転職にキャリアコーチングは必要か――「構造的に難しい」と話者が考える理由
転職のサラタメさん50万〜100万円ほどかかるキャリアコーチングは、転職活動に必要なのか。転職領域の取材を5〜6年続けてきたという話者「さめ」は、転職という文脈に限れば「ほぼ意味がない」と考えている。ただし特定の会社を批判する意図はなく、事業者に悪意があるとも思っていないと断っている。現場のコーチには崇高な理念を持つ人が多いと認めたうえで、仕組みとして情報弱者ビジネスに似た構造になりやすい、というのが話者の問題提起である。
一方で、時間とお金をかけて自分を見つめ直したい人、いわば「哲学したい人」であれば利用してもよいとも述べる。この動画は、転職を考えている視聴者に向けて注意を促すものだという位置づけである。
キャリアコーチングの分類
話者は、自身の観察からキャリアコーチングを大きく2種類に分ける。1つは「マインド系」で、ライフコーチングとも呼ばれる、人生と向き合うタイプである。もう1つは転職の支援に特化した「転職支援系」だ。
マインド系はさらに2つに分かれるという。1つは「穏やかな寄り添い系」で、自分をよく知り、自分の本質に気づこうとするタイプ。もう1つは「オラオラ系」で、マインドブロックを壊し、コンフォートゾーンを超えたゴールを設定しようと促すタイプである。話者は、この3種類のいずれも転職活動をする人にとってはあまり意味がないと考えている。
判断の根拠となった利用者インタビュー
話者は自分の見方を「独断と偏見」と呼びつつ、その根拠として、1〜2年前に5〜6人ほどの利用者に話を聞いた経験を挙げる。当時、話者自身もキャリアコーチングには大きな意味があるのではと考え、自分で事業化することを検討していた。そこで、比較的名の知れたコーチングを受けた人たちに、実際に使ってどうだったかをインタビューした。その結果、「微妙だ」「ビジネスとして歪になりやすいのではないか」と感じたという。
そこから導かれた主な理由は3つある。金額が高すぎること、自己分析に時間をかけすぎること、そして座組みが情報弱者ビジネスに陥りやすいことである。
理由1:金額が高すぎる
話者の把握する相場では、2〜3カ月の支援で50万〜80万円、高いところでは100万円ほどかかる。志望業界や志望企業の内定、年収アップを確約してくれるならこの金額を払う価値はあるかもしれない。しかしインタビューで聞いた実態は、内容のほとんどが自己分析だったという。
話者は「無意味とは言わない」としながらも、自己分析が中心のサービスに50万〜100万円は見合っていないのではないか、と疑問を呈する。
理由2:自己分析に時間をかけすぎる
2つ目の理由は1つ目とつながっている。話者によれば、転職活動では自己分析にそこまで深入りする必要はない。転職活動は「スピードが命」だからである。
その根拠として話者は2点を挙げる。第一に、転職を考える人のほとんどは忙しい。転職が必要な時期は仕事が忙しいことが多く、婚活や結婚、子育てといったライフイベントと重なることもある。第二に、「残酷な真実」として若い方が選択肢が多く有利である。タイムリミットがある中で、適当ではいけないにせよ素早く進める必要があり、3カ月かけて自己分析するのは厳しいという。
さらに話者は、転職活動の原理原則として「自己分析よりも業界研究・企業研究の方が明らかに大事」だと強調する。極端な例として、自己分析を3カ月みっちりやり業界・企業研究は土日で軽く済ませた人と、その逆の人がいたとする。話者の見立てでは、後者の方が志望企業選びも的確になり、内定にも近づく。したがって時間は業界研究と企業研究にこそ割くべきだ、というのが話者の主張である。
理由3:無料面談と分割払いという座組み
話者が最も気にしているのが3つ目の理由で、多くのサービスに共通する「無料面談」と「ローンによる分割払い」の組み合わせである。多くのサービスでは、まず無料面談に来てもらい、そこで契約を決めてからコーチがつく。そして無料面談の担当者とコーチが別人であるケースが非常に多いと話者は見ている。支払いについても、本来は2カ月で50万〜80万円かかるところを、分割にすれば月々の負担は小さく見える仕組みになっている(字幕では「月々12万」と表記されているが、文脈上は月1〜2万円の意と思われる)。ローンである以上、総支払額は一括払いより高くなる。
話者がこれを「危うい」と考えるのは、企業である以上は利益の拡大を狙うためだ。話者は「もし自分が売上拡大だけを狙う経営者なら」という仮定で手順を説明する。まず広告やSNSで集客するが、その際は意思決定が得意でない人や、相手の意見に流されやすい人を集める。自分探しや自己理解、コーチングといったテーマはこうした層と相性が良すぎるので、集客は容易だという。次に無料面談に、押しの強い営業担当を配置してクロージングする。
ここで分割払いが「悪さをする」と話者は言う。50万〜60万円を一括で求められれば、「今は手持ちの金がないので後日」と断れる。ところが分割払いがあると、「お金がない」という断り文句が使えなくなる。キャリアに前向きな人なら、生活をぎりぎりまで切り詰めれば用意できてしまう金額で、ちょうどクロージングされてしまう範囲に入る。
さらに、インタビューでは次のような体験談も聞いたという。無料面談の担当者は切れ者で憧れるような人だったのに、いざコーチングが始まると眠そうな新人が出てきた、というものだ。話者は、人件費を抑えるなら全員を優秀な人材で固めることはできないため、クロージング担当にだけ切れ者を置き、契約後のコーチは途中解約されない程度のコミュニケーション能力がある人にする、という配置になりがちだと推測する。全部のサービスがそうだとは言わないが、傾向としてそうなりやすい、と話者は述べる。
話者は、分割払いそのものを全面否定しているわけではない。内定や年収アップまでコミットするサービスなら、お金を借りてでも受ける意味があるかもしれない。英語講座やプログラミングのように、身についたものを客観的に示しやすいサービスの分割払いも否定しない。しかしキャリアコーチングは提供するものが抽象的で、中心は自己分析だ。そうしたものにローンを組ませることに、話者は疑問を持つ。事業者側は「手持ちのお金がない人にも広く使ってもらうため」と説明するかもしれない。しかし話者は「邪推ですが」と前置きしたうえで、実際には無料面談でのクロージングを取りこぼさないためではないかと見ている。そして、キャリアコーチングがあってもよいとしても、分割払いはやめた方がよいと個人的には思う、と述べる。
「自分をよく知ろう系」が転職に向かない理由
ここから話者は、3種類のコーチングそれぞれの問題点を掘り下げる。
穏やかな「自分をよく知ろう系」では、幼少期を振り返ったり、価値観・才能・夢中になれることが分かるといった100個の質問に答えたりして、自分の本質に気づくことを目指す。受講後は「自分はこういう人間だ」という自己理解が深まった状態になる。
話者はこのニーズの根深さを理解していると言う。人類はかつて、生き延びること、飢えないことに悩んでいた。その悩みを脱し、衣食住が満たされた今の時代に残った「最後の悩み」が、自分らしく生きるにはどうすればよいかという問いだと話者は見る。他人と比べて落ち込むことはあっても、衣食住を十分に満たせない人はこのチャンネルの視聴者にはほぼいないだろう、とも述べる。
