26歳のGRWMで読む「20代後半の悩み」――結婚ラッシュ、マッチングアプリ、同棲の失敗、YouTubeの伸び悩み

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概要

26歳のおさちは、メイクをしながら、Instagramで募集した視聴者の悩みを読んでいく。冒頭で「20代後半の人生が本当にむずい」と話す。周りが結婚し始めて理由のない焦りがあり、仕事にも慣れたが今のままでいいのか分からない。悩みが多すぎて気持ちが沈んでいるという。この動画のねらいは、同じ悩みを持つ人に「1人じゃない」と伝えることだとおさちは説明する。

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冒頭では、Instagramのプライベートアカウント(リア垢)を消したことにも触れた。「結構理由がある」と言いかけたが、動画の中でその理由は語られていない。

寝不足のまま始めるメイク

最初は保湿から始める。メディキューブのPDRNのジェリーミストを使い、肌の乾燥がひどいのでこれで保湿とツヤを出しているという。唇も乾燥しているため、透明タイプのリップフォンデュを塗る。下地はCipiCipiのフィルムモイストベースで、みずみずしく塗りやすそうだと思って買ったものだ。付属の猫の飾りをつけたままではキャップが回らず、飾りを外して使うという場面もあった。

前夜は悩みすぎて1時頃まで眠れず、8時まで寝たものの眠いという。おさちは8時間寝ないとつらい「超ロングスリーパー」で、6時間睡眠で普通に過ごせる人のことが分からないと話す。

結婚していく周りと「進んでいない」感覚

最初に読んだ悩みは「周りがどんどん結婚していて、自分は何も進めていない気がして落ち込む」というものだ。おさちは強く共感する。結婚すれば人生が進むわけではなく、結婚が正解でもないことは分かっている。してもしなくてもいいという価値観のはずなのに、26歳になると周りの結婚報告が増えて気になってしまう。最近は同い年のインフルエンサーの結婚報告にまで反応し、「こんなに仕事を頑張っているのに結婚したんだ、私はまだなのに」と思うこともあるという。

それでもおさちは、本当は人生は進んでいると言う。毎日仕事を頑張り、毎日可愛くなり、毎月お金も稼いでいる。それなのに結婚している人の方が進んでいるように感じてしまう理由は、自分でも分からないと話す。

「22歳ぐらいの感覚で生きているので、同い年の友人の結婚話を聞くのがつらい」という投稿にも、分かりすぎると答えた。中高生の頃に思い描いた26歳は大人で、子どもの頃は22〜23歳で結婚すると思っていた。しかし実際の自分は中身が全然変わっていないという。

メイクはリリーベスのクッションファンデ、フェイスパウダー、ジュディードールのシェーディングと進む。最近はツヤを重視しているので、パウダーはおでことまぶただけに使う。コンシーラー(23 years old)はメイクの最後に塗るのがマイブームだという。

「1人でも幸せ」と言われる社会への違和感

「29歳になる年だが彼氏もいないし、できる気配もない。マッチングアプリはクソ」という悩みには、世間の言い方への違和感を話した。「1人でも幸せに生きられる時代」という綺麗な言葉はあっても、実際は彼氏がいる方、結婚している方が人生がうまく進んでいると見られる世の中ではないか。自分がそう思っているだけかもしれないと留保しつつ、彼氏がいない時期は焦ると語る。

一方で、結婚したいという漠然とした気持ちはあっても、誰かと住むことや子育てを具体的に考えると「無理かも」と感じるという。今は自分1人の人生で精一杯で、夫や子どもの世話ができる自信がない。みんなどうしているのか、やってみればできるものなのかと問いかける。ただ、「今は無理」と言っていると「いける」と思える時は一生来ないだろうとも考えている。だから、ある程度いいタイミングで踏み込むしかないのだろう、というのがおさちの今の考えだ。

マッチングアプリを使い倒してきた経験

ここでおさちは、自分もマッチングアプリを「めちゃめちゃ」使ってきたと明かす。何人と会い、何人と付き合ったか分からないほどだといい、今の交際相手もアプリで出会った。アプリしかない理由も話している。もともと友達が少なく紹介もあまりない。地方から上京したので東京で知り合いを作るのが難しい。社内恋愛にも抵抗がある。

今はアプリへの恥ずかしさはなくなり、「吹っ切れた」という。出会い方より、付き合った後の関係の方がずっと長いので、その後が大事だというのがおさちの考えだ。

アイシャドウはキャンメイクのシルキースフレアアイズM07で、グレーっぽいピンクだという。目元と肌には血色を出さず、チークとリップの2か所だけで血色を出すのが最近のお気に入りだと話す。

推し活の楽しさと、周りと比べてしまう気持ち

「30歳になり、同世代が家庭を持つ中、自分は独身で推し活に熱中している」という投稿には、どちらの気持ちも分かると答えた。30歳前後はお金も時間も自由に使いやすく、推し活が楽しい、人生最高と思える。一方で、周りと比べると「このままでいいのか」とも思う。

