ミスターオリンピア直前、横川尚隆と金子俊の最新の仕上がりを写真から読む

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概要

ミスターオリンピアの開催を4日後に控え、話者は日本人選手2人の近況写真と映像を取り上げ、仕上がりを分析した。一人はオープンボディビルで初めてオリンピアに挑む横川尚隆選手、もう一人はメンズフィジークで出場を重ねる金子俊選手である。話者は今年のオリンピアのライブ配信が無料であることにも触れ、ネック自身もリアルタイム配信ができるかもしれないと話している。

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横川選手、ミロシュ・サルチェフとベガスのジムに現れる

話者が「大変なこと」と呼んだのは、前日に出回った一連の写真である。横川選手がラスベガスに入り、ミロシュ・サルチェフ(Milos Sarcev)コーチとジムにいる姿が撮られていた。写真はすでにボディビルのコミュニティで大きく拡散されており、話者は「ダークホースが現れた」という受け止め方をされていると紹介する。横川選手は本来、本番のステージで初めて体を見せるタイプだが、ミロシュはそうしない。そのため仕上がりが事前に大量に出回ることになり、話者は一ファンとしてありがたいと話す。

ミロシュについて、話者はセルビア出身の「生きるデータバンク」と紹介する。選手としてはミスターオリンピアに通算7回出場し、プロ戦には70戦以上出場した。コーチとしては、山岸秀匡選手がオープン部門で戦っていた頃に隣についていたこと、ドイツのデニス・ウルフを指導したこと、サムソン・ダウダをトップ選手に押し上げたこと、クラシックフィジークの選手だったリーガン・グライムスをオープンのボディビルダーに育てたことを挙げた。最近はハディ・チューパンのコーチにもなったが、ハディは今年のオリンピアには出場できないという。

腹筋と脚:ポーズごとに見た強み

写真はおそらく日曜か月曜に撮影されたもので、話者はまずアブドミナル・アンド・サイを取り上げる。ボディビルで重要なのはサイズ、シェイプ、コンディショニングだとしたうえで、横川選手は明らかに砂時計型の体だと評価する。ウエストは非常に細く、腹直筋の縦のラインも見えている。話者によれば、このラインは横川選手の体型では見えにくいはずだが、すでに出ている。脇腹まわりも強い照明の下でなくても見える状態だという。

脚について、話者はこれを砂時計型の体を支える土台であり、横川選手の最大の強みだと位置づける。ジャパンプロから約1か月半から2か月しか経っていないが、脚の輪郭は確実に良くなっているのではないかと見ている。その期間でさらに進化していたら大変なことだという言い方である。

カラーリングなしでここまで見える

サイドチェストでは、話者はパソコンのマウスポインタのような角度で浮き出た臀部に注目する。カラーリングをしていない状態でここまで仕上がりが見えるのは珍しいと言い、写真を拡散した人に礼を述べている。ハムストリングについては、膝裏からほぼ隙間なく垂れ下がっており、その落ち方の角度が普通ではないと表現した。横から見たウエストの薄さは「褒め言葉としてのパンケーキ」で、この薄いウエストが胸や上腕をより大きく見せていると話者は分析する。

話者が「言い忘れていた重要なポイント」として付け加えたのは、これらの写真がフラット、つまりパンプアップしていない状態の横川選手だという点である。そのうえで、日本人ボディビルダーとして歴史に残る写真ばかりだと評価した。

膨張率とポージングの変化

モストマスキュラーについて、話者は「ゴジラ」と呼び、他のオリンピア出場選手を突き放せるポーズになっていると評価する。特に強調したのは膨張率の高さである。話者によれば、プロ戦を何度も見ていると、出てきた瞬間とポーズを取ったときの差が大きい選手はたまにいるが、多くの選手はそこまで変わらない。横川選手はその変化が異常に大きいという。

サイドトライセップスでは、脚の輪郭が前方向へ食い込むように見え、肩もより分厚く見えている。話者はこれを見せ方を変えた結果だと推測する。教わったのかどうかは分からないとしつつ、本番でこの出し方を見せれば周囲を驚かせるだろうと述べた。胸の厚み、締まったウエスト、肩のストリエーション、上腕と前腕の大きさも、カラーリングなしではっきり見えていると話者は見ている。