それでも転職には不要だというのが話者の立場だ。効果の弱さに比べて時間がかかりすぎるうえ、幼少期や100の質問のような内容は面接ではまず問われない。加えて話者が気にするのは、この種の自己分析をした人が「自分には変えられない本質がある」と思い込みすぎることである。過去や親のせいで自分はこうなった、小学生の頃から陰キャでコミュニケーションが苦手だから営業なんてできない、といった考えに陥りがちだという。提供者がそれを望んでいるわけではないだろうが、結果としてそうなりやすい、と話者は見ている。
話者によれば、20代や30代の人格は大きく変わる。仕事を通して思ってもみなかった自分に変わっていくことこそ仕事の醍醐味であり、変えられない本質があると思い込むのはむしろ害悪かもしれない。例として話者は、コミュニケーションが苦手だった人が丁寧なコミュニケーションを身につけ、トップ営業になるのは「あるある」だと挙げる。全く無意味ではないが、転職においてはコスパもタイパも悪すぎる、というのが話者の結論である。
「マインドブロック壊せ系」が転職に向かない理由
話者は、「マインドブロック壊せ系」の方が転職活動においてはさらに意味がなく、害になりやすいとまで言う。このタイプも自己理解から始めるが、最後は「現状の外側に、これまでの人生の延長線上にないゴールを設定しよう。良いゴールが設定できれば自然と行動できる」という流れになりがちだ。受講後の人は「俺の可能性は無限大だ」という高揚した状態になっているという。
それ自体は悪くないと話者は言う。儲かっていて、お金と時間に新しいことへ挑戦する余力がある経営者や個人事業主なら、売上1.5倍ではなく10倍の事業計画を考えてみるのは良いことだ。しかし会社員の転職はそうではない、と話者は述べる。
会社員として転職を考える人には、無限の選択肢はなく、選択肢は限られている。ただし話者はこれを悲観的な話としては語らない。選択肢が限られているということは、選択肢が明確で、一定の正解があるということでもある。逆に経営者や個人事業主の「可能性は無限大」とは、選択肢が曖昧で答えがなく、リスクが大きいとも言える。
「スペックで8割決まる」という原理原則
話者が「大きな声では言えない」と前置きして示すのが、転職先の範囲は年齢・職歴・学歴・転職回数といった「スペック」でおよそ8割決まる、という見方である。
具体例として話者は2人を比較する。1人目は27歳で大手企業に勤め、新規開拓を含む法人営業の経験があり、立教大学出身で転職回数0回。このような人は、話者が勧めているSaaS業界やコンサル業界にどんどん転職できるという。2人目は34歳で中小企業に勤め、法人営業ではあるが新規開拓はあまりせず既存顧客へのルートセールスが中心。学歴はやや弱めで、転職回数は2回。一見大きな違いはないように聞こえるが、この場合はSaaSもコンサルも転職がほぼ難しくなる、と話者は言う。
業務内容やスキルを詳しく棚卸ししなければ分からないだろう、という反論も想定している。しかし話者は、転職市場に詳しい人にとっては当然の話だと答える。自身の転職から数えてYouTubeの取材も含め10年ほど転職市場を見てきた経験から、どの企業に入れるかは頑張りや準備次第だが、どのあたりの業界に行けそうかはスペックでおおよそ決まってしまう、と述べる。だからこそ、「自分には無限の可能性がある」と高揚しても意味がないというわけだ。
限られた選択肢と「後出しじゃんけん」
話者は、選択肢が限られていることの裏側にある会社員の利点も強調する。それが「後出しじゃんけん」ができることだ。誰かがリスクを負って起業したA社、B社、C社を見比べ、B社がうまくいきそうだと分かったうえで後から乗れる。起業家には、うまくいっている会社を見て「株をもらって経営させてくれ」と言うことはできない。勝ち馬に後から乗れる代わりに選択肢は限られる、というのが話者の整理である。
この前提に立つと、転職活動は「自分のスペックで決まった手札の中から最良のカードを選ぶゲーム」になる、と話者は言う。どんなカードが何枚あり、それぞれの中身がどうなっているかを知ることが業界研究・企業研究にあたる。そして、自分がどういう状態かを理解するよりも、そちらの方が明らかに大事だという。前半で述べた「自己分析より業界・企業研究」という原則は、ここにつながっている。50万円と3カ月をかけて自己理解を深めたり、マインドブロックを外して「どんなカードでも選べる」と思い込んだりしても、選べるカードは同じだ、と話者は指摘する。
転職支援系の問題1:転職エージェントが優秀で無料
では、転職に特化した転職支援系のコーチングならよいのか。話者はマインド系よりはましだと認めつつも、使う理由はあまりないと考える。その理由として、構造的な問題を2つ挙げる。
1つ目は、転職エージェントが優秀なのに無料であることだ。キャリアコーチングと転職エージェントのどちらを使うか迷う人は多いが、コーチングを選ぶべき人はほぼいないのではないか、と話者は言う。転職エージェントはピンキリだが、全体としてかなり良くなっていると話者は見ている。話者が初めて転職活動をした2015年頃から約10年で、登録している事業者は3万社ほどに増えた。レッドオーシャンで激しく競争した結果、悪いところは次々に潰れ、業界はかなり健全化したという。自己分析を入念にやってくれるエージェントも話者は知っており、その中であえて50万円を払う必要性が引っかかると述べる。
転職支援系の問題2:優秀なコーチが集まらない
2つ目は、優秀なキャリアコーチがコーチング会社に集まりにくいことだ。ヒアリングができ、その内容に合わせて「この業界、この企業がいいのでは」と具体的に提案できる人は、結局転職エージェントで働くことになる、と話者は言う。
話者は、実際にそうなった2人を知っているという。2人とも比較的大規模なエージェントで活躍していたが、大手では個人に寄り添いにくいと感じてキャリアコーチングの会社に移った。しかし、そこでも思ったようにはいかなかった。キャリアコーチングの会社は給料があまり高くない。さらに、リテラシーの高い人は無料のエージェントを使いこなすため、コーチングに来るのは「お金を払うから手取り足取りやってほしい」という人が多く、自分の思う寄り添い方ができなかったという。結局2人とも、質の良い中小規模の寄り添い型エージェントに移った。そうしたエージェントは担当者に歩合制でしっかり報酬を渡していることがあり、話者の知る2人のうち1人は年収1000万円以上、もう1人は2000万円以上と話者は見ている。報酬面でも、転職希望者に感謝されるやりがいの面でも、優秀な人ほどコーチング会社で働く必要はないと気づいてしまう、と話者は述べる。
さらに話者は、キャリアコーチングはそれほど儲かるビジネスではないと見る。個人にとって2カ月で50万〜100万円は大金だが、会社の維持費を考えるとそれほど高くない。「客にとっては高いのに、会社にとっては利益率が高いと思えない」というジレンマが構造的な問題だという。特に、広告・マーケティング費用がかさむと話者は推測する。視聴者の多くが「キャリアコーチングは怪しいのでは、高いのでは」と疑っている以上、その認識を変えるだけのマーケティングが必要になるからだ。10年後、20年後に利用が一般的になり、「この会社なら間違いない」と言われる会社が2社ほどある状態になれば、マーケティング費用を抑えて人件費に回せるかもしれない。しかし現状はマーケティングにお金が消え、人に十分なお金が回っていないのではないか、と話者は見ている。その結果、限られた資金は無料面談でクロージングする営業人材に回り、コーチには途中解約されない程度のコミュニケーション能力の人が置かれる、という先に述べた構図になるという。
