なぜ「世界記録が破れた」と言えないのか:自他交替から見る「反使役化」と「脱使役化」
ゆる言語学ラジオゆる言語学ラジオの全国ツアー「初ゆるし」札幌公演で、水野太貴が堀元見に出した問いは次のようなものだった。「紙を破る」は「紙が破れる」と言い換えられるのに、「世界記録を破る」は「世界記録が破れた」と言えない。変えたのは動詞だけなのに、なぜ対応関係が崩れるのか。この回のテーマは「自他交替」である。水野は、日英の比較を通じて「人間が世界をどう捉えているか」のヒントが見えてくると予告し、後半では北海道方言の「〜さる」にも話を広げた。
対応するはずの自動詞と他動詞が、ときどき成立しない
導入で水野は「パソコンが壊れた」という表現を取り上げる。これは「誰かがパソコンを壊した」という文と対応している。ところがこの対応はいつも成り立つわけではない。「紙を破る」から「紙が破れる」は作れるが、「世界記録を破る」から「世界記録が破れた」は作れない。「破られた」という受け身なら言えるが、「今回の北京オリンピックでは世界記録が破れました」とは言わない。
「叩く」から「叩かる」、「噛む」から「噛まる」も作れない。「赤ちゃんが僕を噛む」から「僕が噛まる」は意味をなさない。「破る/破れる」「壊す/壊れる」のような一部の動詞だけがこの交替を起こし、そこに一見一貫性がない。水野によれば、こうした「バグ」のような不整合こそ言語学者が興奮するポイントだという。
自他交替とは、他動詞を自動詞に、あるいは自動詞を他動詞に変えることを指す。堀元は「地味でサムネにならない」とからかったが、水野は最後まで聞いてから判断してほしいと応じた。
日本語と英語の自他交替の違い
まず形の違いがある。日本語は「壊す→壊れる」「破る→破れる」のように、語の後ろに要素を付けて自動詞と他動詞を行き来することが多い。英語では break を「breakれる」のように変形しない。broken という受け身の形にはなるが、それは自動詞と他動詞の区別が変わったわけではない。
英語では、同じ形が自動詞にも他動詞にもなる。「open the door」とも「The door opens」とも言える。burn も「burn it」と「The leaves burn」の両方が可能だ。日本語でこれに近い数少ない例外が「開く」で、「ドアを開く」「ドアが開く」の両方が言える。
ただし、ここにも不思議な点がある。英語では「Taro tore the paper」から「The paper tore」が作れる。同じ動詞なのに、主語が動作主の太郎でも、破られる対象の紙でもよい。「水野が堀元を殴った」と「堀元が水野を殴った」は意味がまったく違うのに、tear では主語を入れ替えても成り立つ。日本語母語話者なら「The paper was torn by Taro」と受け身にしたくなるところで、受け身と何が違うのかという問題も出てくる。堀元は「仕様として変だ」と反応した。
さらに、「破る/破れる」「壊す/壊れる」「割る/割れる」のようなペアは、系統の異なる日本語と英語で同じように振る舞う。似た意味の動詞が似た挙動をし、似た理不尽を抱えている。
堀元は、日本語の「世界記録が破れた」問題と英語の同形問題は別の話ではないかと指摘した。水野はここで補足する。英語でも「He broke the world record」は言えるが、「The world record broke」は言えない。一方で「He broke the vase」から「The vase broke」は言える。花瓶なら交替できて、世界記録になるとだめになる点が日英で共通している。ここに共通の原理があるはずだ、というのが言語学者の考え方だと水野は述べた。
反使役化:放っておいてもそうなるか
「紙を破る」が「紙が破れる」になるような変化を、研究者は「反使役化」と呼ぶ。水野が紹介した研究者の説明では、反使役化の文は、主語が破れた状態になったということ以上に、主語の内的性質や内的な活動が原因となって起こる「自発的な変化」を表す。
堀元は「紙は自発的に破れないだろう」と疑問を示した。水野によれば、この説明では、紙は破れることへの自発性を潜在的に持っているとされる。堀元はこれを「種は木になりたいという欲求を持つから木になる」というアリストテレスの目的論的自然観のようだと茶化したが、水野はつながる部分が結構あると応じた。要点は、紙はそれ自体が経年劣化したり外的な力が加わったりすると破れる、ということだ。
水野はこれを分かりやすく言い換えた。人間がまったくいなくなった世界で何年も経ったとき、その出来事が起きているかどうかで考えればよい。堀元はこれを『Dr.STONE』基準と呼んだ。人類がいなくなった後、何百年も落ちていた紙は破れているだろう。だから「紙が破れる」は言える。一方、何千年経っても世界記録が破れていることはない。同じ理屈で、「契約を破る」「約束を破る」は言えても、「契約が破れた」「約束が破れた」は言えない。英語でも「He broke his promise」「He broke a contract」は言えるが、promise や contract を主語にした自動詞文は言えない。
堀元は屁理屈として、「2040年までに借金を返す」という契約なら人類滅亡後に自動的に破れるのではないかと食い下がった。水野は取り合わずに次の例へ進んだ。
peel(むく、剥がす)では、「The paint peeled」(ペンキが剥がれた)は言える。ペンキは放っておくと経年劣化で剥がれていく。しかし、オレンジの皮を主語にして「皮がむけた」の意味にすることはできない。オレンジの皮は、むく人がいないと勝手にむけないからだ。clear(きれいにする)も同様である。風が雲を払って空が晴れる場合は、「The sky cleared」と言える。しかし、ウェイターがテーブルを片付ける「The waiter cleared the table」から「The table cleared」を作るのは変だ。テーブルが勝手にきれいになることはないからである。
途中、堀元は「自然にむけることも、人がむくこともある皮」を例に出して、反使役化できるかを問うた。水野は、日本語でも「むく/むける」が成り立つことを確かめつつも、結論は「宿題にさせてください」と保留した。
この節の水野の結論は、私たちが反使役化を使うとき、主語の性質に必ず注目しているということだ。人間のいない世界でもそう振る舞うかを、話者は無意識に見極めているという。堀元は、アリストテレスへの連想はふざけただけだったが、ものに宿る性質を考える点で意外に深い指摘だったのかもしれないと振り返った。
脱使役化:動作主が不特定なだけ
ところが、この原理では説明できない自他交替もある。「堀元さんが大金を儲けた」から「大金が儲かった」は作れるが、大金が勝手に儲かる性質を持つわけではない。水野によれば、影山先生はこれを反使役化とは別の現象、「脱使役化」として説明している。
脱使役化は英語にはない現象とされ、日本語母語話者にとってなじみ深い。例として「予算案が決まった」「庭に桜の木が植わった」が挙がった。予算案が勝手に決まることも、桜の木が勝手に植えられることもない。反使役化は主語が元々持つ性質、つまり人間がいなくなっても起きるかどうかに関わる。これに対して脱使役化は、動作主が不特定であることを表すだけだという。予算案を誰が決めたのか、大金を誰が儲けたのかは言及されず、誰かがそうした結果の状態にあることだけを述べている。