おさち自身も推しがいる。長年推している鈴木ありちゃんのほか、=LOVEを中心にアイドルが好きだという。現場には26歳の今もミニスカート、フリル、ピンク、ハーフツインで行っていると話し、「そこへの文句は受け付けていない」と笑う。そうしている時は本当に楽しい。けれどInstagramを開くと、毎日子どものストーリーを上げる友達がいて、自分とは違う人生になったと感じ、これでいいのかと考えることもあるという。

それでも、子どもが生まれたら推し活はあまりできなくなるだろうから、今のうちに楽しみたいと話す。推しは人生を豊かにしてくれるとも言う。

話はさらに広がる。男性芸能人を好きな人がSNSで「いい年してガチ恋はよくない」「現実の男を見ろ」と言われるのを見ると、女性アイドルが好きな自分もガチ恋だと思うという。鈴木ありちゃんと付き合いたい、結婚したいと思うほど好きだと話す。恋愛対象は今のところ男性だけだが、昔から女性アイドルばかり好きなので、どちらも好きなのかもしれないと最近思うようになったと語った。

遠距離の相談と、同棲で「全てを失った」体験

交際相手がいる人の悩みとして、次の相談を読む。遠距離だった彼氏が今年関西に来てくれるが、同棲するにはまだ距離がある。結婚も考えている。転職するしかないのか。でも今の職場も仕事も辞めたくない。

おさちはこれを、大阪と東京の遠距離が大阪と兵庫くらいの距離になる状況だと解釈した。そのうえで、自分の体験と友人の話から「これだけは」と強く言う。結婚が決まっていないのに仕事を辞めてはいけない、ということだ。

おさちは、自分がそれで一度大失敗したと明かす。離れた土地で元彼と同棲し、1年ほど一緒に住んだ末に別れた。仕事も家も失い、ボロボロになって泣きながら実家に帰ったという。心身ともに消耗し、ご飯も食べられずガリガリに痩せ、人生が終わるかと思ったと振り返る。その時は絶対に結婚すると思っていた。どれだけ好きで信用できる相手でも、自分の人生は自分が責任を持たなければならない。失敗して初めてそれに気づいたと話し、恋愛の真っ最中は冷静に考えられないのだと続けた。

だから、寂しいから、一緒に住んだ方が会えるから、という理由での同棲は止めたいという。婚約やプロポーズで結婚が確実に決まってから住むべきだ、というのがおさちの意見だ。生活スタイルが合うか不安なら、条件を具体的に決めるよう勧める。たとえば「いい夫婦の日に入籍したいから10月までに答えを出す」「半年同棲したら結婚を考える」といった形で期限を決める。さらに、お互いの家に挨拶に行ってからにするべきだとした。

最後に、遠距離でなくなることを祝った。大阪と兵庫くらいなら一緒に住まずに頑張って会えばいいし、彼氏に来てもらえばいい。本当に好きなら来るはずで、面倒だ、忙しいと言うならそこまでの相手だ、と話す。

このあたりで、まつ毛の癖がうまく直らないとこぼしつつマスカラを塗り、忘れていた眉をジュディードールのパレットで描いた。眉マスカラは鏡を睨みつけるようにしないとうまく塗れないという。

気持ちを立て直す曲

「周りは結婚、出産、昇進と人生を進めていてすごいと思ってしまう。そういう時に聴けるポジティブな曲を教えてほしい」という相談には、まず前提を伝えた。普通に生きていれば人生は進んでいて、進んでいないわけではない、ということだ。

相談者が挙げた=LOVEの「わたし魔法使い」について、おさちは解説する。可愛いメロディだが、歌詞は仕事や人生のつらさを抱えた社会人の歌だという。好きな一節として、「なんでみんなうまくいって、年重ねて器用になって、私1人不器用」「きっと明日も誰かじゃない自分のために生きているのに、擦り切ったこの心まで愛してあげたい」という趣旨の歌詞を読み上げた。

おさちが自己肯定感の上がる曲として勧めたのは「絶対無敵ラブソング」だ。「頑張ってなんて言わないでよ」「最低な彼氏との恋も、仕事でミスして帰りも、傷つかないで大丈夫」といった歌詞を紹介した。もう1曲は「頑張ってんだ」で、落ちサビの「楽しくないことも悲しくなることも確かにあるけど大丈夫」「綺麗事じゃなく大丈夫」という部分を聴くと毎日泣きそうになるという。ほかにも≠ME、FRUITS ZIPPERの「フルーツバスケット」、CANDY TUNEの「倍倍FIGHT!」などを曲名だけ挙げ、好きな曲の歌詞を語る回をやりたいと話した。

アイラインはヒロインメイクのものを長めに引く。ネガティブでつらい日はアイラインを長くすると強くなれる気がする、メイクは武装だから、というのがおさちの考えだ。

アプリ婚は不安か――出会い方より、その後の努力

「マッチングアプリで出会った彼氏がいるが、アプリで結婚した人のいい話をほぼ聞かず不安」という悩みには、自分もアプリなので刺さると苦笑した。どこで出会っても、結局はどれだけコミュニケーションを取れるか次第だと「思いたい、信じたい」と前置きしてから、自分の予想を語る。