自己分析中心になる悪循環
話者によれば、事業者は本来、優良企業への内定や年収アップにコミットするサービスを作りたいはずだ。しかし、それは非常に優秀なコーチを揃えなければ実現できない。優秀なコーチが一部にしかいない状況で満足してもらうには、時間をかけた自己分析で価値を提供するしかなくなる。自己分析は簡単でマニュアル化しやすく、着実に完了するからだ。こうしてサービスの中心が自己分析になる、と話者は説明する。
加えて、転職エージェントに相談しても相手にされなかった、キャリアが乱れた人の流入先になっているという実態もあると話者は言う。コーチも利用者も必ずしも優秀ではない状況では、優良企業への内定のような高いレベルのコミットはできなくなる。話者は、これは事業者に悪意があるからではなく構造的な問題だと繰り返し、儲からない中でやっている事業者はむしろ立派だとも述べる。
そのうえで話者は、「個人からお金をもらうので、エージェントより個人に寄り添える」という売り文句について、本当かもしれないと認める。ただ、転職したい人は寄り添ってほしいわけではない。限られたカードの中で一番良いカードを教えてもらい、それを確実につかみたいのだ。寄り添い型のビジネスに50万〜60万円は高すぎる、と話者は言う。
使ってもよい人、使うべきでない人
話者は批判だけで終わらないよう、利用してもよさそうな人も考えている。マインド系・ライフコーチング系については、直近1年で転職の必要性を全く感じておらず、時間があり、自分をゼロから見つめ直したい人を挙げる。哲学すること自体は悪くなく、急いでいるときにやることではないだけだという。また、起業や独立といった会社員以外の選択肢を積極的に選ぼうとしている人にも勧められる、としている。
転職支援系については、むしろ判断が難しいと話者は言う。転職エージェントが競合になるからだ。話者はまず、エージェントに最低5社は申し込むことを勧める。業界の競争が激しいため、ハイキャリアの人しか対応しないエージェントばかりではなく、キャリアが乱れている人に対応するところも増えているという。5社ほど申し込めば、よほどでない限り対応してもらえるはずだ、と話者は見ている。
それでも相手にされなかった人なら、転職支援系のコーチングを使ってもよいかもしれない。ただし「使ってもいいかな」程度だと話者は言う。そこまでキャリアが乱れた人は最も支援が難しく、既存のサービスが本当に的確に支援できるのかという問題が残る。結局は本人がどれだけ頑張れるか次第で、勇気づけができるなら意味はあるかもしれない。しかし、追い込まれた人に50万〜60万円をローンで用意させるのは追い打ちになるのではないか、とも話者は懸念する。結果として、転職支援系を誰に勧めるべきかは「よく分からない」と話者は率直に認めている。
最後に話者がはっきり「使わない方がいい」と言うのは、1年以内に転職を予定している、急いでいる人である。そうした人は、コーチングに50万円を払う前に、まず話者が公開予定の無料の自己分析動画を見てほしいという。その動画では、自己分析自体は30分で終わるとしつつ、「自分はこういう人間だから、こういう会社が合っている」と求人・企業・職業に接続する作業が非常に大事だとして、その接続や面接対策まで扱っているため、全体では1時間ほどになると説明している。
転職活動にキャリアコーチングっているかね?というそんな話させていただきたいと思います。さめでございます。もうですね、5、6年ぐらいこのYouTube活動やるために転職領域の取材をし続けてきたと思うんですけども、いるかねと。転職活動において今あるじゃないですか。この50万、60万、なんなら80万、100万ぐらいかかるようなキャリアコーチングってあると思うんすけど、あれ使う必要あるかねという話させていただきたいと思います。
ちょっと注としてですね、ディスりたいわけじゃないですよ。特定の会社さんをディスりたい意図はないです。情弱ビジネスだとか詐欺だとか、なんか悪意があるとも思わないんですよ。ただ構造的に難しすぎないかっていう風に思うんです。詳細は後ほど説明しますけども。どうしてもですね、崇高な理念から始まっていて、現場でコーチングされている方も崇高な理念をお持ちの方が多いと思うんですけども、でも仕組みとして、座組みとしてどうしても情弱ビジネスと似た構造になってしまいがちだよね。結局そうなっちゃってるんじゃないのというそんなお話なんですよ。
ただあれです。自分探ししたい方とか、たっぷり時間をかけてお金をかけて自分探ししたい、自分を見つめ直したい、哲学したいみたいな方だったらオッケーなんですけども、このチャンネル見てる方なんで転職活動に興味あると思うんですね。で、転職という文脈においてはほぼ意味がないかなと思っているというのが率直なところでございます。本当に誰かをディスりたいわけではなく、このチャンネルの視聴者さんというのは転職したい方だと思うんで、そういう方にだけこっそりですね、注意喚起したいという意図なので、もし誰かに何言うとんねんて怒られたら消すかもしれないです。なので早めにご覧いただければと思います。
そもそもキャリアコーチングって何やねんという方いらっしゃる?いらっしゃらないか。もはや結構一般的になってきてますよね。流行ってるやつです。キャリアをコーチングするって、もうそのまんまですけども。で、私の観測してる感じだと2種類あると思うんですよ。ざっくり言えばマインド系のコーチングと転職支援系のコーチングっていうのがあると思ってまして。
マインド系のコーチング。こっちはライフコーチングなんて呼び方もするかもしんないんですけども、そうですね、人生と向き合うみたいな。このマインド系、ライフコーチングにも2種類あるかなと思っていて、穏やか寄り添う系とオラオラ系あると思っていて、穏やか系は自分のことをとにかくよく知ろう、自分の本質に気づこうみたいなタイプ。そしてオラオラ系の方はマインドブロック壊していこうぜみたいな、コンフォートゾーン超えたゴール設定しようぜみたいな方ですね。これらがですね、まるっとまとめてマインド系のコーチングだと思っていて、それとは別で転職支援系の、転職の支援に特化したコーチングというのもあるかと思うんですけども、これですね、私どっちもまるっと含めてあんまり転職活動をする方にとって意味ないかなと思っていると。怒らないでくださいね、やってる方。でも私の個人的な独断と偏見によるとあんまいらないかなと思っているというところでございます。
主な理由3つなんですが、まず金額高すぎ問題、そして自己分析ごときに時間かけすぎ問題。そして最後にどうしても座組み、仕組みとして情弱ビジネスに陥りやすいよね。というこの3つでございます。