堀元は「お金は寂しがり屋だから仲間を求めて増える、と本で読んだ。だから主体はお金だ」と冗談で反論し、水野に「話が薄っぺらい」と一蹴された。
行為・変化・結果状態という三段階
脱使役化の理解を助けるために、水野は動詞の意味を「行為・変化・結果状態」の三段階に分けるモデルを紹介した。「叩く」は行為しか表さない。叩いた結果、血が流れることはあっても、動詞自体に変化は含まれていない。「割る」は、行為をして変化が起き、二つになったという結果状態までを表す。「似ている」は結果状態だけを表す。どの段階を担う動詞かで分類するのがヴェンドラーの4分類で、以前の回で扱った「テリック」の話ともつながる。
水野によれば、自他交替に関わる動詞は、行為・変化・結果状態のすべてに言及する動詞である。「破れる」も「儲かる」も「決まる」も、結果が変わっている。それが自発的な性質によるのか、不特定の誰かの行為によるのかが違うだけだ。だから結果状態を記述していない動詞では交替が起きない。「押す」「叩く」「蹴る」のような接触・打撃の動詞は、結果までを含まないので、対応する自動詞がない。英語でも「He pushed the wall」は言えるが、「The wall pushed」は言えない。
北海道方言の「押ささる」と結果状態
ここで話は札幌の聴衆に身近な北海道方言に移る。北海道方言では「ボタンが押ささっている」と言える。水野の説明では、ボタンは押すとへこむので、結果状態が含意される。一方、壁は押しても変化しないので「壁が押ささってる」とは言えないだろう。ただし、柔らかい粘土のような壁を押して手形がついていれば言えるはずだ。つまり「〜さっている」は、結果状態があるものに対して使う脱使役化だ、と水野は主張した。
共通語との違いとして水野が挙げたのは、位置変化の結果状態である。「干す」のように物を動かす行為は、共通語では脱使役化できないとされる。しかし北海道方言や、九州・東北の一部地域では「洗濯物が干ささっている」と言える。堀元も、自分の父親がよく言うと認めた。「干す」には位置が変化した後の状態という結果が想定できるからだ、と水野は説明する。
さらに水野は、同じ「押す」でも区別があると述べた。スーパーでカートを押している人を見て「カートが押ささっている」と言うのは変で、「押されている」が自然だ。しかし、テーブルを壁際まで動かし終えた後なら「テーブルが押ささってる」と言えそうだ。違いは、行為に「ここまで」という限界があるかどうか、つまりテリックかどうかだという。水野は、テリックかどうかは「10分で〜する」と言えるかで判定できると説明した。重いベッドを10分で押した、は言えるが、カートを10分で押した、は言わない。
堀元は、北海道方言話者は本能的に使えるのだから、その判定手順はいらないと突っ込んだ。水野は、自分は北海道方言話者ではないので、どうすれば使えるのかが気になるのだと答えた。水野がダーツの矢で「刺ささってる」と言えるはずだと試すと、堀元は「言わない、気持ち悪い」と否定した。「刺さってる」で足りるからだという。
自動詞でも言える「〜さってる」、揺れる内省
公演前夜、水野は堀元の父親に北海道方言の聞き取りをしていた。印象に残ったのは、自動詞でも「〜さってる」が言えるらしいという点だ。オフィスビルで毎週高層階のセミナーがあり、5基のエレベーターがすべて上の階に行ってしまった場面で、「エレベーターが上がらさってる」は言えるという。会場で挙手を求めると、容認できる人がかなりいた。水野は、北海道方言話者でない人も含まれているはずなので、容認度は高いと見ている。
もう一つの例は、ガラスの壁を押してヒビが入った場合の「壁が押ささってる」である。これは堀元はだめ、堀元の父親はオッケーだったという。会場では言えるという人が多く、堀元は自分の直感と違うと驚いた。水野は、堀元はヒビが入ることを「結果」と解釈しにくいが、多くの人はそれを結果と捉えているのだろうと解釈した。
歴史的な例として、水野は夏目漱石の『坊っちゃん』に、印を押された辞令を「押さる」という自動詞で表す用例があると紹介した。判子を押せば印影が結果としてはっきり残るので、結果状態を表す脱使役化が成り立つという。
「〜さる」は脱使役化だけではない
堀元は「北海道方言の〜さるは脱使役化だった」とまとめられればサムネになると期待した。しかし水野はそう単純ではないと答えた。「〜さる」には自発の意味もある。つい押したくなるボタンを「押ささる」と言う場合だ。「このボタン押ささらない」のように不可能を表す可能の意味もある。水野は、自発・可能・結果状態の脱使役化の三つが用法としてあるのではないかと述べた。脱使役化は、そのうちの一つだという。
堀元は前夜に「押ささるの本質」を思いついたとして、「形態的には脱使役化の側面があるが、意味的には中間構文的な振る舞いを示す。ただし中間構文なら自動詞は使えないので、中間構文的とも言い切れない」と語ったが、水野に「何もすっきりしなかった」と返された。
方言によって違う容認のライン、そして人間の認知
まとめとして水野は二つのことを挙げた。一つ目は脱使役化についてである。どこまでを容認するかは、日本語の中でも揺れている。漱石が使った「印が押さる」を今の標準語話者はあまり言わないように、時代によっても違う。北海道方言などの「〜さる」は、位置変化という結果を脱使役化できるが、ほかの方言ではできない。「吊す」「干す」にも結果はあるのだから、理屈の上では脱使役化してもよいはずだ。北海道の人には「押ささる」を好み、ほかの方言でも使えればいいのにと言う人が多いが、水野はそれを東京方言と比べて論理的に優れているという話ではないと述べる。どこまでを結果状態として許容するかのラインの違いであり、北海道方言はそれを位置変化まで認めているのではないか、というのが水野の見立てだ。
二つ目は反使役化についてである。水野は、人間は出来事の変化を言うとき、それがものの性質によるのか、人間が意図して手を加えた結果なのかを認知的に重視しているのではないかと述べた。日本語も英語も、言語表現の上でこの区別をはっきりつけているからだ。堀元はこれを受けて、紙が放っておいて破れるのも人が破るのも、自然科学的には同じ物理現象なのに、言語ではその違いを大事にしている、と感想を述べた。
堀元はさらに、以前ゲストの黒島先生から聞いた「凍る/凍らす」の話を持ち出した。元が自動詞で、他動詞のほうが形として長くなる。その傾向は世界の言語でも広く見られるという話で、凍るは自然に起きるが凍らすは自然にはあまり起きない点で同じ話だと指摘した。水野は、冷蔵庫のある現代ではあまり意識しないが、昔の人にとっては自然に起きる変化かどうかが重要な情報だったので、それが言語表現に残っているのではないかと応じた。「凍る/凍らす」や「割る/割れる」のようなペアを見ると、人間が何を大事にし、どういう世界を生きているのかが見えてくる。それが冒頭で予告した「人間の世界の捉え方」の意味だった。
ただし、残された問いもある。皮の「むく/むける」が反使役化できるかは宿題のままだ。「押ささる」の容認範囲は、水野と堀元、堀元の父親、会場の間でも食い違った。水野は、北海道方言の内省は人によって違う部分があるとして、視聴者に意見を寄せてほしいと呼びかけて締めくくった。
ゆる言語学ラジオ。
堀元さん、パソコンが壊れたって言われたらどう思います?