青いトランクスと写真の見せ方

話者は、横川選手がジャパンプロで優勝したときの青いポージングトランクスにも触れている。JBBF時代から使っていたものかもしれず、彼の個性がよく表れた色だと言う。オリンピアでも同じ色で来るかは分からない。他の選手も青、紫、赤、緑とさまざまな色を使っており、昨年はキオンらが予選で青を着ていたと話者は振り返る。

写真の出どころについて、話者は横川選手本人が投稿した写真と、ミロシュが投稿した映像を区別している。横川選手自身は本番で全員を驚かせるため、あまり事前に見せたくなかったのではないかと推測する。一方でミロシュのような有名コーチは全部見せてしまう。特にボディビルダーは脚が出るため、絞りや状態が分かりやすいという。

横川選手が投稿したフロントの写真について、話者はボナック(字幕上は「ボナ」)やフィル・ヒースの良い時期のフロントに通じる密度感があると評価する。腰回りの形が良く、脚はフィル・ヒースより優秀だとも述べた。上半身の横幅やフレームの大きさでは、キオンらとは戦い方が違うと話者は見ている。

スター性と海外での注目

話者は、プロ2度目のステージで海外からこれほど騒がれる日本人ボディビルダーは初めてではないかと述べる。ステージに出た瞬間に映える華やかさは審査員の印象に残る。話者はその要素として体だけでなく、顔、髪型、表情、プレゼンテーションまでを挙げる。

例として、リー・プリースト、ローリー・ウィンクラー、カイ・グリーンのようにスター性で人気を集めた選手を挙げた。カイ・グリーンは現役当時、フィル・ヒースよりフォロワーが多かったという。チャンピオンでなくてもスターになれば広く好かれる。横川選手は日本ではすでに人気があり、見せる体次第で海外でも人気が爆発するのは堅いのではないか、と話者は予想する。「いい意味でアジア人らしい遺伝子の大爆発」とも表現し、レベルの上がった現在のボディビルでトップ10に入るだけでもすごいが、おそらくそれ以上に行くと見ている。

サイズの差と当日のコンディション

ただし話者は、当日ステージ上でどう見えるかが最も重要だと強調する。どんなコンディショニングで、どんな皮膚感と張りで来るのかが順位を大きく左右するという。サイズについては、体重を限界まで乗せてくる選手が多く(字幕では「96」という数字も出ている)、世界のトップが集まる場では横川選手が比較して大きく見えることはないだろうと認めている。

それでも、ショーン・クラリダのように体重で大きく離されながら高い順位を取り続けた選手は過去にも現在にもいるため、心配はないというのが話者の考えである。具体的な順位予想は別の動画で出したいとしている。

金子選手、ハニー・ランボッドと胸トレ

二つ目のニュースは金子俊選手である。数日前、ハニー・ランボッドのチャンネルに、金子選手との胸のトレーニングと最後のポージングを収めた映像が公開された。映像には「ワンウィークアウト」とあり、話者は撮影を大会前週の金曜か土曜と推測している。

二人が一緒にいる理由として、話者は金子選手に新しいスポンサーがついたことを挙げる。金子選手は日本人として初めてエボジェン・ニュートリションのアスリートになった。ハニー・ランボッドはその会社のCEO兼創業者である。

「神コーチ」ハニー・ランボッドの実績

話者はハニー・ランボッドを、ミスターオリンピアの各部門で通算24回以上のタイトルを選手にもたらした「神コーチ」であり、歴史上ナンバーワンと言ってもいいと紹介する。ほぼすべての部門でチャンピオンを育て、防衛させてきた。少し前に専業でのコーチ業をやめると宣言したが、それ以前にはデレク・ランズフォード、ハディ・チューパンをミスターオリンピア優勝に導いた。クラシックフィジークのクリス・バムステッドも、毎回完璧に近いコンディションでステージに立たせて連覇を支えた。メンズフィジークで4連覇したジェレミー・ブエンディアのコーチも務めた。

