水500mLが400円超え、ニューヨークを節約しながら歩いた数日間の記録

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概要

2023年3月中旬、サンフランシスコでのWBC観戦を控えた投稿者は、飛行機を2回乗り継ぎ、合計約20時間かけてニューヨークへ入った。動画は、物価の高さに驚いて何も食べられなかった初日から、自由の女神、パストラミサンド、ジャズクラブ、自然史博物館、深夜のタイムズスクエアまでを順に追う旅行記である。全体を通して繰り返されるのは「ニューヨークは悔しいほどかっこいいが、物価が高すぎる」という感想だ。

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「東京のでかい版」という予想が外れた

投稿者は渡航前、ニューヨークを「ただの東京の大きいバージョン」程度の場所だと思っていたという。ところが実際に歩いてみると、「こんなにかっこいい洗練された街に来たのは初めて」と認めざるを得なかったと語る。一方で「住むところではない」とも付け加えている。

タイムズスクエアは、投稿者が見た範囲で最もクレイジーな場所だった。マリオやルイージ、ソニックなどの着ぐるみと写真を撮ると5ドルほど要求されるという。マナーとして1ドル払えばいいのではと言いかけたあと、払わなくてもいいと思うと言い直している。周辺では、エンパイアステートビル、21歳以上の年齢確認がある大麻ショップ「ウィードワールド」、ブロードウェイの標識を見て回った。ふらっと歩くだけで名前を知っているものに出会えるのがニューヨークだ、と投稿者は感じている。宿のあるアッパーウエストサイドは高級住宅地で、小室圭さん・眞子さん夫妻が住んでいる、あるいは住んでいたと噂される地域だと紹介しているが、真偽は分からないと断っている。

2:42

水も買えない物価

初日に最も強く語られたのは物価の高さだった。セブンイレブンでは600mLのコーラが1本5ドルで、投稿者は日本より3ドル高いと受け止めた。500mLの水は2.5ドルだった。3時間歩き続けても水すら飲めておらず、「水500mLに420円」は貧乏性の自分には到底買える数字ではないと話す。円安で高いという次元ではないという。

普段の海外旅行では自炊をまったくしないタイプだが、この物価では自炊せざるを得ないとも言う。食事は自分にとって一番大事なのに、とこぼしつつ、冗談めかして小室圭さんに助けを求めている。結局89セントの水を見つけて買ったが、本来は水を買うつもりすらなかったという。「アメリカ旅行に来たら痩せる」「マンハッタンには来ない方がいい」とまで言っている。

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10人部屋の宿と「農民のような」初日

ニューヨークでの宿は、字幕で「セントラルパークホテル」と聞き取れる施設の10人部屋だ。値段は忘れたが結構高いという。カプセルホテル型のベッドで、以前泊まったイタリアのドミトリーと違って臭くないのが良いと評価している。バスルームは10人で1つだが、清潔だった。

初日の夜は周辺の飲食店を見て回ったものの、高すぎて何も食べられなかった。最終的に、ホテルから動かずに消費カロリーを抑え、何も食べないという選択をしたと明かしている。せっかくのニューヨークで「昔の農民みたいな生活」をしてしまったと後悔し、値段の高さは受け入れるしかないので、翌日からは食事も観光も楽しむと宣言してその日を終えた。

翌朝は宿の無料朝食でベーグルを焼いた。おそらく食べ方は間違っているだろうと言いながら、「ニューヨークでベーグルを食べている自分」という雰囲気込みでおいしく感じていると自己分析している。背の高い人が雰囲気でかっこよく見えるのと同じで、味そのものが特別なわけではない、という趣旨だ。

6:35

地下鉄とグラウンド・ゼロ

2日目の朝、投稿者は103番ストリート駅から地下鉄に乗った。ニューヨークの地下鉄は治安が悪いと噂されるが、この周辺は比較的お金を持った人が多く、あまり悪くは見えなかったという。車内でマスクをしている人は1〜2割ほどだった。