機械音痴が来たよって思います。え、パソコンが勝手に壊れるわけねえのに、他責でパソコンが壊れたって言いやがって、パソコン壊したって言えよって思います。
ちょっと怖いな。思想が強いな。
ごめんなさい。結構よく苛立ってたんで、それで。
ただこのね、パソコンが壊れたっていう表現、言語学的に見るとめっちゃ深いんですね。これってさ、誰かがパソコンを壊したっていう文と対応してるの分かりますかね?パソコンが壊れるって。でもこの対応関係って必ずしも成立するわけじゃなくてですね。誰かが紙を破る。これって紙が破れるっていう風にできますよね。この破れる・破るの関係って、誰かが世界記録を破るの時って、世界記録が破れたって言えなくないですか?
世界記録が破られたは言えるね。
あ、そう。破られたは言えるんですけど、破れたとは言えないですよね。
世界記録が破れた。今回の北京オリンピックでは世界記録が破れました。言わないですね。
言わないですよね。さっきと全く同じこと、破れるって動詞にしただけなのに。なんで対応関係が成立しなくなっちゃったんですか?
あ、本当だ、確かに。
言語学者ってね、こういうバグみたいなのが言語の中にあるとですね、大興奮する、そういう生物になっておりますので。
でもなんか気持ち分かってきたよ。ここ、ここ対応取れてないじゃんみたいなの見つけたら考えたくなるんだね。
そう。で、しかもさ、破るは破れるにできるけどさ、例えば叩くだったらさ、叩かるになる。
あ、気持ち悪いな。聞いたことないな。
噛むとかだったらさ、噛まるに。
あ、例文が生成できないもんね。気持ち悪。
そう、そう、そう。赤ちゃんが僕を噛むから、僕が噛まるを作れるか。作れないですよね。
そうだね。昨日僕は噛まったって言わないもんな。
意味不明ですよ。
このようにむしろ破る・破れるとか壊す・壊れるみたいなのだけが、なんかこういうような振る舞いをするし、そこに一貫性が見られないってのが言語学者が興奮するポイントになるんですね。ということでね、今回のテーマ、ちょっと派手なもの持ってきたんですけれども、自他交替。
あ、出た。
出ましたね。これ。
前もやりましたよね。なんか黒島先生のゲスト回かなんかで。
はい。ド派手テーマですよね。
いや、自他交替は地味よ。サムネにならない。
え、大変サムネるの。なんでなんで。
え、自他交替って書いといたら伸びます。伸びる、伸びる。
伸びない、伸びない。お前の感覚おかしいよ。
インプレッションえぐいで。
行かない、行かない。何かわからんもん、それ。
自他交替はですね、自動詞を他動詞に変えることとか、他動詞を自動詞に変えることって思ってくれれば。
だから壊すが壊れるになる。
はい。これ自他交替しましたね。これを日本語と英語で比較してみたら結構面白いぞっていうのが今回の話なんですね。
え、英語と全然違うのかな?
ちょっと違うんですよね。日英でですね、おまけに比較していくとですね、人間が世界をどう捉えてるかっていうことのヒントもちょっとあるというか。
でかいテーマに繋がるわけです。
そう、そういう話に繋がるので、地味って思ったかもしれないですけど、ちょっと最後まで聞いてから判断してほしいと思います。
にわかに信じがたいですけどね。
ということで、まず最初は英語と日本語の自他交替を比較してみましょうか。日本語ってさっき見たように、壊すが壊れるになるみたいな感じで、動詞になんか後ろにちょびっとついて他動詞を自動詞にしたり、あるいは自動詞を他動詞にしたりっていう風になりますよね。
壊すに「れる」がくっついたみたいな感じね。
はい。さっきの破る・破れるとかもそうですね。破るに「える」がついて破れるになってますもんね。でも英語だと、ちょっと後ろにつけて自動詞が他動詞になるとか、他動詞が自動詞になるって浮かばなくないですか?
ああ、そうなの。
例えば壊す、breakとかが、ブレイクかれるみたいにならないですよね。
うん。ああ、そうだね。あ、でも受け身にはなるよね。brokenみたいにはなるよね。
brokenにはなりますね。
あ、でもそうか、自動詞と他動詞が変わってるわけじゃないのか、それは。受け身になってるだけなのか。
そう、そう。はい。そのままの形で本動詞として使えるんですけど、そういうのってあんまりなくて、英語の場合はね、形が一緒なんすよ、自他の。
だからあれだ。open the doorとは言えるし、the door opensとも言えるんだ。
まさにまさに。The door opensですかね、とかっていう風に言えますよね。だからopenとかって英語だと自他同形なんですね。日本語の数少ない例外が「開く」で、開くは日本語で同形で自他両方いけるんですね。ドアを開くとドアが開くって言えるんで。
あ、言えるわ。
そう。だから開くだけ、ちょっと日本語で考えると英語と同じ振る舞いをするんですけど、英語は他にもburnとかね。
burn itとか言えるし。
そうですね。燃やす。あるいはThe leaves burnとか。
うん。燃えるもいけるんだ。
いけるんで、やっぱなんか英語は同じ形で自動詞とも他動詞ともいけるんだけど、日本語だとなんか後ろにくっつけた方がうまくいくことが多いってのが、まず日本語と英語の比較なんですね。
でですよ。さっきね、誰かが紙を破った、ちょっと分かりやすくするために太郎にしましょうか。太郎が紙を破ったが紙が破れたになるっていうのを英語でも考えると、Taro tore the paperがThe paper toreっていう風にできるんですね。自他交替できるんですよ。
だからtearも自動詞でもあり、他動詞でもあるってことね。
そうです。そうです。はい。で、これさ、よく考えると結構変なこと起きてるの気づきます?
うん、わかんない。
1つは英語に関してなんですけど、なんで同じ動詞で、主語が人、太郎でも、紙、破られる対象ですよね、でもいいのっていう。同じ動詞なんだから、普通そこって入れ替えたら全然意味違ってくるじゃないですか。
うん。はいはいはい。だから水野が堀元を殴ったと堀元が水野を殴ったは全然意味違う。
違うから。そうそうそう。入れ替えちゃダメじゃないっていうことか。
ていうことですね。でもそれが英語に関しては全く同じ形の動詞で両方実現してて。
あ、確かにそう考えるとなんか仕様として変な感じしますね。それちゃんと言い分けられるようにしといた方がいいよな。
そうです。そう、そう、そうなんですよ。で、それから受け身と何が違うのっていう問題もありますよね。例えばTaro tore the paperってのを、ここから紙が破れたって作ろうとしたらさ、普通の日本語母語話者だったらThe paper was torn by Taroみたいに受け身にしちゃいたくなりますよね。
やりたくなるね。
受け身じゃなくていいのっていう。
確かに。紙は太郎によって破られたって言った方が良さそうだね。
そうなんですよ。ということで、この自他交替ってよく見るとなんか色々変なこと実は起きてるんですね。
英語がやっぱ気持ち悪いな。仕様が変だね。
そう。で、しかも探すと、紙を破るみたいなもの以外にも、壊す・壊れるとか割る・割れるとかも同じようにこうやって自他交替が日本語でも英語でもできるんですね。だから系統的に全く異なる英語と日本語っていう言語の中で、破る・破れるとか、壊す・壊れるとか、割る・割れるみたいなペアが同じような振る舞いをしているんですよね。
ああ、そこか、そこか。
だからこの自他交替という現象は割と通言語的に見られる現象。似た意味の動詞が似たような挙動をして、似たような理不尽があるってのが、ここまで確認したこの自他交替の変なポイントですね。
なるほど。え、でもさ、それ違う現象じゃない?日本語の世界記録が破れたとは言えないっていうことと、英語の同じ形で自他を表しちゃいけないんじゃないっていう話って全然別の話じゃない?
