リクルートエージェントの採用再開をどう見るか サラタメが語るSE職のメリットと注意点

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概要

転職系YouTuberのサラタメ氏は、この動画で「リクルートに転職するなら今がチャンスだ」と主張する。対象はリクルートの中でもリクルートエージェントの募集で、個人と面談するキャリアアドバイザー(CA)と、法人を担当する企業担当(RA)の両方である。話者は、未経験から営業経験を積む目的なら日本一と言えるほどの募集枠だと評価する。一方で、年収や仕事の中身、向き不向きについても留保を付けており、動画の中盤以降は具体的なメリットとデメリットの検討にあてられている。

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1年間止まっていた採用が再開した

話者によると、リクルートは2025年4月ごろから約1年間、リクルートエージェントの採用をほぼ止めていた。4月時点では「100名だけ少し採用するらしい」と伝えていたが、その後、数百名規模の追加採用に踏み切ったという情報を得たとしている。話者はこれを「3〜4年ぶりレベル」の大規模採用と表現する。

採用停止中、話者は強い疑問を感じていたという。人材エージェント業界は景気がよく、強い会社は大きく稼いでいる。リクルートエージェントよりはるかに小さい中小規模のエージェントでも年間100名ほど採用している。それなのに業界トップのリクルートがほぼ採用していないのはどういうことか、と「心の中で半ギレしていた」と語る。

採用を止めていた背景について、話者は「間違いなくAI」だと見ている。リクルートエージェントは日本で最もAIによる業務効率化を進めているエージェント企業であり、AIに注力するために1年間採用を止めていたようだ、というのが話者の説明である。ただ、1年も採用しなければさすがに人手が足りなくなる。加えて、転職エージェントのサービスを高品質で提供するには結局人間が必要だという話が社内で出ている、という噂を聞いているとも述べる。これはあくまで噂としての紹介であり、話者は「なってるとかなってないとか」と断定を避けている。

募集がいつ終わるかは分からないとしつつ、少なくとも今後3〜4か月は積極的に採用しそうだというのが話者の見立てである。

応募条件は緩いが、倍率は高くなる

話者が挙げる必須条件は3つだけである。20代が中心で、32〜33歳くらいまでなら可能性がある若さ。4年制大学卒であること。転職回数が極端に多くないこと。後半ではこれに「キャリアアップしたいという意思」を加えている。採用は東京がメインで、特に東京の人にはチャンスだが、他の拠点でも採用しているという。

話者は、条件が緩いということは該当する人が非常に多いことを意味し、それは同時に倍率が高く、すぐに枠が埋まることも意味すると指摘する。そのため急ぐべきだと繰り返している。

メリット1:営業未経験でも内定が取れる間口の広さ

話者は、自身が案内するノウハウを使って内定した人を、これまでに100名近く見てきたという。特に2024年は採用が多かった時期だとする。内定者には、元ホテルの受付スタッフ、中学校の教員、地方公務員、元スポーツ選手など、話者の言葉を借りれば「ビジネス経験がほぼゼロ」と言える人も含まれていた。

話者は冗談めかして、転職希望者にとっては最高の求人だが、リクルートエージェントを使う側としては「こんな人でも採用してくれるのか」と不安になるとも述べる。それだけAIによる仕組み化が進んでいるのだろう、という解釈である。

ただし話者は、条件が緩いことと選考が易しいことは別だと強調する。学歴や職歴だけで書類段階の足切りをすることはない。しかし面接では徹底的に深掘りされる。そのため、綿密な自己分析、高いコミュニケーション能力、入念な面接対策が必要になるという。話者は「ここだけは忘れず覚えておいてほしい」と念を押している。

メリット2:未経験でも結果を出しやすい環境

2つ目のメリットとして、話者は入社後に成果を出しやすい点を挙げる。理由の一つは知名度である。リクルートエージェントは日本最大の転職エージェント企業で、テレビCMや交通広告によって「転職エージェントといえばリクルートエージェント」という認識ができあがっている。CAとして求職者と接する場合も、RAとして法人営業をする場合も、この知名度は大きな助けになると話者は見る。

もう一つの理由は仕組み化である。話者によれば、リクルートエージェントには膨大な転職希望者、紹介可能な求人企業、決定実績のデータが集まっている。社内に優秀なAIを抱え、AIによるマッチング精度を高め続けている。話者はこれを「日本一仕組み化されている」と表現し、その分だけ働きやすいと述べる。

メリット3:人材としての価値が高まり、次の選択肢が広がる

3つ目は、次の転職で有利になる点である。話者はまず、履歴書に「リクルート」と書けるだけで応募書類の通過率が上がると言う。そんなことで変わるのかと思うかもしれないが、実際の採用市場はそういうものだ、というのが話者の見方である。新卒の就職活動で高学歴の人が内定を取りやすいのと近い効果が、リクルート出身という経歴で得られると説明する。

さらに、徹底した仕組みの中で働くと数字で語れる実績を作りやすいので、面接でも強くなるという。研修制度も充実しており、膨大なデータを使った勉強会や資格取得支援制度があると紹介している。

話者は、すでに輝かしいキャリアを持つ人がわざわざこのステップを踏む必要はないとしつつ、これから逆転のキャリアアップを狙う人には「日本一おすすめの求人」だと評価する。その後の進路としては、次の3つを挙げている。