まず前提なんですけども、独断と偏見と言いながらも、1、2年前ぐらいかな、5、6人ぐらいに取材したんですよ。実は私もキャリアコーチングってすごく意味あるんじゃないかなと思って、自分でキャリアコーチング事業をやろうかなって検討してる時期もあったので、ユーザーの方が実際使ってみてどう反応されてるのかなっていうの知りたかったんで、割と名の知れているコーチングを受けた方にですね、使ってみて実際どうでしたかみたいなインタビューをしたことがありまして、その結果として微妙だなと、ビジネスとしてこれ結構いびつになりやすいんちゃうという風に思ったんです。それがやっぱり高すぎるし、自己分析ごときに時間かけすぎだし、仕組み、座組みとしてどうやねんっていう話ですね。
まず1つ目の金額が高すぎる問題なんですけど、ざっくりの相場で言うと、大体2、3ヶ月ぐらい見てもらって50万から80万ぐらい払うと。で、高いところだったら100万ぐらい払う必要があるみたいな感じで、やっぱ高いですよね。これ転職っていう文脈で言えばですよ、志望業界とか志望企業の内定とか、あと年収アップみたいなところを約束してくれる、確約してくれるっていうところであれば、こんぐらいの金額って払ってもいいという風に思うんですけども、実態はよくよく聞くと、私がユーザーインタビューした感じからすると、ほぼほぼ自己分析しかしてくれないっていう、自己分析が中心だったりするんで、自己分析を中心に据えるっていうことであれば、それで50万、80万、100万っていうのは高すぎるんじゃないのと思いましたね。無意味とは言わないですよ。無意味とは言わないんですけども、その金額に見合ってるかって言うとかなり厳しいんじゃないですかっていうそんなお話です。
そしてそれが2つ目にもつながるんですけど、何をそんな自己分析することがあるかねっていう話なんですよ。転職という文脈においてですよ。転職において自己分析って、そんなね、深入りしすぎなくていいんですよ。そもそも転職活動っていうのはスピードが命です。なぜなら、転職活動をする方っていうのは99.999%の人が忙しいからですね。この転職が必要な時期っていうのはそもそも仕事が忙しかったりしますし、例えば婚活とか結婚とか子育てみたいな、そういう忙しいライフイベントと重なったりするタイミングだったりするんで、本当に急いだ方がいい、スピードが命で。その理由のもう1つとして、残酷な真実としてやっぱり若い方が有利なんですよね。選択肢が多かったりしますと。なので本当にタイムリミットがある中で急いで進めていかないといけない。もちろん適当にやっちゃいけないんですけども、スピーディに進めていかないといけないって中で、3ヶ月とかかけて自己分析するって、かなり厳しいなという風に思います。
3日、4日後ぐらいにちょっと動画出すんですけども、自己分析なんてマジで30分でオッケーと、もう日本一楽な自己分析、それ日本一だし、しかも内定にも直結する自己分析の方法を教えるよみたいな動画出すんで、それ見ていただきたいです。自己分析なんてね、そんな根詰めてやる必要ないですよというそんなお話で。
これも原理原則ですね。転職活動の原理原則なんですけど、自己分析よりも明らかに業界研究とか企業研究の方が大事なんですよ。これちょっと詳細説明するかもしんないんですけども、極端な例として、自己分析ばっかやってる人、自己分析3ヶ月みっちりやりました、だけど業界研究とか企業研究は土日で軽くやっただけっていう、もう自己分析特化型の人と、また業界研究、企業研究3ヶ月みっちりやりました、だけど自己分析は土日で軽くさらっとやっただけですっていう、この2人がいたとしたら、もう明らかに後者の方が志望企業選びも的確なものになりますし、内定にも近づくというところがありますんで、これ原理原則覚えておいてください。自己分析よりも業界研究、企業研究の方が大事なんで、こっちにこそ時間を割くべきだというお話。
そして3つ目の理由ですね。キャリアコーチング大丈夫かって思ってるのが、やっぱり情弱ビジネスになりやすい、になっちゃってるよなと思うんですよ。で、私が気になるよくある座組み、これ大丈夫?っていうのが、無料面談とローンでの分割での支払いっていうこの2つなんですよ。大体のサービスがもう最初からお金かかるんじゃなくて、最初無料面談来てください。で、そこで契約を決めて、コーチについでもらうみたいな。で、無料面談を担当する人とコーチが別の人であるっていうケースが非常に多いなと思っていますと。あとローンですよね。本当は2ヶ月で50万とか80万とかかかるんですけども、月々でローンで分割で払えば月々12万でいいよみたいな仕組みになっていたりすると。でもあれですよ、ローンなんで絶対金額、払う金額としては一括で払うより高くなるみたいな感じになっていて、これが危ういな、仕組みとして危ういなという風に思うんですよ。
なんでかって言うと、キャリアコーチングビジネスって別にボランティアでやってるわけじゃないと思うんで、企業なので当然利益の拡大っていうのを狙っていくわけじゃないですか。で、企業として利益の拡大を狙っていくとしたら、この無料面談とローンでの支払いっていうのを悪用することになっちゃうんじゃないのって思うんですよ。
私がもし経営者で売上の拡大だけを狙うとすればですね、手順としては、まず広告とかSNSで集客しますよね。しかも意思決定が上手じゃない人とか、相手の意見に流されやすい人っていうのを集客しますと。これって自分探しとか自己理解とかコーチングとか、そういうものと相性が良すぎるんで、そういう人全然集客できますと。で、集客してきたら無料面談にまず連れてきて、それでその無料面談ではゴリゴリの営業マンを配置しときますと。いや、絶対このサービス使うべきですよという50万、60万のサービスを契約いただくと、いわゆるクロージングしていくわけですね。
で、その時にですね、このローン支払い、分割支払いっていうのが悪さしてるなと思っていまして、どんどん強力にクロージングされたところで、50万、60万っていう金額、絶対金額が高いんで、金がねえっすと、今手持ちのお金がないんで、いいと思ったんですけど、また後日よろしくお願いしますみたいな感じで切り返せると思うんすけど、これローン払い、分割払いができるとなると、お金がないっていう切り返しができなくなってしまうんですよね。だって月12万円って、払えちゃうっちゃ、ギリギリ払えちゃうんですよね。50万、60万のお金を用意してくださいって言ったらかなり厳しいと思うんすけど、全人類じゃありません、そのキャリアについて、キャリアコーチングを受けようかなってキャリアに対して前向きに考えてるような人だったら、月12万だったら、余裕はないですけども、ギリギリカツカツのカツカツにすれば用意できてしまうっていう、ちょうどクロージングされてしまう範囲に入っちゃうと思うんすよね。手持ちの金がねえっすっていう切り返しが通用しない。恐ろしいところだなと思います。
で、じゃあ意を決して使おうということでコーチングサービスが開始されたらですね、あれ、無料面談で出てきた人もキレッキレで、憧れちゃうみたいな、かっこいいみたいな人だったのに、コーチだいぶしょぼいなみたいなことがあるみたいなんですよ。ユーザーインタビューで聞いた感じだと、もうキレキレの無料面談の人はかっこよかったのに、いざ面談してみたら、もう新人の女の子、なんか眠そうな女の子出てきたみたいな話をですね、実体験としてお聞きして。まあそうなるよねと。人件費抑えたいってなったら全員最強のメンバーで固めるっていうことなかなかできないんで、そうしたら無料面談のそのクロージングゴリゴリ要員だけキレキレの人を用意して、実際決済してもらった後、成約した後のコーチは、まあまあまあまあコミュニケーション能力高くて、途中で契約解除されないぐらいの人を置いとこうみたいなことになりがちだなと。
