転職系YouTuberのサラタメ氏が「HR SaaSのリーディングマーク」を今狙うべきと勧める理由

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概要

転職情報チャンネルを運営するサラタメ氏は、SaaS業界やIT業界に未経験から入りたい人に向けて、「今SaaS業界に転職するならここを狙う」という企業を紹介している。挙げたのは、社員約150名のHR(人材)領域のSaaS企業、リーディングマークだ。視聴者の9割以上は知らないだろうが、事業の可能性と働きやすさのバランスが良い会社だというのが話者の評価である。動画では、会社の概要、今勧める理由、転職者から見たメリット4つと懸念点3つを説明し、最後にどんな人に向くかを示している。話者は同社について「勝手に解説しているだけなので忖度する必要はない」と前置きし、懸念点も率直に伝えるとしている。

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創業15年・社員150名という規模を評価する

リーディングマークは、東京大学出身の飯田社長が2008年に創業した会社で、創業から15年ほどが経ち、社員数は約150名である。話者はこの規模をまず評価している。創業5年未満で社員が100名未満、あるいは50名未満のような会社はベンチャーらしさが強すぎて混沌としていることが多く、勧めにくいという。一方、創業10年以上で社員100名以上になると一定の仕組みが整っている。それでいて1,000名、1万名規模の会社と比べればベンチャーらしさも残っている。話者はこのバランスが良いと見ている。

HR SaaSの市場は大きく、各社がそれぞれの強みで稼いでいる

事業領域についても話者は前向きに評価する。HR領域のSaaSには、SmartHR、カオナビ、ラクス、freeeといった企業がひしめいており、レッドオーシャンと言えばレッドオーシャンだ。ただ、市場規模が非常に大きいため各社とも利益を上げているという。

話者の説明では、各社はサービス内容が重なりながらも強みが異なる。SmartHRはタイムカード管理や社会保険の手続きといった人事労務の効率化に強い。カオナビは、在籍社員がどんな仕事をしてきたか、何が得意かといった能力を管理するタレントマネジメントに強い。ラクスやfreeeは会計領域のSaaSから進化してHR領域に参入してきたため、給与計算と経費精算に強みがある。HR領域は市場が大きいので、多くの会社がそれぞれの強みを活かしながら稼げている。まずこの構図を覚えておいてほしい、と話者は言う。

強みは適性検査「ミキワメ」と、在籍社員データを使ったミスマッチ防止

リーディングマークの独自性は適性検査にある。同社は「ミキワメ」という適性検査サービスに強みを持つ。類似サービスとして話者が挙げるのは、最大手のSPIのほか、クレペリン、玉手箱、GABなどだ。そのうえで、ミキワメの独自性を3点に整理している。

1点目は、短時間で精密な検査ができることだ。一般的な性格診断は30〜40分かかるが、ミキワメは心理統計学に沿った設計で、わずか10分で性格診断ができるという。

2点目は、話者が「一番面白い」と言うミスマッチ防止の仕組みである。競合サービスの多くは、入社のタイミング、つまり就職・転職活動の応募者にしか検査を受けさせない。ミキワメは在籍社員にも定期的に受けてもらう。これは社員の強みの把握やストレスチェックも兼ねており、検査時間が短いので隙間時間に受けられる。在籍社員のデータが集まると、自社の傾向や社員一人ひとりのタイプが見えてくる。それを応募者の結果と突き合わせれば、応募者が会社に合うかどうかだけでなく、どの部署に合いそうか、在籍社員の誰と似たタイプかまで分かる。似たタイプの社員が活躍していれば採用を前向きに検討できる。逆に、似たタイプの社員が短期離職していれば見送るといった判断もできる。10分で受けられるから在籍社員にも受けさせられ、そのデータがミスマッチ防止につながる。話者はこの流れを強みとして説明した。

3点目はカスタマーサクセスがあることだ。競合がテストと診断結果だけを提供し、活かし方は顧客に任せるのに対し、ミキワメはSaaS(サブスク)として展開しているため、結果の活かし方や採用基準づくりといった根幹の作業まで支援するという。

話者によれば、こうした点が受け入れられ、導入企業は4,000社にのぼる。東京海上日動、大日本印刷、みずほなど大手企業も導入しており、受験者数は130万人を超えた。プロダクトが市場に受け入れられた、いわゆるプロダクトマーケットフィット後のフェーズにあることを話者は強調している。