  • 高年収を狙うなら、年収が上がっている人材紹介業界の別の会社へ移る。若手に年収1,000万円を出す企業や、ハイキャリア向けエージェントで年収2,000万円の人も普通にいると話者は述べる。
  • 穏やかに働きたいなら、人材領域のSaaS企業に移る。話者はSmartHRを例に挙げ、「あるあるのパターン」だとする。
  • ワークライフバランスだけを求めるなら、リクルートエージェントに残るのもよい。

話者はこの状態を、自分らしい働き方を「選ぶ側」になれる状態だとまとめている。

メリット4:休日の多さと転勤なし

4つ目はワークライフバランスである。話者によると年間休日は140〜145日。日本企業の平均は115日ほどで、週休2日に祝日、夏休み、年末年始休みがあるホワイト企業でも125日程度だとする。そこからさらに15日以上多いと驚き、フレックス休日やアニバーサリー休暇といった休暇もあると紹介している。

営業職でありながらリモートワークも使える。ただし、週に一定日数の出社は必須のようだという。残業は月30〜40時間に収まり、全国転勤もない。採用は東京だけでなく全国の拠点で行われ、採用されたエリアから出ずに働き続けられる。話者はこの「地域固定」を地味だが大きな利点だと評価している。

デメリット1:年収は「普通」

一方、話者はデメリットを3つ挙げる。1つ目は年収である。リクルートと聞くと20代で1,000万円ほどもらえそうな印象があるが、実際はそうではないという。話者によれば、転職時の年収はおおむね485万〜660万円で、ボリュームゾーンは530万〜550万円程度である。

ただし話者は、採用間口の広さと比べれば高いとも補足する。若さと4年制大学卒程度の条件で未経験者を採る企業の場合、転職時の年収相場は400万〜450万円程度だと見ている。そのため485万円スタートは高いという評価である。また、1年前は下限が460万円だったと記憶しており、ベースアップしていると話者は見ている。入社後は、グループマネージャーなどマネジメント職に就けば700万〜800万円程度を狙え、さらに成果を出して1,000万円に到達している人もいるという。

それでもリクルートにしては安いと感じる人に向けて、話者は今回の募集が「SE職」という枠であることを説明する。リクルートには全国転勤ありの正社員であるGE職と、全国転勤なしの正社員であるSE職がある。GE職は年収がずっと高い。その代わり全国転勤があり、内定難易度は比べ物にならないほど高く、仕事もよりハードだという。SE職は転勤がなく、内定難易度も低い代わりに年収レンジが低めに設定されている。話者は、これを踏まえるとむしろSE職のほうが割がよいのではないかと感じると述べている。

デメリット2:休日は多いが仕事は楽ではない

2つ目は仕事の負荷である。休日が140日もあるということは、残りの短い労働時間で高い成果を出す必要があるということだと話者は指摘する。また、ここで成長できるということは、職場で求められる仕事のレベルが高いということでもある。話者は、休日の多さと引き換えに「ぎゅっと濃縮された仕事」をすることになる点を勘違いしないでほしいと述べている。

デメリット3:実力を勘違いしやすい

3つ目は、自分の実力を過大評価しやすい点である。知名度があり、AIがマッチングを自動で行うなど仕組みが整いすぎているため、仕事はとてもしやすい。話者は、未経験でも結果を出しやすいことの裏返しとして、ビジネスパーソンとして非常に高いレベルを目指すにはこの環境では難しいのではないかと見ている。

そのため話者は、未経験からリクルートエージェントで人材紹介業界に入った場合、2〜3年、あるいは2年ほどでやるべきことをやり切り、別の会社へ転職するのがベストだと考えている。

向いている人、向いていない人

話者は、リクルートエージェントに転職して得られるものを「大企業出身の看板」と「営業職の業務経験」の2つに整理する。そのため、リクルートと同程度の大企業ですでに営業経験を積んでいる人には、この募集枠はあまり合わないという。年収もとりわけ高いわけではないので、両方を持つ人が移る理由は薄いという判断である。

逆に勧めたいのは、この2つを持っていない人である。具体的には、若く4年制大学卒という条件を満たし、営業未経験から経験を積んでキャリアアップしたい人だ。加えて、大手企業でゆったり勤め続けたい人にも合うと話者は見る。年間休日が多く、全国転勤がなく、仕組み化も進んでおり、年収も700万〜800万円程度まで狙える。それで十分生活できると考える人には、非常におすすめだという。

内定のために話者が勧める2つのこと

最後に話者は、最も着実に内定を取る方法として2つを挙げる。

1つ目は、綿密な自己分析である。話者は、学生時代から振り返る「就活レベル」の自己分析をしなければリクルートでは通用しないと言う。リクルートは「自分の人生はこうありたい」という自分なりの軸を持つ人を好むので、その軸を自己分析で特定し、しっかり説明できる状態にしておく必要がある。また、転職エージェントは他人のキャリアに関わる仕事である。CAでもRAでも、自分自身のキャリアについて考え抜いていなければ話にならない、というのが話者の考えである。

2つ目は、リクルートへの転職に強い特定の転職エージェントを使うことである。話者によると、そのエージェントは有料で3か月50万円ほどかかるキャリアコーチングと同等のレベルで自己分析に付き合ってくれる。リクルートへの転職決定実績も多く、リクルートから何年も連続で表彰されているという。「リクルートに強い」と称するエージェントはほかにもあるが、ここは段違いだと話者は評価する。ただし、動画で公開すると応募が殺到するという理由で、具体的な社名は明かしていない。

話者は、リクルートへの転職に限らず、視聴者の転職がそれぞれの思いに沿ったものになることを願って動画を締めくくっている。