船舶免許は1級と2級のどちらを取るべきか:これから取る人の疑問に堀越さんが答える

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概要

「船舶免許を独学で取ろう」というテーマで動画を出している堀越さんが、これから免許を取ろうとしている人から多く寄せられる疑問に答えている。質問は、YouTubeのコメント欄やメール、以前教習所に勤めていた頃に受講者から聞かれた内容から選んだもので、本人の数えでは11個ほどある。

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堀越さんがこの企画を立てたのは、教習所のホームページにあるQ&Aが難しい言葉で書かれていると感じているからだ。例えば「2級は5海里まで」「船の大きさは20トンまで」と書かれても、初めての人には分からない。そこで教科書的な表現を避け、できるだけ簡単に答えるというのが動画の方針である。結論は一貫しており、「迷っているならまず2級でよい」という立場だ。

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1級と2級の違いは「行ける距離」だけ

最も多い質問が、1級と2級の違いである。堀越さんの答えは「違いは距離だけで、ほかは何も変わらない」というものだ。ヨットで遠くまで行ってみたい人や、外洋に出て自分のボートでマグロ釣りをしたい人は1級を取る。近場で釣りをしたい人は2級で足りる。

特に強調するのがレンタルボートの場合だ。レンタルボートでは1級の範囲まで出られないため、今後もレンタルボートしか使わないつもりなら1級を取っても意味がなく、2級で十分だという。ただし勉強の内容は1級のほうが難しくなる。

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どんな船に乗れるか

免許でどんな船に乗れるのかという質問には、「基本的に乗れない船はないと思っていい」と答える。タンカーのような大型船やフェリーは別として、プレジャーボートと呼ばれる小型の船はおおむね運転できるという。

乗れない理由があるとすれば、格好良くて高そうな船は値段が高いから乗る機会がない、というだけで、運転自体はできる。「何フィートまで」といった細かい基準を覚えるより、プレジャーボートで検索して出てくる格好良い船はすべて乗れる、と考えればよいというのが堀越さんの説明である。

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難易度:2級は簡単、1級は少し難しい

難易度について、堀越さんは2級を中心に話す。これまで動画で繰り返し言ってきたように、教習所に通わなくても動画で勉強すれば取れる。ただし、落ちる人もいることは隠さない。実際にコメント欄にも落ちたという報告があるという。

学科については、落ちる人はまずいないと考えている。暗記すればよいだけで、しかも大変な暗記でもないので、落ちるのはサボった人だという。実技は「安全確認」が要になるが、車と同じように右を見て左を見て曲がる、ということをやっていれば受かると話す。

1級になると、もう一冊分覚えることが増える。そのため1級は「言ったら少し難しい」とし、2級を勧めている。

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国家試験と免除の違い、合格率

国家試験と免除の違いも、よく聞かれる質問だ。堀越さんの説明では、国家試験は教習所などで授業を受けたあと、自分で試験日を選んで試験会場に行って受ける方式である。免除は、この「試験会場に行く」部分が免除されるもので、登録教習所で12時間・2日ほどの授業を受け、その教習所で試験を受ける。国家試験に受かる程度の技量があれば試験が免除される、という仕組みだと説明している。

合格率について、免除は落ちた人を見たことがないので「100%取れる」と堀越さんは言う。国家試験はおよそ90%で、残りの10%はサボった人が落ちるという見方だ。

興味深いのは、教習所に通っても動画で独学しても、落ちる確率はほとんど変わらないという主張である。コメント欄には「教習所に通った人は落ちたが、独学の私は受かった」という声もあるという。堀越さんはその理由をこう説明する。学科は暗記なので、教習所でどれだけ勉強しても暗記できなければ落ちる。実技の安全確認や右カーブの曲がり方といった基本も、教習所で習ったのに試験で緊張して忘れてしまう人がいる。一方、独学の人には「そこばかり気にして」と伝えているのでクリアできる。この差で合否が分かれる、というのが堀越さんの見立てである。

免除が落ちるかという質問には、制度上は一応落ちることになっていて、できていない人は落とさなければならないとしたうえで、落ちたという話は聞いたことがないので「落ちません」「寝てても受かる」と答えている。

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無免許でも船に乗れるか

「友達が免許を持っているから自分は取らなくてもいいか」「彼氏が取るから彼女は取らなくても乗れるか」といった質問も多いという。

堀越さんによれば、東京湾や大阪湾のような大きな湾は「輻輳海域」と呼ばれ、船が多いので免許を持っている人でないとプレジャーボートを運転してはいけない。一方、太平洋や日本海の沖に出ている場所では無免許でも運転してよい、と説明する。ただし本人も「簡単に言っている」と断っている。船が多い場所や港の近くは無免許では運転できないので、「無免許でも乗れるけど乗れない、と思っておいたほうがいい」というのが堀越さんの結論である。

