船舶免許を独学で取るデメリットとは:独学を勧めてきた堀越氏が挙げる弱点

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概要

「船舶免許独学で取ろう」というチャンネルを運営する堀越氏は、これまで教習所に通わず自分で試験を申請して船舶免許を取る方法を紹介してきた。今回の動画では、あえて独学のデメリットを取り上げている。独学と教習所のどちらを選ぶか判断する材料にしてほしいというのが本人の説明だ。ただし結論としては、デメリットはあるものの大きなものではなく、教習所に通っても独学でも結果はほぼ変わらないという立場をとっている。

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教習所のサイトに「独学での取り方」が載り始めた

話の発端は、最近いくつかの教習所のホームページに、独学での免許の取り方が書かれるようになったことだという。堀越氏も人から教えられて何社かのサイトを見たそうだ。

堀越氏によれば、以前はこうした情報は一切載っていなかった。独学で取れることを知らなければ、受講者は9万円から10万円を払って教習所で免許を取る。一方、独学なら試験代の3万円ほどで済む。そのため教習所にとっては知られない方が都合のよい情報だった、と堀越氏は見ている。それでも掲載するようになった理由について、独学に関する問い合わせが増えているからではないかと推測している。堀越氏はこの変化を「一歩前進」と受け止めており、独学という選択肢が少しずつ広まっていると感じているという。

デメリット1:分からないことをすぐに聞けない

最初に挙げたデメリットは、教習所のホームページにも書かれていたもので、授業のように疑問をその場で質問できないことだ。堀越氏自身もメールやコメントで質問を受け付けているが、すぐには返信できず、返事が数日後になることもある。分からないときにすぐ答えが得られない点は、確かに独学の弱点だと認めている。

一方で、堀越氏はこの点をあまり気にしなくてよいとも述べている。船舶免許の試験内容で分からないことはそもそもない、というのが本人の考えだ。教科書に内容がすべて載っているので、疑問が出ても教科書を読めば解決するという。1級では分かりにくい部分が出てくることがやや多くなるかもしれないが、2級ではそうした箇所はないとしている。

デメリット2:落ちたときの再試験料

堀越氏が最大のデメリットとしているのは、不合格になったときに再試験料が追加でかかることだ。多くの受験者が不安に感じるのは実技試験だろうとしたうえで、実技の再試験には1万5000円ぐらいかかるのではないかと述べている。ただしこの金額については記憶があいまいだとし、調べて動画に載せると補足している。授業を受けずに試験に臨むため、落ちたときの負担は大きいという。

とはいえ、堀越氏の動画を見て受験した人の合格率は高いと本人は考えている。最初は8割と言い、続けて9割程度と言い直し、最終的には9割5分ぐらいが合格しているのではないかと述べた。ただしこれは正確な集計ではない。合否を直接把握しているわけではなく、コメント欄の様子から推し量った数字だと本人も断っている。「受かるか不安だ」というコメントの後に「受かりました」という報告が続くことが多く、「落ちてしまった」というコメントは本当に少ない、というのが根拠だ。

そのうえで堀越氏は、落ちる人は教習所に行っても落ちると述べている。動画で学んで取れない人は、教習所に通っても落ちるだろうというのが本人の見方だ。

デメリット3:手続きの手間

3つ目のデメリットは、手続きが面倒なことだ。独学では、試験を申請し、試験会場を自分で選び、免許の発行にも自分で出向く必要がある。堀越氏は、こうした手間を自分でこなすからこそ安く取れるのであり、面倒を避けたいなら依頼すればよいと整理している。

具体例として、免許申請を海事代理士に頼むと5000円から6000円ほどかかると堀越氏は話す。教習所のホームページにある料金の内訳には、代理士が運輸局へ行く際の手数料や免許発行手数料などが含まれているはずだという。自分で運輸局に行けばこうした費用はかからず、その日のうちに免許を受け取れるので、その意味では楽だとも述べている。堀越氏自身、自分でできることはあまり人に頼みたくない性格だといい、何でも自分でやりたい人なら面倒とは感じないだろうとしている。

ただし運輸局は平日しか開いていない。時間を取れない人にとっては、平日に行けないことが負担になり得る。堀越氏はこれもデメリットの一つとして挙げている。

「実践で役に立たない」はデメリットではない

一方で、よく言われる批判のうち、堀越氏がデメリットとは考えていないものもある。動画だけで免許を取ると、いざ船に乗るときに何もできず役に立たないのではないか、という指摘だ。

これに対して堀越氏は、試験のときに船に乗るのだから、全員その経験は同じだと反論する。教習所で3時間ほど教わった人も、そうでない人も、試験で一度乗れば、2回目に乗るときにはほぼ同じレベルになるというのが本人の考えだ。免許を取った後はレンタルボートを借りて練習していくことになるので、その点でも差はない。「みんな同じく下手くそ」なのだから、実際に船をうまく操れないのは分かりきったことだとしている。

堀越氏は、それでも免許が取れてしまうのが船舶免許であり、「日本一簡単な国家試験」だと述べる。だから日本一簡単な取り方、つまりYouTubeでの独学で取ればよい、というのが本人の主張だ。

不安なら「実技講習のみ」を選ぶ

それでも実技に不安がある人向けに、堀越氏は実技講習を行っているところもあると紹介している。教習所に通うくらいなら、実技講習だけを受けた方がよいという。学科については教科書を読めばよく、教習所の授業でも教科書をじっくり教えるわけではないので、読めば分かる内容だというのがその理由だ。

授業の効果についても、堀越氏は懐疑的な見方を示している。教習所に行っても1日授業を受けるだけで、受講者はどこか余裕を持ってしまい、授業を聞いていないという。自身が授業をしていても聞いていない人がいるとし、自分でしっかり勉強した方が頭に入るのではないかと述べている。

結論:デメリットはあるが大差はない

堀越氏は、独学のデメリットとして挙げられるのはこのくらいだとまとめている。教習所に行っても独学でも、結果はほぼ変わらないというのが本人の結論だ。独学を絶対に勧めたいからデメリットを語らないのではなく、そもそもデメリットをあまり感じていない、と説明している。

最後に堀越氏は、視聴者に意見を求めた。独学で取った人には不便だった点を、教習所に通った人には「教習所に行っていたからこそ分かった」という点を教えてほしいという。ただし、実際に船に乗れないので操縦がうまくできないといった点は分かりきったことなので、それ以外のデメリットを知りたいとしている。