転職を始めるなら2025年12月だとサラタメが言う理由と、4月入社に向けた逆算スケジュール

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概要

転職系YouTuberのサラタメは、この動画で「転職活動を始めるなら今、2025年の12月だ」と主張する。根拠として挙げるのは、リクルートのデータをもとにした日本経済新聞の記事である。記事によれば、転職で賃金が上がる人の割合は過去24年で最高になっている。動画の前半では転職市場の状況をデータで説明し、後半では4月入社を目標に、日付を区切った具体的な行動計画を示している。

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求人は増えているが、倍率は下がっている

話者によると、求人募集の数は年々増え続けている。これまで新卒採用しかしてこなかった大手企業も中途採用を積極的に行うようになった。話者はこれを大きなチャンスだと見ている。

一方で話者は、同じグラフの求人倍率が少しずつ下がっている点にも注意を向ける。求人数は増えているが、転職希望者がそれ以上の勢いで増えているため倍率が下がり、競争は激しくなっている。そのうえで話者が勧めるのは、求人倍率が高い、つまり競争が緩い業界をピンポイントで狙う方法だ。

倍率の上位3つは人材、コンサル、ITである。ただしIT業界は範囲が広すぎるため、話者はその中でも成長領域であるSaaS業界を特に勧める。結果として、人材・コンサル・SaaSの3業界が直近の狙い目だとまとめている。話者はこの傾向を、時代の流れから予測できたものだと述べている。

転職で年収が1割以上上がる人は39%に

求人倍率が高ければ内定は取りやすくなる。しかし話者は、結局いちばん気になるのはお金だとして、年収の話に移る。

参照するのは、冒頭で触れた日経新聞の記事の元データである。リクルートは2002年から24年間、転職で年収が1割以上上がった人の割合を集計してきた。年収500万円の人が550万円以上で転職できたような成功例がどれだけあるか、という指標だ。グラフはリーマンショックの2009年とコロナ禍の2020年に大きく落ち込んでいるが、それ以外は右肩上がりである。特にコロナ以降の上昇が大きい。2024年時点で36%に達し、2025年の最新データでは39%まで伸びて、過去24年で最も高い水準になったと話者は紹介する。

背景にあるのは若手の人手不足だという見方

年収アップの転職が増えている理由について、話者の説明は「人手不足、特に若手人材の不足」という単純なものだ。どの企業も若手を欲しがっており、高い給料を払ってでも取り合っているという。

話者は、日本全体としては「失われた30年」と言われる停滞が続いていると認める。そのうえで、ピンポイントで景気の良い会社もあると指摘する。人材・コンサル・SaaSのような成長業界で、すでにポジションを確立している会社は、人を増やせば増やすほど売上や利益が伸びる時期に入っている。だから多少お金を出してでも人を採り、その結果、転職者の年収が上がるという構図を話者は描く。

話者自身が「超雑に言えば」と前置きしたうえで述べるのは、4年制大学卒で若く、一定のコミュニケーション力があれば、大した能力や実績がなくても転職できるという見立てだ。企業側から見れば、「ポテンシャル人材」、率直に言えば1〜2年育てれば十分に稼げる人材と映るからだという。話者はこれを、20代から33歳ぐらいまでの若い大卒者にとっての大チャンスと位置づける。

未経験者に勧めるのは人材業界の営業

どこへ転職すべきかについて、話者がいちばんに勧めるのは人材業界の営業職である。理由は2つある。人材業界は求人倍率が最も高いこと、そして元データを職種別に見ると営業職の年収アップ割合が38.8%と過去最高を記録していることだ。

SaaS業界も営業を積極的に採用しており、おすすめではある。ただし話者によれば、法人営業の経験がないと内定は難しく、未経験者にはやや厳しい。法人営業の経験がある人には強く勧めるが、そうした人は多くないため、幅広い人に勧められるのは人材業界だとしている。人材業界なら、接客経験しかない人、公務員だった人、小学校の教員だった人など、完全な未経験者でも内定のチャンスは十分にあると話者は述べる。

技術職は年収アップ幅が大きいが、経験者に限られる

営業以外では、技術職も好調だという。話者が元データで確認した数字は次のとおりである。

  • 機械・電気・化学エンジニアなどメーカー技術職:35.9%(前年は31.4%で、1年間の伸びはおそらく最大と話者は見ている)
  • ITエンジニア:43.1%

ただし話者は、技術職は営業職に比べて専門性が高く、未経験からの転職は非常に難しいと注意する。今の実態としては「ほぼ無理」な状況であり、このチャンスを生かせるのは経験者だけだというのが話者の見方である。