あ、すいません。そこちょっと補足すると、英語でもですね、例えばHe broke the world record。これは言えるんですよ。でもThe world record brokeは言えないんですよ。
ああ。
つまり日本語と同じように、世界記録が破れたみたいな形にするとこれはダメなんです。
じゃあ共通の何かありそう。
そう。でも例えばHe broke the vase。花瓶ですね、vaseって。これは言えて、The vase broke、これも言えるんですよ。そう。花瓶を割ったと花瓶が割れた。これは英語でも同じように言えて、それが世界記録になった時だけダメなんですね。
ああ、面白い。あ、いいよ、いいよ。これ共通の何かあるでしょ、絶対。
そうなんですよ。ここがその共通の理不尽っていうですね。とするとね、やっぱ言語学者ね、燃えちゃうんですよね。こういう不思議な現象があると、なんか理屈がここにあるんじゃないかっていう風に考える生物なんですね。
だからすごくシンプルな原理がその奥底にあるんじゃないかってことですね。
そういう風に考えるのが言語学者なんですね。ということで、ちょっとここで用語1個導入してもいいですか?さっきみたいな紙を破るが紙が破れるになるような変化のことを反使役化という風に研究者は呼んでいるんですね。
で、この反使役化ってのがどういう意味を指すのかっていうことをちょっと今から説明するんですけど、さっきの紙が破れたみたいな文って、単に主語が変化する、紙が破れた状態になったっていうこと以上に、主語の内的性質、内的な活動が原因となって変化が起こるという自発的な変化を指すんだっていうこと言ってるんですね。
政治家系、お前。
政治家系。
え、そのようなご指摘はですね、私にとって当たらないという風に考えているわけであります。
すごいな。説明で持って回っててよくわかんなかったですね。
はい。噛み砕いて言いましょうか。最後のところがポイントで、自発的な変化ってこの反使役化のこと言ってるんですね。自発的な変化、何が原因なのかというと、その主語、今回紙ですね、紙が持ってる性質とか紙が元々備えてる活動が原因だっていうこと言ってるんですね。
うん。でも違くね?紙って自発的に破れないでしょ。
まず説明をしてる研究者の言ってたことそのまま言いますね。紙は破れることに対する自発性を潜在的に持っているのだっていうことを言っていて。
アリストテレスの目的論的自然観みたいな。その種は木になりたいという欲求を持っているから木になるのだ、みたいなこと。エネルゲイアみたいなこと?そうそうそう、エトスを持っているみたいなやつあったよね。それですか?アリストテレス信者ってこと?その先生は。
アリストテレスを研究してたから、そこにたどり着いてしまったってことですかね。
なんかでも繋がってる部分結構あると思います。紙ってそれ自体が経年劣化したり、外的な力が加わると破れますよねっていうことを言ってるんですね。
ああ、なるほど。めっちゃほっといた時の話か。
そう。だからすごい噛み砕いて言うと、人間が全くいなくなった世界でずっと何年も経った後にそのことが起きるかで考えてほしい。
ああ、それめっちゃ分かりやすいね。だからその『Dr.STONE』基準みたいな。
あ、そうそうそう。
その『Dr.STONE』の世界になって、人類が石化してめっちゃ時間経ったらどうなってるってこと考えたらいいのかな。
はい。なので紙が破れるは何で言えるかって言うと、人類がいなくなった後に紙が例えばどっかに落ちていて、それが何百年も経った時に、その紙って破れたりしてるでしょ、壊れてるでしょっていう時には、この反使役化ができるんだって言ってるんですね。
そう。ま、廃墟のね、紙とかなぜか全部ビリビリに破れてますもんね。
あ、そうそうそう。あれなんでなんだろうね。
あれ自然に破れてるのか暴走族が破ってるのか、どっちかでしょうね。
〜とるのかもしんないですけど、とにかくそういう反使役化ってのは、世界で放置された時に起きるかとか、そのものが持ってる性質なのかどうかってのが関わるってこと言っていて。そうすると、なんで世界記録を破るが世界記録が破れるっていう風に反使役化できないかの説明は、これで進みませんか?
うん、そうだね。人類がいなくなった後、そんな世界で何千年経っても世界記録破れてることないもんな。
そうなんですよ。同じように契約を破るは言えるんだけど、契約が破れたとか契約が破れるって言えないじゃないですか。
うん。だって人がいなくなったら何千年経っても契約破られることないもんね。
そうですよね。他にも約束が破れたも言えないですよね。約束を破るは言えるけど。
ああ、それで、あ、めっちゃ説明できるじゃん。すご。
これは英語でもやっぱ全く同じで、He broke his promiseとか、He broke a contractとか言えるんですよ。約束、promise、contract、契約ですね。
はい。はい。
でもこれを主語に持ってきたら、これは言えないんですね。
なるほどねえ。でもさ、2040年までにこの借金を返しますっていう契約ってさ、人類が死滅した後にさ、10何年経ったら自動的に破れることになるけど、その場合は契約が破れたと言えるんじゃないですか?
屁理屈ばっかりで楽しいですか?
やっぱこの議論もしないと。じゃあ借金の場合はどうなんだろう?返さなかったら自動的に契約破れますけど、とか学会で多分言われてますよね。
あの、言われてないです。もうちょっと他にも例文見てみましょうか。peelっていう、剥くっていう、ピーラーとかのpeelですね。これも面白い挙動してですね。The paint peeled。これ言えるんですよ。
ペンキが剥がれたってこと?
そう。ペンキが剥がれた。これは言えるんですね。ペンキってほっとくと経年劣化してさ、勝手に剥がれていくじゃん。でもThe orange peeled、オレンジの皮が剥けた。これは言えないんですよね。てか剥がれた。
経年で剥けてかないからか。
オレンジの皮って勝手に剥がれたりしないじゃないですか。
剥くやつがいないと剥けないね。
そう。人間の行為が必要なので、動作が必要であるオレンジの皮に対しては反使役化できないとか。
あ、面白い。でもその場合、すごい難しいやつあるよ。反使役化できるかできないか。
はい。はい。
そのおちんちんの皮はどっちですか?自然に剥けていくこともあるし、動作主がいて剥いてる場合もあるけど、これどっち?
喋んないでもらえますか?
あの、これ影山先生、非常に面白い議論だって取り入れてますよね。当然。
ただ、あの、面白いかも。それは面白いかも。教えてほしいの。だって仮性包茎の割合それなりにあるから、自然に剥ける性質を持っているって言えるのかってことですよね。
言えなそうだよね。でも成長してくにつれて自然に剥けていく場合もあるからね。どっちなんだろうな、これ。
堀元さん、あのさ、タクシーでさ、たまたま見たボットの最新動画がさ、おちんちんの皮剥くべきか剥かないべきか問題っていうのを僕が見せたの、完全に引きずられちゃってませんか?
そうです。あの動画面白いなと思ってたから、つい出しちゃいましたね。
でも確かに、まずpeelって動詞を使うのかな。
確かに。陰茎包皮を。
なんかやだね。おちんちんの皮peelはなんか痛そう。
ま、ちょっと怖いですけど。あ、日本語だったら剥く・剥けるだよね。
なんか意外とちゃんと取り合ってくれてる。突っ込んで終わりかと思ったら。
ペンキは剥がれるだもんな。剥く・剥ける。あれ、剥く・剥けるは反使役化ですか?
