未経験・学歴に自信がなくても狙える営業職の転職先はどこか:サラタメが挙げた2026年版おすすめ企業ランキング

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概要

転職系YouTuberのサラタメは、この動画で「営業職として逆転キャリアアップするなら、今どの企業を狙うべきか」を、具体的な社名を挙げたランキング形式で解説している。サラタメが想定する視聴者は、すでに市場価値の高いハイクラス人材ではない。年収600万円未満の20〜30代で、「キャリアが少し乱れ気味だが、これから挽回したい」と考えている人だ。

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サラタメは選定基準を2つに絞ったと説明する。1つは、積極採用中で採用の間口が広いこと。もう1つは、営業としてキャリアアップできることだ。後者について、サラタメは他の動画でも繰り返し伝えている「鉄板のセオリー」を持ち出す。売る相手は個人より法人、商材は有形より無形、単価は低いより高いほうが、転職市場での価値が高まりやすいという考え方である。動画内で紹介されたのは4位から2位までの3社で、1位は動画内では明かされなかった。

第4位 ラクス:ワークライフバランスは最良だが、間口は4社で最も狭い

4位はラクスである。サラタメは「1位でもいいくらい」の企業だとしながら、4社の中では採用の間口が最も狭いため4位にしたと説明する。採用のボリュームゾーンは20代〜30代前半、4年制大学卒、法人営業経験者で、法人営業経験がない人の内定は難しいとサラタメは見ている。そのため、法人営業経験がない視聴者には3位から見ることを勧めていた。

会社の概要について、サラタメはラクスを「日本一の売上規模を誇るSaaS企業」と表現する。2000年創業、社員数は約2000名、グループ全体で約3000名。年間売上は約490億円、営業利益は約100億円だという。比較として、マネーフォワード、サイボウズ、freeeなど主要SaaS企業の売上は250億〜400億円程度、SmartHRは250億円程度と紹介し、売上規模ではラクスが突出していると述べた。

事業はバックオフィス向けのサービスが中心で、10以上のサービスを展開している。サラタメが主要サービスとして挙げたのは「楽楽精算」(約170億円)、「楽楽明細」(約100億円)、「楽楽販売」(約60億円)の3つだ。中でも楽楽精算は、マネーフォワード、ジョブカン、freee、コンカーといった競合がいる領域で国内ナンバーワンを取っており、導入社数は1万8000社以上だと説明された。

おすすめの理由として、サラタメは3点を挙げる。1つ目は積極採用中であることだ。インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスといった営業職だけで、直近1年で100名以上の採用を目標にしているという。年齢は基本的に20代が対象になる。30代以上になるとマネジメント経験が必須とされ、しかもメンバーのOJTや1on1程度では足りない。最低でも2〜3名をマネジメントし、KPIの設計や管理をしていた経験がないと難しい、というのがサラタメの説明だ。一方で、学歴は4年制大卒であれば「Fラン」でも問題ないとされ、待遇の良い会社としては珍しいとサラタメは評価する。採用エリアも東京、大阪、名古屋、福岡、広島、札幌、新潟、静岡と全国に広がっているが、時期によっては閉じているエリアもあるという。

内定事例として、サラタメは自身が後で案内する「最も着実に内定を取る方法」を使った人の例を紹介した。偏差値40台の大学を卒業した26歳で、農薬を売る会社でルート営業をしていた人である。サラタメ自身も「ラクスで使える業務経験ではない」と感じる経歴だったが、内定を取れたという。サラタメはこの事例から、学歴が高くなくても、IT企業で直接活きる経験がなくても内定の可能性はあると読み取る。ただし、この人も法人営業ではあった点は押さえておくべきだと付け加えた。

2つ目の理由はワークライフバランスだ。公式サイトの情報として、残業は月平均20時間以内で19時台には人がいないこと、有給消化率が90%であることが紹介された。営業職でも毎週水曜日はリモートワークになるという。3つ目は年収で、転職時のレンジは500万〜700万円程度だという。サラタメは、ボリュームゾーンの人の現年収は400万円台から500万円を少し超える程度と見ており、ほぼ全員が年収アップで転職できるのではないかと推測している。

