているという。サラタメさんも、資料作成などの一人仕事ならリモートは快適だが、交渉やクロージングをリモートでやるのはハードルが高そうだと同意する。高齢の個人客への対面営業から、社長や人事へのリモート営業に変わったことを、サラタメさんは「レベルが4つぐらい上がった」と表現している。

きつい点②:テレアポ、残業、ノルマ

業務量について、吉田さんは営業なのでテレアポをしないと成績が上がらないと話す。入社直後はかなりテレアポをしていた。今はそれほど多くないと感じているが、それでも1日30〜50件ほど新規の架電をしている。既存顧客の対応が多い日はできないこともある。チームの予算は既存顧客で達成できるが、個人の数字を上げるには新規開拓をした方がよい、という位置づけだという。

残業時間は前職・現職とも月30時間ほどで、大きくは変わらない。ただ前職には、始業(8時20分)の30分〜1時間前に出社して日経新聞を読む習慣があり、その時間は残業に含まれていなかった。7時半ごろに出社し、18時半〜19時ごろまで働いていた。現職は9時ごろ始業で20時前には帰るため、実質的には今の方が労働時間は短いかもしれないと吉田さんは話す。サラタメさんは、証券会社でよく聞く朝の新聞を読む時間について、大手では残業に含めているようだが、小規模な会社では自習扱いになっている印象があると述べた。

さらに微妙な点を挙げるよう求められると、吉田さんはノルマの厳しさを挙げた。まだ1年目なのでそれほど課されていないが、先輩のノルマを見ると大変そうだと感じている。

転職活動で大変だったこと

初めての転職活動で大変だったのは、面接練習と応募書類の作成だった。サラタメさんは、吉田さんはコミュニケーション力が高く面接は問題なさそうに見えると言う。しかし吉田さんは、転職理由や転職の軸を考えたことがなかったので、それらを整理し、どんな質問が来るかを予想して準備するのに苦労したと答えている。

成功の秘訣①:通勤中のYouTube

秘訣としてまず吉田さんが挙げたのは、とにかくYouTubeを見たことである。車通勤だったため、車内にスマートフォンを固定してサラタメさんの動画を聞き流していた。

サラタメさんは、自身が転職YouTubeを始めた経緯をここで語っている。最初の転職のときに分からないことだらけで本も読んだが、転職本をかばんに入れておくと、会社で落としたときに「お前転職するのか」となりかねない。移動中に聞き流せてスマートフォンの中に収まるYouTube動画は転職と相性が良いと考えて始めたため、吉田さんのような使い方をしてもらえて嬉しいと話した。

成功の秘訣②:転職エージェントによる書類添削と面接対策

YouTube以外の秘訣は転職エージェントの活用である。書類作成に慣れていなかったため、エージェントに添削してもらった。吉田さんは「これをやっていなかったら今ここに入れていない」と振り返る。面談は4〜5回ほど行い、最も助けになったのは面接対策だった。サラタメさんによれば、このエージェントはリクルートが最も得意だがマイナビにも強い。吉田さんも、面接で聞かれる質問や、どういう方針で答えればよいかまで教えてもらえたと認めている。

吉田さんがこの支援の重要性を感じた例として、友人の話がある。吉田さんは友人にマイナビを紹介して受けさせたが、書類選考で落ちた。その友人はエージェントを使わずに自力で応募しており、吉田さんは、伝えるべき点を書類にきちんと書けていなかったのだろうと推測している。サラタメさんは、前職の同僚に「自分が行けたからお前も行ける」と言っても、誰もが内定を取れるわけではない、難しい内定だと述べた。

サラタメさんのまとめ:誰にチャンスがあるのか

インタビュー後、サラタメさんは改めて、キャリアを立て直したい人、特に営業未経験者や条件の良くない会社で営業をしている人に、今マイナビを勧めている。偏差値の低い大学の出身でも、スキルが身につかない職場にいても、準備をすればチャンスはあるという。具体的な条件としてサラタメさんが挙げたのは、4年制大学卒であることと、20代〜30代前半ぐらいの若さの2つである。

営業未経験でもチャンスがあるとして、サラタメさんは同じエージェントを利用した人の例を紹介した。アパレル店舗での接客経験しかない人や、市役所での業務経験しかない公務員でも、実際に内定を取れているという。動画は、若手でキャリアを立て直したい人は、未経験から無形商材の法人営業への転職支援を得意とするエージェントを使い倒してほしいという呼びかけで締めくくられた。