ワールドトレードセンター跡地のグラウンド・ゼロの前では、高さは知らないがとにかく高いと述べ、街全体を映画の中にいるような気分だと表現した。スパイダーマンやハルク、キングコングがどこに現れてもおかしくない雰囲気だという。一方で、治安が良い場所でもホームレスがゴミを散らかしている光景をよく見かけるとも報告している。

8:29

自由の女神は「星4つ」

自由の女神へ向かう船の前では、しっかりしたセキュリティチェックがあった。投稿者は漫画『バキ』の登場人物を引き合いに出し、そうした強者が来たら意味がないと冗談を言っている。

島ではアメリカ国歌を聞きながら像を見上げ、「悔しいけどかっこいい」「泣きそうになる」「心が浄化されるような気持ちになる」と語った。投稿者が紹介した数字によると、台座までが47m、像が46mで合計93m、10階建てのビルに相当するという。頭の7つの突起は7つの大陸を意味しているらしい。台座や王冠部分にも登れるが、半年前ほどから予約が必要で、予定を立てない自分には一生無理だろうと話している。

感動したと繰り返しつつ、エジプトのピラミッドやインドのタージ・マハルと比べると満足度はやや薄く、評価は星4つほどだとまとめている。

11:06

カッツ・デリカテッセンのパストラミサンド

昼食には、Twitterのフォロワーに勧められたカッツ・デリカテッセンへ走って向かった。行列ができるほどの人気店で、注文したパストラミサンドは26ドル。厚さは7cmほどありそうだと話す。

一口目について投稿者は「割と衝撃的」と言う。ワイルドさと日本的な優しさという相反する2つが、口の中で同時に成立している感覚だったと表現している。26ドルは高いがうまい、という評価だ。ただ、1.5個ほど食べたところから脂がきつくなり、女性では食べきれるか分からないほどの量だという。食べ終えた直後は「ラーメン二郎を食べた後のような」気分で、もう一生食べないと思うが、2〜3日後にはまた食べたくなっているだろうと語る。そのうえで、あまりおすすめはしないかもしれないと結んでいる。

13:20

9.11メモリアルと寒さ

その後は9.11メモリアル・ミュージアムとメモリアルパークを訪れた。普通なら1.5〜2時間あれば余裕で回れるだろうとしつつ、感想は特になく、「寒いしか考えられない」と述べるにとどまった。この日と翌日は天気が悪く、最高の天気の中で見たかったと残念がっている。街中には落ちたピザが多く、この日見かけたのは3枚目だという。

14:28

1ドルピザの食べ比べ

天気が悪いなかで楽しめるものを探した結果、ニューヨークがジャズの聖地だと知った投稿者は、最近ジャズに少しはまっていることもあり、本場のライブを見に行くことにした。その前に、ニューヨーク名物の1ドルピザを試している。

投稿者の説明では、もともと1ドルで有名だったピザは、最近の物価高で1.5ドルほどに値上がりしている店が多い。1軒目はまだ1ドルを保っている店で、大きさもそこそこあり、ドミノ・ピザくらいおいしかったという。2軒目はやはり値上がりしていて最低1.5ドル。ピザとドクターペッパーを頼んだが、こちらはあまりおいしくなかった。

15:29

ブルーノートでの当日券と体調不良

投稿者が「世界一有名なジャズの聖地」と紹介するのがブルーノート・ニューヨークだ。いくつかのジャズクラブを回ったが全店ソールドアウトで、当日券が欲しければ開演15分前に来るよう言われたという。待った結果、当日券を手に入れ、ジャズオーケストラの公演を見ることができた。

公演は1時間半ほど。とんでもなくレベルの高いものだったと思う、と投稿者は言うが、昼に食べたもののせいで途中から腹を下し、ずっとトイレにこもっていたと打ち明けている。そのため翌日にもう一度リベンジすると決めた。帰り道ではネズミを見かけ、インド以来だと話している。体調はさらに悪化し、宿へ走って帰る途中、あと3秒というところで間に合わなかったと報告している。翌日は、この寒さのせいだったのかと振り返っている。