なぜ「今」なのか:16億円の資金調達と大量採用

話者は、今がまさに狙い目であり、なんなら1か月ほど動画を出すのが遅かったくらいだと語る。理由として挙げたのは、2025年2月5日の発表で約16億円の資金調達をしたことだ。この資金は採用の原資になると見られる。さらにリリースには、既存のミキワメにAIを組み合わせた「ミキワメマネジメント」のような新サービスを展開するとあり、人手が必要になることが分かるという。

話者は独自に内部の情報も集めたとして、採用の数字にも触れた。インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスといったセールス職だけで、直近1か月ほどで約20名を採用しなければならない差し迫った状況だという。今後1年では約70〜80名のペースで、職種を問わなければ年間100名ほどが目標になっているらしい。資金調達、AIを組み合わせた新サービス、高い採用目標という流れがつながっているので、今がチャンスだと話者は結論づけている。なお、これらの採用数は話者が取材で得た情報として語られたものである。

メリット1:HR SaaSの領域に入れば「儲けもの」

転職者から見た最大のメリットとして、話者は「地味に一番大事」なのが、HR SaaSの領域に入れること自体だと言う。人事に関係ない会社はないので、HR SaaSは日本のあらゆる会社に売れるサービスである。人事領域は手間が多く、日本中の会社が人事業務のDXを進めなければならない。そのため市場規模が非常に大きいというのが話者の見立てだ。

今は多くの会社が参入する群雄割拠の戦国時代である。話者は5年後、10年後には勝敗が多少分かれ、圧倒的に勝つ会社が1社生まれると予想する。ただ、その1〜2社に市場を食い尽くされるわけではなく、他の会社もそこそこ稼げるほど市場は大きいと見ている。リーディングマークについては、圧倒的なナンバーワンになる気はしないが、ミキワメを切り口に独自のポジションを築き、そこそこ稼ぐ会社にはなれるだろうと率直に述べた。

そのうえで話者は、社員の目線では会社が「ぶっちゃけ負けてもいい」と言う。リーディングマークへの転職というより、HR SaaS領域への転職として考えるべきだという主張である。例として話者が挙げたキャリアでは、間口の広いインサイドセールスで入って1〜2年経験し、フィールドセールスに移って2年、合計4年のうち2年ほどマネジメントも経験する。そうなれば、HRに限らずSaaS領域のどこにでも転職できる「無敵」の状態になるという。5年後にどこが最強の会社になっているかはAIの活用競争もあって本当に分からない。それがリーディングマークでもSmartHRやカオナビ、ラクスでも、社員としてはどこでもよい。5年ほど走ってから改めて最強の会社を選んで転職すれば、年収もポジションも働き方も大きく改善できる、と話者は語っている。

メリット2:人気領域なのに間口が広い

SaaS業界を研究すると、多くの人がHR領域の良さにたどり着く。そのため人気が高く内定の難易度も高い。SmartHR、カオナビ、ラクスといった大手は間口が狭い傾向にある、と話者は指摘する。例えば、IT系や広告など無形商材の法人営業経験が2年以上必要だったり、カルチャーマッチを厳密に見られたりする。

これに対しリーディングマークは、営業経験さえあればよいという条件だという。法人向けでなくてもよい。ただし話者は、募集要項には書かれていない実態として補足を加えている。サラタメ氏のLINE登録者で同社から内定を得た人は多いが、その実績を見るとほぼ4年制大学卒で、高卒の人はいない。そのため学歴も多少見られていると考えている。年齢については、SaaS未経験なら32歳以下でないと厳しく、27歳前後がベストだという。35歳前後でも可能性はあるが、無形商材の法人営業で実績がないと難しいと見ている。4大卒・32歳以下という条件を満たせば、あとは営業経験があればよい。人気のHR領域では珍しい広さだと話者は評価している。

メリット3:健やかに働ける

3つ目のメリットは、残業が少なめで、リモートワークも活用でき、人間関係が良いことだ。話者はまず領域全体の話として説明する。HR SaaSの会社は、ITやDXで社員の働きやすさを推進するのが使命であり、ウェルビーイングに関心のある人が集まりやすい。穏やかな気質の人が多く、家庭や生活を壊してでもハードワークしようという人は少ないため、人間関係も良くなり、働きやすさを重視する雰囲気になるという。また、働きやすさを推進する仕事には誰もが関心を持てるので、やりがいも感じやすいとしている。

そのなかでもリーディングマークは特に評判が良い、と話者は言う。公式サイトのミッションでは「働きがい」や「自己実現」といった言葉を重視している。また、同社は創業初期、ミキワメを始める前に新卒採用向けのビジネスをしており、ポテンシャル人材をどう育成するかを重視する理念が根本にある。そのため、ポテンシャル人材に優しい社風があり、SaaSやIT業界の未経験者が入って育成してもらえる環境だと話者は見ている。

