26歳で会社員を辞めたおさちが語る、SNSで生計を立てる働き方と生活の実際

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概要

メイク系インフルエンサーのおさちは、26歳で会社を辞め、現在は「SNSだけで食べている」と話す。この動画では、メイクをしながら、Instagramのストーリーで募った仕事に関する質問に答えている。取り上げたのは、今どんな仕事をしているのか、どうやってSNSを仕事にしたのか、会社員時代と比べて何が変わったのか、という点である。おさちの立場ははっきりしている。独立の一番の収穫は収入よりも心身の健康と自分の生活を取り戻せたことであり、働き方に悩む人にはいきなり独立するより副業から始めることを勧めている。

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特別なスキルのない状態からの出発と、会社員時代のしんどさ

こうした話をすると「元々センスがあったのでしょう」と思われがちだが、おさちは否定する。特別な資格やスキルは何も持っておらず、完全に未経験のゼロからのスタートだったという。

むしろ本人は、自分はHSP気質で人より刺激に敏感だと説明する。そのため会社員として働くのがとてもつらかった。毎朝電車に乗るだけでぐったりし、オフィスでは誰かの話し声や視線が気になった。電話を取るときも誰かに聞かれていたらどうしようと考えてしまい、生きづらかったと振り返る。

今は家で好きな時間に働いている。苦手な人間関係や満員電車がなくなり、「今が人生で一番心も体も健康」だと感じているという。昔の知り合いや友人に会うと「元気そうになった」「顔色が良くなった」と言われるほど変わったそうだ。

仕事の中身:自分のSNS発信と「運用代行」

「インフルエンサーは何をしているのか分からない」という疑問に、おさちは自分の収入源を具体的に挙げて答えている。

一つ目は自分のSNSである。YouTube、Instagram、X、TikTokなど複数のSNSを一人で運営し、動画を作って投稿している。すると企業からPRの依頼が来て、その謝礼を受け取る。YouTubeには広告収入も少しあるという。

二つ目はSNSの「運用代行」である。企業のInstagram、X、TikTokなどを代わりに運用し、動画を作って投稿したり、ストーリーを上げたりする仕事だ。おさちはこの数年で増えている職業だと紹介し、自分もかなり長く続けていて、あるInstagramアカウントの「中の人」をしていると明かす。企業アカウントは社員が運営していると思われがちだが、外部の人が運用代行として入っているケースが意外と多いという。

おさちは運用代行を、SNSが好きな人や動画作りが趣味・得意な人に向いた仕事だと考えている。初心者や未経験でも始めやすく、何より家でできる点を気に入っている。外に出るだけで疲れるので、基本的に家で働けるのがよいのだという。

ある一日のスケジュールと会社員時代の比較

生活リズムは毎日ばらばらで、好きな時間に好きな場所で働いている。例として挙げたのは収録前日の一日だ。7時45分ごろに起き、朝食をとりながらテレビを見て、朝からランニングに出た。その後仕事を始め、昼食後は運動がてら近くのスーパーへ買い物に行った。日によっては昼寝もする。18〜19時ごろに仕事を終えると、そこからは自由時間になる。編み物や読書をしたり、見たい番組をリアルタイムで見たりしている。

フリーランスになって習い事も始めた。土日休みの会社員だと、週末の習い事は混んでいて予約が取りにくい。平日は仕事があるので通えない。会社員時代は時間も体力もなかったという。今は平日の昼に習い事へ行っている。習い事がある日は午前中に仕事を片付け、習い事から帰ってから夕方にまた働く。

会社員時代は9時出社だった。7時ごろに起きて8時に家を出て、残業なしで退社しても帰宅は19時ごろになる。そこから副業として自分のSNSに30分〜1時間取り組み、1時間ほどの自由時間を過ごして寝る生活だったという。

SNSを仕事にした経緯:副業から独立へ

おさちは会社員のころから、副業として自分のSNSでメイクやコスメの発信に力を入れていた。平日の仕事終わりや移動中の電車で画像を作り、土日のどちらかは撮影にあてた。そのうちPRの依頼が来るようになった。収入面でも気持ちの面でも独立したい思いが強くなり、勇気を出して独立したという。

