令和5年4月の小型船舶免許・学科試験の変更点:変わったのは2カ所の言葉だけ

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概要

小型船舶免許の学科試験は、令和5年4月1日から内容の一部が変わる。船舶免許の独学を解説する動画を配信している堀越氏は、この変更を知らずに勉強すると困るとして、どこが変わったのかを説明している。同氏によれば、変更点は2つだけで、どちらもライフジャケットの着用に関する条文の表記や名称の変更である。これまでの動画や教科書で勉強してきた内容が無駄になるわけではない、というのが話者の立場だ。

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誰が影響を受けるのか

堀越氏によると、4月1日より前に免許を取った人や、それまでに試験を受ける人には関係がない。影響を受けるのは、4月1日以降に試験を受ける人である。これから教本を注文して勉強を始める人は、この変更点を確認してから勉強してほしいと話者は呼びかける。

登録教習所や教習所には、前年の12月ごろに変更の通知が届いていたという。ただし話者は、教習所に通う人への影響は小さいと見ている。2月や3月に受講した人は、早く取りたいので3月中の試験を受けるのが普通で、わざわざ4月以降の試験に回すことはほとんどないからだ。話者によれば、学科の講習は10分から20分ほどで終わり、実技講習も3時間程度しかない。

ここで話者は、独学と教習所の違いにも少し触れている。独学の良さは、時間に余裕があるときに長い目で取りに行けることだという。一方、教習所はお金を払う以上、確実に取らなければ意味がないので、早く確実に取りたいなら教習所や登録教習所を選べばよい、と話者は述べる。

この時期に動画を出した理由について、話者は、視聴者からのコメントで質問を受けて、説明しなければと思ったからだと説明している。

変更点は自分で調べるのが難しい

変更の内容は、日本海洋レジャー安全・振興協会のホームページにも載っている。これまでの教則と、4月1日からの新しい教則が掲載されているという。しかし話者は、独学の人が自分でどこが変わったのかを突き止めるのは「ほぼ不可能に近い」と言う。2つの文章はほとんど同じで、見比べても違いが分からないからだ。

話者自身も、ホームページのトピックスに4月1日から変わると書いてあるのを見て調べたが、見つけられなかったという。そこで、これから受験する人のふりをして協会に電話し、どこが変わるのかを尋ねた。しかし、変わった内容はそこに載っていると言われただけだった。そのため話者は、視聴者が電話をしても電話代の無駄になるので、興味がある人だけやればよいと述べ、自分がこの動画で変更点を説明すると話している。

変更点1:「さく」がひらがなから漢字になった

1つ目の変更は、小型船舶の船長の遵守事項のうち、ライフジャケットの着用に関する部分である。話者は、遵守事項として酒酔い操縦や危険操縦などを覚えるよう、これまでの動画で説明してきた。ライフジャケットの着用も遵守事項の一つで、この項目は近年どんどん大きく変わっているという。

今回変わったのは、ライフジャケットの着用が免除される条件の一つである。一定の位置に乗船していて、その周囲に高さ75cm以上のさくなど、船外への転落を防ぐ設備が設けられている場合だ。従来の文章と4月1日からの文章を並べると、中身は同じである。違うのは、「さく」がひらがなから漢字の「柵」に変わった点だけだという。

話者はこれを「間違い探しみたいなもの」と表現している。協会の人に電話で聞いても答えられないだろうとし、こうした変更は上から来るものなので自分たちがどうこう言うことではないが、おかしなことになってくる、という感想も述べている。

変更点2:「命綱または安全ベルト」が「墜落制止用器具」に

2つ目の変更も、同じライフジャケットの着用に関する条文の中にある。話者によれば、ライフジャケット関連の変更は本当に多いという。1つ目の変更は漢字かひらがなかの違いだったが、こちらは「ちゃんとした」変更だと話者は言う。

従来の4番目の条件は、適切な命綱または安全ベルトを装着させること、その他それに相当すると認められる措置が講じられていること、という内容だった。4月1日からは、「適切な命綱または安全ベルト」という部分が「墜落制止用器具」という名称に変わる。

話者は、こちらのほうが注意が必要だと強調する。意味は同じでも、問題文に「墜落制止用器具」という言葉が出てきたとき、安全ベルトや命綱という言葉で覚えていると、別のものだと思ってしまうかもしれないからだ。4月1日以前に授業を受けて勉強した人は、命綱や安全ベルトという覚え方で問題ない。一方、これから試験を受ける人は「墜落制止用器具」という名称で覚えてほしいと話者は述べている。

変わったのは2つだけ、これまでの勉強は無駄にならない

話者によれば、変更点は以上の2つだけで、国土交通省がこういう言葉に変えると決めたので、自分たちはそれを教えるだけだという。そのため、話者の教科書で勉強している人や、これから動画を見て免許を取ろうとしている人は、これまでの動画でも十分に取れると話者は言う。

話者自身、前年12月に変更が決まったときは、動画を全部撮り直さなければならないのではないかと考えたという。撮り直したほうが本当は見やすいのかもしれないが、時間がなく、また現在は学科の講習をしていないため、新しい動画は撮れていないと説明している。

話者が販売している教科書では、青く示された部分がすべて試験に出るとしている。今回変わった箇所は青い部分に入っていないため、話者は試験には出ないのではないかと見ている。また、教科書は改正内容をすべて反映して作っているので、大丈夫だと思うとも話している。

実技は変わらない

実技試験については変更がないと話者は言う。話者の説明では、学科ならこの程度の変更もあり得るが、実技を変えるなら丸ごと変える必要がある。そのため、細かい点ももっと前から周知しなければならず、4月1日から急に変えるのは無理だという。話者は、実技が変わるなら1年ほどの猶予があるはずで、教える側も教え方を合わせる必要があり、切り替えは難しいと述べている。

変更の伝わり方への疑問

話者は、船舶免許の変更点は「本当に適当」だと率直に語る。新旧の文章は2,000字か3,000字、あるいはもっとあるかもしれない分量が並んで掲載されており、2つを並べて一つずつ読んで、やっと違いが分かる程度だという。協会に問い合わせても書いてある通りだと言われ、教習所の先生に聞いても分かっていなかったと話者は振り返る。その程度の変更なので気にしなくてもよいかとも思ったが、名称が変わることだけはしっかり覚えて試験を受けてほしい、と話者は述べる。

最後に話者は、これまでの自分の動画で独学してきたことは無駄ではないと繰り返し、そのまま安く免許を取ってほしいと呼びかけている。教習所や登録教習所に8万円、9万円も払う必要はないという、前回の動画からの主張も変わらないと述べて、動画を締めくくっている。