さらに遡ると、ジェイ・カトラーには2度の優勝をもたらしたのではないかと話者は言う。デクスター・ジャクソンに敗れた後、2009年に王座を取り戻したときもハニーが見ていたはずだという。7連覇のフィル・ヒースもずっと指導していた。話者は、選手の代謝に合わせてミリ単位でピーキングを仕上げる点を挙げ、ハニーもミロシュと同じくデータに基づくスペシャリストだと評している。

金子選手の上半身:肩、腕、背中

話者が本題として注目するのは金子選手の体そのものである。強みの一つは肩で、飛び出す角度とピークの鋭さ、細かいラインが見えることを挙げる。近年は上腕三頭筋のラインが非常に美しくなり、成長した腕が体のアウトラインを作っている。話者は、この部分で周囲のオリンピア出場選手にも追いつき、どこか物足りなく見えることがなくなったと評価する。体の隙間もうまく埋めてきているという。

もう一つの武器は背中で、前から見てもV字の広がりが分かる。前鋸筋もしっかり入っている。珍しく見られたサイドチェストでは、胸の上部から下部まで形の良さを保ったまま厚みが増しているように見えると話者は言う。話者は2022年頃の金子選手と比べれば大きな違いだと述べる。肩はもともと優秀だったが、三頭筋の輪郭が大きく良くなり、二頭筋のピークも高く、サイドチェストが映えるという。肩や胸の内側にも細かい筋が入っている。

実績と、メンズフィジークで効く強み

金子選手は今年、カナダのトロントプロで優勝した。リージョン・スポーツフェストでも良かったと話者は振り返る。そのときに近い硬さと張りを持ち込み、胸がわずかでも良くなっていれば、かなり順位を伸ばすのではないかと話者は予想している。本人にとって最高順位が期待できるとも述べ、毎年この時期が「全盛期の更新」だと表現した。

話者はメンズフィジークを「すべてはセパレーション、すべては3D」の部門と捉える。金子選手は体つきもポーズも雰囲気も、どっしりとは見えない、いかにもメンズフィジークらしい肩回り、腕回り、ウエストを持っている。特に強調したのは、強く分離した腹筋を長時間見せ続けられる点である。多いときには審査員が8名ほど並ぶため、一瞬一瞬が本当に重要になる。その点で金子選手は強いと話者は見ている。

メンズフィジークの比較はフロントポーズとバックポーズの2種類しかない。話者は金子選手の背中を「和牛バック」「ビーフ金子」と呼び、どちらのポーズも良いと言う。トロントプロでは肩の主張を少し抑えて、格段に厚みの増した腰回りを見せる出し方をしており、話者はそれが大好きだったと話す。今回も同じ見せ方で来るのか、変えてくるのかに注目している。

コンディションの安定と海外での露出

話者は、コンディショニングには多くの要素があって一括りにはできないとしたうえで、金子選手は近年ぱっと見の質感がかなり安定していると評価する。昨年のミスターオリンピア後に5戦出場し、今年は初戦から合わせてきていた。一方でプレゼンテーションでは、さまざまな表情や変化を加えてくる。オリンピアの1週間ほど前と思われる時点ですでにこの状態であり、昨年を超えている可能性すらあると話者は述べる。メンズフィジークの選手としてはバックダブルバイセップスも見事で、広背筋からの流れが良く、僧帽筋が上下に分離し、肩の大きさも際立っていると評している。

金子選手は2日間ほどハニーの拠点にいたようで、ジェレミー・ブエンディアとも再びトレーニングをしていた。話者によれば、ジェレミーもハニーもフォロワーが300万人を超える有名人である。彼らとトレーニングし、互いのInstagramに投稿し、YouTubeを収録すること自体に意味があると話者は考える。知識を得るだけでなく、日本の選手の名前が海外のファンや関係者に知られ、議論の対象になるからだ。実際、公開されたばかりのハニーの動画には金子選手のファンによる英語のコメントがついており、金子選手自身のYouTubeやInstagramにも海外のファンがいると話者は指摘する。

話者は今回、この2人に絞って話したとし、他の日本人選手についても今後取り上げると予告した。順位予想の動画も出したいとし、生配信ができるかもしれないため準備を進めているという。