浪人中の元参院議員・浜田聡の一日:日本自由党総裁としての活動と、NHK党・立花孝志氏の現状

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概要

参院選で落選し、現在は国会議員ではない浜田聡氏の一日に密着した動画である。取材者は、議員を辞めた今どう暮らし、何を収入源にし、どんな政治活動を続けているのかを本人に尋ねた。浜田氏は、新たに立ち上げた日本自由党の「総裁」として減税を掲げ、統一地方選を足がかりに国政復帰を目指すと語る。一方でNHK党にも籍を残しており、党首の立花孝志氏が逮捕・勾留されている現状についても自身の見方を述べている。

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「代表」ではなく「総裁」を名乗る理由

浜田氏の現在の肩書きは日本自由党の総裁である。浜田氏によれば、政党トップを「総裁」と呼ぶのは自民党だけで、この呼び名には政権与党を担う意志が表れている。それ以外の党の「党首」や「代表」は意気込みがいまひとつに見える、という考え方だ。ネット番組「チャンネルくらら」に出演しているシンクタンク関係者が、代表の肩書きを総裁にしてはどうかと常々提案しており、浜田氏はそれを受けて自分の政治団体では総裁を名乗ることにしたという。次の選挙を見据えたものかと問われると、選挙というより政権与党を目指す気持ちがあるということだ、と答えている。

台湾系メディアの取材:経済安保法の改正

密着はテレビ局の取材から始まる。浜田氏は依頼元を台湾系のテレビ局と説明し、中国共産党と対峙している法輪功の人々のメディアだと述べた。テーマは6月10日に成立した経済安全保障法の改正と、中国共産党による国境を越えた弾圧である。浜田氏によると、中国とどう向き合うかという観点からの質問が多かった。

取材の最後に記者から今後の予定を問われると、浜田氏は次の国政選挙は再来年の参議院選挙になると答えた。来年の統一地方選挙で地方議員を2議席増やして地盤を固め、その次に国政へ、という道筋を描いているという。

収入源は不動産、遠隔画像診断、動画配信

国会議員でなくなった今の収入について、浜田氏は「複数ある」と答えた。一つは不動産経営である。医師として働きながら2013〜14年ごろに始め、2014年から2019年ごろまで物件を買い続けた。今もそれらを保有しており、ローンを返しながら家賃収入で手元の資金が少しずつ増えているという。

医師としては現在は働いていない。浜田氏の専門は放射線診断で、画像を読むのが仕事である。国会議員になる前から遠隔画像診断のサービスで働いており、議員時代も「小遣い稼ぎ」のような形で続けていた。現在はそれもしていないが、やろうと思えばできると話す。このほか、動画配信やさまざまなインターネット番組への出演からも収入を得ている。

移動は電車だった。タクシーを使わない理由を聞かれると、浜田氏は電車の方が速いことと費用の問題を挙げ、抑えられるところは抑えたいと答えた。

減税TVの収録と日本自由党の所属議員

次の予定は、ネット番組「減税TV」の特別対談の収録である。ゲストは長岡市議会議員の木川浩氏で、字幕の流れからは日本自由党に加わった議員と受け取れる。浜田氏によると、日本自由党に所属する現職議員は、杉並区の田中氏と長岡市議の木川氏の2人である。減税TVには定期的に出演しており、日本自由党と協力して活動していく関係にあるという。

移動中には、浜田氏がドラゴンクエストウォークを続けていることも話題になった。「ウォークモード」ではスマートフォンをポケットに入れて移動するだけで自動的に戦闘が進み、移動するほどゲーム内で有利になる。取材者が歩きながら遊ぶゲームかと聞くと、浜田氏は歩きスマホになるので歩きながらはやらない方がいいと応じた。2020〜21年ごろから5〜6年続けており、このゲームを題材にサブチャンネルで配信もしている。

普段の過ごし方については、この日は密着に合わせて予定を詰め込んだだけで、ふだんは自由に使える時間が多いと説明した。その時間は配信のほか、法人化している不動産事業の手続き、特に税金関係の事務作業に充てることが多いという。

月刊WiLLの取材:受信料制度への三つの提案

続いて浜田氏は保守系雑誌「月刊WiLL」のインタビューを受けた。浜田氏の説明では、話題はNHKの問題と赤い羽根共同募金の問題が中心で、NHKの話から外国人問題、特に帰化条件にも話が及んだ。

動画には受信料をめぐるやり取りの一部が収められている。カーナビにも受信料がかかる点について、浜田氏は、カーナビでNHKを見る人はいないのだから本来は徴収すべきではなく、支払いを認める判決を出した裁判所がおかしいと述べた。徴収の現状については、NHKの強引な集金人が国会で取り上げられ、NHKが2020年に訪問営業をやめると表明したことで集金人はほぼいなくなった。しかし現在は、暫定的なものながら集金人制度が復活していると指摘した。