あ、ごめんなさい。僕が言うことでもないですけど、もういいっすよ。そんな話、言い出しといてなんですけど、そんなに掘り下げなくていいすよ。先進んでもらって。先進めよ。
ちょっと宿題にさせてください。普通に興味深いんで。もう1個例見てみましょうか。clearっていうね、綺麗にするっていう動詞ですね。これもですね、The wind cleared the sky。
うん。
風によって雲がこう消えてって、空が綺麗になりましたっていうやつですね。これは反使役化できて、The sky clearedって言えるんですよ。
うん。はい。はい。
でもウェイターさんがテーブルを綺麗にする、The waiter cleared the table。これは反使役化できないんですね。The table clearedは変だと。
これだって机が勝手に拭かれて綺麗になることないもんね。
そうなんですよ。やっぱりこれも人間の行為、動作主がいないと机って勝手に綺麗にならないので、反使役化ができない。だから我々は反使役化を作る時って、主語の性質に必ず注目しているんですね。
ああ、そうだね。
例えば人間が全くいない世界でも、そのように挙動するのかどうかってことを見極めた上で運用しないと、こういう風になってないわけなので。
だからすごいね。脳内で自然にそれやってるんだ。
そうです。
何千年経った後に自然に紙破れてることあるから、紙が破れるは言えるな。でも世界記録は何千年経った後に破れてることないから、記録が破れるは言えないなっていうのを勝手に判断してるってことでしょ。
と思いますよ。
それすごいね。
だからアリストテレス的っていうのは結構深い指摘なのかなと思っていて。アリストテレスの自然観ってそういうことなんでしょ。だってそのもの自体が宿している性質とかを考えてたわけでしょ。
そうだね。だから種は木になろうとする性質があるから木になるんだみたいな。あ、だから近いのか。
って思いましたけどね、聞いて。
ああ、なるほどね。全然茶化してるようになっちゃったという。
そう。茶化し間違いじゃないのか。
深いインサイトだなって思いましたけど。
ふざけただけなんですけどね。
いやいやいや。ただですよ。例えばこういう自他交替どうですかね?堀元さんが大金を儲けたに対して、大金が儲かったって自他交替してますけど、これって大金って勝手に儲かる性質持ってます?
持ってないっすよ。
持ってないすよ。
あれ、だったら話違うじゃん。間違えてるじゃないですか、影山先生。
違う。影山先生はこれは反使役化じゃなくて別の現象なんだっていう風に説明してるんです。
あ、じゃあ反使役化は起きてないと。
自他交替してるけど反使役化ではないっていう説明です。
じゃあ何が起きてんの?
脱使役化。
ああ、難しい。2個あんの?反使役化と脱使役化。え、むずい。
これ分けてるんですよね、研究者は。まず脱使役化は英語にはない現象だっていう風に言われています。だから日本語母語話者の皆さんこそ馴染み深い現象なんですね。
だから反使役化は割と日本語でも英語でも色んな言語で言えることだけど、脱使役化は珍しいんだ。
はい。そうですね。他の例だと、予算案が決まったとかね。
はあはあ。確かに予算案も勝手に決まることないもんね。
ないですね。それから庭に桜の木が植わったとか。これも植えるっていう動作が必要ですから。
そうか。そうか。
やっぱり自然に勝手に桜の木が植えられる状態になることないですよね。こういうような自他交替は脱使役化と呼ばれている。
なるほど。
おさらいすると、反使役化は主語の自発性とか元々宿してる性質、僕の説明だと、人間がいなくなった後もそうするかどうかっていうところが関係してるって話でしたけど、脱使役化は単に主語が不特定だっていうことしか言及しないというか。つまり予算案が決まったっていう時って、誰が決めたかってよくわかんないですよね。言及されてないですよね。
国会なのかなみたいな感じね。
そう。とか大金が儲かったとかってのも、誰がっていうのって言及されてないじゃないですか。これが脱使役化の、ま、1番のポイント。つまりそのものの性質として勝手に儲かるとかじゃなくて、誰かわかんないんだけど、ある人が儲けた状態にあるってことをただ言ってるだけってのが脱使役化なんですね。
でもさ、大金が儲かるはさ、主体がわかんないって話でしたけど、僕結構お金の知識本読んだんで、そこに書いてあったんですよ。お金って寂しがり屋だから仲間を求めてどんどん増えるんだよって。だから、てことは大金が儲かったっていうのは主体がお金ですよね。寂しがり屋のお金が頑張って仲間を集めたんだから、主体があると言えると思います。
あの、話が薄っぺらいです。
そうなんですよ。この手のマネー本、皆さん信じない方がいいですよ。薄っぺらい知識書いてありますから。
でもちょっと難しいですよね、この話。
ちょっと難しいですね。
これ、理解の助けになるか余計ややこしくなるのか五分五分なんだけど。
なんでそんな一か八かの勝負するんだよ。分かりやすくなるやつ持ってきてくれよ。
僕はそれですっきり理解できたんだけど、そのために皆さんは新しいモデルを知らなきゃいけないので、それをどう取るかっていう感じなんですけど。言語学者って動詞をですね、3ステップにバラバラにするっていう手順を踏んでいて、それが行為、変化、結果状態っていう3ステップなんですね。例えば叩くとかって行為しか記述していないって言語学者は考えるんです。
うん。変化はしてないんだ。
変化することもあるけれども、叩くという動詞自体に変化の意味がないってことです。
はあはあ。だから叩いて血が流れることもあるんだけど、叩くって書いただけだと血流れてるかどうかわかんないですかね。
はい。分かりやすいのは、だから割るで、割るは行為をして変化をして結果状態までを記述するんですね。
割れて2つになっちゃったっていう結果まで言ってるんだね。
そう。とか、あるいは状態だけ指す動詞とかもあるんですよね。似てるとか。
ああ。顔が似てるみたいな。
これとかは結果状態のみを記述してる動詞。
そうね。顔が似てるっていう時、動いてるんだなとは思わないもんね。
はい。なのでこの行為、変化、結果状態っていう3ステップのどの部分のパートを担当してる動詞かっていうのを言語学者は分類をしていて、それがあのヴェンドラーの4動詞分類っていう。
ゆる言語学ラジオで昔やった。サムネでね、あの「どっちもテリック」っていう、あのすごいわけわかんないサムネのやつ。
そう。自他交替にかかわる動詞ってのは、行為、変化、結果状態の全てに対して言及があるような動詞なんですけれども。破れるとか割れるとかってさ、結果が実際変わってるわけだし、儲かるにしても決まるにしても何か結果変わってるのを、なんか自発的な性質でそうなったとか、誰か不特定の人がやったことでそうなったっていうのが自他交替なんですから、結果状態の記述がないとこの手の変化ってできないんですよね。だから分かりやすい例が、押すとか叩くとか蹴るみたいな接触・打撃を指すような動詞って、変化を起こすかどうかって動詞の中では記述されてないですよね。
うん。だから蹴った結果どうなるのかはわかんない。
うん。単に蹴るっていう行為だけを言ってますよね。だから叩くとか蹴るとかって、叩かるみたいな自動詞っぽいものがないんですよね。
だから叩くっていう言葉が、仮に殴って血を出させることを意味する動詞だったら、多分「俺叩かった」って言えるんだけど、でもそうじゃないから言えないってことですね。
そうですね。自他交替できないんですね。結果まで指してないので。英語でもだから、He pushed the wallっていうね、壁をこう押すは言えるんですけど、The wall pushedってのは言えないってのはそういう理由によるんですね。
うん。はい。はい。
日本語でも壁を押したは言えますけど、壁が押れたみたいな言い方できないじゃないですか。ただ北海道の皆さんだったらもう感じてると思うんですけど、北海道方言の「ボタンが押さっている」って言えますよね。これ、なんでこれ言えるかって言うと、ボタンは押すことでへこむので、結果状態が含意されるんですね。
ああ、そうだね。
で、一方で壁ってのは押しても壁自体に変化が起きないんですよね。だから「壁が押さってる」って多分北海道の方も言えないと思うんですよ。でも例えば、すごく柔らかい粘土状の壁で、その壁を押して手形と一緒にこう壁がへこんでいる状態になっていたら、壁が押さってるって言えますよね。つまり皆さんの使ってる「なんとかさっている」っていう形式って、結果状態があるものに対して使う脱使役化なんですね。
はあ。え、そんな難しいことしてたの?