17:44

スーパーの価格

3月14日の昼、雪が降る中で投稿者は高級スーパーに入った。高級店であることを差し引いても、卵は10個で6ドル以上、日本円で900〜1000円ほどが最低価格だったという。牛乳は量は多いが、一つひとつがどう考えても高い。猫の餌は1.59ドルで200円以上し、日本の倍くらいと考えればいいと説明している。

18:41

アメリカ自然史博物館は「恐竜を最後に」

午後は、映画『ナイト ミュージアム』の舞台として知られるアメリカ自然史博物館へ向かった。雪の中、約200mの行列に並んだという。

入口すぐの大型恐竜の骨格から投稿者のテンションは上がり、トリケラトプスやティラノサウルスに「ロマンしかない」と興奮した。ティラノサウルスは思ったより小さく感じたとも言う。ところが、その後に回ったネイティブアメリカンの文化や歴史、南米ゾーン、シロナガスクジラとみられる展示、宝石や隕石、人類史の展示には何も感じなかった。アメリカ人には面白いのだろうが自分は興味がない、とはっきり言っている。

理由として投稿者が繰り返すのは、最初に恐竜を見てしまったことだ。恐竜を見た後では残りが「消化試合」になり、時間の無駄のように感じたという。結局恐竜ゾーンに戻り、やはりここが最強だと感動している。これから行く人には、絶対に恐竜から見ないようにと何度も念を押している。

雪の中、靴を持ってきておらずサンダルで歩いていたため、とにかく寒かったとも話している。

21:31

Googleのオフィス前とスターバックス リザーブ ロースタリー

道中ではGoogleのオフィス前で、30本ある動画のうち広告がついているのは12本だけなので、残り18本にも広告をつけてほしいと冗談交じりに頼んでいる。

続いて、初めて訪れるというスターバックス リザーブ ロースタリーに入った。投稿者によれば世界に6店舗しかなく、そのうち1店舗は東京にあるらしい。売り場自体は大したことがないと評価しつつ、9000円の商品があったことや、写真映えしそうなマグカップが少し可愛くて欲しくなったことを伝えている。

22:35

ヴィレッジ・ヴァンガードでブライアン・ブレイドを聴く

夜は2日連続のジャズとして、ヴィレッジ・ヴァンガードを訪れた。ブライアン・ブレイドというドラマーが有名だと知り、前日にチケットを取っておいたという。人気公演で到着はギリギリだったが、「この日のために日本から来た」と伝えたところ、良い席を用意してもらえたと話している。ジャズのことはよく分からないとしながらも、ドラムは「死ぬほどうまかった」と感想を述べている。

23:16

深夜のマンハッタン

ライブ後の23時半からは、あてもなく街を歩いた。成人向けの店にも入り、店内は撮影禁止だったものの、DVD売り場の構成や、1ドルで240秒使える個室があったことを独特だったと紹介している。

ピザ店にも立ち寄り、3.5ドルの大きな一切れを「うまい」と連呼しながら食べた。一方で、夜になると様子のおかしい人が増えるとも報告している。この辺りは都会なので安全はある程度保証されているとしつつ、5分ほどつきまとって話しかけてきた人がいて普通に怖かったという。地下鉄の車内では物を売り歩く人や、「お金がない」と繰り返し訴える物乞いの人もいて、怖いと感じたと語っている。

深夜1時のタイムズスクエアについて、投稿者は「眠らない街」と呼ばれるわりに人はほとんどおらず、「眠っている」と評した。夜の地下鉄では顔を隠すためにサングラスをした方がいい、というのがこの日の最後の実感である。動画の説明によると、次回はニューヨーク最安値という3ドルのホテルに泊まる編になるという。