浜田氏の基本的な立場は、見ている人は受信料を払い、見ていない人は払わないというものである。現状では見ているのに払わない人も出てくるため、公平性の観点から改善を求め、三つの案を出してきたという。第一はスクランブル放送で、受信料を払って初めてNHKを見られるようにする。NHKがそれをしないなら、第二にテレビ購入時にその場で契約を義務づける、第三に不払いの人全員を提訴する、という案である。国会でのNHKの答弁は決まりきったものだったという。

浜田氏はさらに、NHKから国民を守る党が「払わない方が得」と主張してきた最大の根拠は、裁判を起こされる確率の低さにあると説明した。不払い世帯はおそらく100万を超える規模なのに、NHKが起こす裁判は年間でわずかしかなく、まったく追いついていない。だから払わない方が得だ、という理屈である。

スカイラーク株主としての昼食

昼食はガストでとった。浜田氏はすかいらーくの株主で、半年ごとに2万円ほどの株主優待が届くため、よく利用するという。

NHK党に在籍したまま新党で活動

取材者は4年ほど前にも浜田氏にインタビューしており、その後の経緯を尋ねた。N国党は離党したのかという問いに、浜田氏は今も在籍していると答えた。所属したまま日本自由党を立ち上げ、現在はそちらでの活動が中心である。NHK党での役職は幹事長と政調会長で、今もその立場にあるという。

NHK党は、立花孝志氏が逮捕・勾留されているため、現在は休眠状態だと浜田氏は説明した。容疑は死者に対する名誉毀損である。竹内元県議が自殺した翌日に、立花氏が「あの人は本当は逮捕される予定だった」と発言したことが問題にされた。浜田氏は逮捕そのものを不可解だとし、次のように主張した。逮捕の要件となる証拠隠滅や逃亡のおそれは基本的にない。立花氏の発信内容はインターネット上にいくらでも残っている。そもそも死者への名誉毀損は逮捕するような事案ではない。加えて立花氏は発言後に周囲から取り消すよう忠告を受け、すぐに謝罪動画を上げている。それでも逮捕・勾留されているのは「本当に不可解」だと述べた。

映画「偏向報道」を観る

午後は映画「偏向報道」を鑑賞した。浜田氏の説明では、兵庫県知事をめぐる騒動を題材にした作品である。当時、斎藤元彦知事をおとしめるような、現実とかなり異なる報道が大量に流れていた。しかし出直し知事選では立花氏が立候補し、斎藤氏は悪くないという根拠になる情報を次々と明かし、兵庫県民がそれを評価して斎藤氏が勝利した、というのが浜田氏の見方である。

監督の小野氏は、NHK党で街頭演説のセッティングなどを担うカメラマンとして党と行動を共にしてきた人物で、この「兵庫県の逆転劇」に感動して映画化したという。上映館は小規模で、まだ全国公開ではない。浜田氏は、客入りが良ければもっと大きな劇場で上映されるだろうと話した。

鑑賞後、浜田氏は多くの人に観てほしい映画だと語り、終盤に急展開やどんでん返しがあって楽しめたと感想を述べた。兵庫の件には自分自身が関わっているとも明かした。斎藤氏がバッシングを受けていた時期、浜田氏はSNSを中心に情報を集めて斎藤氏は悪くないと感じ、それを立花氏に伝えた。それを機に立花氏が動き、「悪い意味で」二馬力選挙と呼ばれた選挙戦の中で、メディアが報じる斎藤氏の悪評は違うと訴え、最終的に兵庫県民が判断した、という経緯である。

今回の映画は騒動の前半の段階を扱っており、小野氏は続編も作りたいと話しているという。ただし実現するかどうかは今作のヒット次第だと浜田氏は見ている。メディアによる事実の捻じ曲げは政治家として大きな問題であり、それを多くの国民に知ってもらううえで重要な作品なので応援したい、と述べた。続編に浜田氏が出演するかと問われると、分からないがお呼びがあれば、と笑って答えた。

日本自由党は「税金を下げる党」

密着の最後に、取材者は日本自由党とはどういう党かを尋ねた。浜田氏の答えは「税金を下げることを求める党」である。税金は政治判断で下げられる。下げれば行政に入るお金は減るが、その範囲でやりくりすればよい。今の政治では、さまざまな人が言い訳をして減税の邪魔をしているが、そうした声は無視して進めればよく、政治は「やるかやらないか」だと浜田氏は語った。

取材者が、政治はやろうとしてもできないものだと思っていたと返すと、浜田氏は、そこは国民の選択だと答えた。さらに党名の「自由」については、自由は「元気」とも言い換えられると述べた。自由に使えるお金が増えれば国民は元気になる、そういう日本を目指したいという。

翌日の予定を聞かれると、浜田氏は特にないと答えた。取材者は、一日楽しそうに過ごしていると感じながら密着していたと振り返り、動画は終わる。