口コミサイトにも、人間関係で嫌な思いはしないだろう、建設的なコミュニケーションがある、人間として成熟した人が多くフラットな関係だ、といった声があったという。一方で、ゴリゴリ成長できる混沌としたベンチャーで揉まれたい人はミスマッチを起こしやすいという指摘もあった。さらに、2018〜2019年頃の5年以上前の口コミをさかのぼると、体育会系でハードな会社だったという内容もある。話者は、部署によってはその頃の要素が残っているかもしれない、と「かなりマニアックな補足」として付け加えている。

数字としては、話者の取材では残業は月平均10〜35時間ほどで、インサイドセールスなら10時間以下とのことだ。リモートワークは週1回程度使えるという。

メリット4:縦にも横にもスピーディにキャリアアップできる

最後のメリットは、昇格の速さ(縦)とキャリアパスの多彩さ(横)の両方があることだ。メンバーの育成、目標設計、戦略立案に関わるリーダー職への昇進は、話者の取材によれば最短で3か月、平均で8か月だという。1年以内に一般メンバーからリーダーになるのは異常なほど速い、と話者は評している。

横の動きについては、インサイドセールスで入社した人が3か月でフィールドセールスに移った例や、半年ほどでマーケティング職に異動した例が実際にあるという。本人の頑張りと希望は必要だが、こうした実績がすでにあることを話者は面白い点として挙げた。

懸念点1:仕事の難易度は高い

懸念点の1つ目は、仕事の難しさである。これもリーディングマークに限らず、HR SaaS領域全体の特徴だと話者は言う。人材の採用と定着は企業の生命線であり、そこに関わるサービスなので、購入する側もかなり厳しく精査する。そのため売るのが難しく、営業職全般、そしてSaaS業界のなかでも難易度はかなり高い。ぬくぬく楽に働きたい人には厳しいという。

ただし話者は、HR SaaSのなかではミキワメは比較的売りやすいかもしれないと補足する。SmartHRの人事労務、カオナビのタレントマネジメント、ラクスの給与計算などは、導入となれば人事情報や経理情報を丸ごと入れることになるため、部分的に無料で試すのが難しい。これに対しミキワメは適性検査なので、在籍社員には受けさせず、今年度の一部の採用だけ、あるいは数名の応募者だけ無料で試してみませんか、という提案ができる。そのため、全体としては難しい領域のなかでやや難易度が低いというニュアンスを話者は付け加えた。

懸念点2:5年後に見直しが必要

2つ目は、骨を埋めるつもりで入るのは微妙だという点だ。話者の勧めは、間口の広い会社に入ってHR SaaS領域に足を踏み入れることが目的であり、今後の転職も視野に入れた転職になる。話者はリーディングマークが駄目になるとは言っておらず、適性検査という切り口やAI活用の開始から可能性はあると繰り返している。ただ、10年後にどこがどんなポジションを確立しているかは、今のトップ企業でも分からない。10年後の姿は5年後くらいには傾向が見えてくるので、正確に先読みしようとするより、5年後に再点検して、必要なら再度転職すべきだというのが話者の考えである。

懸念点3:年収は安くはないが普通

3つ目は年収だ。やりがい、ワークライフバランス、キャリアアップ、採用の間口とすべて良いので、年収も高いと勘違いされないよう補足したいと話者は言う。話者の調査では、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスで入社した場合の想定年収は420万〜700万円程度である。

上限の700万円に近づけるのは、IT、人材、広告など無形商材の法人営業で高い実績がある人や、マネジメント経験がある人だという。無形商材や営業の経験がない未経験者は、下限に近い420万〜450万円程度になる覚悟が必要だとしている。年に10%ほどの昇給はあるようなので入社後に上げることはできるが、特に大企業から移る人は、転職時点で年収が下がる可能性があることを覚悟しておくべきだと話者は述べている。

結論:健やかにキャリアアップしたい未経験者向け

話者のまとめでは、リーディングマークは、ミキワメを軸に好調なHR SaaS企業であり、16億円の資金調達、AIを活用した新サービス、高い採用目標から、今まさに狙い目だという。特にインサイドセールスを中心としたセールス職やカスタマーサクセス職を狙う人に勧めている。

向いているのは、話者が推すHR SaaSという「激アツ領域」に、血を流しながらではなく、健やかにウェルビーイングを保ってキャリアアップしたい人である。SaaS業界のセールス職を目指す未経験者には特に勧めたいとしている。ただし、32歳前後までの若さ、4年制大学卒の学歴、何らかの営業経験という3つが必須条件になる、と話者は念を押して締めくくった。