全部のサービスがそうだとは言わないんですけども、傾向としてそうなりがちだなと。で、企業というのは売上利益を求める存在なので、どうしてもそうなっちゃうよなと思うんですよね。特に気になるのがローンですよね。なんでローン使えちゃうのって思うんですよ。それでもしですよ、内定までコミットするとか、年収上げるとこまでコミットするんだったら、お金を借りてまでやる必要がもしかするとあるのかもしれないかなと思います。あとは、英語の講座とかプログラミングとかだったら、割と客観的にこういうものが身につきましたみたいな感じで証明しやすいんで、そういうサービスで分割の支払いがあるっていうのは全面的に否定するものではないと思うんですけども、キャリアコーチングはまずいかなと思うんですよ。やっぱ提供してるものが抽象的ですし、私の聞いたユーザーインタビューではやっぱり中心が自己分析っていうところに乗ってるんで、その抽象的なものに対して、いいですよ、50万、60万払う人がいるのはいいんですけど、ローンを組んでまで支払わすっていいのかいという気がどうしてもしちゃいますよね。
それってサービス提供してる側として、コーチング会社としてのポジショントークとしては、お金、今手持ちのお金がない人でも広くいろんな人に利用いただけるようにみたいな優しい姿勢を示すかもしんないですけど、本当にそれってユーザーのためなのかなという勘繰りをしてしまいますよね。邪推ですけども、それってお客さんのためっていうよりも会社の売上なんじゃないの。もっと言えば、無料面談のクロージングを取りこぼさないため、今手持ちのお金ないんすよねっていう切り返しをさらに切り返せるように、分割でもいいですよって言えるように分割払い設定してるんじゃないのっていう風に投資を見てしまうなという風に思いますね。100歩譲ってというか、キャリアコーチングというサービスがあってもいいと思うんですけど、この分割支払いやめた方がいいんじゃないのって私は個人的に思いますね。
という以上が要点ですね。キャリアコーチングっていうのは、あっていいと思うんすけども、転職という文脈においてはあんまり必要ないよねと思っている。その理由としては、金額高すぎるし、自己分析ごときに時間かけすぎだし、どうしても座組みが情弱ビジネスになりやすいよねというこの3つでございました。
で、もうちょっと時間ある人は聞いて欲しいんですけども、それぞれの微妙なポイントがあるなという風に思うんですよ。さっき言った通り、マインド系のコーチングと転職支援系のコーチング2つありますと。で、マインド系のコーチングで言えば、自分のことよく知ろう系とマインドブロック壊そう系2つに分かれるんで、全部で3つ、大枠で分けると3種類あると思うんですけど、この3種類それぞれに、ここがちょっと微妙だよね、転職には使えないよね、というポイントがあるんで、より詳細なお話聞きたいと思います。興味ある方はさらに行きましょう。
ではまずこっからお話しさせてください。マインド系コーチング、ライフコーチング系の自分のことをよく知ろう系、穏やか系のやつですね。これサービス形態としては、大体あるあるなのが、幼少期から振り返りましょうとか、100個の質問に答えてみましょうと。価値観が分かる質問、才能が分かる質問、夢中が見つかる質問みたいな、こういうのにどんどん答えていって、自分の本質に気づきましょうと。で、仕上がりとしては、こういうのをコーチング受けた人が最終的にどうなってるかって言うと、俺の本質はここだと、こういう人間なんだという自己理解が深まるというところに仕上がってるかと思うんですけども、これ転職においてはやっぱ意味ないんだと思うんですよ。
その生き方を根本的に考え直したいとか、哲学したいとか、そういう人はやればいいと思いますし、ニーズがあるのはよくよく分かります。この恵まれた時代にですね、もう人類最後の悩みですよ。自分らしく生きるためにはというもの。この悩みが根深いというのは分かっています。過去ですね、どうすれば俺は死なないのか、生き延びることができるのか、餓死しないのかっていうことを悩んでいた人類がそこを脱却してですね、じゃあ衣食住満たされるにはどうすればいいのかという悩みを経てですね、もう衣食住もみんな満たされてるわけじゃないですか。それあれですよ、比較して誰々よりも自分はお金がないとか、お金持ちインフルエンサーはあんなすごいタワマンに住んでるのに俺は、その一方俺は、みたいな落ち込むことはあるかもしんないですけども、この衣食住を十分に満たせない人ってのはなかなかいないんじゃないかなという風に思います。特にこのチャンネルを見てるような方ではですね、ほぼいないと断言してもいいんじゃないかなと思います。そんな中で最後に残された悩み、そして根深すぎる悩みが、自分らしさに向き合う、自分らしく生きるためにはどうすればいいかという悩みなので、ニーズはもちろんあると思うんですけども、転職には必要ないというそんな話です。
これなんでかって言うと、もちろん無意味ではないんですよ。意味が0だっていうわけではないんですけども、その意味の少なさ、効果の弱さに反してですね、時間かかりすぎでしょというとこですね。幼少期振り返って100個の質問に答えるみたいな、そんな質問はですね、面接で特に出ないんで、時間かかりすぎる割に転職活動で使える場面少ないよなというところと。
なんか私これ気になるのが、そういうですね、自分の生き方根本的に考え直したい、自分の本質系の自己分析やっちゃった人って、なんか自分に変えられない本質があると思いすぎてしまうっていうところがあると思うんですよ。例えば無駄なネガティブな感情。過去のせいで俺はこうなってしまったとか、親のせいで俺はこうなってしまった。小学生の頃からコミュニケーションが苦手で陰キャだから営業なんてできやしないんだ、できるわけがないんだみたいな風になりがちなんですよ。多分サービスを提供してる方はそうなって欲しいとは思ってないと思うんすけど、結果的にそうなっちゃいがちだよなという風に思います。
で、私が思うのが、そんな本質なんて、ちょろっとあるかもしんないけども、そんなのね、変わるよっていう話なんですよ。20代とか30代なんてゴロゴロ人格なんて変わっていきますから。それこそ仕事を通して、今までこんな自分になれると思わなかったのに変わっていくっていうのが仕事の醍醐味なんですから、自分の本質、変われない本質があるなんて思ってしまうことは、私は害悪かもしれないという風に思っていますね。だってそうですよね。陰キャで全くコミュニケーションうまく取れないっていう人が結果的にトップ営業マンになってるみたいなことって、もうもうもう例に挙げるまでもなくめちゃくちゃあるわけじゃないですか。そういう人の方が、コミュニケーションが苦手だったところからコミュニケーションが丁寧になって、気持ちいいコミュニケーションができるようになってトップ営業マンになるっていうのはあるあるですからね。つまりはですね、そんな根本の自分と向き合って自分の本質はここだみたいな感じで考えたとしても、あんまり意味ないよねと、転職活動において。全く無意味ではないけども、コスパ、タイパは悪すぎるよねという風に思うんで、このマインド系の自分のことをよく知ろう系のコーチングっていうのはいらないのかなと思います。
