猫を食べ、猫カフェで3時間過ごした3日間──ノージョブフドウのホーチミン滞在記

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概要

カンボジアに3週間滞在した旅行系YouTuberのノージョブフドウが、バスで国境を越え、ベトナム最大の商業都市ホーチミンで過ごした3日間の記録である。話者はベンタイン市場や中央郵便局などの定番の観光地、フォーやバインミーといった名物料理、さらに猫肉料理、スイティエン公園、ランドマーク81などを回り、それぞれに率直な評価を下していく。動画で最も時間を割き、本人も「考えさせられる」と繰り返したのは、猫を食べた直後に猫カフェへ行くという体験だった。

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カンボジアからバスで入国、初日の印象

朝6時20分にカンボジアを出るバスに乗り、7時間で着くと聞いていたが、ホーチミン到着は予定より3時間遅い16時だった。この日はもう気力がないとして、街を歩くだけにとどめている。

宿は「サイゴンハブホステル」という8人部屋のホステルで、選んだ理由は安かったからだという。バスルームについては、カンボジアに比べて「死ぬほど綺麗」と評している。中心部を歩いた第一印象は、道路が綺麗でバイクが確かに多いこと、そして空気が悪く喉が痛いことだった。

両替は、宿のスタッフから聞いたベンタイン市場の向かいにあるレートの良い両替所で済ませた。当時のレートは1円が167ドン程度で、話者はドンの金額から下3桁を消して6を掛けると日本円になると換算方法を説明している。20万ドンなら約1200円になる計算だ。

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ベンタイン市場は「行く価値なし」

ベンタイン市場の前では、民族衣装を着て写真を撮る人が多くいた。市場の中には土産物店や衣装の専門店が並んでいたが、靴売り場は偽物ばかりだったと話者は言う。

声をかけられた食堂に適当に入り、生春巻き(5万ドン)とマンゴージュース(3万ドン)を注文した。どちらも料理名だけで選んだもので、話者は相場より高いのではないかと推測している。マンゴージュースは「めちゃくちゃうまい」と言う一方、生春巻きは鮮度がなく「ゴミ」だと酷評した。英語の話せる店主に理由を尋ねると、朝に来ればもっと新鮮なものを出せると返されたそうで、話者は食事をするなら朝に行ったほうがよいと付け加えている。

ベトナムがコーヒー豆の生産量で世界2位だということから、店で一番人気のエッグコーヒー(5万5000ドン)も飲んだ。中南米をはじめ世界中のコーヒーを飲んできたが違いはわからず、砂糖が入っているかどうかの差しかないという。市場全体については、昔は面白かったのかもしれないが今は行く価値がないと結論づけ、偽物を買っている日本人観光客を強い言葉で批判した。

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交通とSIM、そして初めてのフォー

ベトナムのイメージとして話者は交通渋滞を挙げ、バイク保有率は世界2位らしいと紹介する。右左折のルールはおそらくなく、行きたいときに行く印象だという。それでも初日の時点では「思ったほどではない」と感じていた。SIMカードは街中で買え、話者は3日間で20万ドンのものを購入した。

夕食は、ある有名フォー店で一番人気のフォーとサイゴンビールを頼んだ。サイゴンはホーチミンの旧名である。ビールは普通の味、人生初のフォーは「あったかい東南アジア風のそうめん」で、空腹でも食べても食べなくてもいい程度だったと評している。これを基準点として、次はローカルな店で食べたいと話していた。

床屋で髭を剃ってもらった料金は10万ドン、約600円だった。1年半前にインドで剃ってもらったときは80円だったので、それと比べると高いという。この床屋の店主から、性的サービスのある「特別な床屋」がある通りを教わり、話者は中心部から約3kmを歩いて向かった。途中でホー・チ・ミン像や、ゴミとゴキブリだらけの公園の前を通っている。店内の様子については、規約上多くは話せないと断ったうえで、短く触れるだけで初日を終えた。

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2日目:バインミー、タンディン教会、中央郵便局

2日目の冒頭で、話者は自分のベトナムのイメージを語っている。『フルメタル・ジャケット』『プラトーン』『ランボー』などのベトナム戦争映画、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのファーストアルバムのジャケットに写る焼身自殺した僧侶がベトナム出身であること、あとはフォーと生春巻きくらいで、ベトナム出身の有名人も知らないという。朝9時の街は渋滞もそれほどではなく、カオスな感じはなかった。何より治安が良く、中南米とはまったく違って殺される心配がないと話者は言う。

朝食は約15cmのバインミーだった。柔らかめのフランスパンに豚肉、パクチー、おせち料理に入っているような大根やニンジンの酢漬け、キュウリが挟まり、甘いソースに唐辛子も効いていて「うまいのはうまい」という評価である。パンのサクサク感については、ベトナムが元フランス領だったからかもしれないと推測している。

続いて訪れたピンク色のタンディン教会は、1870年頃のフランス統治時代にフランス人が建て、ホーチミンで2番目に大きい教会だという。中に入れるのは土日のミサの時間だけで、冷やかしになるからと外観だけ見た。向かいには古き良きベトナムをコンセプトにしたカフェがあり、屋上から教会を眺めながらコーヒーが飲める。ただ話者の感想は「だからなんやねん」というものだった。

