ノージョブフドウの海外旅行パッキング:7kgの機内持ち込みで3か月旅する装備と防犯の工夫

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概要

YouTuberのノージョブフドウが、2024年9月から11月にかけてトルコからケニアまで9か国を約3か月で回った旅の出発時の荷物を再現し、ひとつずつ紹介した動画である。中心にあるのは、格安航空の機内持ち込み制限に収まる軽装で長期旅行をどう成り立たせるか、そしてドミトリーや夜行バスでの盗難をどう防ぐかという問題だ。話者は自分の荷物をあくまで一例とし、体調や年齢、旅のスタイル、同行者、行き先、時期によって荷物は変わるので、各自で調整してほしいと前置きしている。

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収益化の警告を受けての緊急撮影

撮影日は2025年2月23日で、前回の投稿は2024年7月ごろ、半年以上の空白があった。話者によれば、Googleから「そろそろ動画を投稿しないと収益に影響がある」という趣旨の通知が届いたため、急いで撮影したという。すでに多くの動画で収益が止められ、捨て猫を拾う動画まで年齢制限の対象になったとも自嘲気味に語っている。今回の旅の本編映像は撮影済みだが、パソコンに向かう気が起きず編集が進んでいないため、手早く作れる荷物紹介を選んだと説明する。

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15kgの荷物をやめた理由

以前は今の倍ほど、約15kgの荷物を背負って旅をしていた。軽量化したきっかけは、イタリアでスリに遭って追いかけたものの追いつけなかった経験である。それ以降は機動力を優先している。もう一つの理由は費用で、格安航空で荷物を預けるとかなりの追加料金がかかるため、機内持ち込みのサイズと重量に収めたいという。

荷物は大きく6つに分けて紹介された。バッグ類、衣服と靴、日用品と医薬品、PC・ガジェット類、貴重品、その他の便利なものである。

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バックパックはカリマーのトリビュート40

メインのバッグはイギリスのアウトドアブランド、カリマーの「トリビュート40」だ。Amazonで約2万円だったと記憶している。話者の第一印象は「強くて硬い」で、生地もファスナーも縫製もしっかりしており、2023年から約2年間かなり雑に扱ってきたが壊れる気配がないという。

話者がバッグ選びの第一条件に挙げるのは、LCCの機内持ち込みサイズに収まるかどうかだ。トリビュート40ならどの格安航空でも問題ないと話者は言う。一度だけ、ヨーロッパの格安航空ライアンエアーでサイズを測られたが、問題なく通過した。40Lのバックパックを選んでおけばサイズ超過はまずないだろう、というのが話者の見立てである。重量制限はLCCでは基本7kg、航空会社によっては10kgで、測られないこともあるが、それは運次第なので、話者は7kgを基準に3か月分の荷物を詰めている。

第二の「絶対条件」は、ファスナーの引き手に小さな穴があることだ。二つの引き手の穴を重ねると南京錠を通せるので、バッグを閉じたままにできる。ナイフで切られたら防げないが、そこまで考えても仕方がないので、まずはこれで安心できるという。話者は、ファスナー上部に何かを通して開けにくくしていると紹介していた別のYouTuberの方法について、荷物の詰まり具合によっては力ずくで開けられると実演して批判した。4人部屋から16人部屋、32人部屋まであるドミトリーには盗み目的で泊まる者もいるため、施錠できる構造は欠かせないという。

腰ベルトと胸ベルトについては、1時間程度なら不要でも、2〜3時間歩くとなると疲れ方がまったく違うので、必須ではないがあった方がよいとしている。

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「何を入れるか」が読み取れるポケット設計

話者がこのバッグに最も感心したのは、設計者の意図がはっきり読み取れる点である。ポケットは大きく4つしかなく、それぞれ何を入れるべきかが分かりやすいという。

一番外側のポケットにはペン差しがあり、引き手に施錠用の穴がない。話者はこれを「どうでもいい物、盗られてもいい物を入れてください」というメッセージだと解釈している。二つ目のポケットは細長い物向けで、ここも施錠できないため、話者は盗られても困らない29cmほどの細長い物を入れている。32cm程度までは入りそうだという。背面のポケットは薄いが硬い板が入っているので、ノートパソコンや重要書類向けだと話者は受け取った。メインの収納は観音開きで、何を入れても自由なスペースである。話者はバンド「ヒルクライム」の歌詞にかけて、これを「ヒルクライムスペース」と即席で名付けていた。