はい。
え、このボタン押さってるわとか適当に言ってたけど、あれ脱使役化だったの?
結果状態があるものに対する脱使役化。そうです。
で、ポイントは、東京方言とかだと位置変化をした結果状態に対してはこの手の脱使役化ができないってのがポイントで。例えば干すとかってね、移動を伴うというか、ものをこう動かしたりする行為ですけど、この手のものは共通語だと脱使役化できないとされてるんですけど、皆さんの使っている北海道方言とか、あとは九州・東北でも言えるエリアがあるみたいですけど、「洗濯物が干さっている」とかっていう言い方はできるんですよね。
洗濯物が干さってるわ。うちの親父めっちゃ言うもん。
あ、そうなんだ。それなんでかって言うと、干すっていう動詞に一応位置の変化をして、行為をした後に干された状態っていう結果を想定することもできるから、干さっているって言えると思うんですね。
位置変化を含む結果状態がポイントなんだ。
位置変化という結果が残ってるものは、北海道方言などでは「なんとかさっている」で脱使役化できるっていう話をしてる。
なるほど。え、そんな難しい条件があるんですか?
はい。あの、何々さる。そうだから押すもさ、ボタンとか柔らかい壁を押した時に「なんとかさる」が出るのは、位置変化ではなくて単に結果がね、明らかに残ってるからですけど、例えばさ、スーパーのカートを誰かが押してるとした時に、カートが押さってる。これは変だと思うんですよ。
うん。うん。ああ、そう。
買い物してる人がいて、カートを押してるとするじゃん。カートが押さっているはかなり変だと思うんです。
押されているだね、その場合は。
ですよね。でも例えば、このテーブルを脇に掃けさせようとして、壁があって、じゃあそこまでこれを持っていこうって時に、壁までこのテーブルが動かされた後だったら、テーブルが押さってる。これはいけると思うんですよ。
あ、いける。言いそう、言いそう。
つまり行為にここまでっていう限界性、テリック。
はああ、さっきのテリック。
はい。ここまでっていうラインがある位置変化のものであれば、多分「なんとかさっている」は言えるっていうのが、北海道方言の「なんとかさる」「なんとかさっている」の本質的な部分なんじゃないかって。
え、あの北海道の「なんとかさる」、俺ら何も考えないで使ってたけど、テリックかどうかを判断して使ってたん?
テリシティ関係あると思います。
マジ?テリシティ判断してたんだ、あれ。
はい。皆さんもしテリシティ、限界性とか訳されることがあるんですけど、テストしたい時、あれ、これって「なんとかさる」言えるんだろうかっていう時に、さっき言ったようにテリックかどうかってのが関わってると思うんですけど、動作がここまで行ったらおしまいっていうラインがあるのがテリックであるっていうことなので、「10分で」ってつけたら変かどうかで簡単にテストができますから。
うん、ごめんなさい。「10分で何々する」が言えるかどうかでテリックかどうかを判断して、テリックだなって思ったら「何々さる」って言えるなって思うじゃ、その下りいらないのよ。その「何々さる」言えるなは分かるから、もう。そこかどうかを判断してる時間めっちゃ無駄なんすよ。
なんで?嘘でしょ?
北海道方言話者は本能的にできるから。
例えばそのスーパーのカートだったらね、「10分でカート押した」は変じゃないですか?
うん。言わないよね。
でも、あの大きいのを10分で押したとか、重たいベッドを10分で押した。ま、言えそう。ってことは、ベッドを端っこまで寄せる時の押すはテリックで、スーパーのカートとかはどこまで押すっていうのが想定できないわけですから、「10分で」が出ないのでテリシティがない。つまり「なんとかさる」は言えないんだっていう風に考えられます。
そこがいらないんだって。その下りがいらないのよ。
あ、別の限界性テスト。
違う違う。限界性を判断しなくても。
「何々しても何々しても」に変えるとかもありますよ。
ちょ、どうでもいい、それ。
そのベッドを、押しても押しても押さるけど、押しても押しても押せなかったとかね。ちょっとやっぱおかしいですから。
え、何?その「押さる」みたいなことをどうしても使いたい北海道方言話者じゃない人のための講座ですか?今日は。
そう、僕とかさ、非北海道方言話者なんですよ。だから「なんとかさる」ってどうやって使えばいいんだろうって気になるわけですね。
あ、だからその時はテリシティを判断すればいい。
今回だから例えばですけど、ダーツとかやってるとするじゃないですか。で、それで矢を投げたりするって位置変化は伴いますよね。で、的に矢が突き刺さってる時って、多分「あ、見て見て、的に矢が刺ささってる」って言いますよね。
言うか。気持ち悪いぞ。
刺ささってる。矢が刺ささってるって言いますよね。
言わない。言わない。
矢を刺すから、脱使役化したら矢が刺ささってるですよね、当然。
あ、理屈ではそうなるのか。いや、言わないよ。刺ささってるってこと?
そう。
ちょ、気持ち悪い。刺ささってるよ、より気持ち悪いぞ。
あ、そう。
刺さってるでいいでしょ、矢は。
刺さってるでいいのか。
刺さってる。あ、それ標準語にもあるな。
ある、ある。それでいいね。もう足りる時は別に言わなくていいと思いますけど。昨晩、堀元さんのお父さん、北海道方言母語話者に色々と伺ってたんですけど、面白いなと思ったのは、自動詞でもね、「なんとかさってる」が言えるっぽいんですね。
うーん。そうか。今までのは押すっていう他動詞を押さってるにしてたけど、自動詞にも使えんの?