注意点は2つある。1つ目は転職の準備が大変なことで、サラタメはこれを今回の4社すべてに共通する重要なポイントだと強調した。「間口が広い」とは、学歴や出身企業といったスペックだけで足切りしないという意味にすぎず、内定が簡単だという意味ではない。応募書類や面接では、人柄やこれまでの仕事での創意工夫を丁寧に見極められる。そのため、スペックが高い人でも準備が不十分なら落ちる、とサラタメは説明する。2つ目は、ワークライフバランスに拠点ごとの差があることだ。サラタメの取材によると、人数の多い東京・大阪は分業が進んでいて働きやすい。一方、札幌・新潟・静岡など少人数の拠点はやや大変だという。それでも一般企業と比べれば十分に良い水準だと補足していた。

第3位 SMS(カイポケ事業):ラクスより間口が広く、営業未経験でも挑戦の余地あり

3位はSMSで、中でも介護領域に特化したSaaS「カイポケ」事業の募集枠をサラタメは推している。ワークライフバランスが整っているうえに、ラクスより間口が広いことが評価の理由だ。メインターゲットは20代〜30代前半、4年制大卒の営業経験者だが、法人営業である必要はないという。内定事例として、サラタメは次の3人を挙げた。店舗で販売スタッフをしていた「Fラン」大卒の人。スマホショップの販売員をしていた20代の人(インサイドセールスで内定)。MARCHレベルの大学を出て人材派遣の営業をしていた30代の人(カスタマーサクセスで内定)。スマホショップの販売員は営業経験と言えるか微妙で、人材派遣の営業も転職市場では人気が高くない。それでも内定が出ていることから、サラタメは「営業経験がないから諦める必要はない企業」だとしている。

SMSについて、サラタメはグループ連結の社員数4528名の大企業と説明し、「高齢化社会ビジネスの覇者」と表現した。人材、介護、福祉、ヘルスケア、シニアライフ、海外と、高齢化社会に必要なビジネスを幅広く手がけ、業績も好調だという。カイポケは介護事業者向けのSaaSで、記録や請求といった実務を支える機能に加え、経営支援も行っている。導入は約5万事業所にのぼるという。競合として、1992年創業・2000年創業の「ほのぼの」や「ワイズマン」の名前が挙がった。サラタメによると、この市場は20年以上前から成長を続けており、SMSは2006年に参入したが、グループの総合力を生かして好調だという。

おすすめの理由は5つ挙げられた。1つ目は、前述の間口の広さと積極採用だ。2つ目はワークライフバランスで、20時半には完全に業務を終えるルールがあり、残業は最大でも2時間程度に収まるという。営業職でもリモートワークを週2回使えることから、サラタメはラクスに迫る、あるいはそれ以上かもしれないと評価した。3つ目は営業のしやすさで、カイポケは初期費用0円のため、顧客にとって「試して損はない」サービスだと説明した。4つ目はやりがいで、地域医療や介護インフラを支える領域であり、社会課題の解決につながる仕事だという点を挙げた。5つ目は営業以外の経験を積めるチャンスがあることだ。事業拡大が速くさまざまなポジションが空くため、営業をしながらマーケティングや事業開発を手伝う人もいるという。サラタメは、市場価値の高い職種を並行して経験できることがキャリアアップにつながると見ている。

注意点として、サラタメは年収がそれほど高くないことを挙げた。転職時の年収レンジは420万〜700万円程度で、ラクスの下限500万〜550万円程度と比べると低い。現年収が400万円程度なら上がる見込みがあるが、500万円台の人は横ばい、場合によっては下がる可能性もあるという。そのため、ワークライフバランス目的なら良いが、年収も同時に上げたい人には難しいかもしれない、とサラタメは述べる。そのうえで、SMSとラクスの両方から内定を得たら自分ならラクスを選ぶ、と率直な温度感も明かした。まとめると、SMSはラクスと似たメリットを持ち、間口が少し広い代わりに年収が少し下がる企業、というのがサラタメの位置づけである。