設計の意図が理解できると、どこに何を入れたかを忘れないので、忘れ物やなくし物が減る。これが話者が強く薦める理由である。

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サブバッグとウエストポーチの中身

補助のバッグとして、同じくカリマーの折りたたみ式18Lリュックを持っていく。小さく畳め、買い物や2泊3日程度の小旅行に重宝しているという。

街歩きと撮影にはノースフェイスの4Lのウエストポーチを使う。中身は、Amazonで買った約2,000円の自撮り棒、500ml程度のペットボトルの水、モバイルバッテリー、ケーブル、サングラス、マイク代わりのApple純正有線イヤホンだ。内ポケットには衛生用品として目薬と、1枚ずつ取り出せる無印良品の紙石鹸(24回分)を入れている。

この紙石鹸のケースには、ケニアの床屋で集めた現地の人の髪の毛が入っていた。地元の人しか来ないマーケットにある、1回50円ほどの床屋で許可をもらって分けてもらったという。LCCの制限があるので普段は土産をほとんど持ち帰らないが、今回は視聴者へのプレゼント企画のためだと話者は説明した。インドで買ったタージ・マハルのスノードームのきらめく粒を、この髪の毛で再現したオリジナルのスノードームを作るつもりだという。

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衣類は最小限、ズボンには防犯の改造

衣類は、着ているTシャツ、ズボン、下着のほかにはごくわずかしか持たない。おしゃれは求めておらず、衣類は重いので必要最低限にしている。

ズボンはすべてノースフェイスで、選ぶ基準はファスナー付きのポケットがあるかと、乾きの速さである。半ズボン1枚と、膝のファスナーで半ズボンにもなる長ズボン2枚の計3着だ。半ズボンは寝間着と水着を兼ねている。水着として作られた製品ではないので不都合もあるが、海やプールに入る機会が少ないので十分だという。

ファスナーのないポケットには、100円ショップの面ファスナー(マジックテープ)を自分で縫い付けた。ローカルバスや夜行バスで隣の人にポケットへ手を入れられることが結構あり、前回の旅から付け始めたという。東南アジアでバイクタクシーに乗ると前かがみの姿勢になり、ポケットの中身が飛び出すことがあるが、それも防げると後から補足している。

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セキュリティポーチへの疑問と「股間のポケット」

話者は、他の荷物紹介動画で定番になっているセキュリティポーチ(約2,000円)にはっきり疑問を示した。腰に巻いて現金やパスポート、カードを入れ、服の内側に隠して使うものだが、空の状態でもかさばるため、何かを隠しているのが外から分かってしまうという。スリ対策にはなっても、本来なら遭わずに済んだ強盗を誘発している可能性があり、場面によっては危険だというのが話者の見方である。話者自身も場面によっては使うが、不完全な製品だと位置づけている。

代わりに話者が「本当は言いたくない」と前置きして明かしたのが、ズボンと下着の股間付近に自分で縫い付けたボタン付きの隠しポケットだ。大きさはiPhone 15 Pro Maxが入る程度で、危険な地域などで100〜200ドルをジップロックに入れて入れておく。話者によれば、旅先で強盗に遭った人の話を聞く限り、セキュリティポーチの存在は強盗にも知られていて、腹や腰回りは探られる。一方で、股間付近はあまり触られないという。話者自身もこれで助かった経験があるという。股間まで探られたり服ごと奪われたりする状況なら、どのみち全部取られるので変わらない、とも述べている。

話者は、他の荷物紹介動画で防犯の工夫をしている人が一人も見当たらなかったことに首をかしげ、手の内を明かしたくないだけなのか、何も考えていないのか、どちらか分からないと語った。