その後、「世界で一番美しい郵便局」と言われるサイゴン中央郵便局へ向かった。1891年完成で、エッフェル塔を設計した人物が設計に携わったとされる、と話者は紹介している。黄色を基調とした外観をロレックスのような色合いで可愛いと評し、奥にはホー・チ・ミンの肖像が飾られていた。ここから世界中に手紙を送れるため、3万ドンの絵はがきを選び、3万4000ドン分の切手を貼って日本の知人に送っている。切手が思ったより大きいので気をつけてほしいとも話していた。

道中、ベトナムでは若い女性もそれ以外の女性も自撮りをよくしているとして、その自己肯定感の高さは日本人も見習うべきだと話者は述べている。信号を守りヘルメットもかぶる交通マナーには、冗談めかして「ルールを破れよ」と不満を漏らしていた。

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猫肉料理を食べる

昼食はGrabで移動し、日本人観光客がほとんど来ないような店で猫肉を食べた。メニューは読めず、猫の揚げ物とタイガービールを注文した。

話者は自分を猫好きで、捨て猫を拾ったこともあると言う。そのうえで、心と脳は「まずいと思え、まずいと言え」と言っているが、舌は正直「全然食える」と感じたと語っている。食感は固めのササミ、味はほぼチキンで、タイガービールともよく合ったという。犬は食べる必要がないと思っていたが、猫は意外とうまかった、申し訳ないがこれが正直な感想だ、とも話している。弱点として挙げたのは可食部分の少なさである。

次に出てきた猫鍋は骨が多く、食用には向いていないと話者は言う。味はやはり鶏に近く、猫の風味のパウダーをかけたようだったという。本当はまずいと言いたいが、自分が猫好きで心が追いついていないだけで、先入観なしに食べれば普通に美味しいと思う、というのが話者の評価だった。これを食べる人を「まずいだろう」「ダメだろう」と全否定できないくらいの味だったとも述べている。ただ、頼んだ以上は完食したかったものの、心が追いつかず食べきれなかった。

23:19

その足で猫カフェへ

猫を食べた後、話者はバイクタクシーで50分ほどかけて中心部に戻り、猫カフェに入った。猫に「可愛い」と声をかけ続け、結局3時間近く滞在している。料金はドリンクと食べ物が食べ放題、時間無制限で9万ドン余り。直前の猫料理とビールの合計が15万ドンだったことと並べ、話者は「色々考えさせられる」と語った。個人的にはやはり猫は食べ物ではない、というのがこの場面での結論である。

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ダチョウ肉と「罪悪感」

夕食は観光客がいなさそうな店でダチョウのステーキ(13万ドン)とビール(2万5000ドン)を頼んだ。ダチョウ肉は口に入れた瞬間に独特の獣臭さが広がり、まずくはないがわざわざ食べるかと言われれば食べない、牛や豚のほうが圧倒的にうまい、という評価だった。

一方で話者は、猫を食べた後だと罪悪感をまったく感じないことに気づいたと言う。罪悪感の有無で食事のうまさがどれだけ変わるかを感じさせられた、と述べ、猫、犬、牛、クジラ、猿を食べることの何が違うのかは「わからん」と自問している。ダチョウ肉は「猫食った後ならうまい、普段やったらまずい」とまとめた。

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夜のブンリエウとブイビエン通り

夜10時、ダチョウ肉だけでは足りず、適当な店でブンリエウを食べた。見た目はまずそうだと思ったが、スープはカニから出汁を取っているようで、予想に反して優しい味でうまかった。一方で麺は「もはやまずい」とし、麺さえ変えれば最強の麺屋になるだろうと話者は言う。具の練り物は非常にうまかったが、豚の血を固めたものは東南アジアで何度も食べていても理解できないという。

食後は、日本でいう歌舞伎町のような場所だというブイビエン・ウォーキングストリートを歩いた。夜12時を過ぎても大盛り上がりで、歩いていると薬物や売春を持ちかけられるだろうと話者は言う。それでも全体としてはベトナムの治安の良さに驚いた、と2日目を締めくくっている。

29:46

3日目:ローカル麺とフォーの再挑戦

3日目は朝9時半、気温30度ほど。話者は、ホーチミンは治安はとても良いが交通渋滞と交通ルールがめちゃくちゃなので、殺人よりも交通事故で死ぬ確率のほうが高いのではないかと見ている。道路を渡るにはバイクの流れの中をそのまま進むしかない、と実際に渡りながら注意を促した。

英語がまったく通じないジュース屋で飲んだパパイヤジュースは3万ドン、約180円で、500〜600mlほどある果汁100%だったという。渋滞のせいか空気が悪く、バイクに乗る人の8割ほどがマスクをしていると話者は観察している。