で、続いてもう1つのライフコーチ系、マインドブロック壊せ系。こっちも転職活動には意味ないかなという風に思いますね。なんならこっちの方が転職活動において意味ないというか、害悪になりがちだったりするかなと思います。怒らないでくださいね。で、こっちって何するかって言うと、さっきのサービスみたいに自分をよく知ろうねみたいな感じで自己理解のところから始めて、で、結構仕上がりが違うなと思っていて、最終的に現状の外にゴール設定しましょうみたいな落ちが多いですよね。現状の外に、今までの人生の延長線上にないゴール設定をしましょう。そしていいゴール設定ができたら自然と行動できるから、みたいな落ちになりがちですよね。それで仕上がりとしては、こういうコーチング受けた人っていうのは、俺の可能性は無限大だみたいな、かなり目バッキバキになってるみたいな感じですよね。
で、それ自体は別にいいと思うんですよ。ただ転職、サラリーマンの転職に意味ないという話ですね。例えばなんですけど、儲かってる経営者とか個人事業主とかにとってはいいと思います。経営者とか個人事業主、特に儲かっていて何か新しいことにチャレンジする余力がある、お金的にも時間的にも余力がある人にとってはいいんだと思うんですよ。無限の選択肢とまでは言わないですけども、今までの自分が考えていた延長線上とは違う、だから売上が1.5倍になるような事業計画ではなく、もう10倍になる事業計画立ててみたらどうなるだろうみたいな感じで考えるのはすごくいいと思うんですよ。ただサラリーマンってそうじゃねえからっていう話なんですよ。
これちょっと伝え方難しいなと思うんですけど、サラリーマンとして転職を検討してる人っていうのは、その無限の選択肢はなくて、選択肢って限られてるんですよ。で、こんなこと言うと、なんだよサラリーマンって悲しいなって思うかもしれないですけど、全然そんなことなくて、これ言い方変えれば、選択肢が限られているっていうのは、選択肢が明確であり、一定の答えがある、正解があるっていうことなんですよ。逆にその経営者とか個人事業主をやってる方っていうのは、選択が無限大だ、可能性が無限大だっていうと聞こえはいいですけども、選択肢が曖昧であり、分からなくて答えがない、リスクが大きいという風にも言えるわけです。
で、この選択肢が限られているっていうのはめちゃくちゃ大事なことなんで、転職の原理原則でもあったりするんで、よく理解していただきたいんですけども、これもね、残酷な言い方になっちゃうんであれなんですけど、大きな声で言えないんですけども、スペック情報で8割決まっちゃうんですよ。スペックっていうのはあなたの年齢、職歴、学歴、転職回数。いいですか?年齢、職歴、学歴、転職回数。ここら辺の情報で大体どこら辺に転職できるよねっていうのって決まってしまうんですよね。残酷ですよね。
リアルな話で言うと、例えばの具体的な事例で言うと、27歳の方、27歳で大手企業勤務で法人営業経験あります、新規開拓もやってます、立教大学出身です、転職回数0回です、っていう人。こういう人っていうのは、例えば私がお勧めしてるようなSaaS業界とかコンサル業界に転職バンバンできるんですよ。ただその一方で、あんまり違いがないように聞こえるかもしんないですけども、27歳じゃなく34歳で、大手企業じゃなく中小企業で法人営業していて、実は新規あんましてなくて既存のみのルートセールスばっかやっている。で、学歴ちょっと弱め。そして転職回数が34歳の時点で、さっきの方0回でしたけども、この方34歳で2回あるみたいな方。こうなるとですね、急にSaaS業界もコンサル業界もほぼほぼ転職って難しくなってくるんですよ。
いやいや、分からねえだろうと、その業務内容を詳細に聞いてみて、その人のスキルとか棚卸ししないと分かんねえだろうって思うかもしんないですけど、いや、これがですね、しんどいぐらいに決まっちゃうんですよ。もう転職市場に詳しい人からすると当然の話だったりします。もう私もですね、自分の転職から考えるとYouTubeの取材も含めると、もう10年ぐらいこの転職市場を見守ってるんで分かるんですけども、スペック情報で全ては決まんないです。でも8割ぐらい、ここら辺に転職できるよねということは決まってしまうんです。なので、どこの企業かっていうのはそこでまた頑張り次第、転職の準備次第になるんですけども、どこら辺の業界に行けそうかっていうのはなんとなく決まってしまうというところがあるんです。なので、そうなんです。あなたのスペック、年齢、職歴、学歴、転職回数、こういうスペックで選択肢ってのは限られてしまう、答えが一定決まってしまうっていうところがあるんで、ぶち上げ系のキャリアコーチングで俺には無限の可能性があるぜってなっても、あんま意味がないっていうそんなお話なんですよ。
ただ、再三お伝えしますけど、この選択肢が限られるっていうのは全然悪い話ではなくて、その反面サラリーマンというのはごっついメリットを享受してるわけですよ。ざっくり言えば後出しじゃんけんできる、後乗りできるっていうことですね。これ私もいろんな動画で再三お伝えしてますけど、サラリーマンの特権っていうのは、自分で起業するんではなく、誰かがリスクを背負って起業したものを見てですね、A社、B社、C社を見て、これ明らか比較した時にB社がうまくいくやんと思ったら、それを理解した上で、うまくいくことが分かった上で後乗りできるっていう、すごいずるい後出しじゃんけんができるわけですよ。これ起業家とかできませんからね。A社、B社、C社でB社がうまくいくから、じゃあ株もらって俺が経営させてくださいなんてことはできないわけです。その一方でサラリーマンは後出しじゃんけんできる、勝ち馬に後から乗れるっていうメリットがある分、選択肢は限られてきてしまうというそんなお話なんです。
なのでですね、これも原理原則として覚えといていただきたいのが、転職活動っていうのは選択肢が決まってます。自分のスペックで選べるカードが決まっていますと。そのカードの中で最良の銘柄、最良のカードを選ぶっていう、そういうゲームなんですよ。で、そのゲームルールが分かったらですね、勘のいい方だったら気づくと思うんですけど、どんなカードが並べられてるか。まず選択肢としてカードが何枚あるのか、そしてそのカードの中身が具体的にどうなのかっていう、これがですね、転職活動でいう業界研究、企業研究なんですけど、こっちの方が明らかに大事なんですよ。自分がどういう状態なのかっていうことを理解するよりも、選択肢を選ぶゲームなんで、じゃあ選択肢何があるのっていうことを確認した方がいいっていうそんなお話なんです。これが冒頭前半にもお伝えしました、自己分析よりも業界研究、企業研究の方が大事ですよ。どんなカードが並べられているのか。それを理解することの方がよっぽど転職活動においてプラスですよっていう話なんです。