第2位 レバレジーズ:学歴不問に近い間口と「圧倒的成長」、ただしハードワーク

2位は人材紹介事業を営むレバレジーズだ。サラタメによれば、ラクスやSMSとは性格が異なり、ワークライフバランスよりも「ハードワークで圧倒的成長」を志向する企業だという。採用ターゲットは20〜30代の若手で、基本は大卒だが高卒での内定実績もあるという。営業経験がなくても、接客販売を含め「何かを売った経験」が1年以上あれば対象になる。

会社概要として、サラタメは2005年創業、売上1000億円規模、創業以来19年間黒字経営と紹介し、「成長ビジネス全部やる企業」と表現した。事業数は53にのぼり、柱は人材紹介だが、M&A、SaaS、海外などにも手を広げている。人材紹介は主に3つあり、ITエンジニアやWebデザイナー向けの「レバテック」、看護師・介護職・医師向けの「レバウェル」、第二新卒やフリーターなどキャリアに空白がある20代向けの「ハタラクティブ」だ。

おすすめの理由は3つだ。1つ目は間口の広さで、内定事例が2つ紹介された。「Fラン」卒でウェディングプランナーをしていた26歳の人と、地方国立大卒で地方公務員をしていた25歳の人である。後者は「売る経験すらゼロ」だが内定を得ており、サラタメは「若ければチャレンジしてみるとワンチャンある」と述べた。ただし、これらはサラタメの内定ノウハウを使った人の事例だとも断っている。

2つ目は年収の伸びだ。転職時の年収は450万〜550万円程度で、SMSと同じかやや低い水準だが、「ターゲット年収制」という評価制度が緻密に作られており、そこから大きく上げられるという。画面で示された平均年収のデータについて、サラタメは、新卒入社10年目(32歳前後)で平均1000万円を超えると説明した。若くして役員になった人が含まれているのではと疑って確認したが、含まれていなかったという。

3つ目は「超成長環境」、つまり若手の抜擢文化だ。例として挙がった執行役員の藤本氏は、インターン時代に支店の立ち上げを任され、社会人1年目で新規事業の責任者となり、25歳で役員になったという。レバテックの現社長は2017年に新卒入社し、29歳で執行役員、今年30代前半で社長に就任したと紹介された。インターン生を新規事業責任者にすることもあるという。

注意点はハードワーク文化である。サラタメは「ブラックという感じではない」としつつ、ラクスやSMSの残業が平均20時間程度なのに対し、レバレジーズは平均値を調べても見つからず、自身の取材による観測では「月50時間くらいは覚悟したほうがいい」と述べる。固定残業代が80時間分含まれており、実際に80時間残業する人はまれなので、50時間程度の残業を許容できる人には「お得」だという見方だ。50時間でもきつい人は避けたほうがいいとしながらも、20代で逆転キャリアを狙うなら一時期それくらい働いてもいいのではないか、とサラタメは個人的な意見として付け加えた。まとめると、キャリアが乱れ気味でも、ハードワークで圧倒的成長を狙いたい人向けの会社という位置づけである。

第1位と「内定を取る方法」は動画内では明かされず

1位について、サラタメは動画内でいくつかの特徴だけを示した。採用の間口はレバレジーズよりさらに広く、接客販売や営業の経験がなくても社会人経験が1年あれば対象になる。平均年収は600万円を超え、営業で最も稼ぐ人は1500万円以上だという。ただし社名は明かされず、動画中で繰り返し言及された「4社の内定確率を最も高める方法」とあわせて、公式LINE限定の動画で公開するとして本編は締めくくられた。

そのため、この動画だけでは1位の企業名も、各事例で使われたという内定ノウハウの中身も分からない。動画内で具体的に示されたのは、4位ラクス、3位SMS(カイポケ)、2位レバレジーズの3社の比較と、「間口が広い=簡単に受かる」ではないという注意点である。