2級を持つ人は1級を独学で取れる:堀越さんが教習所の「ステップアップ」を勧めない理由

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概要

船舶免許の独学取得を発信してきた堀越さんが、久しぶりの投稿で取り上げたのは、2級船舶を持つ人の1級への進級である。堀越さんは、教習所のステップアップ講習におよそ4万5000円を払う必要はなく、動画と過去問で十分に合格できると話す。あわせて、コロナ禍以降の船舶免許の需要の変化と、教本を注文する際のお願いも語っている。

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コロナ禍で増え、いまは落ち着いた船舶免許の需要

堀越さんによると、コロナ禍の約4年間で、なぜか船舶免許の需要が一気に高まった。時間ができた人や、少しでも興味があった人が、自宅で勉強したり船遊びを考えたりして免許を取った。いろいろな免許が流行り、船舶免許もその一つだったと堀越さんは見ている。

堀越さんはこの動きを次のように解釈している。コロナ前に教習所へ来ていたのは、昔から船舶免許を取ろうと思っていて、ようやく時間や余裕ができた人たちだった。コロナ禍では、20代や30代を含む、少し興味がある程度の人も「意外と取りやすい」と知って取得した。堀越さん自身も配信でそう伝えていた。つまり、本来ならもう少し先に教習所へ通っていたはずの人たちが、コロナ禍の間に前倒しで取ったのではないか、というのが堀越さんの推測である。

コロナが明けて日常が戻ると、「遊ぶ時間がない」「乗る暇がない」という人が増え、需要はほぼ以前の水準に戻った。堀越さんは、以前より少し減ったのではないかとも感じている。沖縄でも取得者が減ったと感じており、教習所に聞いても暇な時期があるという。堀越さんは、どこも同じ状況なのではないかと考えている。

堀越さんは船舶免許について、はっきり言えば必要のない免許だとも述べる。取った人の9割ほどは実際には船に乗っていない、というのが堀越さんの見方である。そのため、新規で2級を独学で取れると改めて呼びかけても、もともと取る人が多い免許ではないという。新規の人は、YouTubeで堀越さんの動画を探して見てもらえればよいとしている。

最近多いのは2級から1級への進級

最近独学で勉強する人の中心は、新規の2級ではなく進級だと堀越さんは言う。1級の教科書を買う人が多いそうだ。コロナ禍に教習所や免除講習、あるいは堀越さんの動画で2級を取った人が、次に1級を目指している。堀越さんは、夏が終わる今だからこそ、2級で遊んできた人に1級を目指してほしいと呼びかける。

こうした人が教習所に問い合わせると、ステップアップ講習はどこでもおよそ4万円から4万5000円かかる。堀越さんの記憶では、自分で国家試験を受ければ1万円ちょっとから取れる。この差額を払う必要はない、というのが動画の主張である。

実技の不安がないから動画で足りる

堀越さんが独学を勧める一番の理由は、2級を持っている人はすでに操船ができる点にある。2級を新規で取る場合は、運動神経に自信がない人や、車を運転したことがない人、ペーパードライバーの人が操船に不安を感じることがある、と堀越さんは以前から話してきた。しかし進級では実技の心配がなく、残るのは筆記試験だけである。だから動画で勉強すれば十分だという。

教習所のステップアップ講習でやることは、黒板の前で教科書の内容を説明することだと堀越さんは言う。堀越さんは同じ内容をYouTubeで無料で公開しており、家や通勤電車の中で見て勉強できる。1級の試験対策は他の人の動画もたくさんある、とも付け加えている。

天気図は暗記、海図は一本引ければ応用

1級の学科について、堀越さんは天気の分野を例に挙げる。いきなり天気図を見せられて「これはどういう状況か」と聞かれても、自分にも分からないと率直に話す。ただ、これは気象予報士の試験ではない。出題される天気図はおそらく6パターンほどで、そのどれかが出るだけだという。初めて見る天気図を読む必要はなく、過去に出た天気図のそれぞれでどう風が動くかを答えればよい。つまり暗記で対応でき、その内容も動画で解説しているという。潮汐・潮流や船の仕組みについても動画で扱っている。

海図は最初は分からなくても、読めるようになると楽しいと堀越さんは言う。自分でどんどん線を引いていく作業だからである。堀越さんは、教習所の講習では海図に割ける時間が短いと指摘する。講習はだいたい9時に始まり3時ごろに終わる程度で、朝から昼まで3時間を海図に使うところはないだろうという。堀越さん自身が国家試験の講習をしていたころも、海図は1時間ほどで終わらせていた。海図で一本線を引ければ、あとは応用だからである。最初に海図の使い方さえ身につければ1時間で十分だとし、自分の「初めての海図」の動画(15分ほど)を見れば余裕だと話す。

勉強の流れは、動画で海図を身につけ、教科書を読み、過去問を解くというものだ。堀越さんは教本と一緒に、実際に使われた試験問題を2回分送っている。その2つで合格点を取れれば絶対に受かると堀越さんは言う。そのため、ステップアップ講習に通うのは無駄だと思う、と堀越さんは述べる。ただし、ここでの「無駄」は、動画で免許が取れるという意味だと補足している。土日休みでも平日休みでも、帰宅後にYouTubeを見て海図と過去問をこなせば1級は簡単に取れるという。

外国の人も独学で取得

堀越さんの動画を見て免許を取った外国の人からも、YouTubeにコメントが届いているという。教科書を買ったブラジルの人は、これから試験を受けると話していた。取得した外国の人の中には、その様子をYouTubeに上げている人もいたそうだ。

1級を勧める理由として、堀越さんは次のように話す。海に出て誰かに運転してもらうだけならそれでもよいが、自分で思うように運転できないと楽しくない。

教本は試験予約の前に注文してほしい

最後に堀越さんは、「生意気かもしれない」と断ったうえでお願いをしている。試験を予約してから教本を注文する人が多く、発送から到着まで2〜3日かかるため、「試験日が近いのでキャンセルしたい」という連絡が来ることがあるという。堀越さんは教本の発送を自分で行っており、「Amazonではないので明日には届かない」と説明する。勢いで先に試験を予約したくなる気持ちは分かるとしつつ、まず教本を注文し、それから試験を申請して、余裕を持って準備してほしいと呼びかけて動画を締めくくっている。