一重を活かした地下アイドル風メイク:衣装に負けない顔を作る工程

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概要

一重まぶたの話者(おさち)が、ダンススクールの発表会用に手作りしたアイドル衣装に合わせてメイクする動画である。二重を作らずに、どうすればアイドル衣装に顔が負けないかを課題に、ベース、チーク、アイシャドウ、涙袋、アイライン、グリッターまで工程ごとに理由を説明している。目指すのは=LOVEやME:Iのような「地下アイドル系」の、キラキラした濃いめのピンクメイクだと話者は説明する。

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衣装を着る理由と今回のテーマ

話者は習い事として通っているダンススクールの発表会に出ることになり、メンバーでアイドルのコピーダンスを踊る。衣装の胴体部分は市販品だが、リボンを縫い付け、袖も付けて手作りしたという。撮影当日はそのリハーサルに行く日で、チームメンバーとは初対面なので緊張していると話す。

すっぴんでこうした衣装を着ると自己肯定感が下がる、と話者は率直に語る。以前のクリスマスコスプレのメイク動画に続く挑戦で、今回はそれ以上の難しさを感じているという。=LOVEのメンバーは自分と同世代で、努力して衣装を着こなしていることに励まされながら、早く衣装が似合うようになりたいと話している。

高校生が文化祭で手作り衣装を着てアイドルを踊る動画をよく見て憧れていたが、自分は田舎育ちで、時代的にもそういう文化がなかったという。だから今回アイドルのダンスができるのが楽しみだと語っている。

途中、前日に3時間かけてセルフで長さ出ししたロングネイルが取れてしまうというトラブルもあった。話者は急いでメイクを進め、カメラが止まった間にネイルを直している。

カラコンと下地:黄みを消して白い肌を作る

最初にカラコンを入れる。ミュウムの「モアクラゲ」で、=LOVEのメンバーが着けているのを見て買ったという。話者によれば、盛れる上にシリコーンハイドロゲルで着け心地も良い。ダークブラウン系で、「宇宙人にはならない」程度に大きめだと説明している。

下地はキャンメイクのマーメイドスキンジェルC03(パープル)で、3本目をリピート購入する予定のお気に入りだという。話者は自分の肌が「本気で黄色い」ため、紫で黄みを消している。今回はアイドル衣装に合わせて肌を白く作る方針で、首にも白くなるクリームを塗るつもりだと話す。下地はかなり多めに塗るが、縁のシェーディングを入れる辺りには塗らないようにする。首と比べるとピンクがかった透明感のある肌になると説明している。

ファンデーションとコンシーラー:頬のこけを明るさで補う

ファンデーションは黒いケースの「オールデイカバーブラッククッション」21Nである。崩れにくいセミマット質感で、乾燥肌の話者でもひび割れしないのが気に入っているという。自分の肌よりわずかに明るい色なので、フェイスラインは避けて塗る。おでこは前髪で隠れるため、パフに残った分で済ませる。最後に小鼻を押さえてくすみを取る。赤みが多い肌だがよくカバーされ、厚塗り感はないとして、当日のお直し用にも持っていくと話している。

コンシーラーは2本を使い分ける。1本は「23 years old」と聞こえるブランドの0.5ピンクベージュで、クマ、小鼻の赤み、剃った眉の跡にピンポイントで乗せる。もう1本はLUNAの真っ白なコンシーラー00ホワイトで、話者は提供品だと断ったうえで、この動画自体はPRではないと説明している。ホワイトはほうれい線、口角周辺のくすみのほか、頬骨の下にも入れる。話者は夏バテで痩せて頬がこけ、頬骨が出ているのが気になっているという。頬骨の下の影を明るくして、ふっくら見せる狙いである。

馴染ませ方にもこだわりがある。いきなりスポンジを使うと全部吸い取られる感じがして嫌なので、まず指でその場に広げるという。指に残ったコンシーラーで小さなシミも隠す。眉の部分はいちばん定着させたいので最後に伸ばし、少し時間を置いて乾かす。仕上げにダイソーの小さなスポンジにメイクキープミストを吹きかけて叩き込む。普段は水を使うが、今日のように絶対に崩したくない日だけミストを使うという。アルコールが入っているため毎日だと肌に少し負担があるかもしれない、と話者は注意している。また、叩きすぎるとファンデーションが剥がれるので、全体を1回ずつ押さえる程度にとどめる。