にも関わらずですね、50万かけて3ヶ月かけて自己理解して、自分のことを理解してどうすんのと。しかもその自分のマインドブロックをバコンと外して、俺にはどんなカードでも選べるんだってなっちゃってどうすんのって話なんですよ。いや、選べるカード一緒だからっていうところがありますので。なのでサラリーマンにとって、そして特にサラリーマンの転職において、ぶち上げ系のマインドブロック外す系のキャリアコーチングはあんまり意味がないよというそんなお話ですね。もちろん経営者とか個人事業主で異次元の変化を遂げたいという人にはいいかもしれないですけど、そんな人このチャンネル見てないんですよ。なのでこの動画を見てる人は基本的に必要ないということになってきてしまうわけなんですよ。
いや、でもさ、さめさん、そういうマインド系とかライフコーチングじゃなくて、転職に特化した転職支援系のコーチングだったらいいんじゃないのって思われるかもしんないんですけども、こっちもですね、私もマインド系、ライフコーチ系よりはこっちの方がいいかなという風には思うんですけども、やっぱり使う理由はあんまないよなって思うんですよ。で、大きな2つの問題を抱えてるなと思っていまして、それが転職エージェントが優秀なのに無料っていう問題と、あと優秀なキャリアコーチがなかなかそのコーチングの会社に集まらない問題っていうのは、これ構造的にあると思っていまして。
まず転職エージェントが無料問題。これがですね、なかなかごっついかなと思います。つまりキャリアコーチングを使うか転職エージェントを使うかっていうとこ皆さん迷われると思うんですけど、ここでキャリアコーチングを選ぶべきな人っていうのがかなり少ない。てかなんかほぼいないんじゃないかって思ってしまうんですよ、私としては。なぜなら転職エージェント、もちろんピンキリです。良くないところもあるんですけども、かなり良くなってるんですよ。私が初めて転職活動したの2015年ぐらいなんですけども、そっからもう10年ぐらい経って、登録してる会社が今3万社ぐらいで、その3万社とか、めちゃくちゃ増えてるんですけど、そこでもうレッドオーシャンでバッチバチのしき合い対決をしてるんで、潰れてるとこは潰れていて、ここ弱肉強食のかなり切磋琢磨が進んでですね、私が初めて転職活動した頃の2015年と比べて、転職エージェント業界っていうのはかなり健全化してきてるという風に思うんですよ。健全化してるって言うと聞こえはいいですけども、本当に悪いところがバッタバッタ潰れてるという実態があると思います。なので転職エージェントがどんどん良くなってる中で、その自己分析とかもかなり入念にやってくれるところってあるんですよ、私も知ってますけど。その中でなぜ50万払う必要があるのかっていうのはどうしても引っかかるなというところ。
そしてもう1つの問題、優秀なキャリアコーチいなくね問題ですよね。というのも、そうやって転職エージェントがどんどん優良化していくとですね、結局3ヶ月50万もらって価値提供できるような優秀なキャリアコーチみたいな、そのヒアリングもできるし、そのヒアリング内容に合わせた的確なキャリアプランも提案できる。具体的な、キャリアプランのざっくりした話ではなく、この企業、この業界がいいんじゃないですかっていう提案ができる人って、結局転職エージェントで働いちゃうんですよね。
これは傾向の話というか、私2人具体的にそうなった人を知っていまして、その2人はですね、割と大規模なエージェントで活躍していましたと。ただ大規模のエージェントっていうのはあんまり個人に寄り添えないというところがありますので、そっからキャリアコーチングの会社に転職しましたと。で、これで個人に寄り添えると思ったらですね、意外にそうでもなかったりするというところがありまして、まずその収入がなかなか高まらないという。キャリアコーチの会社ってそんな給料高くない、高まらないですし、しかも構造的に賢い、リテラシー高い人って、転職エージェント無料で使いこなせばいいじゃんってなってるんで、キャリアコーチングに来る人っていうのはどうしてもキャリアが乱れまくった思考の人が多かったりするんですよ。お金払うからどうにかしてよ、手取り足取りやってよみたいな人が多かったりするんで、なんか自分の思う寄り添い方できないなってなって、結局ですね、その2人どっちも質のいい中小規模の寄り添い型の転職エージェントに転職して、そこでバッキバキに活躍していると。
で、そうなるとですね、中小規模の質のいいエージェントっていうのは、今結構その担当者、キャリアアドバイザーとかに歩合制でがっつり給料渡してたりするんで、私の知ってる2人っていうのは、1人は年収1000万以上行ってますし、もう1人は多分2000万以上行ってるような感じなんで、本当に優秀なキャリアコーチングができるような実力ある人って、年収1000万、2000万を転職エージェントで働くことによって狙えるんですよ。で、報酬的に狙えますし、そういう付加価値のある仕事ができて、求職者、転職希望者の方からも感謝されてるんで、キャリアコーチングの会社で働く必要なくねって、優秀なキャリアコーチの方ほど気づいてしまうという実態があります。なので優秀なキャリアコーチの方が集まらないという問題も構造的な話かなと思います。
で、もっと深い話するとですね、なんでキャリアコーチングの会社にいいキャリアコーチが集まんないかって言うと、ぶっちゃけそんな儲かるビジネスでもないんですよ。個人で2ヶ月で50万から80万、100万払うって、すごいごっつい金額だと思うんですよ。ただこれ会社を運営する、会社の維持費を踏まえるとそう高くないっていう、これがですね、最悪のバランスですよ。お客さんからしては高いんだけども、事業会社、その会社側としては高いと思えない。利益率が高いと思えないっていうこのジレンマがですね、構造的に良くないなという風に思います。
もう広告費用、マーケティング費用でばっちバチお金消えていくと思いますよね。だってこの動画に皆さんたどり着いてるってことは、キャリアコーチングって何なの?何なのは分かってるかもしんないですけど、どこまで具体的にしてくれるのっていうことが気になってたりとか、キャリアコーチングって怪しくない、高くないっていう風にみんな疑ってるわけじゃないですか。そう思ってる人が多いし、実際そうなりがちだったりしますと。てことはその気持ちを、マインドを変化させるだけのマーケティングをしないといけない。そのマーケティング費用はでかいですよ。もし仮にですよ、もう10年後、20年後なのか、キャリアコーチングを使うのはもう一般的だし、この会社なら間違いないっていう会社が2社あるっていう状態になれば、マーケティング費用っていうのを抑えられて、その分人件費に充てられるんで、給料の高いコーチを雇える、優秀な人を囲い込めるっていうことになると思うんですけども、現状はですね、マーケティング費用にばっかお金が消えていって、人になかなかお金落ちてないんじゃないかなという風に思います。
そうなると、冒頭にもお伝えした通りですね、どうやってお金を配分していくかって言うと、全員には高いお金払えないので、そうしたら売上利益のためにも無料面談でゴリゴリに成約、クロージングをする無料面談員、その営業人材に高い金を払う、優秀な人を雇う。そしてコーチに関しては寄り添い型の人、コミ力悪くなくて、途中で契約が解除されない程度のコミ力、優しいコミ力がある人を配置するという、こんな構図になってしまうわけです。つまりそうなんですよ。構造的に、これは悪さしてるとか悪意があるわけではなく、構造的に、ビジネスモデル的にいいコーチを雇えないと。どうしても転職エージェント側にも持ってかれちゃいますし、その採用競争力がないということなんですよ。