そう。なんかね、僕が印象的だったのは、じゃあ普段行くオフィスビルがあって、毎週火曜日に45階、1番高いところでなんかセミナーをやってるとするじゃないですか。で、エレベーターに乗ろうとしたら、全てのエレベーター、5機あるとして、エレベーターが5機とも上の階に行ってしまった時に、「エレベーターが上がらさってる」。これは言えるって言われたんですよね。
上がらさってる。ま、言えるか。言える。
「今日もエレベーターが上がらさってるから、エレベーター待つのに時間かかるな」は言えるって言われたんですよね。
言えそう。言えそう。
え、ちょっとアンケート取ってみましょうか。今日エレベーター上がらさってる、容認できる人。
あ、まあ、まあ。
結構いる、結構いる。だったら、しかも北海道方言話者じゃない方も多分いるはずなんで、それなりに容認度が高いと思うんですよね。
ええ、面白いね。
なので単に他動詞ばかりができるってわけではなくて、自動詞とかでも場合によっては脱使役化できるとかってのは面白いですね。
水野さんさ、昨日夜12時半ぐらいにさ、うちの親父にさ、ずっとさ、「え、じゃあこの場合は壁が押さってるって言えますか」ってずっと聞き続けてたの、これのためだったんすね。
そうそうそう。
気持ち悪かった。
ずっと「じゃあ透明な壁にひびが入ってる場合は押さってるって言えますか?」ってずっとやって。
それ面白かったね。
あのね、ガラスのね、例えば窓とか壁をこうぐっと押して、パキパキパキッてなった時に「壁が押さってるわ」。堀元さんはダメ、お父さんはオッケーだったんですよね。え、どうですか?ガラスの壁をこうグッとして、ピキピキピキってひびが入った時に壁が押さってる。これどうですか?言えると思う人。
いや、ほら。言える?言える。結構言える。あ、そうなんだ。俺の直感と違う。
そう。だから多分それは、堀元さんはひびが入るはあんまりその結果っていう風に解釈できないから言えなかったんでしょうけど、ま、割とここにいる話者の方とかはそれを結果だっていう風に捉えているっていうことですね。
あともう1個、「押さってる」じゃなくて「押さる」になるんですけど、自動詞は昔は使われていた例があって。それってつまり押すをね、こう自動詞化してるわけですけど、これどういう状況かっていうとですね、押されている状態のことを「押さる」っていう自動詞で言ってたみたいなんですね。これ『坊っちゃん』とかに用例があるの。
夏目漱石とか使ってたんだ。
はい。「大きな印の押さった辞令を渡した」っていう例が出てくるんですけど、これほら、判子押したらさ、判子の印影が結果としてきっちり残るので、この押すならやっぱいけるっていうことですよね。
なるほどなるほど。そうだね。結果状態を表してるから脱使役化ができる。
これ脱使役化ですね。はい。できるっていうことです。はい。ということで、ちょっと今回かなりややこしい話しましたけれども、久しぶりにちょっとガチな言語学の話。
えらい難しかったな。
あ、難しかったですか?
うん。あれ、結局だから北海道方言の「押さる」は脱使役化なんですよね。
もちろん「なんとかさる」って意味が他にもあって、自発の意味もありますよね。
はい。はい。
ついつい押したくなってしまうボタンを「このボタン押ささる」って言うと思うんで。結果状態を表す脱使役化の時はね、多分僕の感覚だと北海道方言「なんとかさっている」じゃないと、その解釈が出ないと思うんですよね。
ほあ、そうか。だから一概になんか、これは脱使役化なんです、ポーンとか言えない。
そう。あの、可能の意味もあるんで。例えば「このボタン押ささらない」っていう時って不可能を指してるじゃないですか。ですから自発と可能と結果状態の脱使役化の3つなんじゃないかな。多分、用法としては。
なるほど。え、今僕はなんでこれを聞いたかって言うと、なんか派手でサムネになりそうなのは「北海道方言『さる』は脱使役化だった」みたいなこと言えば、なんかなりそうかなと思ったんですけど、そうとも言えない。
あ、いや、脱使役化と言っていいんですけど、それは3用法あるうちの1用法です。
ちょっとつまんないな、それ。
あ、でもね、俺ね、昨日の夜ね、お父さんと話してて結構、あ、こういうことかもっていうアイデア浮かんで。
あ、「押さる」の本質分かった。
それ結構バシって言える。
あ、言って言って。
形態的には脱使役化の側面があるが、意味的には中間構文的な振る舞いを示す。が、中間構文の場合は自動詞は使えないので、中間構文的とも言いきれない。
いやいやいやいや。何もすっきりしなかったよ。全然何もわかんなかった。
結構中間構文的。
いや、結構中間構文的もわからんし。
ミドル。
英語にしたら分かるとかじゃないの。
あ、そう。今回したのは、他動詞から自動詞への派生について、実は英語と日本語ですごく共通している不思議な側面があったり、一方で英語にはない日本語の現象として脱使役化があるんだという話をしてきました。脱使役化の話から言えることってのは、日本国内でもどこまで容認するかには揺れがあるんだっていう話です。
ああ、そうか。
だから「印鑑が押さる」みたいなのって漱石は言ってたけど、今の標準語の話者はあんま言わないですもんね。
はい。そうですね。歴史的にも容認するラインってのが異なるとか、動詞に対応する自動詞が使われた時期、使われない時期がある。それもそうなんですけど、北海道などで用いられる「なんとかさる」ってのは、さっき言ったように位置の変化という結果を表すものを脱使役化することができる。でもそれは北海道方言じゃない方言ではできないっていう話だった。でも別に吊るすとかね、干すとかって結果があるっちゃあるんだから、脱使役化してもいいわけですよ。
ああ、なるほどなるほど。なんか面白さ分かってきたぞ。脱使役化っていうものは日本語に見られる現象で、それって大体どこでも一緒だろうと思いきや、方言ごとでも、この場合は脱使役化できるのラインが違ったりすること。
そうです。そういうことです。だから北海道方言の人は、ま、割とね、「押さっている」みたいなのって北海道の方も好きで、なんか他の方言でもこれ使えたらいいのにっておっしゃる方が多いですけど、それは別に東京と比べて後れを取ってる言葉とかでは全くなくて、自分が許容する結果状態のラインがどこなのかって話なんですよね。
なるほどね。
で、それを位置変化の部分まで認めてるってのが北海道方言なんじゃないかと思う。
うーん。おお。なんかそれ聞くとね、あ、すごい面白い現象だなって思いますよね。
うん。干さっている。あと、刺ささっている。
それは言わないっす。
突き刺ささってるわ。
ちょ、気持ち悪い。気持ち悪い。より気持ち悪くなった。ぶっ刺ささってるも言わないす。
言わない。
言わないす。
刺ささるは言えてもおかしくないんですけどね。
そうだね。刺さるがあるからね。もう刺さっているでいいから。
で、それから1個手前で話した反使役化から言えることってのは、どうやら人ってのは、何か出来事が変化したってことを言うにしても、そのものの性質によって変化したのか、人間が関与して人間の意図で手を加えた結果変化したのかっていうのが、どうやら認知的に重要なんじゃないかっていうことですね。
うん。『Dr.STONE』の世界でどうなってるかなっていうのを無意識に考えてるんですね。
少なくとも我々が使う日本語も英語も、言語表現上はそれを明確に区別しているので、それはやっぱり人はきっと気になってるんじゃないかということですね。
うん。いや、だからそれも面白いよね。人間の認知ってさ、よっぽど人が大事なんだなって思う。だって紙ほっといたら破れるかどうかって、それ自然科学的にはただの物理現象であって、ほっといて破れようが人が破らなきゃいけなかろうが一緒じゃんって感じするけど、言語の運用ではその違いを大事にしてるってことですよね。
うん。黒島先生がさ、使役交替言語地図っていうのの楽しみ方教えてくれた時もさ、凍る・凍らすとかって、元が自動詞で他動詞の方が形態的に長くなっちゃったりしてるっていう話だったと思うんですけど、それもさ、凍るは自然に起きるんだけど、凍らすってあんまり自然で起きないじゃないですか。凍るの方が短くて凍らすの方が長いってのが世界の言語でも広く見られるみたいな話じゃん。それも同じだと思うんですよね。自然な状態でよく起きる変化なのか、人間が関与しないと起きない変化なのかってのは、現代人だってあんまり意識してない。冷蔵庫があれば凍らせることできますけど、もっともっと昔の人が使ってた言葉って、それも重要な情報だったので、言語表現にもそういった面が残ってるんじゃないか。だから凍る・凍らすのペアとか、割る・割れるとか見てると、人間がどういうことが大事で、どういう世界を生きてるのかってのが実は見えてくる面があるっていうのが、今回したかった話ですね。
冒頭で言ってたやつですね。人間の世界の捉え方が分かるってことだね。
はい。ちょっと久しぶりに負荷の高い回でしたけど、難しかったね。どうですか?