眉とシェーディング:離れ目と鼻の存在感への対処

眉はセザンヌの超細芯アイブロー08ビターグレージュを使う。黒髪に合う色だという。話者は眉毛をブロートーンチェンジャーで脱色している。今回は地下アイドル風なので、細めの垂れ眉にする。前髪を分けて見せる側を丁寧に描き、アイメイクを濃くするので眉も長めに描いて問題ないと判断している。

眉の描き方はまだ模索中だと話者は言う。ただ、自分のように眉毛が少ないタイプには、パウダーよりペンシルが向いていると考えている。パウダーはすぐ消えるし、生えている部分と生えていない部分の差が大きく出るからだ。黒やグレー系のペンシルで全体を描き、パウダーで仕上げる順番が良いと感じているという。仕上げにメリハリマスターパレット01の最も濃い色で眉尻を濃くする。

シェーディングには迷いがあったと話者は言う。元々鼻の存在感があるので、あまりやらない方がいいと思っている。ただ、アイドルはほとんどみんな入れているし、自分は離れ目なので、今回は目頭側の眉下と目の間だけに入れる。鼻先は、鼻の穴の間をつなぐように入れ、両サイドを削って小さく見せる。細くなりすぎないよう丸っこく入れる。鼻筋のシェーディングは、自分の場合は元の鼻の存在感が邪魔して変になるので、後でチークで代用すると話す。シェーディングで鼻が黒くなってしまう人にはこの方法を勧めている。

チークを先に:衣装に負けない濃さ

普段はアイメイクの後にチークを塗るが、最近はチークを先にするのがポイントだと話者は言う。一重メイクの動画なのにアイメイクがなかなか始まらないことを詫びつつ、この順番が大事だと強調している。

使うのはキャンメイクのクリームチーク パールタイプP07(新色)。クリームなのにさらさらで、しっかりパールが入り、青みが強すぎない色だという。ファンデーションのパフの裏側に多めに取り、手の甲で3回ほど叩いてから頬に乗せる。位置は笑ったときの高いところで、鼻より下には絶対に塗らない。アイドルらしくするため、丸く、広く、濃く塗る。

コツはクマの部分には塗らないことだと話者は言う。目の下のぎりぎりまで塗ってよいが、クマの部分だけは空ける。目尻側は涙袋まで入り込んでも問題ないとしている。電車で顔を見られたらぎょっとされるくらい濃くするつもりだという。そのくらい濃くしないと衣装に顔が負けるし、年齢的にもすっぴんでアイドル衣装を着られる年齢ではない、というのが話者の考えである。

鼻チークは指で塗り、その指で鼻筋にも色を入れる。昔流行ったフェロモンメイクのように高いところに塗るのではない。影にしたい辺り、鼻のちょうど真ん中を突き抜けるように入れる。チークなので濃くなっても失敗しにくく、シェーディングより自然できれいだと話者は評価している。顎や、後でリップを塗る上唇の上にも薄くチークを入れておく。仕上がりは「とんでもない濃さ」だという。

アイシャドウ:色を2か所に分けて一重を立体的に見せる

アイシャドウは2つのパレットを併用する。1つはリリミュウのインザミラーアイパレット08ピンクココアである。話者は=LOVEの「みりにゃ」を推しており、彼女が作ったアイシャドウだから信頼して買ったという。もう1つはスナイデルのアイデザイナー01で、ラメが非常に可愛いのでラメを中心に使う。

まずスナイデルのマットなベージュを上下のまぶた全体に薄く塗る。アイベースの役割でくすみを取り、少し陰影も出る。マットなので一重でも腫れぼったくならないと話者は説明する。この途中でパウダーを塗り忘れたことに気づき、おでことまぶたにだけ塗り足している。一重はまぶたが重なるため涙が出やすく、アイラインが消えやすい。そのため、パフの角で下まぶたの際までしっかりパウダーをはたくことが大事だという。