で、そっから派生してですね、いいコーチが雇えないと、そっからもうこれも悪循環なんですけど、どうなっちゃうかって言うと、本当はですよ、サービスとしては優良企業の内定とか年収アップみたいなところを約束したり、そこにコミットするっていうサービスをきっと皆さん作りたいはずなんですよ。ただこれはめちゃくちゃ優秀なコーチが用意できないとこんなこと実現できませんからね。そんなことできないんですよ。そうなると、じゃあどこで満足してもらおうかと。そこまでいいコーチが用意できない。いいコーチいたとしても全員ではないと。いいコーチが1人2人いたとしても大半はそこまで質が良くないってなった時にどうすればいいかって言うと、時間をかけた自己分析で価値提供しようということになっちゃうんですよ。やっぱり自己分析の方が簡単だし、マニュアル化しやすいし、着実に完了するというところがありますので、なので結果としてキャリアコーチングのサービスって何してるかっていうと、自己分析が中心になってしまうというところがあります。
しかもですね、これさっきちょっと触れましたけども、結局転職エージェントに相談してなかなか相手にされなかったみたいな、キャリアが乱れた人が流入する先になってるみたいな実態もあるんで、そうするとキャリアコーチもあんま優秀じゃないし、流入する層もあんまり優秀じゃないってなると、それこそ優良企業での内定みたいな高いレベルでのコミットと約束っていうのができなくなってしまうっていうところがあるんで、これですね、構造的に難しいなと思います。
最後まとめるとですね、要は本当にこれはその事業者さんをディスりたいわけではなくて、本当に立派だと思います、逆に。だって大して儲かるビジネスではないんで。なので儲からないんで優秀なコーチを雇う原資がなかなかないということになってしまう。そうすると構造的に難しいわけですね。個人からお金をもらえるから転職エージェントより個人に寄り添えるよみたいな話はされてると思うんですけども、それは本当かもしれません。個人に寄り添うっていうことはできるかもしんないですけども、別に転職したい人って寄り添って欲しいわけじゃないじゃないですか。いい企業に転職したいわけですよね。さっきで言う、限られた選択肢、限られたカードの中で1番いいカードを教えてもらって、そこのカードを着実に掴み取るっていうことをしたいわけですよ。寄り添って欲しいわけじゃない。でもただ寄り添い型のビジネスになってしまう。それで50万、60万払うのは高すぎるよ、そんなお話でございます。
はい、最後まとめていきましょう。結論としまして、キャリアコーチングいらないと思うな。あくまで転職活動においてですけども、転職する人において、このチャンネルを見てるような転職検討者の方にとって、キャリアコーチングいらないんじゃないかな、高すぎるんじゃないかなと思うというそんなお話でございます。
で、逆にですよ、使っても良さそうな人も考えてみようと思います。ただディスるだけになったら良くないと思うんで。例えばマインド系のコーチング、ライフコーチングみたいなもので言うと、転職の文脈がない人ですよね。直近1年で転職の必要性を全く感じてないみたいな人、時間がある人で自分を0から見つめ直したいみたいな方ですよね。いわゆる哲学したい人で、これ別に哲学することが悪いことではないんで、ただ急いでる時にやることじゃないよねっていうことなんですよ。なので哲学したい人、直近1年転職活動なんて全然するつもりないよっていう人、はたまたですね、こういう人にはおすすめだなというのが、サラリーマン以外の選択肢、特に起業ですよね。起業とか独立みたいなことを積極的に、そのカード、その選択肢を選ぼうとしてる人、こういう人はですね、おすすめかなという風に思います。
で、転職支援系の方はですね、こっちの方が逆にむずいなっていう、その転職エージェントが競合になってきてしまうんで。あれですね、転職エージェントになかなか相手にしてもらえないと。私、最低でも5社ぐらい申し込んで欲しいと思いますけどね。というのも、さっきちょっとお伝えした通り、転職エージェント業界ってすごいレッドオーシャンでバッチバチにしき合い対決してるんで、ハイキャリアの人じゃないと対応しないよっていうエージェントだけじゃないんですよ。結構キャリアが乱れてる人でも対応するよっていうエージェント増えてきてるんで、5社ぐらい申し込んだら
とんでもないキャリアの乱れ方をしてない限りは、しっかり対応してくれるはずなんですよ。でもダメだと、もう5社ぐらいサメさんが言うから申し込んでみたけど、だけどダメなんだよっていう方だったら、キャリアコーチング、そうですね、転職支援系のキャリアコーチングを使ってもいいかなと思うんですけども、使ってもいいかな程度なんですよ。
これもうね、ちょっと追い打ちかけるようであれなんですけども、その5社ぐらい結構広めに対応してくれるエージェントさんとかも探しつつ面談してみたけど、全然相手してもらえなかったっていう、キャリアめっちゃ乱れちゃってる人ですよね。そういう人って1番支援するのが難しいんで、そういうキャリアが乱れた人を、今あるキャリアコーチングのサービスが本当に的確に支援できるのかというと、やっぱりそこは問題が残りますよね。
どっちかというと、そこまで乱れちゃった人ってもう本人次第なんですよ。本人がマジで大逆転のために異次元に頑張れるか次第だったりするんで、そこら辺の勇気付けみたいなことができるんだったらありだと思いますけど、そこまで追い込まれてる人が50万、60万をローンで用意するの、それなんか追い打ちかけるようであれなんじゃないっていう風に思うんで。実は転職支援系の方が、どんな人にお勧めすべきなのかよくわかんないというところがあります。
最後の最後で言うと、キャリアコーチングを絶対使わない方がいいよって私が個人的に思ってるのは、もう1年以内に転職を予定してるような急いでる人ですよね。そういう人はとにかくキャリアコーチングを使うんじゃなくて、ちょっと3日後4日後ぐらいに動画出しますし、もし出した後だったら概要欄に貼っとくんですけど、私が自己分析完全ガイド動画っていう動画を作りましたんで、これでやればもう30分で自己分析終わりますし、またタダです。
これ動画自体は1時間ぐらいあるんですよ。これなんでかって言うと、的確な自己分析っていうのは、自己分析してからそこから求人と接続するっていう作業がめちゃくちゃ大事なんですよ。これどういうことかって言うと、自己分析っていうのは俺はこういう人間だっていう話で、そこからさらに俺はこういう人間だからこういう会社が合っている。これが求人の接続ですよね。会社とか職業と接続していくっていうことが大事になってきますので、そこも含めて求人情報の接続、そしてさらに面接対策みたいな話まで波及して話してるんで、1時間ぐらいの動画になっていますが、冒頭20分ぐらい見たら、もうなるほどねという風に思ってもらえると思いますので、まず50万払う前に、是非無料なんで、YouTube動画なんでそちらからご覧いただければと思います。
是非チャンネル登録してお待ちいただければと思います。ではまたお会いしましょう。
記事公開