この経験から、いきなり起業するのはハードルが高すぎるので、まず副業から始めるのが一番安心で安全なルートだと考えている。

一方で、働き方に悩む人から「どうしたらいいか」と聞かれたときに具体的に何を答えればよいかは、ずっと難しいと感じてきたという。SNSは家で気軽に始められ、スキルや学歴に関係なく自分の頑張り次第で活躍できるので、おさち自身はとても勧めている。ただ、投稿すれば必ず稼げるわけではなく、踏み出すのも簡単ではないと認めている。

動画の中盤には、Webデザインや動画編集を学べるオンラインイベントの提供紹介がある。その流れでおさちは自分の学び方にも触れている。YouTubeの編集やショート動画の作り方は独学で身につけたが、最初は何も分からず大変だった。独学は遠回りになることもあるという。自分は学生時代からSNSをやっていて少しずつ進められたが、初心者には遠回りしない学び方を知る機会があるとよいと話す。動画編集やWebデザインのように一度身につければ時間や場所を問わず働ける「手に職」は魅力的で、自信にもつながるとも語っている。

人間関係で仕事を辞めてしまう人へ

「いつも人間関係で困って辞めてしまう。こんな自分に合う仕事はあるのか」という質問に、おさちは自分も人付き合いが苦手なので気持ちがよく分かると答える。

会社で人付き合いがうまくいかないと自分がダメなのだと思いやすい。しかし会社を辞めた今、おさちは会社がとても刺激の多い場所だったと感じている。上司が近くにいれば緊張するし、予期しないタイミングで電話が鳴り、取らなければならない。そうした環境で神経が過敏になり、普段より緊張したりイライラしたりして、自分らしく振る舞えていなかったと振り返る。

普段は短気ではないのに会社だと小さなことにイライラしてしまう。会社の人と話す自分は友達といるときより面白くなくて好きではない。おさちはこうした経験を「あるある」だと考えている。だから、本人がダメなのではなく、環境が合っていないだけという可能性も十分にあると話す。

フリーランスには、人生を仕事にかける熱血な起業家タイプが多いという印象を、おさち自身も持っている。それでも自分のように、自分のペースを守るために独立する人もいる。自分を責めるより、副業から始めるなどして環境を変えてみるのも一つの手ではないか、無理はせずに、と勧めている。

仕事がつらいが、転職も気が重い人へ

「仕事がつらい。転職はしんどいか」という質問に対し、おさちは、履歴書や面接で転職は大きなエネルギーを使うものだと認める。そのうえで、自分の中に何か一つ軸があると苦しくなりにくいのではないかと話す。

例として挙げたのは、副業で月5万円の収入があるだけでも心の余裕がまったく違う、という考えだ。うまくいかなくても最悪少しは自分で稼げる、家賃くらいは稼げる。そう思えれば、転職活動にも、今の仕事のしんどさにも向き合い方が変わるかもしれないという。会社員の収入だけに頼っていると、どれだけつらくても辞めたら生活できないと考えて逃げられない。おさちはそれが一番しんどい状態だと見ている。だから余裕があれば、無理のない範囲で一歩踏み出してみてもよいのではないかと述べる。

収入は増えたが、一番大きかったのは生活を取り戻したこと

最後の質問は「会社員時代より収入は上がったか」だった。答えは「上がった」である。具体的な金額は、言うのは品がないと思うので伏せるとしたうえで、今は毎月だいたい倍以上を稼いでいると話した。会社員時代は暮らすには少し苦しい金額だったが、今は余裕を持って暮らせており、今のところ食べられない心配もないという。

ただ、おさちが一番大きかったと語るのは収入ではない。心が安定し、健康になった。朝から運動したり、習い事に行ったり、家でご飯を作ったりと、自分の生活を取り戻せた。お金よりも、本当はこれがやりたかった、こういう生活をしてみたかったという、自分にとって大事な感覚を取り戻せたことだという。

締めくくりに、春で新入社員になったばかりなのにもう辞めたいと感じている人もいるだろうとしたうえで、おさちは「道は一つじゃない」と語りかけ、悩んでいる人の参考になればと話している。