次にリリミュウのピンクを、ノベルティでもらったふわふわの平筆で塗る。ここが一重メイクの中心的な考え方として説明される。アイドルはまぶた全体にピンクを塗ることが多いが、一重でそれをすると腫れぼったく見える。そこで話者は、ピンクを目頭側と目尻側の2か所に分けて塗る。幅はまぶたの半分くらいまでで、上に行きすぎないようにぼかす。

以後塗る色も、基本的にすべてまぶたの中央を避ける。色を乗せた部分が沈んで見え、中央が前に出て見えるので、目元に立体感が出ると話者は説明する。一重は目元が平坦に見えやすいので、メイクで立体感を作るという考えである。ピンクは下まぶたの目頭側と目尻側にも、黒目の下まで入れる。発色が良いパレットなので、一気に乗せず少しずつ重ねてぼかした方がきれいに仕上がるとしている。

続いて付属チップで赤みのあるブラウンを目の際全体に塗る。話者は離れ目なので、目頭から塗り始めて目頭が最も濃くなるようにする。逆に目を離したい人は目尻から塗るとよいと補足している。目をぱっちり開いたときにも見えるよう、今回は広めに塗る。塗っていない側と比べると、目元に深みが出たと確認している。

涙袋:影・ハイライト・影色で高さを作る

涙袋は「かなりピンクでぷくぷくにしたい」と話者は言う。まずヒアルミーのふっくりピンクで影を描く。ポイントは、目尻まで長めに引くことだという。一重を活かすため、変に垂れさせず目の形に沿って平行に引く。目尻は目の形に沿って上げず、そのまま真横にすっと伸ばす。この後引くアイラインの長さを想定した長さまで描く。反対側のコンシーラーは濃くしすぎないよう薄めに重ねる。

ハイライトにはアートクラスのペンシル22番を使う。白ピンクの色で、ギフティングで受け取ったものだが毎日涙袋に使っているという。以前は別のペンシルの9番を愛用していたが、今はヒアルミーとの組み合わせが最強だと話者は評価する。これを最も高く見せたい部分に塗る。目の際と影は避け、目尻側には塗らず、黒目の外側までにとどめる。

さらにリリミュウのピンクを涙袋の目尻側に少しだけ入れる。目尻側が暗く見え、ハイライト部分が高く、目尻側がへこんで見えるので、中央あたりから急に高くなったように見えるという。

粘膜ラインと下まぶたのライン

話者は涙袋で重要なのが粘膜ラインだとする。キャンメイクのクリーミータッチライナー16番を使う。以前は9番だったが、こちらの方が自然で大人でも使いやすいという。目頭の蒙古ひだの辺りから、まつ毛のすぐ下に沿って引くと目の輪郭がくっきりする。黒目の下は飛ばし、目尻のライン(話者は「地雷ライン」と呼ぶ)を引く。一重には地雷系っぽくなりすぎない方が似合うと考えているため、目から少し隙間を空けて描く。

このラインは、細い眉ブラシにアイシャドウの締め色を取り、先端にだけ粉が残るよう手の甲で両側を落としてからなぞって補強する。濃くなるうえにぼかせるので、きれいに仕上がるという。隙間は埋めないよう注意する。アイラインやまつ毛を仕上げると意外と薄く感じるので、3回ほど重ねる。余った粉で黒目の下も軽く補い、目頭は粘膜ラインのみとして、目尻だけをアイシャドウで補強する。

話者は、メイクは日々更新されていて、数か月前とも全然違うと話している。

まつ毛:根元を立てて毛先はゆるく

マスカラはKINGDOMの束感マスカラのロングタイプである。カールタイプが有名で話者も2本ほど使ったが、ロングを見つけて最近使っている。唯一の難点は、容器の見た目がマスカラリムーバーにそっくりで、ポーチの中で見つけられないことだという。

ビューラーの前に、まつ毛が油分や涙で湿っていたらパウダーで押さえるよう勧めている。まず根元だけを全体的に上げ、目頭や目尻はビューラーを傾けて端で挟む。下まつ毛を挟まないよう注意する。毛先は優しい力で少しだけカールさせる。根元を立ち上げているので、毛先までカールさせすぎると180度曲がってまぶたに刺さってしまう、というのが話者の説明である。カクカクにならないように仕上げる。