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水上オートバイは必ず特殊免許が必要

ジェット(水上オートバイ)に免許が必要かという質問には、はっきり「必要」と答える。昔は不要だった時代もあったそうだが、今は「特殊」という免許が必ず要る。免許を持っていない人はハンドルに触ることもできない。お父さんのジェットに乗りたいなら免許を取る必要があり、自転車の二人乗りのように前に乗せて途中で運転を代わる、ということもできないと念を押している。

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1級を取りたいなら2級からか

「1級を取りたいが、まず2級から取ったほうがいいか」という質問も多い。堀越さんの答えは、取ったほうがいいかどうかではなく「2級から取ることになる」というものだ。1級は2級を取得したうえでしか取れない仕組みで、1級から狙う場合でも2級の試験を受けてから1級の試験を受ける。

1級の試験内容は、簡単に言えば「海図(海の地図)を読めるか」だという。2級で学ぶ基本的な交通ルールは1級を取る人も学ばなければならない。国家試験なら2級の分も勉強して、同じ日に2級、続けて1級の試験を受ける。免除の場合は、まず2級の勉強をして2級の免除試験を受け、そのあと1級の海図などを勉強する。いずれにしても両方をやることになる。

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結局、1級と2級のどちらがいいか

改めて「これから取るなら2級と1級のどちらがいいか」という質問に、堀越さんは自分が何をしたいかで決まると答える。普通に遊びたい、船に乗りたいというだけなら2級で十分だ。どこかで女の子に自慢したいなら1級を持てばいい、とも冗談めかして言う。

1級が必要になる場面として挙げるのは、自分や知人が船を持っていて、東京湾から伊豆大島や式根島のような島へ行こうという場合や、湾を横断して真っすぐ抜ける場合である。ただ、釣りをする人以外はそうした横断をすることはなく、レンタルボートではそもそも行けない。だから1級の海域で遊べる人はほとんどいない、というのが堀越さんの考えだ。今後自分の船を買う人は1級を取ったほうがいいのではないか、という程度だという。

すでに2級を持っている人が1級を取るべきかについても、「自分で考えてください」としつつ、大島に行きたいと思うなら取ればいいし、自慢したいなら取ればいいと答える。レンタルボートを卒業して自分の船を買った人なら1級を取ればいい、という見方は同じである。釣りのための免許なら2級でよく、もっと遠くで釣りをしたくなったら1級を考えればいいという。

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遊漁船をやりたい場合

遊漁船を始めたいので何が必要かという質問も多いそうだが、これについては「海事代理士に聞いてください」とだけ答えている。自分に聞いても必要な情報はたぶん得られないので、海事代理士と相談して進めてほしいという。

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取得にかかる期間

登録教習所での免除コースなら、3日間通えば2級が取れると堀越さんは言う。そこから免許が発行されるまで1週間ほどかかるので、全体で2週間ほどで手元に届く見込みだ。免除は日程があらかじめ決まっているので、それに合わせる必要がある。夏場や休みの前は混むので、10月ごろのような時期がいいのではないか、と勧めている。

国家試験の場合は、自分で連絡して試験日を決める。例えば試験日を11月1日にするなら、10月15日・16日あたりに教習を入れ、あとは勉強する。教習は3日間程度だという。

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更新のタイミングで1級に切り替えるという選択肢

締めくくりに、堀越さんは改めて「迷わず2級を取ってほしい」と話す。1級が欲しくなったら、その時に初めて取りに行けばいいという考えだ。

具体的な方法として挙げるのが、免許更新のタイミングである。免許の更新は5年ごとで、4年目から更新できる。更新料は1万1000〜1万2000円ほどだという。2級で4年間遊んでみて、更新の時点で1級が欲しくなっていれば、値上がりした今で1万6000円ほどの試験料で1級の試験を受けられる。追加は学科だけなので、動画を見て勉強すれば取れる、と堀越さんは言う。

1級の価値についても率直だ。堀越さんが取った頃は「1級すごいじゃん」と言われたが、今は免除なら寝ていても取れると自分も言っているし、YouTubeで多くの人が1級を取れたと報告しているので、以前ほど1級の「すごさ」はないという。仲間内で誰かが1級を持っていればそれで足り、一人で遠くまで行こうとは思わないだろう、とも話す。レンタルボートはどのみち見える範囲でしか遊べない。さらには「誰かが持っているから、そもそも船舶免許はいらないのでは」と少し思っているほどだ、とまで付け加えている。

最後に、自分に合うのは1級か2級かを考えたうえで試験を受けてほしいこと、そしてジェットに乗るには必ず免許が必要であることを繰り返し、初めての質問コーナーを終えている。