アプリでは、学校や会社といった自分の普段のルートでは出会わない人とも出会える。おさちの今の交際相手も、おさちより頭がよく、大学では絶対に一緒にならなかっただろうという。会社も相手の方がいいところに就職している。それでも人と人との相性が合えば付き合えるのがアプリだと話す。

その一方で、学力や家庭環境といった根本的な違いが後になって響いてくるかもしれないとも言う。長年知り合った相手との結婚とは違い、付き合ってから相手を知っていくので、より深く、より多くのコミュニケーションが必要になる。だからかなり頑張らなければいけないと思っていて、自分も頑張っているという。

チークはVDLのチークステインリキッドブラッシャー03番で、買ったまま開けていなかったものを初めて使った。白みのあるいちごピンクで、ツヤが残る好みのタイプだと評価した。

将来の不安、親からの結婚の催促

「将来がいつまでも不安、確約されていることは1つもない」という投稿には、こう答えた。今は20代後半だからつらいと思い込んでいるが、30代には30代の、40代には40代の悩みがあるのだろう。人生は悩みの連続だと頭では分かっているのに、今が1番つらいと感じてしまう。それを被害者意識や「悲劇のヒロイン」のような気持ちなのかもしれない、とおさちは自分で分析する。

「親に結婚してほしいと言われるが、彼氏ができたことがなく不安」という悩みには、「親は黙って」と笑った。そういうことを言ってはいけない時代になっても、親子関係にはハラスメントのようなモラルがないから親は言ってくるのだという。

正社員でないことへのコンプレックス

「24歳で正社員でないことがコンプレックス。彼氏が高学歴の正社員だからなおさら」という悩みには、学歴コンプレックスの部分が特に分かると答えた。おさちの交際相手も頭がいいからだ。

正社員が偉いとはまったく思わないと言う一方で、フリーランスの自分だからそう思うのかもしれないとも付け加える。以前いた会社で、契約社員から正社員になった人を見た経験を話した。その人は正社員になった途端に仕事と責任が増え、シフトで自由に休めていたのが休めなくなるなど、大変そうだったという。社会的な安心感や立ち位置を取るか、自分のペースで働けることを取るか、難しいところだとおさちは言う。そのうえで、綺麗事ではなく、働けているだけで偉いと話す。

おさち自身は、毎日手帳にToDoを書き、その日の項目がすべて終わったらダイソーで買ったキラキラのご褒美シールを貼っているという。そうやって自分を褒めながら頑張っていると紹介した。

加えて、もし彼氏から自分のようになってほしいと求められているなら、それは「地雷」なので気をつけてほしいとも話した。彼女であっても、他人を自分の基準に合わせさせようとする人はよくない、という考えだ。

補助輪を外された後の不安

ここで話は相談から離れる。20代後半というより人生が難しい、とおさちは言う。5年後の自分がまったく想像できないからだ。高校生の頃は5年後は大学に通っているだろうという見通しがあった。社会人になった途端、すべて自分次第になった。その感覚を、自転車の補助の手を外され、1人で漕ぎ続けなければならず、転んだら終わりだと感じるようなものだと表現した。不安で焦るが、どうなるか分からないけれど一旦生きる、と話す。

リップはCipiCipiの限定カラーと思われる102番「桜クリーム」を初めて開けた。コスメのパッケージを開ける時にカミソリを使う癖も明かし、いちごのような香りと今日のメイクとの相性を気に入っていた。

YouTubeの伸び悩みと、雑談動画を続けるかどうか

髪を巻きながら、おさちはYouTubeの今後について悩んでいると打ち明けた。正直に言うと伸び悩んでいて、どう続けるか考えているという。メイク技術を教える動画は好きで続けたいが、ネタが尽きてきたと感じることがある。プロのメイクアップアーティストもYouTubeをやる時代で、TikTokなどでも一重メイクの発信者が増えた。昔は珍しい存在だった自分がやる意味は何か、プロには勝てないのではないか、と考え始めると続ける意味を疑ってしまうと話す。

だから、今回のように情報が多くない雑談メイクの動画でも、好きだと言ってくれる人が多いなら、自分も楽しいので続けたいという。視聴者に高評価やコメントでの反応を求めた。また、自分は大人しく清楚だと思われているかもしれないが本当はこういう感じだ、それでも好きでいてくれるか、とも問いかけている。

髪はレイヤーを内巻きにしただけのスタイルで、ロングでも重く見えず、多少うねってもあえてに見えるのがありがたいという。

締めくくりに、悩みも多く人生は不安だらけだが、この動画を見て1人じゃないと思えるだけで少し楽になるはずだから、発散して乗り越えていこうと話した。喋りながら作ったメイクは濃いめに仕上がり、「武装していこう」と言って動画を終えた。結婚、パートナーとの差、仕事の形、そして自分の発信を続ける意味について、おさちは答えを出しきらないまま、今の迷いをそのまま話している。