マスカラを塗るとすぐ濃くなり、繊維入りでよく伸びるという。ジグザグにしっかり塗る。まぶたに付けないコツは、眉を上げ、鏡を下に置いて見下ろす「とんでもない顔」で塗ることだと話者は言う。正面から塗ると必ず付くからだ。アイドルといえば束感まつ毛だとして、ピンセットで束を作って整える。

話者は左まつ毛のクセが強く、束になりにくく上がりにくいと話している。目の形だけでなく、まつ毛の生え方にも左右差があると言い、一部のまつ毛は妥協して完成とした。この時点で撮影開始から1時間以上経っていた。

下まつ毛は目尻に塗らないのがポイントだという。粘膜ラインで目の輪郭の位置を決めたので、それより外側でまつ毛を主張させると目尻の位置が合わなくなるからだ。話者は下まつ毛が元々濃く、束にすると怖くなるので、束にせずさらっと塗る。最初は目尻のラインやアイシャドウが濃すぎるかと思っていたが、まつ毛を仕上げると馴染んでバランスが良くなったと話している。

アイライン:浮かせて横に流し、横幅を出す

アイライナーはヒロインメイクの02ブラウンブラック(2本目)で、目尻だけに引く。最後のまつ毛の束の1つ手前の束から描き始め、根元を目から少し浮かせるようにして横に流す。目の形に沿わせず横に「びよん」と引くと、全体で見たときに一重がとても盛れると話者は言う。

目の大きさについて、話者の考え方ははっきりしている。まつ毛と涙袋で縦幅を出し、アイラインと目尻のラインで横幅を出す。そうすると目全体が大きくなるという。浮かせて描いた後は、その隙間を埋める。目を開けていれば目立たないが、目を閉じると少し太めのラインになる。それでも自然な範囲だと判断している。

反対の目も同じバランスで、猫っぽい、斎藤キアラのようなイメージで描く。途中で少し吊り目になりすぎたかと気にしたが、大差ないのでそのまま進めた。最後に濃すぎて浮いたラインの上にリリミュウの締め色を重ね、つなぎを作る。

ラメとグリッター:普段は引く足し算をすべて足す

今回のために買ったのが、ピピ(CipiCipi)のグリッターイルミネーションライナー07シェルピンクである。話者はパッケージの説明文を読み上げ、多色のラメで虹色に輝くのが購入理由だと説明した。名前はピンクだが、それほどピンクではないという。

ただ、順番としてはまず涙袋に普通のラメを塗るべきだったと途中で気づく。スナイデルのパレットのラメを、韓国メーカーの小さな涙袋用ブラシで高くしたい部分全体に塗る。目尻のラインや粘膜ラインには絶対に重ねない。

上まぶたのラメは、一重に向けた置き方があると話者は説明する。目の際に塗ったブラウンの上から眉下までの間で、中央よりほんの少し内側に塗る。これが一重だから効くのか、離れ目だから効くのかは自分でも分からない、と話者は留保している。顔やパーツの配置が似ている人は試してほしいとしている。

衣装を着るのだから「ぎらぎら」でも許されるだろうと言い、普段なら引き算するところもすべて足し算にする。シピシピのグリッターは涙袋のいちばん高い部分、黒目の下に細く入れる。目頭と目尻には入れない。仕上がりを見て繰り返し「可愛い」と喜び、強く勧めている。

リップと仕上げ

唇はセザンヌのリップライナー02で影を描き、しっかりオーバーリップにする。口角も描き、上唇から「きゅっと」上がるようにする。リップはrom&ndのグレープボム。アイドルがよく使っていると知って真似して買ったという。かなり青みのピンクだが、ティントが強めで、毎日使うと荒れるかもしれない。そのため、たっぷり保湿してからポンポンと叩き込み、オーバーに描いた輪郭まで塗る。最後にハイライトを入れて完成とした。

髪はレイヤーを活かしたハーフツインにしている。体を白くするクリームは後で塗る予定だが、メイクはこれで完成だという。衣装が似合うようになったかという問いに、話者ははっきりした答えを出していない。「この衣装似合うようになったかな」と視聴者に問いかけて動画を終えている。