目標は4月入社、そこから逆算して年内に動き出す

後半は行動計画の話になる。大まかな流れは次のとおりだ。

  1. 今すぐ転職活動を始める
  2. 年末までに受ける企業の目星をつける
  3. 1月中に応募する
  4. 2月中に内定を取る
  5. 4月から新しい会社で働き始める

話者が4月入社を勧める理由は、転職希望者側と企業側の両方にある。

転職希望者側の理由の1つ目はボーナスだ。今から4月入社を目指すと、どれだけ順調に進んでも1月ぐらいまではかかるので、12月のボーナスは確実に受け取れる。2つ目は、企業を検討する段階で正月休みという長期休暇を挟めることだ。話者は「転職活動に焦りは禁物」だとし、休暇中に落ち着いて考え、家族や相談したい友人とも話し合ったうえで決断できる点を重視する。正月休みやお盆休みの明けに転職活動を始める人が多いのもこのためだという。

企業側にも理由がある。動き出す人が多い時期に求人をぶつけたいので、今から年末にかけて求人はさらに増えていく、と話者は予想する。ほかにも、3月決算の企業が採用予算を3月中に使い切りたいこと、4月入社の新卒と中途採用者をまとめて研修したいことなどを挙げ、多くの企業が4月入社で中途採用を行う時期だと説明する。

逆算すると、動き出しは年内がベストになる。1月スタートではやや慌ただしく、2月では厳しく、3月では不可能だと話者は言う。2026年2月以降にこの動画を見た人には、このスケジュールに乗るのは難しいので、次の機会を待ってほしいと述べている。

ステップ1:12月7日(日)までに自己分析を済ませる

最初のステップは自己分析である。話者は、ここでつまずく人が多いと言い、自身が作った約1時間の自己分析解説動画を勧める。動画は長いが、作業そのものは30分で終わるという。

話者が結論として強調するのは、自己分析はざっくりでよく、やりすぎてはいけないという点だ。転職に必要な自己分析と「自分探し」はまったく別物で、むしろ真逆だとまで話者は言う。自分は何者なのか、本質的な価値観や才能はどこにあるのか、といった自分探しの沼にはまらないよう注意を促している。

ステップ2:12月21日(日)までに転職サービスを選ぶ

次のステップは、企業をリサーチするための転職サービスを選ぶことだ。対象は転職サイトと転職エージェントの2種類である。

転職サイトについて話者は簡単だとしている。マイナビ転職やリクナビNEXTのような大手を使っておけば失敗しないという。

一方、転職エージェント選びは難しいと話者は強調する。大手を使っても失敗することは普通にあり、むしろ大手のほうが失敗しやすいことさえあるという。エージェント次第で転職活動の大変さや成功率が大きく変わるため、話者の結論は「優秀な特化型エージェントを使うべき」である。優秀なエージェントとそうでないエージェントを見抜く「悪魔の質問」については、前述の自己分析動画の48分7秒あたりから解説していると案内している。

ステップ3:12月末(正月休み明け)までに応募先を絞り込む

3つ目のステップは、どの企業に応募するか目星をつけることである。話者がここで最も大事だとするのは、大量応募をせず、応募先を絞り込むことだ。

例外もあると話者は認める。転職回数が極端に多い人や、30代後半から完全未経験の仕事を狙う人など、明らかに難易度の高い転職では大量応募するしかない場合もある。しかし一般的な転職活動であれば、1社ずつ入念に選考対策をすべきなので、応募先は絞るべきだという。目安は、最初の応募を5社程度、多くても10社以内にすることだ。応募先を増やすのは、落ちてから継ぎ足す形にする。大量応募は「百害あって一利なし」で、慌てるだけだと話者は言う。

絞り込むには、ステップ1の自己分析結果とステップ2で集めた求人情報を見比べ、じっくり自分と向き合う時間が必要になる。だから年末年始の長期休暇を使いたい。そのためにはステップ1と2を年内に終えておく必要があり、結局は今から動き出すしかない。これが、話者が12月の開始にこだわる理由である。

ステップ4以降と話者の結論

応募以降のステップについては、話者は約2時間の転職活動解説動画の45分以降で詳しく扱っているとし、その段階になってから見れば十分だとしている。

最後に話者は、転職市場が過去24年で最も盛り上がっていることを改めて強調する。業界では人材・コンサル・IT、職種では営業、ITエンジニア、メーカー技術職が特に好調だという。これらに当てはまる人は今すぐ準備を始め、できるだけ2025年のうちにスタートを切るべきだ、というのが動画の結論である。