船舶免許の登録教習所を見分ける:違法な教習所のチェックポイント

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概要

船舶免許を独学で取る方法を発信している堀越氏が、これから登録教習所(試験免除を受けられる教習所)に通おうとしている人に向けて注意を呼びかけた動画である。堀越氏は、きちんと教える教習所も多いと認めている。そのうえで、法令上の要件を守っていない教習所があり、自分が通う教習所をよく調べてから選ぶべきだと訴える。動画の中で堀越氏は、こうした教習所を「クソ教習所」「クソ免除」と強い言葉で呼んでいる。

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2級に10万円以上は高すぎるという立場

堀越氏はまず、2級に10万円以上を取ること自体を問題視する。同氏によれば、船舶免許は自分で国家試験を受ければ3万5000円ほどで取れる。登録教習所で取ると、そこにおよそ7万円が上乗せされる。この7万円は試験を免除してもらうための費用だという。

堀越氏は、合格が本当に難しい試験なら、7万円でも10万円でも払って試験をパスする権利を買う意味はあると考えている。しかし国家試験は合格率が9割近いので、わざわざ免除にする理由はない、というのが同氏の考えである。以前、海洋レジャー(試験実施団体)の関係者から「落としてもあまりしょうがない」という趣旨の話を聞いたこともあるという。ある程度できていなければ落とすとは言っていたが、基本的にはあまり落とさないらしい、と堀越氏は語る。

登録教習所でも修了試験はある。ただし、その日に教えた内容を教習所自身がその場で試験するので、基本的には受かる仕組みだと堀越氏は説明する。

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チェックポイント1:講師と試験員が同じ人ではないか

堀越氏が最も重要だとするのは、講習を担当した講師と試験員が別人かどうかである。同氏は「田中先生」という仮名で説明する。2級の学科講習を2日間かけて田中先生が教え、修了試験の試験員も田中先生だった場合、その教習所は登録教習所としてアウトだという。

実技も同じで、試験のときは教えた講師とは違う講師が船に乗らなければならない。学科でも、田中先生が教えたなら試験員は田中先生以外でなければならない。つまり登録教習所には講師が必ず2人必要になる。

ところが堀越氏によれば、登録教習所の講師になろうとする人は少なく、少人数で運営している教習所が多い。すでに免許を取った人は自分の教習所がどうだったかを思い出してほしい、これから通う人はこの点を確認してほしい、と同氏は呼びかける。教えた講師と試験員が同じだった場合、その教習所は違法だと同氏は断じている。

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チェックポイント2:学科の講習時間

次は授業時間である。堀越氏は「必ず6時間以上授業しないといけない」と述べたうえで、2級なら12時間行うはずだとし、12時間に満たなければアウトだと話す。講習時間を満たしていなければ、修了の判子を押してもらう資格がない。講習が行われていない以上、登録教習所として違法行為にあたるという。受講者には、朝に授業が始まった時点から時間を数えるよう勧めている。

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チェックポイント3:実技講習の人数と時間

実技講習は2人で行うもので、船に3人乗っていたらアウトだと堀越氏は言う。実技はロープワーク、船の点検などすべてを含めて本来4時間行う必要がある。2人なら単純に1人2時間ずつになるので、自分の時間は短くなる。操船が10分程度でも、それ以外を含めて全体で4時間やっていればよい、という趣旨の説明である。

ただしこの点について、堀越氏は判断が難しいことも認めている。人数が多い場合には時間についての例外的な文言があるので、一概にアウトかセーフかは言えないという。それでも基本は4時間の講習なので、高い金額を払っているなら「実技を4時間やってください」「人数が多くてももっとやってください」と講師に言ってよい、と同氏は勧める。

堀越氏の整理では、実技の時間と、講師・試験員の入れ替わりがきちんと守られていない教習所で取った免許は、違法な教習所で取ったことになる。名古屋、大阪、愛知、東京など、どこの教習所かは書かなくてよいので、心当たりがある人はコメントで知らせてほしいと呼びかけている。どこがそうなのか自分は把握しているが、口コミにはそうしたことは書かれていない、とも述べている。

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講師1人で運営する教習所の実態

堀越氏のもとには、「この教習所に行って失敗した」「全然教えてくれなかった」という声のほうが多く届くという。満足したという声もあると認めつつ、問題のある例を挙げる。

中には30万円で免許を売ってくれるという講師もいるという。今も沖縄には、授業中に奥さんの話や芸能人が来た話をして、それで判子を押してくれる講師がいると堀越氏は話す。その講師は1人で教習所を運営しており、教員名簿にほかの教習所の講師の名前を載せている。試験のときはその人が来ていることにしている、という手口である。堀越氏は、こうしたやり方をしている教習所がほとんどだと述べている。

そのため、教習所に行って講師が1人しかいなければ、その時点で問題のある教習所だと考えたほうがよいという。登録教習所の講師になるには専用の試験に合格する必要があり、人手が足りない教習所は出張でほかの講師に来てもらっている。堀越氏はこの事情から、免除の費用が10万円程度になるのはやむを得ないとも認めている。それでも、2級はわざわざ講師を呼んで免除にするほどの内容ではなく、自分で受かるレベルだという立場は変わらない。

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動画で学んでも中身は同じだという主張

堀越氏は、登録教習所の講習も自分の動画と同じ内容をやっていると言う。学科も実技も、国家試験に受かるレベルの内容を教えているだけで、自分の動画も同じレベルの内容を配信している。だから基本的にやることは同じだ、というのが同氏の主張である。教習所で退屈な授業を聞く時間があるなら、通勤電車や昼休みにYouTubeの動画を見て免許を取ってほしいと勧めている。一方で、教習所の中にはいろいろなことがあるのかもしれない、という留保もつけている。

判子を押してもらって終わるだけなら、10万円でも15万円でも払えばいい。しかし実際はそうではない、と堀越氏は述べる。

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教習所を選ぶときの助言

教習所のホームページはどこも同じような内容なので、口コミを確認し、受付の人の話をよく聞いてから申し込むべきだと堀越氏は助言する。判断に迷ったら、「この教習所はいいか」とコメントで相談してほしいという。

一方で、「この教習所は絶対に受かるか」という質問には、どこの教習所も絶対に受かるので、その点は安心して10万円、15万円を払ってください、と皮肉を込めて答えている。最後に、14万円を払ったというコメントに触れ、「本当に申し訳ないですけど残念です」と述べて動画を締めくくった。