朝食は何が来るかわからないまま注文したところ、エビや肉がたくさん入った汁なしの麺料理が出てきた。4万ドンで、話者はそれを安いと感じている。麺は固めで、東南アジア風の油そばのようにちょうどよい辛さで、これまで食べたベトナム料理の中で一番うまいという評価だった。汁も臭みがなくうまく、店名は知らないがセンスがいい店だと言う。ただ、ベトナム人男性の平均身長は164cmで、テーブルが低く体に合わないのが困るとこぼしている。

続いて、客の少ないローカルなフォー店で初日のリベンジをした。店にいたベトナム人の年配女性たちがソースを作り、パクチーや薬草を入れてくれるなど世話を焼いてくれたという。麺が硬めでスープに合い、個人的にはこちらのローカル店のほうがうまかったとして、初日の有名店を「何が有名やねん」と切り捨てた。

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「狂ったディズニーランド」スイティエン公園は「虚無」

バイクタクシーで約1時間かけて、スイティエン公園に向かった。テーマパークのような施設で、「狂ったディズニーランド」の異名を持つと話者は紹介する。入口では赤いピカチュウのグッズ(7万ドン)が売られており、かなりグレー、というよりもう黒だと話者は言う。

入場料は15万ドンで、アトラクションは別料金で1回4万ドンほどかかる。しかし平日の昼間だったためか、客もスタッフもほとんどいなかった。乗りたいアトラクションがあっても係員がいないので何もできず、お化け屋敷らしき施設は塗装中で入れなかった。ハリー・ポッターのドビーのようなキャラクターや、「ホグワーツ」と書かれた城もあり、話者は「たまたまだと信じたい」と皮肉を言っている。土産物店にも人がおらず、ミニオンやシャネルのグッズまで売られていた。

ディズニーランドに唯一勝てる点はセブンアップが120円と少し安いことくらいだとして、話者は「カオスというよりただただ虚無」「来なくていい」「評価するに値しない」と結論づけた。ただし、平日の昼だから人が少なかったのかもしれない、という留保もつけている。

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ローカル市場で見たもの

次の目的地へ向かう途中、面白そうな市場があったのでバイクタクシーを降りた。市場では鶏、犬、猫が生きたまま売られていたが、食用かどうかはわからないと話者は言う。檻の中で威嚇する猫に「食べられないといいね」と声をかけている。

市場のコーヒーは1万ドン、約60円で、話者は「バカうまい」と言い、コーヒーの味はどれも同じなのだから安ければ何でもいい、という持論を繰り返した。エビ、貝、牡蠣、魚、カニ、タコなど海鮮が豊富な一方、気温30度を超えるなかで肉を常温のまま並べていることは日本人の感覚ではありえないと話す。ハエ取りのトラップには無数のハエがかかっていた。

猫の丸揚げのようなものも売られていたことから、人や年代、地域によってはまだ猫を食べる文化があるのかもしれない、と話者は推測する。そのうえで、ある人物が「ベトナム人は足があるものならテーブルと椅子以外は食べる」と言っていた気がするが、記憶違いかもしれないと断っている。

通勤ラッシュの時間帯にはバイクが歩道にまで乗り上げてきて、話者はルールがよくわからない、この街でバイクや車を運転しようとは思わないと話した。社会主義国のベトナムでもアムウェイが繁盛している様子にも触れている。

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ランドマーク81の最上階バー

ランドマーク81は高さ461.3mで、ベトナムはもちろん東南アジアで一番高い建物だと話者は紹介する。75階のバー「ブランク・スカイ・ラウンジ」でティラミスと、モンキーショルダーというウイスキー(25万ドン)を注文した。景色込みなら安いかもしれないと言いながら、酒は「よくわかんない」、ティラミスは砂糖なのだからまずいはずがなく普通に美味しいという感想だった。自分は夜景などに興味がないので何も感じないとして、Instagramや TikTok向けの写真を撮りたい人には勧める、とまとめている。

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日本人経営のPizza 4P's

最後の夕食は日本人が経営するPizza 4P'sだった。カンボジアとベトナムを中心に約2000人の従業員を抱える人気店だと話者は紹介する。店内はおしゃれでメニューも豊富だが、ベトナムの物価からすると強気の価格設定だと見ている。ピザは30万ドンで、普段サイゼリヤしか食べない自分には相当な贅沢だという。

サーモンと味噌のピザは味噌の味がせず、本当の味噌を知る日本人なら許せないだろうと評した。一方、名前のわからないもう一枚のピザは「バカうまい」と絶賛している。ワインについては、酒の味はわからないがうまい気がするという程度の感想だった。総合すると良い店で、東京で同じものを食べれば5000円、倍くらいはするかもしれないと話者は見積もる。それでも、サイゼリヤの4倍、カプリチョーザの1.4倍ほどの値段だとして、わざわざ日本からベトナム旅行に来て食べるものかというと少し違う、という評価で締めた。

47:32

上半期の旅動画はここまで

動画の最後に話者は、このホーチミン編で2024年上半期の旅動画は終了すると告げた。上半期はかなり休んだので、下半期はもう少し精力的に活動するつもりだという。猫肉をめぐる問いについては、猫と犬と牛とクジラと猿を食べることの何が違うのか「わからん」と言ったまま、答えを出さずに旅を終えている。