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下着・上着・靴

下着は4枚持っていく。3枚でも足りるが、話者の旅のスタイルでは常に腹を下しがちなので、予備が必要だという。主にユニクロのエアリズム素材のもので、乾きが非常に速い。こちらにも隠しポケットを付けている。Tシャツは着ている分ともう1枚で、これもエアリズム素材で寝間着を兼ねる。

防寒着はユニクロのポケッタブルパーカー(約3,000円)だけだった。薄手のため、雪が降ったニューヨークでTシャツとこのパーカーで過ごし、ひどく寒かったという。話者は次回からもう少し服を持っていくつもりだとしつつ、足りない物を旅先でどう補うかも海外旅行の楽しみの一つだと話す。今回はケニアで寒かったこともあり、市場で約150円のジャージを買った。中国の学校(話者の読みでは青島市の中学校)のジャージで、中国からケニアに渡り寄付されたものを自分が買って日本に持ち帰るという流れを、話者は「なかなかいいドラマ」と表現している。

ほかに靴下3足、ユニクロの1,990円の帽子、ケニアで150〜160円ほどで買ったビーチサンダルを持つ。ビーチサンダルは、安宿やドミトリーに泊まるなら「絶対に必要」だと話者は強調する。共用シャワーは誰が使ったか分からず、汚れていることがあるからだ。

靴はスニーカーではなく、KEENの水陸両用サンダル「ニューポートH2」を使う。水場や岩場でも使え、滑りにくく、つま先が保護されている。インドやエジプトのように交通ルールが乱れた国の路地では、トゥクトゥクや車につま先を踏まれることがあり、そのたびにつま先が覆われていてよかったと感じるという。欠点は、重いので長時間歩いたり走ったりすると疲れることと、防寒性がまったくないことで、雪のニューヨークでは非常に寒かった。それでも総合的にはおすすめだという。眼鏡は1,500円ほどのサングラスと、JINSの1万円前後の眼鏡2本である。

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日用品と、洗濯ひもが不要な理由

日用品では、前年に虫歯が14本見つかって以来、歯磨きに気をつけているという。視力が悪いため1日使い捨てのコンタクトレンズを持っていく。普段は1か月半分ほど持つという。ほかにコンドームとローション、耳栓、目薬、ひげ剃り用ジェル、シャンプー兼石鹸、スキンケア用品1本(3か月分)がある。耳栓はドミトリーの騒音やいびき対策で、ひも付きのものが一つあると、夜行バスで眠っている間に外れても失くさないという。

洗濯ひもは「絶対いらない」と話者は言い切る。何かで代用できるうえ、2段ベッドの上段に干せることも多いからだ。洗濯は石鹸1個での手洗いで通しており、石鹸は世界中どこでも手に入る。コインランドリーは一度も使った記憶がないという。小さなハサミは、インドなどで保安検査の際に没収されることもあるが、どこの国でも100円以下で買えるので問題はない、ただ面倒ではあると話す。体を拭くのは、乾きの速いマイクロファイバー系の速乾タオルだ。

小さな容器には味ぽん(ポン酢)を入れて持ち歩いている。2週間に1回ほど無性に日本食が食べたくなるが、日本食レストランはどこにでもあるわけではなく高い。そこで容器の蓋に少し移し、夜な夜な一人で吸って気持ちを抑えているという。醤油は世界中でそれなりに手に入るが、ポン酢は入手も味の再現も難しいので、話者は持っていくことを勧めている。

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医薬品を持たない旅の考え方

医薬品はコンドーム以外何も持っていかなかったはずだと話者は言う。その背景には話者の旅の考え方がある。不自由の中でどれだけ自由を楽しむか、トラブルが起きたときに自力で解決するか、他人に助けてもらうか、無視するかを選び、RPGのように切り抜けていくことが旅の醍醐味だという。機材も安全も体調も食事も、金を積めばいくらでも良くできる。だからこそ、自分が許せる範囲で工夫して楽しむのが海外旅行の面白さだと話者は考えている。