いや、でもね、日本語と英語の比較なんかもあってね、大変面白かったですよね。
うん。
そして英語といえばですね、本日案件となっております。
はい。
AI英会話サービス、AQUES様の広告です。ありがとうございます。
ありがとうございます。
いや、ありがとうございます。え、どういうこと?どういうこと?
札幌イベントの公開収録で案件をやるという暴挙ですね。
え。なんなん、え。
いや、あの、広告をね、ちょっとどうしてもさばかなきゃいけないってことで、まさかの札幌イベントに当たりました。
なんかあれだったよな。あの、やたらマネージャーさんからさ、水野さん、英語の回なんかやってくださいみたいなこと。
そんなゴリゴリの関西弁じゃないけど、あいつ。
でずっと無視し続けてたんですけど、あの、まさかの札幌イベントにぶつけられました。英語の話。
そうです。
ということで、英会話サービスAQUESは話す力を伸ばすオンライン英会話スクールです。
うん。マンツーマンのオンラインレッスンを提供しており、その特徴は日本語を英語にする問題を解きまくること。
はあはんは。
日本語の課題文が与えられ、それを英語にして口にするのを繰り返す。そしてすぐ講師のフィードバックを受けられる。だから「The record broke」って言えるかどうかが気になったらすぐ聞ける。
反使役化できるかどうかがすぐ確認できる。
今回の話もね、反使役化できるかなって思ったら聞けます。
めっちゃありがたいじゃん。
これ最高ですよね。今回の話聞いて反使役化に目覚めた方はAQUESを契約するしかないです。
しかもこのちょっと受験勉強っぽいやつね、こう問題文が与えられて英語にするみたいなのって我々好きじゃないですか?
英会話は講師とね、コミュニケーション取ることなんて基本的に1個もないので、世間話なんてしたら黙っちゃうんですけど、そんな人でも安心です。課題文を与えられるのでスムーズに英語を喋らさる。
喋らさるサービスですね。勝手に喋らさる、喋りたくなっちゃうってことですかね。
そう。そういうこと。
はい。はい。
中間構文っぽいですね、そこは。[笑い]
いいんだよ、それ。
うん。
あと日本語の課題文は同じものが繰り返し出るのも特徴になっております。最初のうちはガーっとまとめて繰り返し出て、覚えていくと徐々に出なくなる。忘却曲線に応じて出てくるっていう、記憶定着のために1番大事なあれですね。
うん。
あれをやっているのがAQUESさんですね。とにかく反復が大事ですからね。
まあ、そうだね。
我々もね、今回全国ツアーということでしっかり反復してきましたから、徐々に反省してさ、いろんなことうまくなってってるもんね。
うん。そうですね。今回なんかね、だいぶ難しい話しすぎて、だいぶ聴衆置いてったんじゃないかっていう危惧がね、残りますけどね、今。
そうですね。でも反省に関して本当にめちゃくちゃ改善していってるんですよ。今日スライド出すやつとかもね。なんか左上だけ妙にクローズアップされた
あれ確かにね、
変な素材がちゃんと出たりとかね。
ブラッシュアップされてますね。はい。[笑い]
ああいうことも繰り返しつつ、だんだんうまくなってきてますから。
僕だってね、リハーサルでね、流したスライドがね、ダサくて見にくいっていう地獄みたいなスライドだったからね。叱られました。
はい。
そうですね。ダサくて見にくいので色を変えてくださいって怒られる前代未聞のことがありましたけど、アップしてますから僕。
まあ、でも徐々にうまくなってるんですよ。イベントやるのもね。なんで、AQUESさんでも繰り返し同じ例文を英語にするっていうことをしていくうちに定着していきます。
それから結果を出すために強い制約を与えているのもAQUESさんの特徴です。1回50分以上のレッスンを週3回以上受けないとダメ。まあ、だからこれ気骨がありますよね。
ん、
その週1回とかのライト勢を取り込んだ方が儲かるのに、それをやらずに結果を出すために週3回以上の人しか客にしない。骨があります。
それ確かにそうかもしれない。
非常に気骨ありますね。
だから大金が儲かることを第1位に置いてないんでしょうね。
その、脱使役の文とかガンガン入れてこなくていいから。
うん。
ちょっとなんとか広告をね、繰り返し同じこと言ってる人にならないように頑張っています。
うん。脱使役化したんですか?
今回の内容をなんとか生かしております。
頑張ってください。じゃあ
そしてね、ゆる言語学ラジオでAQUESさん何回かやりましたけど、これもう視聴者さんが結構申し込んでくれてるらしくて、だから今回リピートしてくれたんですよ。
始めさる自発をしたってこと?
そう、我々はついAQUESを始めさるような動画を作った。AQUESが
すっごい違う違う。めっちゃ言われてるけど。[笑い]
AQUESが始めささりますよね。この動画を見るとね。
でもそうだよな。
それ行ける?自発ってことですよね。行けて
行けてるね。うん。これ多分コメント欄の中で袋叩きに。この感じで強行で行くと。そうそうそう。
おかげ様で弊社は大金が儲かりました。
言わなくていいです。そんなこといちいち言わなくていいです。[笑い]
そしてこの動画の公開日、1月6日となっておりますので、みんな新年で何かを始めたい時期だと思います。始めるなら是非AQUESさんで英会話レッスンをどうぞ。
英語できて損することはないでしょうし、いい趣味じゃないでしょうか。まずは概要欄のリンクからお試しレッスンを申し込んでみてください。7回×50分が1980円のお試し価格で受けられますので、これをやってみて効果を実感してください。
はい。
あと引き続きチャンネル登録、高評価、感想のコメントなどお待ちしております。皆さんの北海道方言の内省、ちょっと僕と違う部分あると思いますので。
結構ね、これ割れたからね、昨日もね。
なので是非皆さんからご意見いただけると嬉しいので、コメント残してください。
はい、以上にしましょう。ありがとうございました。
ありがとうございました。
[音楽]
この番組は一介の言語オタクによるゆるく楽しい言語トークです。できる限り裏取りをするよう心がけておりますが、不正確な内容が含まれる場合があります。テロップやコメント欄などで補足をしていきますので、適宜ご参照ください。
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