ただし話者自身、薬を持っていかないのは良くないし、変な考え方だとも認めている。次回からは少しは持っていってもいいかもしれない、と結んでいる。

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PC・ガジェット類

充電まわりは、USB Type-C同士のケーブルが2本(Apple純正と、約1.5mのAnker製)、海外の安宿の変な位置にあるコンセントに対応できる電源タップ、PCも充電できるAnkerの充電器兼モバイルバッテリーである。話者は充電関係ではAnkerが優秀だと個人的に評価している。

特に強く薦めたのがType-CからType-Aへの変換アダプターだ。飛行機やバスの充電口はType-Aばかりなので、充電できるかどうかでその後の行動が大きく変わり、これに助けられたことが何度もあるという。イヤホンは、マイク代わりのApple純正有線イヤホンと、ノイズキャンセリングで一人の世界にこもれるAirPods Proを持つ。

コンセントの変換プラグについては、世界中で使える製品を持っているものの、数か国を回る程度なら行き先ごとの安い変換プラグを何個か買えば十分だと話者は言う。実際、手持ちの一つはトルコの電気街で80円ほどで買ったもので、探せばどこでも買えるという。PCは24GBメモリのMacBook Airで、買い替えたいと思いつつ使い続けている。USBメモリはType-CとType-Aの両方に挿せるものを選んでいる。ビザ関係の書類を印刷屋で印刷してもらう際、Type-Cに対応したパソコンが世界的にはまだ少ないからだ。Ankerのワイヤレスマイクは、大きな声を出せば済むので、持っていくか微妙だという。

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貴重品

財布はメインと、予備を兼ねたダミーの2つを持つ。話者は、海外に長財布を持っていくことを強い言葉で否定していた。パスポートやカードは100円ショップで買ったランニング用のポーチに入れる。腰に巻くだけでなく、二重に巻いて太ももに固定することもでき、工夫次第で貴重品を隠せるという。

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その他の便利なもの

ジップロックは、国ごとの領収書や、その国でしか使えない通貨をまとめるのに使う。YouTubeで収入を得ているため、旅の記録を整理する必要があるという。油性ペンとボールペン、ノートもあると便利で、筆談でしか伝わらない相手もいるうえ、相手に書いてもらうこともできる。クリップは、物理SIMを申し込んだ店にSIMピンがないときの代用になる。

施錠用品は、南京錠やダイヤル式の錠はいくつあってもよいとし、ワイヤー錠も1本持っていく。空港で寝るとき、バッグをワイヤーでどこかに固定したうえで枕にすれば、二重の防犯になるという。

一方、防虫成分入りでトコジラミやダニを防げるとされるトラベルシーツは、約1万5,000円と高価で毎回持っていくものの、広げるのが面倒で一度も敷いたことがない。夜行バスで寒いときに掛けた程度で、次からは持っていかないだろうと話者は言う。潔癖症の人には向いているかもしれないとも付け加えた。

話者が「あまり持っている人を見ない」と薦めたのが、ケーブルをまとめる針金入りのビニタイだ。ファスナー上部の引き手に通してねじれば簡単には開かなくなり、ここまでしてあるバッグをわざわざ狙うスリはいないだろうと話者は見る。軽く、誰でも手に入り、なくしても惜しくないので、旅の前にはいつも5個ほど集めているという。長時間のフライトやバスには、100円ショップのエア枕が欠かせないとしている。

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締めくくり

話者は、ほかにも見落としている物はいろいろあるはずだと認めたうえで、2025年2月時点の自分の旅の荷物紹介を終えた。動画全体を通して繰り返されたのは、軽さと機動力を優先して荷物を絞る一方、施錠できるバッグ、面ファスナーを付けたポケット、隠しポケット、ビニタイといった防犯の工夫には手間をかけるという姿勢である。医薬品を持たない方針や防寒着の不足については、話者自身が次回以降の見直しを口にしており、まだ定まっていない部分として残された。